MLB 戦いの原理を求めて

「ビリー・ビーンが戦っているのはマネーでもなければヤンキースでもない。教典と化した”過去の知性”である。しかし最先端のセオリーもいつかは”過去の知性”と化す。そのことを誰よりもビリー・ビーンは知っている。」

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本日アカウント作成。もしブログを継続する際はツィッターでお知らせします。 大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。 歴史や戦略 戦 もっと見る
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2017年、大谷翔平争奪戦を制すために、最大のキーとなるものは何か

究極のメジャー志向であった高校時代の大谷翔平はドラフト直後に「自分の気持ちは変わりません。評価していただいたのはありがたいですが、アメリカでやりたいという気持ちは変わりません」と語りメジャーへ本気度はガチであったと言ってもいいでしょう。 2016ドラフト6位で指名された履正社の高校生も、指名が低ければプロ野球は考えていないと表明していましたがその後の展開が全く異なりました。履正社の高校生が日本ハ......続きを読む»

2017年、大谷翔平に待ち受けるインターナショナルFA・ボーナスプールの壁

新労使協定では、インターナショナルFA・ボーナスプールの各チームに割り当てられている金額は勝率に応じて475万ドルから575万ドルに設定されている。ただしこのインターナショナルFA・ボーナスプールの金額は他球団とトレードによって金額枠も動かせる。尚上積みできる金額は最大で当初の金額の75%までである。よって最大1000万ドル前後まで契約金枠をチームは増やすことが可能となる。 しかしインターナショ......続きを読む»

2017年、大谷翔平の移籍先としてパドレスが最有力な理由

ご存知のように日本ハムはサンディエゴ・パドレスのシニアアドバイザーのランディ・スミスとGM付シニアアドバイザー兼メジャーリーグスカウトディレクターとして契約しました。インターンとしてパドレス入りした斉藤隆がサンディエゴのキャンプ地でもあるアリゾナ州ピオリアで開催した日本ハムの春季キャンプの面倒見たように、2008年から日本ハムとパドレスは業務提携している。 現在パドレスのグリーン監督も日本ハム在......続きを読む»

落合に日本ハムのGMは絶対に務まらない理由とは

追記)なぜ 敢えて日本ハムというワードを出したのか それは物事を相対化させることによって今の中日の問題点の輪郭がよりクリアになってくるからです。チーム自体の戦略性にも相当の差があります。セリーグで最下位ということは事実上12球団で今最も弱いチームということになります。 落合GMをボロクソ言っていたのが辞めた途端、落合だけがわるいのではない、実は人情派である、選手、監督としては超一流であったという一......続きを読む»

カブスのエプスタイン、K/BB歴代1位の上原を獲得する

まず最初に修正します。 BOS時代シリングを獲得したのはエプスタインですが、ペドロを獲得したのは前BOSのGM、現BALのGMデュケットです。以前書いた記事で勢い余って間違った部分があり、ちょうどいい機会なので修正記事をアップしておきます。K/BBが史上最強レベルのスターターであったシリングを獲得したのがエプスタインであったように、K/BBが史上最強レベルのリリーバーを獲得したのもエプスタインとい......続きを読む»

8年連続で最優秀監督賞ポイントを獲得しているジラルディは、もっと評価されるべきである

これは2016の最優秀監督賞ポイントの順位です。 1 Terry Francona CLE 2 Jeff Banister TEX 3 Buck Showalter BAL 4 John Farrell BOS 5 Joe Girardi NYY 6 Scott Servais SEA PO進出した地区1位もしくは2位の監督に多くのポイントが入っていることがわかります。しかしながら......続きを読む»

2017年大谷翔平、メジャー移籍問題の本質を戦略的観点から紐解く

インターナショナルFA25歳未満ルールの戦略的な思惑について3つの側面から考えることによって、この問題をきっちりと頭の中で整理してゆくことを本稿の目的とします。 まずMLB機構のインターナショナルFA25歳未満ルールを掲げた戦略の目的としては、すでにおわかりのとおりJリーグのように絶えず入れ替え戦のあるような下部リーグをもたないメジャーリーグ(マイナーリーグはあくまでファームでありメジャーリーグ......続きを読む»

ダルビッシュの提言 ロースター26人になるのか 投手の健康問題

ダルビッシュがトミー・ジョン手術を受けることが決定した際、2015年3月ネットの某所で書いたもののダイジェストをここに掲載します。ベースボールと野球に横たわっている投手の健康についてのお話です。一部加筆修正してありますが、コンテンツについては基本そのままです。 === 奪三振王も獲得し、サイヤングポイントにおいて2位に入ったこともあるダルビッシュ有はMLBにおいては歌舞伎で言うところの千両役者......続きを読む»

「MLB 戦いの原理を求めて」をスポナビにエントリーするまで

「大統領選で大敗北を喫したMLB天才セイバーメトリシャン、ネイト・シルバー」 前回の記事の補足となります。当ブログの主たるテーマが「戦略」です。シーズンオフということもあり番外編として「戦略」そのものに焦点を絞り込んで今回の大統領選とも絡めてお話をします。そして最後にこの記事を下敷きとして、スポナビにエントリーした経緯の話となります。4年に一度の番外編ということでもあり、どうかこの一回だけなので......続きを読む»

大統領選で大敗北を喫したMLB天才セイバーメトリシャン、ネイト・シルバー

かつてMLB関連のコラムニストであった季啓充さんが書いた「大統領選とセイバーメトリクス」というタイトルの記事があります。セイバーメトリクスの威力が選挙戦の予測において、瞠目すべき成果を上げているという論調の記事であったわけですが、今回はその真逆の記事を書きます。なぜネイト・シルバーの予測システムは今回の大統領選で大敗北を喫したのか、その理由を最後に記しておきます。 「田口壮の解説力 その奥深さを......続きを読む»

長谷川滋利の虚言 野村克也と共通する自己愛性パーソナリティ障害

「栗山英樹を獲得した元・ヤクルト片岡スカウトが明かす野村克也の真実」 事実とは180度異なる発言を自らの力を誇示せんがために野村本で古田獲得を自らの意思であると既成事実化したように、今回長谷川は全く事実無根の監督要請という話を場を盛り上げるために講演会で話したとされています。 ありもしなかった話を長谷川が講演会でするわけもないだろうとマナーを問題視するコメントもあります。しかしそれこそが固定概念......続きを読む»

栗山英樹を獲得した元・ヤクルト片岡スカウトが明かす野村克也の真実

「固定観念は悪。 先入観は罪。」と野村克也は言う。しかし野村の固定概念故に、大谷の二刀流を否定したのではなかったか。 しかも野村克也の固定概念はこれだけに留まらない。眼鏡かけた捕手は駄目だと固定概念で古田に駄目のレッテルを張ったのが他ならぬ、野村克也であった。その古田獲得を反対した野村をなんとかギリギリのドラフトの席上で説得したのが、古田の能力を高く評価していた片岡スカウトだったのである。 とこ......続きを読む»

監督の野球に対する知性の差が勝負を決する

緒方監督のポリシーはレギュラーシーズン通りに日本シリーズも戦うというものらしいですが、それも必ずしも間違いではないが決して正しいとも言えません。フェイズが違っている以上、戦いのセオリーは自ずと変わってくる部分が出てくるからです。 例えばソフトバンクとの天王山、日本ハムは大谷先発であり1点差ゲームであり、栗山監督はまさしくセオリー通り7回から外野の守備固めに陽を入れて大ファインプレー2発でチームを......続きを読む»

強い者が勝つ!それが二つの呪いを解いたエプスタイン・スタイル

今回はLADサイドではなく、中立な戦いの原理から眺めた時、CHCがどう見えるかという記事です。 今から3~4年くらい前になるでしょうか。 BOSの攻撃・BABIPと防御・被BABIPについて取り上げていた記事がありました。パークファクターからするとフェンウエイにはグリーンモンスターがあるために特に二塁打を中心としたヒットの出やすくメジャーでも屈指のBABIPが高い球場です。サンプルをきちんと採......続きを読む»

なぜ広島は前進守備を敷かなかったのか

「神様 仏様 大谷様」という言葉を彷彿とさせる大谷翔平の活躍ぶりで、ようやく日本ハムが一勝を上げました。 10回裏2死2塁、次の打者はパリーグの打点王であり、今日の全打点を上げていた中田であり、大谷へはカウントも追い込んでいる状況。歩かせてもいいという形でおそらく大瀬良は大谷に勝負しにいったはずです。実際、低めに完全なボール球を大瀬良は大谷へ投じました。最後はフォークで勝負するつもりではなかったの......続きを読む»

日本ハム2連敗にシンクロする 1958年の日本シリーズ

「首の皮一枚残った」 この三原脩の言葉は1958年の日本シリーズ3連敗直後に生まれたものであり、以後野球というジャンルを超えて人口に膾炙することになります。その3連敗から奇跡の4連勝で日本一。「神様 仏様 稲尾様」というお馴染みの言葉もこのシリーズが生まれたことは多くのプロ野球ファンにもすっかりお馴染みなはずです。 今よりも年間試合数が13試合も少ない中、11.0ゲーム差を逆転しての優勝です......続きを読む»

カブスが呪いから解かれる時 チャレンジシステムの誤審か

第四戦、2回裏のゴンザレス、ホーム寸前でタッチアウトと判定されてLADのチャレンジがありました。最初にプレーを目視した印象ではタイミングは完全にアウトというものでした。スロー映像を見ると多数の人にはセーフに見えたはずです。しかしベースにタッチしていたかが確認できなかったために判定は覆らず。第五戦、4回裏のケンドリック三盗もタッチアウトと判定されてLADのチャレンジがあり、最初にプレーを目視した印象で......続きを読む»

必ずしもカブスは絶対優位ではない ドジャース ワールドシリーズへ一歩前進 

さて2016NDCSですが、LADの歴史においてひとつの転換点になる可能性をも秘めたディビジョンシリーズの勝ち上がり方だっただけに、LADにも勝機はあると漠然とした記事を先日は挙げました。今回は少しデータを眺めていきます。 レギュラーシーズンでは得失点差というスタッツを通してチームの総合力を把握するのが定石です。この得失点差を見ると30チーム中1位。CHCは投打の総合WARといい30チーム中1位で......続きを読む»

黒田博樹の引退 完成された野球人生とは

ベーブ・ルースのキャリアが ボストン・レッドソックスから始まり、ニューヨーク・ヤンキースを経て 最後は再びボストン・ブレーブスでその野球人生を終えたように、ウィリー・メイズもまた ニューヨーク・ジャイアンツから サンフランシスコへと移動し 最後はニューヨーク・メッツでその野球人生を締めくくったように、二人とも最後はキャリアをスタートさせた場所へ戻っていきました。 野球というゲームとは ホーム(ベ......続きを読む»

9回表 大谷の平均球速は164.0km!CS一戦目スターター時は158.4km

タイトルの件については 記事の後半にて。 ==== 繰り返し、栗山監督の采配は基本的に魔術師・三原脩の文脈の中ですべて捉えられるべきであると言ってきました。ここを抑えない限り解説者・和田のように常に栗山采配を見誤ることになります。 5回裏、1死23塁。一打勝ち越しの場面。バントの名手中島に3塁には走力のある陽がおり、スクイズのすべき条件は揃っていました。解説者和田はスクイズをまずないと否定し......続きを読む»

NLCS ドジャースに勝機あり カーショウが見せた勝負への執念

カーショウはポストシーズンには弱い。LADは地区リーグ優勝決定戦になるとなかなか勝てない。 そうした短期決戦における苦手意識を払しょくしたという意味において、NLDSの劇的な勝ち上がりはLADにおいては極めて価値の大きな勝利でした。そして3戦すべての勝利にカーショウがかかわり、その接戦をすべてものにしてきたほんとうの価値は、次のNLCSにおいてこそ明らかになってくるかもしれません。下馬評ではCHC......続きを読む»

LAD 第5戦はヒルで勝負か 結果論で批判してはならないボウチーの継投

ボウチーの細かい継投について、小宮山はレギュラーシーズンにおける勝ちゲームの際の映像を流しながら、ここにボウチーの巧みな継投があるのでそこに着目せよとPO直前の特集でやっていました。しかし一転、負けゲームで細かい継投をし失敗すれば、あたふたと慌て過ぎであり批判が集中するという、これぞまさに結果論の極みである。 重要な点は、なぜこうした細かい継投をボウチーは選択せざる得なかったのかという点にこそある......続きを読む»

名将フランコ―ナの光る采配 インディアンズの野球をセイバーメトリクスする

盗塁数リーグ1位。盗塁成功率リーグ1位。 犠牲バント リーグ3位。 犠飛 リーグ1位。 アルティメットベースランニング リーグ1位。 DRS リーグ6位。 UZR リーグ3位。 防御率 リーグ2位。ブルペン 防御率リーグ2位。 総得点 リーグ2位。 走攻守。これほどバランスの取れた戦力の整ったチームは、ALにはCLEを除いて一つもない。 ALDSにて9番ペレスがレフトフライからタッチアップで2塁......続きを読む»

勝負師フランコーナの5回ミラー投入とショーウォルターのブリットン温存 そして9回大谷降板について

レギュラーシーズンではチームにおける運不運はおおよそ相殺されるため<実力>がむき出しになるステージであり、実力が平均的に出力されるように選手の故障等、「リスク管理を徹底する」ことが大事な要素になるのに対して、短期決戦では実力よりも<運>が大きくなるステージであるために、ギャンブル(運に賭ける)を仕掛けそれが成功した際のリターンが大きいために、「<リスクを取らない>というリスク」をこそ真に怖れなけれ......続きを読む»

なぜ張本勲・野村克也は栗山監督を未だ認められないのか

二人ともに超一流プレイヤーであった点についてはリスペクトしつつも、今回はそれらをすべて括弧に入れてベースボールを観る技術の観点から話を展開していきます。今回はリベラルアーツと反知性主義の話です。 === みなさんよくご存じ、朝から「喝だ!あっぱれだ!」と叫ぶ、張本勲という評論家がいます。2016もソフトバンクが独走していればSB優勝は間違いない、ジャイアンツが抜けだせば巨人がこのままいくとした......続きを読む»

2016は大谷翔平で始まり、大谷翔平で終わる!

大谷の選手としての成績は、おそらく投手としてWAR5.0、打者としてもWAR5.0、計WAR10.0前後の数字を大谷は最終的に残すのではないかと予測しています。(日本のサイトには有料でアクセスできず。いずれ明らかになるはずです。わかれば修正記事を入れます)。参考までにWAR5.0というとオールスター級の投手、あるいは野手という評価になる。 日本ハムチーム全体のWARが27.0前後ですから、4割前......続きを読む»

栗山監督 信じる力と峻別する力 ソフトバンクと0.8ゲーム差に縮まる

オリックス戦では気の抜けたコーラのようなボールを投げ込んでボカスカに打たれた有原でしたが、SB戦初回ボールのキレを見た時、調子が戻っていると感じた人も多かったのではないでしょうか。有原が打ち込まれた時、栗山監督はSB戦に向けて先発の練り直しも視野に入れているとの談話もありました。監督としてはここ8月以降のERAが6点を超える有原と先発に回ってからはERAも1点台の増井、どちらかを単純に選択せよと言う......続きを読む»

陽岱鋼のスーパーキャッチが栗山監督の継投ミスを救う

これは決して結果論でありません。 日本ハム最大のウィークポイントがクローザーにある以上、絶対エース・大谷翔平ならたとえどのような結果になろうとも9回心中すべきでした。センター最深部へ江川が打った瞬間、ガッツポーズでソフトバンクのベンチから選手やコーチが次々と飛び出したように、江川に打たれた瞬間、サヨナラホームランでスコア2-4の逆転負け、最低でもセンターが前進守備を敷いていたためにセンターオーバー......続きを読む»

カブス史上最悪のトレード セイバーメトリクスの限界とルー・ブロックに輝きをもたらしたもの 

ルー・ブロックと言えば、打率300 3000本安打 1000盗塁にメジャー史上最も肉薄した選手としての印象が強い。リッキー・ヘンダーソン出現以前において、盗塁の象徴と言えばルー・ブロックであった。カブスの歴史においてルー・ブロックを1964年にフラッグディールで放出したトレードは、史上最悪のトレードとされており、ブロックは移籍先で一気に才能を爆発させることとなる。 カブス時代のブロックと言えば、外......続きを読む»

戦いは短期決戦モードへ 栗山監督の判断力ひとつで勝負は決する

これまでも戦いのセオリーについてMLBカテゴリーでは述べてきました。なぜスモールな要素がより短期決戦になると大事になるのか、なぜギャンブルを仕掛けることが短期決戦においてはより大きな意味を持つのか、なぜペナントでは目先の結果に囚われて右往左往するような采配をすることがあってはいけないのか、過去の歴史の戦いやセイバーメトリクスを用いながら、様々に説明を試みてきました。ペナントでの戦いのセオリーと短期決......続きを読む»

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