MLB 戦いの原理を求めて

「ビリー・ビーンが戦っているのはマネーでもなければヤンキースでもない。教典と化した”過去の知性”である。しかし最先端のセオリーもいつかは”過去の知性”と化す。そのことを誰よりもビリー・ビーンは知っている。」

field_of_dreams

関連サイト:MLB 戦いの原理を求めて

本日アカウント作成。もしブログを継続する際はツィッターでお知らせします。 大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。 歴史や戦略 戦 もっと見る
  • 昨日のページビュー:4054
  • 累計のページビュー:3517101
  • (12月19日現在)

最新の記事

敢えて最下位ヤンキースのジラルディ監督を擁護する

後世からヤンキースの歴史を眺めた時、大きな分水嶺と位置づけられる日とは、ジョージ・スタインブレナーの命日である2010年7月13日と言われるようになるという記事「忍び寄る衰退 ヤンキース帝国の黄昏」を半年前に書きました。リーダーがミスリードする時、組織はどういう末路を辿るのか、注目してその推移を数年前よりずっと眺めています。 今の見るも無残な状況を作り出している最大の責任者は、NYYに限っては間違......続きを読む»

前田健太はクワーズフィールドをやり過ごせるのか

この記事はどちらかというと日本の広島ファン向けに書いた感じです。では行きましょう。ERA 0.47が大きくクローズアップされているLADの前田健太ですが4/19時点の成績が下記です。 K/9 7.11 BB/9 1.89 xFIP3.71 FIP3.03 ERA 0.47 LOB率100 BABIP250 そしてこちらが4/22時点の成績。 K/9 7.11 BB/9 1.89 xFIP3.5......続きを読む»

撤退戦略 最もGMの勇気が試される時 

2015のSDはケンプ、アップトン、キンブレム、シールズという大補強を敢行して、PO進出に勝負をかけました。プレラーGMのその鮮やかな手腕に球界全体がどよめいたわけですが、結果チームは早々と失速しました。これをもってパドレスの戦略における大失敗と言っているのではありません。なぜなら戦略的な正しさが短期的に必ずしもそれにふさわしい結果を保証するものではないからです。それがベースボールというゲームの特......続きを読む»

ソフトバンク「孫の二乗の兵法」

ソフトバンクの孫正義さんに興味が出たので何冊か本を読もうとしているところですが、その中の一冊に「孫の二乗の兵法」というタイトルの本がありました。このタイトルを見て、もしかして・・・すぐにピンと来たのですが予想通りでした。 7番セカンド カノのNYYには華があった 強者は時間を包囲せよ この記事の根底にあるリベラルアーツは、「ランチェスターの法則」であるとも書きましたが、「戦力の逐次投入は最大......続きを読む»

2016NYY 「お前はすでに終わってる」

情報によるとすっかりハーパーがヤンキースに入るのは既定路線とのことですが、【MLB】ヤンキースのB.ハーパー獲得は既定路線? 契約額は470億円規模か という記事が2016年2月5日にupされること一ヵ月半前になります。 「2018年 ハーパーをターゲットにヤンキースは動く!!」 2015年12月20日の記事において書いたように、ハーパー獲りを睨んでNYYは今オフ派手な動きをすることはないとし......続きを読む»

戦略的正しさについて ~なぜNYYはカノを放出してはいけなかったのか?

NYYの累積ぜいたく税額が3億ドルを超えたという報道もありましたが、年平均にすれば3000万ドルです。例えばこの3億ドルという絶対値にのみ目を奪われ、だからNYYはぜいたく税ラインは切ることこそが戦略的な最大の課題となるわけではありません。このことついては最初に指摘しておきたいと思います。10年前よりNYYは収入は倍増しているが、ペイロールは10年前とほぼ変わりありません。収入が半分であったジョー......続きを読む»

それでも横綱か!ブラック白鵬 勝利の方程式

どれだけ白鵬が日本文化の知識を得意げにひけらかそうが、知識を超えた日本の伝統文化における美意識についての深い理解がない限り、白鵬を大横綱であると認知することは私には断じてできない。 よく見ると攻撃においては相手が完全に止まっているのを確認してから白鵬だけが勢いをつけて立ち合っている。見方を変えれば陸上の短距離で言うフライングに相当する極めて汚いことを横綱がやっていることになる。更には横綱の......続きを読む»

声だし野球賭博をセイバーメトリクスする

まずはNPBシングルヒット一本がどれだけの価値があるのかについて、セイバーメトリクスを用いてざっと求めてみたいと思います。単打の攻撃力としての価値が1.0だとすると、二塁打の価値は1.5であり、三塁打の価値は2.0であり、本塁打の価値は2.5であり、四球の価値は0.5としてOPSという指標は出来ている。更にその考え方を敷衍させてあらゆる攻撃のイベントである敬遠・盗塁・盗塁死・凡退・三振・併殺打・犠......続きを読む»

大谷の二刀流とDH制の導入是非について

「なぜMLB機構は1990年代後半マグワイアらのPED使用を容認していたのか?」というテーマにつながってくる事柄について記事にしてみたいと思います。 2017年度からのDH制導入の是非が一時期、話題となっていましたが、マンフレッドはNLへのDH制導入に意気込んではいたものの、結果的にこの改革案はNLのオーナーからの強い抵抗に遭い当面は見送ったと伝えられました。任期3年で30チームのオーナーから75......続きを読む»

チャップマンという強力な武器を手に入れたNYY

投手の時代を象徴するかのように、2015のストーブリーグもまずグリンキーとプライスからマーケットから動き出し、つづいて第二グループのスターターという順番で動き、セスペデスやデービスといった大砲は一番後回しになるという傾向がはっきりと見られるようです。つまり優秀なスターターの価値がそれだけマーケットにおいて上がっているということでもありますが、反面どれだけ優秀なサイヤング級のスターターを揃えても、PO......続きを読む»

LADオーナーのブランド化戦略 真のターゲットは何か?

肝であるLADのオーナーグループ・グッゲンハイム・パートナーズについては、記事後半 言及しています === 一時はグリンキー 岩隈とも契約は結べずどうなるかと思われたLADでしたが、カズミア、前田を無事獲得してLADの動きが一先ずひと段落しました。ウリアス モンタス デレオン等のプロスペクトはキープしつつ、更には2016ドラフト1位の権利も守り、優勝を狙えるような戦力を整えるためには、トレードか......続きを読む»

殿堂入り 私ならバリー・ボンズへ投票する ジャーナリズムの精神とは何か

映像作家ケン・バーンズは“The 10th Inning“というMLBを扱った映像作品で 薬物問題を締めくくるに当たり ジョン・キーツという詩人の言葉を引用している。 「今 我々が真に求めるられるべき姿勢とは、シェイクスピアがありあまるほど備えていた特質・・・<消極的受容力>。物事を簡単に善か悪かで 白か黒か裁くことなく そのどちらにも偏らずに その両極に揺らぎながら、謎や、疑惑のなかに安んじて......続きを読む»

7番セカンド カノのNYYには華があった 強者は時間を包囲せよ

戦略とは勝利の生産性を高めるための時間を支配する技術である。そんな風に言うことも可能かもしれません。時間という観点からNYYを例にして戦略と勝利の生産性についてこれから少し話をしてみたいと思います。 2019年にターゲットを絞り込んで着々と<弱者の戦略>を推進させている(と思われる)ハル・スタインブレナーですが、なぜハル・スタインブレナーが取っているこの戦略を<弱者の戦略>というのかというと、例え......続きを読む»

2018年 ハーパーをターゲットにヤンキースは動く!

オプトアウトも含めて2018年になると下記のような層々たる超A級のメンバーがFA市場に溢れだすことになると今から一週間前に向こうでも記事になりましたた。WAR5.0を超える選手がずらっと並んでいます。選手協会とMLB機構の新しい労使協定(CBA=Collective Bargaining Agreement)を2016年12月2日から新たに締結することとになり、贅沢税のラインも現行の189Mから......続きを読む»

日米におけるフリーエージェントの違いと行動経済学

日米におけるFA権の行使率の違いを文化や民族性の違いの寄るものであると、以前書いたのですが、論点がずれているという指摘がありました。その後じっくり熟考するにたしかに私の考え方は浅はかだった可能性があると思い直し、再考しました。 当ブログの中心理念ともなっているリベラルアーツの一技法として<行動経済学>について、本を読んだりすることもあるのですが、行動経済学のアリエリー教授は「人はある重要な決......続きを読む»

もし四割打者のジョー・ジャクソンが現代に生まれていたら

ケーブルTVの放映権をはじめとし、ロゴが入った商品化を行うマーチャンダイジング、スポンサーシップなどによってMLBの莫大な収入増加によって、選手のフリーエージェントのマーケットは右肩上がりのインフレ路線をひた走っている。シーズンオフになっても尚MLBファンもストーブリーグを楽しめ、今の選手たちがこうした富を享受できるのも過去の偉大なる先人たちが多大な犠牲を払ってその礎の上に築かれているものです。 ......続きを読む»

グリンキーショック、LAD岩隈を獲得する

グリンキーのARI移籍における衝撃がMLB全体を激震させました。クエトに断られているスモールマーケットのチームがなぜグリンキー獲得と思ったのは私だけではなかったはずです。2015ARIの得点リーグ2位 失点リーグ9位 得失点差+7であり、戦略的課題はずばりイニングイーターであり優れたスターターさえ揃えば2016に勝負できるだけの陣容は揃うと考えることは妥当です。チェイスフィールドという広大な球場故に......続きを読む»

なぜメジャーではFAによる選手の移動が多いのか

久々になぜなぜシリーズです。そもそもメジャーのファームシステムは8軍までのピラミッド構造になっており、ドラフトでも毎年各球団50人セレクトするメジャ-とせいぜい8人程度しかドラフトしない日本のプロ野球では選手の人数そのものが違います。メジャーでは激しい競争原理から25人のアクティブロースターの枠を目指して、雲霞の如く優れた人材がファームから生み出されてきます。もちろんファームだけでなくメジャーには独......続きを読む»

グリンキーとバムガーナーのダブルエースはSFの悲願である

NYYの財政力ならともかく、LADのオーナーグループが言うようにさすがにLADレベルの財政力からすると3億ドルというペイロールはやや過剰にも思える。ファンからすれば薩摩流でいう「チェスト!行け」というものだろうが、現実に利益もある程度、確保しなければ経営事業の目的としては成り立たない以上、多少なりともペイロールを下げることにはなるだろう。しかしもしここでストーブリーグの勝負に負けてグリンキーをSFに......続きを読む»

白鵬の猫騙しとヤンキースの伝統

ベースボールには、公認野球規則(ルールブック)に記されているリトンルールと歴史の中より生じた暗黙の内に守らねばならない不文律・アンリトンルール が存在している。リトンルールについてもちろん、その不文律・アンリトンルール にも従うのがMLBのマナーであり文化というものである。今回の白鵬猫だましについて、リトンルールにおいて禁止というルールに書かれていない以上、何も問題がないという意見が思った以上に多......続きを読む»

フリードマンという戦略家 LAD新監督 ロバーツに決める

先日、LADの攻撃編、セイバーメトリクス分析記事を上げました。「2016LADの戦略的課題をセイバーメトリクス分析する 攻撃編」 では、LADには戦略的課題としてベースランニングへの意識も含めたKCが見せた繋ぎの全員野球が欠落しており、LADの攻撃力そのものは十分であるが、スモールな意識をもっと高める必要があると分析した結果を載せています。ロバーツを選んだ理由も上のセイバーメトリクス分析した記事読め......続きを読む»

最終章 ヤンキースの黄昏と強者の戦略

カーショウ グリンキー 柳 ハレン ベケット。この豪華なメンバーが今から2年前の2013LADにおけるスターターである。 5枚揃っている時点であったにもかかわらず、LADは更に田中へポスティングを入札し巨額のオファーを出したと報道されました。「まだ補強を続行するのかLAD、これはできる!」と唸りつつ、NYYとの動きにおけるコントラストが余りに鮮やかだったので強烈な記憶が残っています。ふつうのチ......続きを読む»

ヤンキースタジアム観客数の減少が止まらない 続 ヤンキース帝国の黄昏

すっかり空席が目立つことが珍しくなくなったヤンキースタジアムの風景。かつてまだジョージの威光があった頃、ヤンキースの観客動員数は2007年420万人を頂点にして、MLB全体1位の位置をその前後5~6年にわたってその座を守り続けていました。それが現在2015年NYYの観客動員数は320万人へと経年で明らかな下降トレンドを描いています。気が付くと100万人もの観客を減らしていることになります。現在のNY......続きを読む»

NYYのペイロールは3億ドルへ増やすべきである 続・ヤンキース帝国の黄昏 

10年前の2005シーズンイン直後のペイロールと2015のペイロールを掲載しました。経年でよく調べるとNYYがこの10年でほぼ年俸総額が増えていないことが明らかとなりました。過去10年を見ても2億ドル前後でずっと横ばいです。一方、1億ドルを超えるチームは2005年ではわずかに2チームであったのが2015年では20チームへと大幅に増加しています。おまけに2015シーズン終了時には3億ドルを突破したLA......続きを読む»

忍び寄る衰退 ヤンキース帝国の黄昏

みなさんは近年のヤンキースの歴史を振り返ってみた時、大きなターニングポイントは果たしていつだったとお考えでしょうか。 1990年代後半にヤンキースの黄金期ダイナスティを築いたCORE4の最後のジーターが引退した年であるという人もいるかもしれません。それも間違いではありません。しかし個人的に確信している一大ターニングポイントはジョージ・スタインブレナーの死去 2010年7月13日です。オーナー......続きを読む»

LAD ゴードン放出は失敗だったのか?

これからWS制覇をするためのLADの補強ポイントについて簡単に記述してみたい。 2015LADのチーム総合力はWARを見ても攻撃・防御共に非常に高いことがわかる。おそらくグリンキーとの契約さえ結べば、2016もPOへ進出できる可能性はかなり高くなる。LADの問題はPO進出ではなく如何にPOを勝ち抜くかにある以上、ターゲットをLADが短期決戦でも勝てるチーム作りという観点から、戦略的課題について眺め......続きを読む»

クラッチヒッターは存在する!そのセイバーメトリクスの常識を疑え

LADのGMであるザイディは、元OAKでビーンの右腕もあった男であり、バリバリのセイバーメトリシャンでありますがクラッチヒッターの存在を認める発言をしたようであります。「ベースボールはメンタルのスポーツでもあり、応援に力はある」にも示したように、ベースボールもまたメンタルなスポーツであることがセイバーメトリクス的にも明らかになっている以上、大舞台に強いクラッチヒッターが存在することはまた自明なことと......続きを読む»

ホズマーのギャンブルスタート それがKCの進化した印(しるし)

「やはりラルーサは名将である 短期決戦の箴言」でも繰り返し述べてきました。短期決戦の終盤、僅差の状況というファクターが重なれば重なる程に、勝負は運の要素が強くなるために、一か八かのギャンブルを仕掛けるのは正しいと。スモールな野球を信条とするなら、あのホズマーのギャンブルはたとえアウトになってもOKであり、思い切ってギャンブルを仕掛けろという文化がKCには醸成されていたはずです。たしかに暴走ぎみで......続きを読む»

ロイヤルズ 最後には隙のない野球が勝つ

ちょうど私がモニターを見たのは8回表、1点差KCの攻撃からであった。僅差のロースコア終盤。途中経過は知らなかったが、KCは敵を叩く絶好の場所までまたもやNYMを引き連れてきたのかと画面を見入った。そこからの展開はここで敢えて記す必要もないだろう。最後に登場するのは守護神ファミリアであったが、ファーストボールに強いKCにとってすれば96マイル前後のベロシティには何の怖さも感じることはなかったに違いない......続きを読む»

NYMの反撃 ベースボールはメンタルのスポーツでもあり、応援に力はある

ひとつ問題です。下記の4つを上位から順番に並べるとどうなるでしょうか?もしこの問題に間髪入れずに正答できる方は、なかなかの洞察力の持ち主です。 DHあり ALリーグ全体のOPS DHなし NLリーグ全体のOPS 30チームの全体homeでのOPS 30チームの全体awayでのOPS DHの有無がOPSに与える影響は当然無視できるものではないわけですが、そのDHの有無が与える影響に比べて、......続きを読む»

1 2 3 5 7 8

このブログの記事ランキング

  1. 大谷レベルのファーストボールを投げる投手は3Aにゴロゴロいる
  2. 大谷翔平の移籍先は、おそらくメジャーで唯一この9月に6人ローテを実践したチームになる!
  3. ドジャースはプイーグ放出をすべきである
  4. なぜ張本勲・野村克也は栗山監督を未だ認められないのか
  5. 栗山嫌いの野村克也に本物の知性はあるのか?
  6. 大谷の二刀流に反対していた人たちは誰か 改めて検証する
  7. 大谷翔平がヤンキースを選ばないと確信したその理由 記者会見を通じて
  8. カブス史上最悪のトレード セイバーメトリクスの限界とルー・ブロックに輝きをもたらしたもの 
  9. ダルビッシュ有に危険シグナルあり!肉体改造の功罪をセイバーメトリクスする
  10. ジラルディの継投ミスについて 武田の解説はほんとうに正しかったのか

このブログを検索

月別アーカイブ

2017
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年12月19日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss