MLB 戦いの原理を求めて

「ビリー・ビーンが戦っているのはマネーでもなければヤンキースでもない。教典と化した”過去の知性”である。しかし最先端のセオリーもいつかは”過去の知性”と化す。そのことを誰よりもビリー・ビーンは知っている。」

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本日アカウント作成。もしブログを継続する際はツィッターでお知らせします。 大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。 歴史や戦略 戦 もっと見る
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最新の記事

MLB全体のBABIPついに300に達す ~守備シフトを過大評価してはならない

「守備シフトの有効性を過大評価してはならない」という記事で書いたように、BABIP観測の途中報告です。2ヶ月前その時はBABIPは296でした。一ヶ月前のBABIPは298でした。そして「夏場になれば投手がへばって打者の季節に入り、BABIPは一般に上昇する傾向性があります。もちろん絶対の法則ではないので、もう少しBABIPの推移を眺めてゆくことにします。 」と書きましたが、現在の打者BABIP......続きを読む»

解説者の小宮山 下柳に喝!

先日こんな小宮山の解説がありました。 BOSセンター ベッツが塀際でホームランボールをキャッチして 低いフェンスを越えて、体ごと外野フェンスの向こうにある投球練習場に突っ込んだシーンを見て、体がフェンスを越えたらホームランと出鱈目な解説を小宮山は加えていました。正しくはベッツがフェンスの向こうでボールを地面に落としたからホームランなのですが、捕球していれば体ごとフェンスを越えてもアウトです。......続きを読む»

なぜメジャーの球場は左右非対称であるのか?

ベースボールの歴史を紐解かなければこの問題に答えることはできません。一言で言うと、プロのべースボールが郊外型ではなく都市型のスポーツとして発展を遂げてきたこととそれは密接に関係があります。 まず最初にどうしても必要な伏線なため T型フォードの話をします。なぜならば、このT型フォード出現による大衆車社会に突入したことがボールパークの形状とも実は深いかかわりがあるからです。T型フォードの出現は......続きを読む»

なぜ四割打者は絶滅種と化したのか?

グールドの「フルハウス 生命の全容 四割打者の絶滅と進化の逆説」を読むと統計学の観点より テッドウィリアムズ以降 4割打者が絶滅種と化したのかが画かれています。以下私なりの言葉で要約し、最後にそれなりのオチを用意したつもりです。 ===== あらゆるスポーツは創世期からはじまって 成長期を迎えやがて成熟期を迎えるようになります。100mの陸上にしろマラソンにしろ野球にしろすべてそうです。成......続きを読む»

八百長疑惑 タイ・カッブの魂の名誉を毀損してはならない

ピート・ローズもそうですが、タイ・カッブも八百長に加担した歴史的事実はありません。しかしタイ・カッブとトリス・スピーカーが選手兼任監督だった時代に、八百長を仕組んだのではないかという単なる疑惑騒動事件について訳知り顔で「カッブは八百長をしていた」というデマを流していた雑誌を目にするに至って、止むに止まれずこの記事をupすることにしました。 本には内容をチェックする編集者がいるにもかかわらずそう......続きを読む»

岩隈のノーヒットノーランをセイバーメトリクス分析する

「日米問わず、なぜ、DH制のあるリーグが強いのか?そのほんとうの理由を探る」に書いたように、ナリーグより過酷なアリーグにおいてノーノーを達成した岩隈の偉業については絶賛の嵐です。 なんと言っても岩隈はスマートなピッチャーです。セイバーメトリクスにおいて重要視されているKとBBの比率はメジャーでも2014においても8.00に迫ろうという屈指の存在。メジャーにおいて岩隈がピークとも思われるちょう......続きを読む»

イチロー  後世に残す三つのレガシーとは何か?

ピート・ローズがカッブの4191安打を追い抜いた1985年9月11日、ピート・ローズがラインドライブのシングルヒットをレフト前に放った瞬間、場所がホームのシンシナティということもあり、球場は万雷の拍手で包まれました。そして約10分にわたって試合は中断された。それに比べたらイチローがカッブの記録を破ったその瞬間とはやや温度差があることは否めません。それでもイチローが残したその偉業に対してセントルイスの......続きを読む»

なぜ日米問わずDH制のあるリーグが強いのか?

インターリーグの成績を見れば明らかですが、MLBではアリーグがパリーグ同様に安定して毎年勝ち越しをしています。 これまでは財政的に金満なチームがアリーグの東地区に偏在していたことがリーグの実力差を決定づけるひとつの大きな要素でした。FA制度によって人材はリーグ間を自由に横断し、金があるところへ優秀な人材が集まります。例えば日本でいうと大物FAであった落合や清原も含めて小笠原や和田などは元パリー......続きを読む»

ドジャースはプイーグ放出をすべきである

フリードマンがプイーグ放出に決断するのかどうか? 結論からすると、ワールドシリーズで勝利することを戦略的なターゲットにする以上、チームの和を乱すプイーグ放出へ決断する可能性が極めて高いのではないかと考えます。マラソンモードのペナントであればチームの総合的な戦力があれば、多少チームがバラバラの方向を向いていても勝ち抜くことができますが、短期決戦とは短距離走でもあり、ここ一番といういざという時......続きを読む»

PITの防御戦略に見る オールドスクールと新思考派の対決の行く末

かつて<時代のテーゼ>であったスモールベースボールを源流としたオールドスクール型の考え方に対して、革命児たるビリー・ビーンが<時代のアンチテーゼ>としてセイバーメトリクスを導入し、一定の成功を収めるや、その有効性が認知されるに従ってやがてセイバーメトリクスがメジャー全体を席巻するようになりました。オールドスクールと新思考派の対決は言わば歴史の必然であり、それは2015年になっても尚「GM VS 監督......続きを読む»

名将ラルーサの奥深き智慧「これからの監督に求められる資質とは何か?」

現代の監督に求められる力について、先日ラルーサはBSにて<セイバーメトリクスに基づくデータを活用する力>と同時に<フィールド内にいるからこそ見えてくる現場感覚に基づいて判断する力>、この両方が大事であると語っていました。野村克也は野球は頭でやるものだと言い、長島は勘ピューターとも揶揄されましたが、ラルーサは監督として知性だけでも感性だけでもどちらかだけでも駄目なのであり、この両方の資質がこれからの優......続きを読む»

メジャー通必須の知識 MLB史に聳え立つ巨人ビル・ベックを知っているか

歴史の話は特に人気なさそうですが、この記事に書かれてあることをきちんと知識として抑えておくことはMLBのプロスペクトの名前やセイバーメトリクスの最新事情を知るよりも数段大事であると私は考えています。記事後半 一気にアクセルを踏み込んだつもりです。 === もしもブルックリン・ドジャースのスカウトであったジョージ・シスラーがブランチ・リッキーへジャッキー・ロビンソン獲得を進言しなければ、有色人......続きを読む»

守備シフトを禁止する必要などない ただ今、BABIP上昇中!

「守備シフトの有効性を過大評価してはならない」という記事で書いたように、BABIP観測の途中報告です。前回一ヶ月前くらいその時はBABIPは296でした。そして帰納的な予測としてはこれからBABIPは上昇する可能性の方が高いと言いました。現在のBABIPは298まで上昇しています。一概に言えないところですが、夏場になれば投手がへばって打者の季節に入り、BABIPは一般に上昇する傾向性があります。......続きを読む»

ピート・ローズの賭博とフィールド・オブ・ドリームスに描かれた夢

もしMLBというビジネスを倒壊させるにはいったい何をすればいいか? たとえばPEDを全面的に容認すれば確実に このビジネスは倒壊します。プロレスじゃあるまいしPEDを解襟したMLBなど見ていられるかというファンはおそらく私だけではないはずです。現代にあっても尚PEDを肯定する一部のステロイド容認論者はほんとう何を考えているのか、私にはとても理解し難いものがあるのですが、率直に言って想像力の......続きを読む»

パリーグだけではない!MLBの2015インターリーグ事情

どうやら11年連続でALがインターリーグでNLを圧倒するという結果になりそうです。 なぜ日本ではパリーグがMLBではアリーグが強いのでしょうか? もちろん、DH制の有無が最大の要因であることは間違いないでしょう。しかしDH制を敷くALホームにおいてNLでは強打者を用意できなからだという分析はあまりに一方的に過ぎます。なぜならその最大のストロングポイントとなっているDHの強打者がNLホ......続きを読む»

なぜカージナルスはアストロズへハッキングをかけたのか

今から一ヶ月前に 「アストロズの強さの秘密 その戦略をセイバーメトリクス分析する 防御編」というセイバー分析記事を書きました。その前段として「野村IDの源流には「カージナル・ウェイ(カージナルス流)」がある」というスモールの歴史の流れについて書きました。今回のハッキング事件を絡んだ2チームについて立て続けに記事を書いたのですが、それは多少なりとも今回の事件とも関連性はあります。 <では、なぜセ......続きを読む»

左の軸足が完全に浮くブライス・ハーパー  そのバッテング技術 

ハーパーの左軸足がインパクトの瞬間、完全に浮くバッテング技術について少しだけ解説を加えてみたいと思います。 例えば目の前に大きなタンスがあって、あと5cm奥へ押し込みたい時、みなさんならどうするでしょうか?全体重をタンスの表面へ預けるようにして利き手の脇を閉めながら、タンスへ手を押しつけ前に踏み出した足で踏ん張ってタンスを押し込むのではないでしょうかか? もしこの時、前足ではなく後......続きを読む»

野村克也 弱者の戦略の限界 大谷の二刀流 ルーツを求めて プロ野球歴史編 その3

三原脩という人の持つ先進性は、2番に強打者を置くという発想もそうですがじっくり本を読んでいると半世紀前に既にセイバーメトリクスのWARの理念となるような考え方をしている点にも現れています。この三原という人はとにかく固定概念というものがなく、人がやらないような奇策を<合理主義的>に推進するところが大きな特徴です。日本ハムの初代社長でもある三原なら間違いなく、現代にあってはセイバーメトリクスについてもい......続きを読む»

ブライス・ハーパーの覚醒までの時間とベースボールというゲームの特性

田中から放った今日のHRもそうですがハーパーの放つ打球が一旦高く舞い上がると、それは全盛期のアレックス・ロドリゲスの右中間へ打球と同じくなかなか落下することなくそのままスタンドインとなる特徴が見られます。ハーパーの覚醒に要した時間はおよそ4年から5年。日本ハムの中田もまた覚醒するまで、5年から6年はかかりました。 上原のように巨人一年目で20勝ERA2.00台という活躍を新人であっても投手な......続きを読む»

大谷 二刀流 ルーツを求めて プロ野球歴史編 その2

今回はイチローと野茂について触れます。 巨人対西鉄の伝説となった日本シリーズから時は下り、1980年代のNPB、西武黄金期にありまさに無敵状態でありダイナスティと呼ぶにふさわしい堅牢な強さを発揮していた時代でした。そうした毎年、勝ち続けていたこの全盛期にあった西武の牙城を崩しペナントを制するチームと、最後に西武へ引導を渡したチームがありました。 どのチームが西武を倒したのかみなさんご記憶......続きを読む»

大谷 二刀流のルーツを求めて プロ野球歴史編  その1

今から65年前、NPBは1リーグから2リーグ制へ移行しました。プロ野球まさに黎明期であり、セリーグ8チームパリーグ7チームという乱立ぶりで、球界再編を迫られます。ちょうど再編によって数年前に楽天が新球団として立ち上がったように、今から半世紀以上前に弱小チームの寄せ集めとして出来上がったチームが、西鉄ライオンズでした。そしてこの楽天の如き超弱小チームを数年かけて強豪へと変貌させ伝説の三連覇へと導いた......続きを読む»

最速96.1マイル、カイル・シーガーに投げた田中渾身のファーストボールに見るピッチング美学

pitch f/xのベロシティチャートを見ていると4シームの球速レンジが昨年の怪我をする前とした後では、おおよそ2マイル遅れていましたが、怪我より復帰後、4シームの球速レンジが怪我をする前にはじめて戻りました。昨年までは高低差を巧みに使いながら 最後は伝家の宝刀スプリットによって討ち取るという投球スタイルを築いていた田中でしたが、昨日は対左だけでなく対右打者用のフロントドアのスライダーもついに解禁に......続きを読む»

守備シフトの有効性を過大に評価してはならない

先日、HOU戦をTVで見てたら、初回にいきなり満塁となりました。すべて守備シフトの逆をついて内野安打3本。シフトが裏目に出たと実況の方もおっしゃっていました。 まずは事実を列挙します。 ●守備シフトが機能しBABIPを確実に下げているチームがいる一方で、逆に守備シフトが裏目に出てBABIPを上げているチームがある。 ●2014年 守備シフトが爆発的に増えた元年にもかかわらずリーグBABIPは過去......続きを読む»

2010年 SEA超守備型戦略に何を学ぶべきか

打ち出した方向性は正しくても、結果怪我人や不運にも見舞われて、結果が出てこないということは十分にあります。チームによっては勝率500を切るということもあるかもしれない。しかしながら正しい戦略を打ち出したにもかかわらず、100敗をも越える大惨敗という結果が出ることは絶対にあり得ません。 「戦略は正しかったが、結果リーグ最下位の100敗を喫した」こうした日本語は成立しないと考えるのが筋です。 ......続きを読む»

「ビリー・ゴートの呪い」を解けるのか?カブスの戦略に迫る

ここ数年、エプスタインは「ビリー・ゴートの呪い」を解くべく、戦略的に集中して野手のプロスペクトを集めてきたことはご存知なはずです。スラッガーという雑誌でも 集中して野手のプロスペクトを集めているという情報だけは載っていますが、なぜそういう動きをしているかまでは解き明かしていません。そう大した話でもないのですが、これからエプスタインという人物がどういう戦略を持っているかについて考察をしていきます。 ......続きを読む»

Aロッドの改心

Aロッドの一切の映像など見ていなかったのですが、2年前のあの劣化した姿から帰納的に推測するに2015年のAロッドのスタッツ予想はセイバーメトリクスのプロジェクション通りOPSもリーグ平均を下回る程度になるだろうという見通しを立てていました。完全に高を括っていたわけです。 しかし今年の4月最初に画面を通してAロッドのユニフォームに包まれているその鍛え抜かれたと思われる体つきや足の運びを見て、その......続きを読む»

KCヨースト監督に見る 真のリスク管理とは何か

今回は前回の続編のような形にもなりますがKCを例に短期決戦における盗塁という戦術についてもう少しだけ考えてみます。ALCSまでは持ち前の機動力をフル稼働させて、破竹の勢いで勝ちあがってきたのが2014のKCでした。そして迎えた2014WSという晴れの舞台が待っていました。 スモールベースボール全盛の時代 短期決戦 ピッチャーズパーク これだけの条件が整っている以上、セイバーメトリクス的......続きを読む»

大谷二刀流のルーツは「強者の戦略」 にあり

「弱者の戦略」と言うとまず野村がパッと頭に浮かぶはずです。その「弱者の戦略」で勝てなかったチームを星野がリリーフし阪神 楽天ともに優勝を果たしました。 ここにはどんなからくりがあったのでしょうか? この星野の戦略を敢えて言うならば「強者の戦略」と言ってもいいです。 弱小チームを率いるのが野村の常ですが、弱者が勝つための緻密な戦略によって何度かヤクルトを野村は優勝させました。しかしここからが大......続きを読む»

古典「マネーボール」の正しい読み方

今からちょうど3年前の2012年、SEAのイチローがムネリンをともなって凱旋し開幕戦を東京ドームで行った際のことです。対OAKということで、解説者に長谷川がマネーボールに詳しいというキャッチで呼ばれていました。 長谷川は自信満々で「OAKは盗塁や犠打などの小細工はしない」と断言。その話のそばから、OAKが次々と盗塁やエンドランを仕掛ける姿を目の当たりにして、「メルビンになってから野球を変えたん......続きを読む»

栗山監督の二刀流を成功させたその信念

野村は栗山を真っ当に評価などしたことありません。栗山監督の2年目最下位をホッとし内心喜ぶ姿を隠そうとすらしなかったのが野村でした。「 力がないから最下位ということになる。一年目の優勝は風が吹いただけ。」 稲葉や宮本については相当にかわいいらしく、今後期待するとはっきり本に書いている一方、栗山監督の優勝にはいちゃもんをつけるだけであり、2年目最下位をもって、やはり栗山監督の優勝はフロッグであった......続きを読む»

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