2011年02月27日

PSM栃木戦

現地には行けずTVでの感想ですが、とにかく勝ったことが収穫かと。
PSMで勝敗にこだわっても仕方ないのですが、やはり3戦で1勝もできないのと勝って開幕を迎えるのでは気持ちの上で違うと思います。
ただ逆に言えば、ポジティブな要素の少なかった試合とも言えます。

今の浦和の攻撃は大雑把に言えば「サイド突破」「サイドチェンジ」の2つの言葉に集約されていますが、この日はそれが全く見られませんでした。
栃木の守備ブロックが良かったとも言えますが、解決すべき課題が山積みのように見えました。
例えばSBとウイングの連携。
SBはウイングに預けてそれで終わりなのか、それとも追い越す動きをするのか。
例えば選手間の距離。
こぼれ球を拾えないばかりか、ミドルレンジのパスは皆無で近い選手か最前線にボールを出すのみでした。
例えばサイドから中に切れ込んだ後のパスコース。
中にドリブルで入っていっても逆サイドに誰もいないシーンが目立ちました。
相手DFはシュートコースさえ切ってしまえば、こちらの攻撃は手詰まりになってしまう状況でした。
他にもマルシオのフィットやエジのコンディション不良等もあります。

ただ悪いことばかりを書き連ねても仕方ないので、こんな試合の中にも光明はありました。
それは元気の活躍。
マゾーラの加入でポジションが危うくなったとも思われましたが、この日はマゾーラ以上のキレを見せてくれました。
今までは左サイドでボールを持つと中に切れ込むことが多かったですが、この日はそのまま縦に突破するシーンが目立ちました。
(チーム戦術もあって意識的にやったのかは分かりませんが)
そして明らかに向上したフィジカル。
数人がかりで体をぶつけられても簡単には倒れない強靭な肉体を身に付けたように感じました。
この日唯一の得点もその力強いドリブルからのアシスト。
壁にぶつかったかに思えた19歳のFWからは、その壁を崩さんばかりの勢いを感じました。

またTMでゴールを量産していた高崎のゴールも収穫でしょう。
昨年からサイドを突破した後の中の動きが課題としてありましたが、この選手がその問題を解決に導いてくれるかもしれません。

泣いても笑っても次の日曜には開幕戦を迎えます。
クラブは目標を「優勝」と掲げたようですが、順位は1試合1試合の積み重ねで出てくる結果です。
そんな先のことまで見ず(と言うか見えないしw)、まずは目の前の試合に集中していけば良いと思います。

posted by football-urawa |23:23 | 浦和レッズ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2011年02月04日

峻希への期待

アジアカップで優勝した日本代表。
しかし巷ではそれに喜ぶ一方で、「ジョーカー」の不足した攻撃陣を危惧する声が挙がっています。
今回の代表メンバーに怪我人が続出したとは言え、実際途中出場でゲームの流れを変える役割を果たせた攻撃的な選手は岡崎のみ。
決勝で怪我の香川に代わって出場した藤本や、決勝戦で決勝点を挙げた李忠成もなかなかチームにかみ合うことができませんでした。

守りを固められた時に個人技で仕掛けられない日本代表。
そんな局面を打開する選手として、解説者は宇佐美や金崎の名前を挙げていました。
確かに宇佐美は18歳にして日本代表に選出されてもおかしくない実力を有していますし、金崎も実績は十分です。
しかし浦和サポならば、別の名前が浮かんでくると思います。

それは高橋峻希。

現在U-22日本代表として中東遠征に参加している峻希ですが、少なくともその縦への突破力は日本トップレベルと言っても過言では無いと思います。
実際、峻希が仕掛けた時にまともに対峙できるDFがJリーグにいた記憶がありません。
(自分が忘れているだけかもしれませんがw)
またサイドからのボール供給能力も高く、峻希のクロス→柏木が後ろから入ってきてヘディング等のシーンが記憶にあるひともいるでしょう。

守備面、怪我の多さに関しては改善の余地ありですが、攻撃面では申し分無いと思います。
強いて言えばもう少し得点を…昨シーズンの決定機の半分でも決めていたら…と思いますw

今シーズンの浦和は元々ポジション争いが激しかった攻撃陣に、更に原一樹とマゾーラを加えて飽和状態とも思えるほどの選手層となりました。
ただ逆に言えば、その中でポジションが確保できれば自然と日本トップレベルのサイドアタッカーに繋がるということ。
浦和のみならず日本全体で「選びたい放題」とも言われる程人材豊富なサイドアタッカーのポジションですが、
峻希は近いうちにその中でトップに君臨してくれる、そんな気がします。

posted by football-urawa |23:01 | 浦和レッズ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2011年02月03日

ボールオリエンテッドなサッカー

遅ればせながら今年初の更新です。
あまり定期的に訪問されている方はいらっしゃらないと思いますが…。

さて浦和は既に始動、宮崎での1次キャンプを終え、指宿での2次キャンプへ旅立とうとしています。
メディアの情報を見ていると少しずつペトロビッチ監督が志向するサッカーというのが見えてきたようですが、その是非はシーズンが始まってから判断したいと思います。

さてペトロビッチ監督の志向は別として、クラブとしては「昨シーズンまでのサッカーを継続する」と明言しています。
フィンケ監督の言葉を借りるならば、目指していたのは「ボールオリエンテッドなサッカー」だと思います。
ただ浦和の試合を見ているだけでは、なかなかその完成形に辿り着くことができませんでした。
しかし先のアジアカップで優勝した日本代表から、その一部を垣間見ることができたように感じます。

サッカースタイルそのものは異なる浦和と日本代表ですが、根幹にあるのはここ数年のサッカーシーンの「標準」と言えるスタイルでした。
例えばボールを保持することで自分達が主導権を握ること、またサイドを起点に数的優位を作り出すこと等です。
これらはフィンケ前監督が常日頃から言っていたことと共通していますし、また先のEUROやW杯で優勝したスペインとも通ずるものがあります。
優勝には様々な要因があると思いますが、まずはこの様な「世界標準のサッカー」が実践できる実力にあったことが大きいと感じています。

さて浦和も同様の「世界標準のサッカー」を目指していたはずですが、2年間で完成したとは言えない状況にありました。
今回の日本代表と、昨シーズンまでの浦和の差。
そこに未完成の浦和のサッカーの答えがあるように思います。

まず、最も大きいのが縦パスの精度。
今回の日本代表は遠藤、長谷部がボールを持ったらまず縦へ、そこから戻してサイドへ展開。
そういったシーンが何度も見られました。
特徴的なのはカタール戦の3点目の起点となった長谷部から香川への強い縦パス。
これはそのままゴールへ繋がりましたが、逆に言えばDFは中を固めないと得点に直結するという意識の中で守らなければならないということ。
そうすると必然的に外のスペースが生まれてきて、サイドから攻撃の形が作れるようになります。
一方で浦和は縦パスへの意識が低かったように思います。
昨シーズン後半から意識的にエジへ強い縦パスを入れるようになってきましたが、それでもパスを入れられるのは柏木ら限られた選手のみ。
また受け手もエジとロビーくらいであり、前田、岡崎、本田、香川ら複数の出し所がある代表とは差がありました。
相手からすれば「守りやすい」状態であったことが、攻撃を手詰まりさせてしまったように思います。

そしてサイド攻撃の精度。
日本代表の両SBは長友と内田。
突破力、クロスの精度共に申し分の無い選手です。
またクロスに対しても常時2~4人が入ってきており、ニア・ファーのいずれにも選手がいる状況を作り出していました。
外からの正確なボールと中の質の高いポジショニングにより、サイド攻撃は威力を発揮していました。
浦和もサイドを起点に攻めるという点では共通していましたが、その精度という点では疑問符が付きました。
クロスの精度も高いとは言えず、更に致命的だったのは中の動きが全く無かったこと。
中にエジしかいないシーンはまだマシな方、エジがサイドに開くと中に誰もいないことさえありました。
極めつけはセットプレーの威力の無さ。
CKから点が取れないと分かっていれば、相手DFはセーフティにCKに逃げることができます。

昨シーズンまでの浦和のサッカーは「サイドにボールを運ぶだけ」という愚痴や文句を何度も聞きました。
しかし今回の代表を見ても分かるように、サイドを起点とした攻撃というのは理に適っていると思います。
ただ昨シーズンの浦和に限って言えば、その先が実践できなかったということです。
それは選手達の適性の問題なのか、はたまた戦術理解度の問題なのかは分かりません。

フィンケは「今のチームから少し変えれば勝てるようになる」というニュアンスのことを言っていました。
その「変えるべき点」というのは恐らくこういうところなのでしょう。
(当然守備にも変えるべき点はありますが、攻撃関しては)

浦和の試合をシーズン通して見てきて感じてきたことと一緒ではありますが、先の代表戦を見て細かい点を含めて足りない点を再認識した次第です。

posted by football-urawa |22:24 | 浦和レッズ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年12月08日

【J特】フィンケ退任について その2

次の監督も正式に発表され、タイムリーじゃないネタになりつつありますが、前回のエントリの続きです。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/football-urawa/article/61

フィンケ退任が決定した後にエルゴラに掲載されていたフィンケのインタビューには「クラブは別の方向に向いていく」という表現がされていました。
具体的には選手の補強に関してですが、これは最終戦後にGMも「夏のマーケットで選手補強の提案をした」ということを語っていました。
またそれに対してフィンケが「現有戦力で行く」と断ったとも。

前回のエントリでも書きましたが、公式発表では契約を更新しない理由として
「夏場での敗戦などで、ファン・サポーターの皆さまの期待に十分応えられなかった」ことを挙げています。
また最終戦後にGMも「ホームで勝てなかった。このサッカーを続けて来期勝てるのかと考えた」と語っていました。
そしてエルゴラのフィンケのインタビューでは「観客動員が大きなテーマ」と書かれています。
これらを読むと「勝てないことで観客が減った」=「観客増の目的で結果が欲しい」というロジックがあるように感じます。

結果の話をすると、これも前回のエントリの繰り返しとなりますが目標として「リーグ3位以内」「タイトル獲得」と掲げ、Talk on Togetherでもそれを明言していました。
しかし今回その件については全く触れられていません。
確かに天皇杯に関してはまだ可能性が残っていますし、チーム・サポーターとも絶対優勝するという気概で臨んでいます。
しかし一方でナビスコ杯GL敗退、リーグ10位と昨年を下回る結果となっていますし、結果を理由とするならば十分通用する話だと考えます。

要するに「結果が出ないことで観客が減った」という短絡的なロジックで今回の決定がなされたのではないかと感じています。
サッカーは「結果」という定量的な数字が出る一方で、「内容」という定性的に評価しなければならない指標があります。
特にフィンケはまず「結果」より「内容」を重視するという前提で招聘された監督でした。
それ故、評価が難しいのは理解できます。

しかし監督就任時にクラブから「内容を重視する」「完成までに時間が掛かる」と我慢を強いておきながら、先にクラブの方から投げ出すことが信じられません。
夏場に勝てなかった時期も、チームは「このサッカーで結果を残す」という意思を持って取り組み、自分達もそれを後押ししてきました。
だから神戸で肩を組み、豊田でバスを待ちました。
ただその一方でクラブは別の方向に歩みを進めていたようです。

まぁ色々文句を書きましたが、決まってしまったものは取り返しがつかないことですし、まだ天皇杯が残されています。
まずは目の前の試合に集中し、浦和レッズというクラブについてはシーズン終了後に発表するという総括を見た上で改めて考えたいと思います。

元旦に有終の美を飾りたいですね。

posted by football-urawa |23:31 | 浦和レッズ | コメント(1) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年12月02日

【J特】フィンケ退任について

11/29にフィンケ監督の今シーズン限りの退任が発表になりました。
結果として「マスゴミ」と言われてきたスポーツ新聞の主張する「退任が決定的」というのは事実となりました。
実際にその定型文を使用し始めた頃に既に「事実」としての裏付けを取っていたのかは不明ですが…。

結論から言いますが、自分はフィンケ続投派でした。
但しフィンケの退任についても一定の「言い訳しようが無い理由」があることも事実です。

今シーズンは「何らかのタイトルを獲ること」「ACL出場権を獲ること」を掲げてスタートしました。
それはTalk on Together等や様々な媒体で監督、GMらが語っており、明確な目標を持たなかった昨シーズンとは異なり、結果を出していくという宣言にも受け取れました。
しかし実際はナビスコ杯はGLで早々に敗退、Jリーグも28節と6試合を残して優勝の芽は消え、ACL出場権が与えられる3位以上も30節の時点で可能性は潰えました。
天皇杯のタイトルの可能性は残っているものの、準々決勝が12/25に予定されている時点で監督の契約の判断に大きな影響を及ばさないだろうとは想像できました。

上記の理由を提示された時、必ずしも「フィンケである必要は無い」という判断を下されても仕方が無いと感じていました。
そしてクラブが公式に発表した理由として「夏場での敗戦などで、ファン・サポーターの皆さまの期待に十分応えられなかった」という表現をしており、
(もっとハッキリ表現すべきだと思いますが)シーズン当初に掲げていた目標を達成できたなかったことが一因となったことは否めません。

ただ一方で、公式サイトの文章の他の個所やエルゴラッソに掲載された文章を読むと「それ以外」の理由がどこかにあったのではないか?という疑いが頭をもたげてきます。


続きます

posted by football-urawa |22:38 | 浦和レッズ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年11月14日

【J特】3連敗

8/17の仙台戦から10/16のC大阪戦まで約2か月間無敗できた浦和。
しかし次の磐田戦で逆転負けを喫してから、再び3連敗の苦境に陥った浦和。
無敗の最中は苦しいメンバー構成の中でも若手が奮起し、一定のクオリティを保ったサッカーができてきました。
しかし磐田に負けてからそのサッカーは鳴りを潜め、引いた相手を崩し切れないという少し前の状態まで階段を下りてしまった感があります。

●展開力の低下
そこには「早く点を取らなければならない」という焦りがあるように感じます。
好調時は片側のサイドに相手の選手を集め、中央を経由して空いた逆サイドにボールを流す…という組み立てができていました。
守備ブロックを構築してしまった相手に対しては、ピッチをワイドに使い守備の穴を開けることが定石です。
現状はエジにボールが入った時は相手PA近くまでボールを運ぶことができますが、その後の展開が強引な気がします。
当然前が空いたらシュートやドリブル、ワンツー等のチャレンジをしても良いと思いますが、そこに固執しすぎているように見えます。
もっとシンプルにボールを運ぶようなプレーがあっても良いと思うのですが、そういったリズムを作れる選手がいないのも一因としてあるのでしょう。
フィンケが京都戦でロビーを使いたがる理由はそこだと思います。

●ミスからの失点
一方の守備面ではつまらない形での失点が目立ちます。
特にロングボールやセットプレーにおいてはDFラインに長身選手がいない現状では非常に不利と言えます。
(セットプレーではエジがニアに立つことで多少マシにはなっていますが)
ただこればかりは「無いものねだり」をしても仕方ないとしか言えません。
切るべきプレーをハッキリさせ、メリハリをつけてプレーする。
基本的なことですが、ここ最近の失点を考えるとここに尽きると思います。


11月は京都戦から川崎戦まで5連戦が待っています。
元々怪我人が多い中、ここにきて萌が負傷で欠場、平川も別メが続いていました。
更に萌、柏木は累積リーチ。
無敗の最中も怪我人が多く、まともに練習できない日すらありました。
そんな中でチームを救ったのは元気、峻希らの若手選手の奮起でした。

「今のサッカーに手応えを感じている」
選手達はそう口にします。
しかし、だからこそピッチの上で結果を示さなければなりません。
観客が減ったと言われる中で今も埼スタに足を運ぶ3万人強の中にも、そう感じている人は多いと思います。
この階段を更に昇るために、これが浦和のサッカーと胸を張って言えるように。

自分としても最後まで選手達を後押ししたいと思います。

posted by football-urawa |00:44 | 浦和レッズ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年10月01日

【J特】柏木王子

「ようやく浦和の一員になれた」
「ようやくノーマルな柏木陽介のプレーになってきた」

9/30の非公開練習後の柏木のコメントですが、彼のコメントにはそれまでの苦悩が伺えます。
今シーズンより加入し、攻撃のタクトを振るうことを期待された柏木。
しかし実際は周囲とのコンビネーションが合わず、なかなかゴールに絡めない試合が続き、
次第にそのプレースタイルとのギャップや迷いからか、ミスが目立ち始めました。

浦和の目指すサッカースタイルと柏木の持ち味のプレイスタイルは本来ならばマッチするものでした。
しかし周囲のプレーはシーズン当初はまだまだ目指すスタイルとのギャップが目立ち、
結果として柏木のプレーも埋もれてしまい、彼自身も調子を落としてしまったように思います。

しかし阿部の移籍によりチーム全体の「自分がやらなければ」という意識が高まったこと、
また縦への意識が強くなったことが奏功し、柏木の持ち味であるパスセンスが生かされるシーンが増えてきました。
加えてシーズン開始当初から見せていた運動量や守備への貢献もより効果的な物となってきており
浦和のCMFの2人、細貝と柏木はまさにチームの「核」となりました。

残念ながら今回の代表には選出されなかった柏木ですが、今後まだまだチャンスはあるはずです。
逆にあれだけのプレーを見せられながら、代表に入れようと思わない監督はいません。

新潟戦後のヒーローインタビューやダウンではサポーターの笑いを大いに誘っていた柏木。
それは移籍当初から期待していた、待っていた柏木陽介の姿でした。
これからは浦和の、そして日本の「王子」としての輝きを存分に見せ付けて欲しいです。

posted by football-urawa |12:41 | 浦和レッズ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年09月23日

【J特】悔しい結果も示した方向

前節のFC東京戦と比較すると守備に追われる時間が多くなってしまいましたが、清水の攻撃の威力を半減させていました。
伸二の能力には手を焼いたものの、伸二のスタミナが切れた後半の柏木のボールタッチ数が増加。
後半のポゼッションを高めることに成功しました。

浦和の先制ゴールはサヌのカットからのカウンター。
以前ボールを奪っても横パスばかりと言われてきた浦和の攻撃でしたが、この日はパス2本で一気にゴール前へ。
GK山岸も「カウンターの威力が増している」と語っていましたが、以前と比較して守→攻の切替が早くなったと感じます。
これは原口らの裏への走り、そして柏木・細貝の縦にボールを入れる意識に起因していると思います。
以前はボールを奪ってもDF陣の前にエジが構えているだけであり、相手にとっても的を絞り易かったはずです。
しかし今は相手DF陣は裏への意識をしなければならないだけでなく、早い段階で縦に入れてくることで守備陣形が整わないうちに相手の攻撃を迎え撃つ必要が出てきます。
カウンターの威力が増した背景にはこういったことがあると思います。

またこれらは当然遅攻の際にも当て嵌まります。
これまでは中の動きが少なく、サイドから崩す「しか」ありませんでしたが、中で裏を狙う動きが増えたことで中央のパス交換からチャンスを作るシーンが増えてきました。
最近元気が評価を上げているのは、以前のようにカットインからのシュートだけでなく、こういった動きで相手DFを崩す動きができていることが大きいでしょう。
これはこの日久しぶりに試合に出た達也も同様であり、チーム全体に裏を狙う意識が出てきたことで達也の持ち味であるスピードを生かせるシーンも増えてくると思います。

また縦へのボールが生きるのはエジのポストワークも非常に大きな役割を果たしています。
何故だか一部の人の間で一向に評価の上がらないエジですが、この日のエジは特に正確さが高かったように思います。
当たり前ですがキープ力のあるFWがいることで周囲も安心して次の「パスを受ける」仕事に専念することができ、スムーズなパス回しが行われることとなります。

なかなか勝ちきれない浦和ですが、この日はゲーム自体の面白かったのと共に、若手~ベテランがそれぞれ高いパフォーマンスを見せ今後に期待を持たせる一戦でした。
元気のシュートに関しては様々な記者の方に加え、柏木からも言及されていますので特には触れません。
ただプロ入り後嵌り続けた「穴」から抜け出したのと同様に、この壁も必ず破ってくれると信じています。

posted by football-urawa |13:20 | 浦和レッズ | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年09月16日

【J特】スコア以上の前進

先日のFC東京戦は1-0で浦和が勝利。

さてこの試合、FC東京のシュートが2度ポストに当たるシーンがありました。
どちらも決まっていれば2-1でFC東京の勝利。
GK山岸も「運があった」と言っています。

ポストに当たったシーンは前半にカウンターから梶山のドリブルシュート、それとCKがファーに流れたところの徳永?のシュートでした。
いずれも梶山へのアプローチのまずさ、ファーサイドのクリアミスとミスがピンチに直結したシーンでした。
形は違えど鹿島戦も言わば「ミス」による失点。
戦術的、構造的な欠陥と言うよりも、選手の対応で無くせるピンチだと思います。

逆にそれ以外のシーン、特に大黒への対応は目を見張る物がありました。
何度も裏に抜ける動きを見せた大黒ですが、結局最後まで裏に抜けられたシーンは無し。
大黒自身が他の選手とタイミングが合ってない部分があったとは言え、前線に孤立させることに成功しました。

攻撃についても柏木、細貝からの早い縦パスが機能していました。
DFラインの暢久、スピラについてもドリブル、パスの選択が早く、もたつくシーンも少なかったように見受けられます。
(柏木・細貝の運動量に助けられた部分もありますが)

また決勝点となるPKを奪った元気の動きも素晴らしい物がありました。
最近徐々に柏木がボールを持った時に裏へ抜けるシーンが目立ち始めました。
今まではサイドに流れて足下にボールを欲しがるような動きが目立ちましたが、今はスペースを意識した動きができています。
この日も柏木の縦パス→エジの落としでボールを受け、PKを奪取しています。
こういった「3人目の動き」ができれば更にそのドリブルに怖さが増すでしょう。
しかも原口自身は得点できていないことに満足できていない様子。
「若手の意識」について阿部やロビーも危惧していましたが、こういった気持ちをどんどん押し出して欲しいです。

これは元気だけでなく、峻希についても同様です。
特にユース時代からのコンビである元気との連携は素晴らしかったと思います。
ここに柏木・細貝も絡み、特に後半は相手守備陣を混乱に陥れていました。

薄い、薄いと言われてきた選手層も、彼らの頑張りによって逆に「激しいポジション争い」が行われるような状態になってきました。
(フィンケも言及していましたが)
最少得点差での勝利でしたが、得られる物が大きかった一戦だったと思います。

posted by football-urawa |12:47 | 浦和レッズ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2010年08月30日

【J特】零れ落ちた勝ち点2

久々に一体感に満ち溢れた埼スタでした。
名古屋戦から続く前進の流れ。
湘南に快勝し、真価を問われる鹿島戦。
選手もサポーターも気合が入らないはずがありません。

但しそれは相手の鹿島も同じ。
いつもの鹿島なら前半は浦和を攻めさせて、カウンターを中心にゴールを奪う作戦に出たように思います。
しかし鹿島は8月未勝利でそんな余裕は無かったのでしょうか、予想に反して前半から積極的にプレッシャーを掛けてきます。
それ故か、いつも以上に勝利への執念を感じました。

浦和としてはそのプレスの網を掻い潜り、早めにFWにボールを預けたいところ。
しかし阿部を欠くボランチはバランスを失い、どうしても中盤が手薄に。
その結果、柏木が良い形でボールを持つことができず、縦へ良いボールを入れることができませんでした。
そうすると必然的に鹿島がボールを保持する展開に。
ボールを回して浦和DF陣を引っ張り出そうとしてきます。

今までの浦和であれば、ここで堪え切れずに守備が崩れてしまっていたと思います。
しかし各選手の試合終了後のコメントにあるように「前半抑えれば後半は相手の運動量が落ちてチャンスが来る」と考え、前半はカウンター狙いで失点をしないことを最優先とします。
湘南戦で1勝を挙げていることも落ち着いて状況を分析する余裕をもたらす一因となっていたかもしれません。
ただいずれにしても「前半は無理をしない」という判断をチーム全体としてできたということは成長を垣間見れるように思います。
更に「守る」と言っても単に引くのではなく、時折効果的なカウンターを繰り出し、CKからですがシュートがポストに当たる決定機を生み出しています。
前半のポゼッションは鹿島が圧倒していたと思いますが、決定機は無かったように思います。

得点経過は皆さんご存知だと思うので省きますが、最後の失点シーンは恐れていたことが起こってしまったという感じです。
鹿島にもスカウティングされていたとのことですが、浦和DF陣は立て続けに放り込まれると徐々にラインが下がり、バイタルにスペースが発生します。
更に今回はロングスローでありオフサイドも掛けられず、より気持ちが後ろへと下がってしまいました。
何度も繰り返されるシーンでしたが、最も痛い形で学ばされることとなりました。

ただ確かに大きすぎる勉強代ではありましたが、サポーターが万雷の拍手で迎えたように、全く悲観する内容ではありませんでした。
確かに思い通りのゲームができたわけではありませんし、結果も得られませんでした。
しかし状況を見ながらゲームをコントロールするということは今まで見られなかったことであり、選手たちの進歩を感じ取ることができました。

次は天皇杯を挟みFC東京戦。
降格圏の16位と勝ち点で並んではいますが、チーム自体は昨年のナビスコ杯優勝チーム。
簡単にいく相手ではありません。
但し今の浦和だって弱いチームではありません。
自分達のサッカーをやれば結果はついてきます。

まだまだ上を見ればキリがありませんが、一歩ずつ這い上がって、1つでも上の順位でフィニッシュすることを目標に闘っていきましょう。

posted by football-urawa |21:52 | 浦和レッズ | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加