1Q92

白崎を2トップの一角でテスト、だが実戦でも本当に通用するのか…

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先週土曜に、エスパルスと大学生チーム(東海北信越選抜)との練習試合が三保で行われた。

45分セットを2本やって、3-1、2-0の計5-1の結果だったそうだが、あくまで大学生相手の練習試合なのでスコアは関係ない。 大事なのは、あくまでどう今後に繋がっていくのかということ。

実際に試合を観覧したわけではないので、以下、憶測で語ることになってしまうが、今後の方向性について少し読み解いてみたい。

出場メンバーはサブ組が中心で、主力組はほとんど出ていない。

その意味では、現有戦力の中で、控え選手たちがどうプラスアルファをもたらすことができるかをテストする場だったようだ。

フォーメーションはいつもの4-4-2。

2セットともGKは髙木和、WGは右に村田、左に清水が先発。 途中出場で流れを変える役割が期待される村田と清水だが、スターターとしても活躍できるか試されている。

村松は1本目はMFで、2本目はDFで出場している。 ベンチ入りはするも出番はないのが現状だが、そのユーティリティー性は引き続き買われているようだ。

さて、今回の練習試合で特に注目されたのが、2トップ。 1本目は北川と白崎、2本目は北川と金子がコンビを組んだ。

中でも白崎を2トップの一角に入れた新しいオプションには、指揮官も合格点を与えたとのこと。

よって、この白崎の2トップ起用に今後の期待が高まる…と書きたいところだが、個人的には「うーん、どうなのかなあ」と懐疑的な見方である。

白崎も金子も、本職はWGのプレイヤーだ。 よって、相手を背負ったポストプレーや、空中戦でのデュエルは元来得意ではない。

例えば、ここ最近の長谷川と金子の2トップのプレーを参考に出してみよう。

まずエスパルスはポゼッションを握れていない。 よって、前線にロングボールを蹴るシーンが必然的に多くなり、これを長谷川が競る。 長身の長谷川は空中戦に競り勝つシーンも多く、そのセカンドボールを相棒である金子が拾いに行く。 しかし、そこを潰されてボールを奪われ、また相手の波状攻撃が再開されていく…。

最近はこうした場面が非常に多い。 ラインを押し上げるための時間的余裕を前線で生み出すことができないので、自陣に押し込まれてしまう。 こうしてますますポゼッション率が下がっていくという悪循環になってしまっている。

いま求められているのは、カウンターの起点となれるよう、前線でボールをキープする力である。 鄭大世、チアゴ・アウベス、長谷川といった本職のCFと同じように、白崎も前線で体を張ったプレーができるだろうか。

大学生相手なら問題ないかもしれない。 しかし、屈強なJ1のDFを相手にして、同じプレーが果たしてできるだろうか。

金子の2トップ起用も、昨季のJ2レベルではさほど問題なかったが、J1では相手からファウルなく簡単にボールを奪われてしまう。 これではチーム戦術としては厳しい。

もし白崎をFWとして起用するのであれば、フラットな2トップとしてではなく、4-4-「1-1」のような縦関係で用いるべきだ。

1トップの後ろの1シャドーとして起用すれば、前を向いてボールを扱う機会も増える。 足元でボールを欲しがる彼の特徴も、この布陣の方がより活きるはずだ。

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清水育ち、都内在住のオレンジサポーター。
エスパルス関連コラムと、試合の戦術分析などを徒然なるままに。
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