1Q92

大宮戦を勝ち点1で良しとすることへの違和感

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スコアレスドローに終わった大宮戦。 試合後の監督及び選手たちのコメントは、以下のようなものだった。

「今日は失点をしなかったということと、勝ち点1を取って帰れることは大きい」(小林監督)

「今日は守り切るという割り切った戦い方をしていて、守備で人数をかけたので攻撃できない状況だった」(鄭大世)

「しっかり勝ち点を積み上げられるようなサッカーにシフトしたというのが、今日のようなゲームだった」(六反)

「守りに人を割いていた。その中で、勝ち点1を取れたことは良かったと思う」(枝村)

「引き分けも視野に入れながらという戦い方になった」(鎌田)

「無失点で終えられたことは前向きな結果。試合終了の笛が鳴った時は守りきれたという思いもあった」(竹内)

本音はどうか知らないが、みな異口同音に勝ち点1を得たことを肯定的に捉えていた。

しかし、現在17位の大宮を相手に、果たして勝ち点1で十分なのだろうか。 ここはきっちりと勝ち点3を狙いに行くべきではなかったのか。

自分としては、チームのこの消極的なスタンスに強い違和感がある。

この試合、どちらがより勝利を必要としていたかといえば、それは順位が下の大宮だろう。 この引き分けで大宮は、かなり残留が苦しくなった。

しかし、降格枠は2つしかないわけではない。

仮に新潟と大宮が降格したとしても、16位という降格枠がもう1つあるわけで、エスパルスとしてはそちらとの勝ち点差を意識しなければならない。

結果的に甲府が2連勝を飾ったことで、16位の甲府との勝ち点差はわずか2にまで縮まった。

不調に喘ぐ今のエスパルスは、どのチームからでも簡単に勝ち点を得られるわけではない。

これまでの結果が示すように、上位チームとは力の差がある中で、引き分け狙いの守備的なアプローチを採るのであれば、それは鹿島戦や川崎戦など、もっと早く上位チームとの試合で行うべきであった。

そしてその分、より勝利の可能性が高い下位チームからは、勝ち点3を得る必要があったはずだ。

広島戦はショッキングな敗戦ではあったが、しかし引き分けではなく、勝利を目指した結果の反動であるならば、仕方がない面もあると僕は思う。

戦術として守備的に入ること自体を否定するものではないが、大宮戦もどこかでギアチェンジし、勝利を狙わなければならなかったのではないか。

小林監督は、残り6戦で「少なくとも2勝、勝ち点6が必要」と述べているという。

しかし、今後の相手から2勝できるのか、また勝ち点6を積み重ねるだけで本当に残留ができるのか、不安を感じる。

何か、思考自体がネガティブな方向へ向いている気がしてならない。

残留争いが厳しさを増し、ナーバスになるのは分かるが、強く前向きな気持ちだけは忘れないようにして欲しいと願う。



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“清水小林監督、残留へ残り6戦「最低でも勝ち点6」” (日刊スポーツ)

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