MLB 戦いの原理を求めて

「ビリー・ビーンが戦っているのはマネーでもなければヤンキースでもない。教典と化した”過去の知性”である。しかし最先端のセオリーもいつかは”過去の知性”と化す。そのことを誰よりもビリー・ビーンは知っている。」

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本日アカウント作成。もしブログを継続する際はツィッターでお知らせします。 大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。 歴史や戦略 戦 もっと見る
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ヨギ・ベラの再来なるか ゲーリー・サンチェスがヤンキースの未来を担う

期待のデュオ、ジャッジとオースティンの連続ホームランに沸き立ったヤンキース。決して一時的な雰囲気に酔いしれて甘い見通しを立ててはならないとも記事に書きましたが、ジャッジとオースティンのスタッツが打率1割台と今のところ完全な尻つぼみなものとなっています。変化球に対するタイミングを見ている限り、才能が花開くにはもう少し時間が必要なようです。 そうした中、存在感を強烈に放つのがゲーリー・サンチェスであ......続きを読む»

ジャッキー・ロビンソンからビーンGMまでロジスティクスの歴史  落合中日は日本ハム流広義のマネーボールに学べ 

記事をアップすべきところを間違えました。再掲です。失礼しました。 ==== ロジスティクス。兵站こそは、チーム強化における要諦でもあり、如何に質のいい選手を戦いの最前線へ送り込めるのかという課題は、ベースボールがプロへと化し優勝を目標として以来、時代を超えてGM最大の課題であり続ける。 そのロジスティクスにおいて「ビックマーケット」の財政力にものを言わせてFAで数多くの大物を獲得して、大きな成......続きを読む»

クレバーさが光る田中将大 fWARはメジャー上位にランクイン

2015年HR/9被弾率1.51がリーグワーストレベルでもあった田中のFIPは3.98を記録し、このままの投球内容ならば、すなわちFIPが3.98前後ならば2016田中のERAは4.00を超えて大きなバッシングを受ける可能性があるという記事を昨年書きました。この記事の結論自体については今もって何らの問題もないと考えています。しかし現在田中のERAが3.11ということは余程の運に恵まれているのか、ある......続きを読む»

中日の閉鎖された暗さ 日本ハムに真の明るさをもたらした男は誰か?

日本ハムというチームカラーの特徴はとにかく明るいという点にある。選手も若さがありキビキビとしており、フロントにも明快な一貫性をもった戦略を持ち、常に新しいアイデアを取り入れチャレンジする姿勢こそが尊重される組織風土を持っている。 その逆が中日なのではないかという気がする。基本的に情報を統制し一切マスコミに漏らさないという姿勢を落合中日は堅持してきた。落合中日の教科書にしたのは以前にも話したように、......続きを読む»

カーショウの復帰はいつか 野戦病院化したLAD投手陣 

「カーショウ復帰の目途立たず しかれども2016LADはまだ終わらない」 7月初旬、首位SFとは6.0~8.0ゲーム差で推移している中、カーショウの復帰に目途は立たなくても2016LADは終わってなどいないという記事を書きました。他のスターターが続々とDLから復帰することがわかっていたからですが、あれから一か月半、SFが急速に勢いを失って現在1ゲーム差となりました。ところが先回の記事で挙げた投手た......続きを読む»

ヤンキースに待望のデュオ誕生か baby bombers の衝撃デビュー

次なる注目ポイントとして挙げていたのがタシェアラとAロッドの処遇でした。実質的にAロッドをDFAとした決断は全く正しく、今日の試合においてもタシェアラもスタメン落ちとなり、代わってスタメンに名を連ねたのがプロスペクトのジャッジとオースティンであり、メジャー初打席において2者連続ホームランを放つというド派手なデビューを飾りました。今後は一気にタシェアラの出番も減ってくることは容易に想像できます。 次......続きを読む»

拝啓 高橋尚成様 クワーズフィールド物理学編

高橋尚成さんがこの記事に目を通すことはまずないでしょうが、クワーズフィールドの投球における特徴について、物理学的に考えた時、チェンジアップについて間違った解説をされていたので一言だけ述べておきます。物理学の話ですが、わかりやすく書くように努めました。 通常4シームのことをライジングファーストボールというように、ボールにバックスピンをかけるとマグナス効果によって揚力が発生しボールがホップします。実......続きを読む»

ヤンキース ファイアーセールへ 論理を超えたジョージ・スタインブレナーの偉大さ

「視聴率も下がり続ける チャップマン放出劇にみるヤンキースの現状」 どうやらこの記事を書いた時までは、やはりというべきかハル・スタインブレナーは中途半端な動きを選択しチャップマンだけは売って、補強はせずにコンテンダーとして8月に突入する予定だったようです。しかしチャップマン放出以後のレイズ3連敗で一気にファイアーセールへ決断。オーナーからGOサインが出ればいつでも合意できるようにキャッシュマンが下......続きを読む»

ついにアンドリュー・ミラーを放出 ヤンキース再建期へ本格化

一報を聞いた最初の印象は、思わずニヤリとしつつ、ついにはっきりとした方針をヤンキースは打ち出したのかということでした。インディアンス最高プロスペクトのフレイジャーら4人を獲得。細かい情報については当ブログの関心のあるところではありませんので他に譲ります。 「ヤンキースは今こそ売り手へ転じるべきである」 でも書きました。当ブログでは既述のようにヤンキースが近年取るべき戦略を完全に間違えており、チー......続きを読む»

視聴率も下がり続ける チャップマン放出劇にみるヤンキースの現状

チャップマンのトレード成立を受けてヤンキースのキャッシュマンGMは「2016のプレーオフ出場は諦めておらず、チーム再建にかじを切ったわけではない」と強調したと言われています。ヤンキースにはまだ後ろに二枚おり、今回のトレードそのものだけに視野を限定すれば、ヤンキースは勝ったとみなすことも可能です。呪いを解いたならばほんとうに勝ったのはエプスタイン率いるカブスである可能性は大いに残されているわけですが、......続きを読む»

3000ですら通過点に過ぎない イチローの天才性を示す驚異のメンタル 

「NHKスペシャル ミラクルボディー(第1回)」では、ロシア代表(イシェンコ&ロマーシナ)シンクロナイズドスイミングの卓越した実力の秘密に迫った。この番組では驚異の身体能力だけではなく、メンタルな側面からもこの天才ペアに焦点を当てながら分析を行っていました。 分析によればロマーシナは「金メダルのため」「国のため」など目の前の目標に向かって動くタイプであるという。それに対してイシェンコは自己決定力が......続きを読む»

ヤンキースは今こそ売り手へ転じるべきである

ヤンキースの経営戦略において最も重視するべきは27回の世界一にも代表されるように絶対強者としての<ブランド化>である。ブランドとは本来経済合理性を超えたプライスレスなものであり、時として、経済合理性よりも優先しなければならない価値があることをヤンキースのリーダーは知らなければならない。 ところがその最も大事にすべきものを括弧に入れて、小賢しい目先の経済原理によって生え抜き殿堂入り可能であったカノを......続きを読む»

栗山監督が斉藤佑樹にこだわる本当の理由 その戦略的価値

日本ハムバッター・賢介、9回2死から起死回生の同点ホームラン。スタンドにボールが吸い込まれた瞬間、思わず鳥肌が立った。最後は勢いで勝負は決した奇跡的な日本ハム14連勝のフィナーレ。 「一番ピッチャー・大谷」 張本の言うように常識的に見て草野球でもふつうはやりません。たしかに張本の論にも一部の理はある。しかしだからこそ、プロ野球というショービジネスでやる価値がある。ここで180度発想の転換ができ......続きを読む»

田口壮の解説力 その奥深さを探る

MLBを解説するにしても何かが田口壮の解説は他の人と違ったはずです。これから田口壮の解説はいったいどこが秀逸だったのか、当ブログから眺めた解説を試みます。 通常、解説者はシーズン直前に順位の予想をします。そして予想は外れるが相場です。 前年地区優勝したそのオフに、サイヤンガーのマックス・シャーザーを獲得して満を持して2015のシーズンに臨んだWSHは、セイバーメトリクスのプロジェクションでも30......続きを読む»

カブスの戦略的柔軟性 やはり守備シフトは過大評価すべきではなかった!2016BABIPは301へ 

「守備シフトの有効性を過大評価してはならない」 という記事を1年前に書きました。固定概念に囚われて 評論家が絶賛している守備シフトを過大評価してはならないと3度にも渡って数字を示してきました。昨年もBABIP299と高止まり、ついには2016のBABIPは301と過去5年でも最高の値を記録するに至りました。いつかこの記事を書こうと思っていた矢先にざっくり言えばCHCが守備シフトを捨てたという報道が......続きを読む»

「一番ピッチャー・大谷」 魅せて勝つ!それが三原イズム

球界における最高の花形であった大学野球から、その人気の座を職業野球(プロ野球)が奪い取りプロ野球のステータスを一気に押し上げた最高の立役者こそが<長嶋茂雄>であったとは、当時の証言を検証する限り誰もが認めるところです。とりわけ天覧試合のサヨナラホームランこそは一大エポックメイキングであり、プロ野球そのものが文字通り天皇に見守られながら<国技>となった瞬間でもあったわけです。 日本プロ野球、史上最高......続きを読む»

カーショウ復帰の目途立たず しかれども2016LADはまだ終わらない

ご承知の通り素晴らしく早い動きをフリードマンは入れてきました。時間に関するコスト感覚は抜群であり、間髪入れずにATLからノリスを補強。監督をはじめとしてベンチやファンも含めて、全体の気分が一気に落ちたところで緊急補強。ネットでは2016LADは終わったと言われていました。最高責任者であるフリードマン自身こそがある意味、もっともダメージを受けているにもかかわらずLADはコンテンダーであり続けることを内......続きを読む»

大谷の二刀流に反対していた人たちは誰か 改めて検証する

「このままでは中途半端で終わる。ピッチャーで5勝、バッターで2割8分くらい。どっちかに決めないと。150キロを投げられるピッチャーはそうそういない。(投手専念なら)相当な選手になる」 (張本勲) 「ひとことで言えば、「大昔」の大記録。つまり多くの選手の実力レベルが、今日と較べてかなり低く少数の突出した実力の持ち主が大活躍をする、言わば「神話の時代」のベースボールでの出来事だった。」 「北海道日本ハ......続きを読む»

イチロー、今季最終の打率は?についてセイバーメトリクスする

「イチロー、今季最終の打率は? ヒントは本塁打と三振の数、セイバー系サイトが予想」 という記事がありました。結論からすると、どこから手をつけたらいいのかというくらい酷い分析記事であったわけですが、この記事の論拠は「一般的には、打率は偶然性に左右され変動幅も大きいが、BABIPは長いスパンでは多くの選手が概ね3割前後に落ち着くとされている。」になります。 一見何の問題もなさそうですが、実はこの......続きを読む»

ピート・ローズさん 昔はツーシームもチェンジアップもないでしょう。

「今と昔は投手の配球も変化球も大違い。ツーシームもチェンジアップもないでしょう。」 そうオリックスナインはイチローを擁護したようです。しかし擁護するという姿勢が善意に満ちていれば、プロセスにおいて全くの出鱈目な知識を持ち出してもいいのでしょうか。 今から80年前に沢村栄治という大投手がいました。日本にプロ野球が作られる直前に全日本の投手としてルースやゲーリッグと静岡県草薙球場で対決して、0-1で......続きを読む»

イチローが選んだ四球の価値について

先回upした「イチローの調子はいつまで続くのか セイバーメトリクスする」では BB/Kにイチローの打席に対するアプローチの変化が最も端的に表現されていると指摘しました。この数値が今でも2.0を超えるという超絶ぶりですが、選球眼に優れ、同時にコンタクトする力がある打者ほど当然、BB/Kは大きくなります。このアプローチを全盛期にも保持していれば打率も1分程度は軽く上げていたと帰納的にも予測できます......続きを読む»

松井秀喜の真価 つなぎに徹する精神と打点を稼ぐ力の奥深さ

古典「野球術」ジョージ・F ・ウィルの打撃編というグウィンの章において、記憶が正しければおおよそこう書かれていました。ある試合 グウィンは4打数0安打であった。しかし打点は3であった。なぜなら内野ゴロ二つと犠飛1つでいずれも3塁ランナーをホームへ帰したからだ。ここにグウィンの真骨頂がある,、そんなエピソードです。かつて無死もしくは1死3塁で打点を上げる確率の高い打者としてNYY松井秀喜がMLB史上で......続きを読む»

なぜパリーグのレベルの方が高いのか?小宮山や里崎の記事で満足できなかった人のために。パリーグの強さを分析する 

交流戦の成績を見れば明らかですが、MLBではアリーグが勝ち越すようにNPBにおけるパリーグ同様にほぼ安定して毎年勝ち越しをしています。その主な要因をこれから三つ挙げます。特にポイントに挙げた3番目の部分こそがこの記事の肝でもあります。ふだんここで私がupしている軽い記事とは違い、今回の記事についてはかなり読者を選ぶところがあるのではないかと思っています。かなりの長文ですが、良かったら最後までお付き......続きを読む»

進化の印 ダルビッシュが投げたのはシンカーなのか 2シームなのか

解説者の武田がしきりにダルビッシュが投げた94マイル前後のシュートしながら高速で沈むボールをシンカーかどうかと気にしていました。球場のボードにはツーシームと表示されていました。 シンクとは沈むという意味であり、ダルビッシュの投げていたのは単純に「高速シンカー」であり、これを1980年台頃メジャーでは、「シンキングファストボール」と呼んでいました。それが現代にあって「ツーシーム」と呼称が時代によっ......続きを読む»

NYY 勝率500へ戻す ジラルディこそ今後のカギを握る

なぜジラルディはピタゴラス勝率を上回ることができるのか、について今回は論じていきます。 2013年2014年が顕著であり失点差が大きくマイナス-20とか-30であり、戦力において明らかに平均以下であったチームを2年連続で勝ち越しに導いたのがジラルディでしたが、現在NYYの得失点差は-13ですが見事に勝率500へ復活しました。繰り返しジラルディは実際の勝率がピタゴラス勝率を上回っています。すなわちそ......続きを読む»

イチローの調子はいつまで続くのか セイバーメトリクスする

「前田健太はクワーズフィールドをやり過ごせるのか」 この記事では当時ERA0.47前田健太についてセイバーメトリクスから眺めてどう捉えるのかという内容でした。極めて運に恵まれた投球をしており、近い将来ERAは3.00台へ向かってゆくことになると結論しているのですが、今回イチローのサンプルが極めて限定的であるという欠陥については括弧に入れておくとして、かなりざっくりとしたイチローのセイバーメトリ......続きを読む»

心配ご無用!BOSプライス、FIPはキャリアハイ2.77

2016序盤戦ERA6.50前後を記録していたプライスもその頃から、FIPは2.95レベルの数字を残しており、E-Fの超絶な乖離を示していたわけですが、2016現在ではFIP2.77と過去最高の値を記録しています。これだけのスタッツの乖離もBABIP357、LOB率59.7という数字でほぼ説明がつくはずです。実にわかりやすい不運ぶりを2016プライスはこれまでセイバーメトリクスでは示しています。 ......続きを読む»

大谷二刀流のルーツを知っているか?

大谷二刀流のルーツを知ることは、イチローの振り子や野茂のトルネードのルーツを知ることであり、文字通り日本のプロ野球のルーツを辿ることになります。こうした大谷やイチロー、野茂のような型破りの個性の塊のような選手たちが日本のプロ野球に出現するにはするだけの文化的土壌を築いた人物がいたということですね。その人物は日本プロ野球の歴史に残る数々の奇跡を起こしており、ミラクルつながりということなのか元ドジャー......続きを読む»

敢えて最下位ヤンキースのジラルディ監督を擁護する

後世からヤンキースの歴史を眺めた時、大きな分水嶺と位置づけられる日とは、ジョージ・スタインブレナーの命日である2010年7月13日と言われるようになるという記事「忍び寄る衰退 ヤンキース帝国の黄昏」を半年前に書きました。リーダーがミスリードする時、組織はどういう末路を辿るのか、注目してその推移を数年前よりずっと眺めています。 今の見るも無残な状況を作り出している最大の責任者は、NYYに限っては間違......続きを読む»

前田健太はクワーズフィールドをやり過ごせるのか

この記事はどちらかというと日本の広島ファン向けに書いた感じです。では行きましょう。ERA 0.47が大きくクローズアップされているLADの前田健太ですが4/19時点の成績が下記です。 K/9 7.11 BB/9 1.89 xFIP3.71 FIP3.03 ERA 0.47 LOB率100 BABIP250 そしてこちらが4/22時点の成績。 K/9 7.11 BB/9 1.89 xFIP3.5......続きを読む»

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