2007年10月08日

【駅伝】出雲駅伝・戦評

<出雲駅伝・成績>
http://www.izumo-ekiden.jp/ke_all.html

東海大が3連覇。さすがに実力の揃ったチームで、3区終了時点で3位、先頭と20秒差もなかったという時点で勝負は決まった感じ。伊達が不調というのは知らなかったが、不調であれだけ走れれば死角はない。比較的短い区間で30秒以上アドバンテージが取れれば充分仕事をしただろう。

佐藤も実況で聞いた感じではややペースが上がって来てないようにも聞こえたが、走破タイムの29分32秒を1km当たりに換算すると2分53~54秒。最後バテた風でもなかったので、おそらく余力を持ったままで走りきったのだろう。

◎と予想した駒大は決して悪い内容ではないが、直近の記録会で各選手が好記録を連発しているのを見た感じでは、選手の成長と好調さが印象付けられたたが、思ったほどの爆発力はなかった。

成長株と期待された星は1区に起用され9位。メンバー的にはなど各校も主力を起用する重要区間だけに、もう少しと思わないでもないが、そこまで悪いわけでもなく、上野は別として区間2位からは16秒遅れに過ぎず、後続区間の層を考えれば致命傷ではないようにも見える。

しかし東海大の伊達、佐藤と同じ区間を走る深津、安西の区間ではアドバンテージを取られてしまうことを考えると、他の区間でどれだけ優位に立てるかが重要とも言える。
東海大と駒大の区間毎の差は、

1区 星(+16秒)
2区 豊後(-8秒)
3区 宇賀地(-20秒)
4区 深津(+45秒)
5区 高林(+-0秒)
6区 安西(+71秒)

こうなっている。こうしてみるとエース不在のチームと絶対的エースのいるチームの差を感じる。宇賀地はよくやったと言えそうだし、豊後にしても昨年のタイムを上回っていて、高林は区間賞。もっともつなぎの5区でリードを取れなかったのは痛かったかも知れないが。とは言え1区の星にあと30秒は無理な話。安西としては大砲の揃う区間とはいえやや負け過ぎな気もするが、それでも佐藤から1分以上遅れたので不満というぐらいで、どう転んでも勝つのは難しかったようだ。

駒大と言えど層の厚さだけでは上位に入るのが精一杯ということで、改めてエース級の存在の重要性を感じる出雲駅伝だが、2位の日大はまさにそういうことだろう。5区終了時点で1分30差の5位はまず健闘と思う。2位の駒大とは1分なく、日体大とは30秒強。ダニエルで2位までいけるかどうかという位置だった。

ただその健闘も4区5区の新戦力の頑張りが大きい。1区中原は11位と出遅れ、松藤はこの区間なら区間賞は絶対条件だったがそれも叶わず、昨年のタイムも下回った。主力としては物足りない。3区の阿久津も区間8位と振るわず、この時点で総合9位。もう少し上にいても良さそうなもので、ダニエルがいても3位以内は厳しそうな情勢と思ったが、高橋、田中の2人が踏ん張った。

日体大も踏ん張った。4区野口が区間2位、5区永井が区間4位。日大と比べると前3人も頑張っていたので、北村で持ちこたえられるかというところだった。ダニエルに交わされたが、そこから相当食い下がったのはさすが。1年生の出口が区間賞を取ったのは驚きであるが、詳しい人の中にはこのぐらいできると予測していた人もいたようだ。もちろん繋ぎの区間ではあるのだが、松藤、豊後といった他校の実力者を負かしたのは立派だ。1区森が順調な滑り出しで行ったのも効いて首位に立つ見せ場を作った。

そして3区の野口は区間9位で順位を落としたが、同じ1年生であるにもかかわらず3区を任されるということは2区で区間賞を取った出口よりも実力を認められているわけで、3区に1年生を用いなければならないぐらいの層なのかと言えば4区5区で上級生がしっかり走ったし、3区終了時点では日大の方が上にいると思っていただけに、思ったほど悪くない印象。

順大は1区山崎が区間2位と出だし順調だったが2区の井野が区間14位と誤算。3区松岡が流れを変える区間賞で繋ぐが日大、日体大が踏ん張った4区5区で失敗。4区の山田は日大の高橋から7秒遅れなのだが、持ちタイムで言うと5000mで4区の中では4番手だっただけに、区間8位というのは微妙。ただその次の5区関戸が区間9位だが区間賞から36秒離され、これが痛かった。4区は微妙としても2つの区間で手痛い失敗があっても5位に来れるのだからエース格の存在は大きい。

3区松岡は大砲とはいえ駅伝ではあまり結果を残しておらず、同期の4強と言われた上野、北村、伊達と比べると実績でやや水を開けられた感じだった。もちろん故障などあったわけだが、最終学年になってようやくという感じがしないでもない。

そう言えばこの4人のうち超級エース区間を走った北村こそ区間3位だったが、他の3人は全て区間賞を取った。これだけ実力のある選手たちが異なる大学に分かれていながら、区間が1つも重ならないこと自体珍しいが、それぞれ実力を見せてくれたのは嬉しい限り。

早大は全く振るわなかった。竹澤も区間3位止まりでは、早大勢は調整のミスか、目標を先に定めた意図的な調整か、あるいは実力がないのか。一時期の低迷レベルに竹澤を足したくらいの成績で、見せ場もなかったのは残念。

竹澤はどうも本気で走ってないという話もあるが・・・。

posted by five |23:41 | マラソン・駅伝 | コメント(0) | トラックバック(2)
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テレビ観戦していましたが、東海大は理想通りのレース運びが出来たのではないでしょうか。後半に伊達・佐藤悠が控える中、1区を5位で滑り出すとジリジリ順位を上げていきましたから。前半の頑張りで、4区の伊達に首位とは僅差でタスキを渡せた時点で勝負ありだったかもしれません。5区の皆倉も区間賞でリードを広げ、アンカーの佐藤悠が悠々と一人旅でした。 上野で先行逃げ切りを図った中央、ダニエルで後半追い込みを図った日大は共にそこ以外で持ちこたえられず、といった印象でした。松岡や宇賀地の走りで中盤見せ場を作った順天堂や駒沢も

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