MLB 戦いの原理を求めて

「ビリー・ビーンが戦っているのはマネーでもなければヤンキースでもない。教典と化した”過去の知性”である。しかし最先端のセオリーもいつかは”過去の知性”と化す。そのことを誰よりもビリー・ビーンは知っている。」

field_of_dreams

関連サイト:MLB 戦いの原理を求めて

本日アカウント作成。もしブログを継続する際はツィッターでお知らせします。 大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。 歴史や戦略 戦 もっと見る
  • 昨日のページビュー:17124
  • 累計のページビュー:3481277
  • (12月12日現在)

最新の記事

フライボール革命と守備シフトの関連性についてセイバーメトリクスする

守備シフトとフライボールレボリューションの関連性について、GB率とFB率から分析を試みます。 (2007~2011年と2012~2016年という5年くくりのフェーズで捉えるとわかりやすい構造となっている。) GB率 2007 43.5 2008 43.9 2009 43.3 2010 44.3 2011 44.4 2012 45.1 2013 44.5 2014 44.8 守備シフト元年 ......続きを読む»

「誰も歩んだことのない道を僕は歩いていきたい。」大谷翔平

二刀流を題材にして 戦略家とはどういう思考をするのかをテーマにした記事です。戦略的な意味で頭が柔軟であるとはどういうことなのか。 === 大谷二刀流はメジャーの中四日では現実的には不可能である、よってどちらかに絞り込むべきであると考える人がいます。 2016年大谷は現実にイチローの日本時代のキャリアハイの成績を超えるWARをたたき出しました。イチローがメジャーでもALリーグ最高のfWARを全盛......続きを読む»

日本ハムの壮大なるボールパーク構想と大谷二刀流とパドレスと

ある夏の夕暮れ、緑の芝生豊かなサンディエゴの公園を若い女性が、犬を連れながらのんびりと散歩をしている。一点、この公園が他と違うのは、メジャーリーグを代表するペトコパークの一部というところにある。ペトコパークの右中間スタンド奥には試合のない日には街の人々がふつうに訪れることのできる公園となっており、試合の日に限り、その公園は観客席となるような実に斬新なスタイルとなっている。 ボールパークとはベース......続きを読む»

ドジャースが更なる補強 グランダーソン獲得その理由

クラッチヒッターは存在する!そのセイバーメトリクスの常識を疑え でもザイディについて少し述べたように、ドジャースの首脳陣はデジタルで論理的な思考だけでなく、アナログなものに対しても十分に価値を見出す極めて柔軟性の高い集団です。<数で表現されるもの>に対してのみならず、<数では表現されないもの>に対しても、偏見を抱くことなく両者に適切な距離感をもって知的なアプローチする姿勢を持っているのがドジャー......続きを読む»

失速するアストロズ 虎視眈々のインディアンズ 

8月に入ってからも順調に勝ち星を伸ばすドジャースとは対照的に、コレアの欠場もあってか全くと言っていいほど補強をしなかったアストロズは5勝9敗と失速しています。結果論ではなく、フラッグディールで何らのインパクトのある動きをしなかったルーノウの判断は果たして正しかったのか、大きな疑問は残ります。交渉材料としてのプロスペクトは十分にアストロズは持っていました。ゲーム差が開き過ぎていたためにルーノウに慢心の......続きを読む»

強さと人気を取り戻すヤンキース最高の切り札こそ、ブライス・ハーパー獲得である

後半戦は失速しているものの昨年わずか打率179、OPS608に過ぎなかったアーロン・ジャッジが覚醒し、OPS1.000を超えるスーパースターへとのし上がってきました。よって事情が変わって当初予定していたブライス・ハーパーを2018年のFAで獲得する必要性が疑問視されてきているという話もあるそうです。MLBの知識や情報についてとても詳しい人にありがちなのですが、残念ながら戦略についての知識が決定的に欠......続きを読む»

ダルビッシュ、ドジャースへ移籍して明らかに変わった3つのこと

簡潔に3点にまとめました。 ●ドジャースのバックアップ体制が万全であること 「LAD新社長フリードマンのゴードンを放出した戦略とその誤算」 にも示したようにDRS+30は30チーム中第4位でありメジャー屈指の守備力、数年前よりドジャースは戦略的に着々と守備力強化に努めていたことが明らかになっています。攻撃力もWARの高さはアストロズについで2位。更にに言うならば、ブルペンもナリーグ最高レベル......続きを読む»

ドジャース ダルビッシュのスタッツが劇的に改善される可能性あり

この記事のタイトル、アップする直前までは「アストロズ、カイケルの意見を支持する」というものでした。最後にダルビッシュにも言及しています。いずれにしてもこの記事を貫くテーマは<メンタル>です。 ==== 「ベースボールは数のスポーツである」という考え方を基盤として、セイバーメトリクスはデジタルな思考を元に発達してきたわけですが、一方において数では表現できない<メンタル>や<クラッチ(大舞台での勝......続きを読む»

ワールドスポーツMLBについてレビューする 印象よりもファクトを重視すべきである

下記はパークファクター2017年です。1位はコロラドのクワーズフィールドですが30位に改めて注目してください。 MLB Park Factors - Through July 26, 2017 RK PARK NAME RUNS HR H 2B 3B BB 1 Coors Field (Denver, Colorado) 1.323 1.274 1.166 1.140 2.716 1.004......続きを読む»

アストロズ・ルーノウGMにみる戦略的思考力 あるひとつの仮説

通常、セイバーメトリクス分析というと攻撃と防御を分類して、それぞれについて詳細に分析を試みるものですが、このアストロズの分析だけは攻撃と防御を単純に分けられないところに極めて大きな特徴があります。2015年では攻撃におけるFB率と防御におけるGB率が、ひとつの強力な理念によって釘差しになっていることを見てきました。 <攻撃についての分析>と<防御についての分析>。 通常この両者の狭間には、マージ......続きを読む»

ダルビッシュ 移籍へのカウントダウンはじまる

7月21日のレイズ戦に登板したダルビッシュ。8イニングを投げて、3HRは献上したものの12K1BBという素晴らしい投球内容でありフラッグディールにおけるショーケースとしては大成功でであったと言えます。特にファーストボールを中心に空振り率が抜群であったことはダルビッシュの株を更に上げたはずであり、ダニエルズにんまりというところかもしれません。 TEXもワイルドカード圏内ではあるものの、それなりに良い......続きを読む»

フライボールレボリューション、超攻撃革命を起こすアストロズの戦略を読み解け! その1

この記事を書くまで2週間ずっと考え続けて、ようやくある結論に達しました。「フライボールレボリューション、超攻撃革命を起こすアストロズの戦略を読み解け! その2」において、驚くべき超攻撃革命がアストロズの現場で起きていることについて触れていきます。 === フライボールレボリューションの概要 4シーム(別称ライジングファーストボール)を含むすべての投球はマウンドからホームベースへ向かって落下す......続きを読む»

フライボールレボリューション、超攻撃革命を起こすアストロズの戦略を読み解け! その2

フライボールレボリューション、超攻撃革命を起こすアストロズの戦略を読み解け! その1の つづきになります。 ==== 第三は、exit velocity(打球速度)という視点です。ゴロでもなくフライでもないものはラインドライブとしてカテゴライズされます。 ラインドライブ  AVG 628 SLG 955 OPS 1583 BABIP 615 HR 595 フライ      AVG 211 S......続きを読む»

ヤンキース・キャッシュマンGMをもっと評価すべきである 戦略とは何か?

キャッチャー・ゲーリー・サンチェス、ショート・ディディ・グレゴリアス、セカンド・スターリン・カストロ、センター・アーロン・ヒックス。ヤンキースのセンターラインを司る4人を抑えたのもキャッシュマンGMであるならば、現在MLB全体のWAR1位であり三冠王でもあるアーロン・ジャッジをドラフト1位で獲得したのもキャッシュマンGMです。 これまでジラルディ監督もそれなりの堅実で優れた働きをしていると言えま......続きを読む»

田中そしてダルビッシュ、長いキャリアの中で運不運は必ず相殺される

ダルビッシュ の2012年と2017年の成績です。 2012年 ERA 3.90 FIP 3.29 LOB率 70.5 2017年 ERA 3.18 FIP 4.11 LOB率 84.8 2012年のダルビッシュが如何に運に恵まれていなかったかを裏付ける数字となっているように、2017年ではその逆であり運に恵まれていることを示しています。すべての人がセイバーメトリクスに対する理解をしているわけ......続きを読む»

際立つロバーツ監督の決断力

2016年度の最優秀監督賞を受賞したロバーツは類まれなる決断力の持ち主であり、昨年も心を鬼にしてリッチ・ヒルを7回完全試合ペースも降板させたように、「チャンスの女神に後ろ髪はない 」と言わんばかりに昨年のPOでも勝負所で絶対エース・カーショウをリリーフさせNLDSでも勝ち抜きました。 今回の前田の件も、前言を翻すことも厭わず手遅れになる前に早めの決断を下しました。1勝が命取りになることをロバーツ......続きを読む»

ドジャース前田、ローテ生き残りをかけた次回登板は原点回帰を

さすがに4回で92球はあまりに球数が多すぎるため擁護しようがありません。 投手に課せられた第一の仕事は試合を作りイニングを稼ぎ、中継ぎへ負担をかけ過ぎないということであり、更に言うならチームを勝利に導くべく自軍が得点を取るまでは相手に先取点だけは与えないということであるならば、DL明け以降の前田のピッチングに対する印象、総合評価は前回の試合をもって非常に厳しいものとなりました。(客観的には調子が......続きを読む»

スタットキャストは旧来のスタッツの奥にあるものへ光を投げかける

LADにベリンジャーという超プロスペクトがメジャーデビューを果たしました。惚れ惚れとするスィングスピードは頭抜けており、デビュー戦金田正一から四打席連続四三振を喫した長嶋茂雄ではないですが空振り三振ですら様(サマ)になっている。一方2017年のイチロー三振のシーンを見ると、ファーストボールには振り遅れ、変化球の時などは体が無様なほどに前に出されています。 自分のタイミングでフルスィングしているカッ......続きを読む»

Pitch Valuesは語る ダルビッシュのスライダーに切れ戻る むしろ最も危険な球種とは・・・

「ダルビッシュ有に危険シグナルあり!肉体改造の功罪をセイバーメトリクスする」 前回の記事の中でも、ダルビッシュに何か変化があれば記事にすると言いました。どうやらダルビッシュ最大の武器であるスライダーが良い方向へ改善されつつあることがデータでも明らかになってきました。 Pitch Valueというスタッツがセイバーメトリクスにはあります。投手/打者が一球毎に状況(ストライクカウントまで考慮した得......続きを読む»

田中将大 これで2017年のオプトアウトはほぼ確実になくなった!

ジーターの永久欠番セレモニーにおいて大炎上を喫した田中将大ですが、2017年のオプトアウトはほぼ確実になくなったと考えていいでしょう。 ところで田中との契約延長は32歳から33歳を更に2年追加で一年あたり2500万ドル前後延長すると予想されていましたが、結果的にヤンキースの見送った判断は正解となりました。当ブログ的には延長してもその判断が決して間違ったものであるとは考えていませんが、田中よりも遥......続きを読む»

ドジャースの新たなローテ戦略 前田健太のDL入りはフェイクか

クレイトン・カーショー、前田健太、リッチ・ヒル、ブランドン・マッカーシー、柳賢振の5人ではじまったドジャースのローテですが、控えにもDL入りしているやスコット・カズミアやブロック・スチュワート、ジャスティン・マスターソン、フリオ・ウリアス 、アレックス・ウッド等十分にローテをこなせる人材は多数おり、これらを状況に合わせて入れ替わり立ち代わり5人の枠を埋めることによって、スターターのフィジカルをリフ......続きを読む»

サプライズと表現された快進撃のヤンキース

開幕から絶好調のヤンキース。ここでヤンキースの衰退について述べてきた当ブログが記事にしないわけには参りません。偽りなく虚心坦懐に語ったつもりです。これまで私がここで語ってきた記事のすべてつなぎ合わせて、現状のヤンキースを解釈するとこうなるという構成になっています。尚、記事を編集し続けてアップしたのが10日後なってしまったことを予めご了承ください。(^^; 私淑してやまない先日逝去された故・渡部昇......続きを読む»

新しいダルビッシュにサイヤングの目はあるのか

セイバーメトリクスの歴史において最大の発見とも目される指標にDIPS(FIPはDIPSの一種)があります。投手の本質的な力は<K,BB,被HR>という三種類のスタッツで表現できることを統計的に明らかにした指標であり、特にKとBBは球場の大きさに左右されないだけにその投手の力量を端的に表現するものとして広く知られます。POのような短期決戦とは違い、特にシーズン序盤などはまず私が投手におけるその試合の......続きを読む»

ダルビッシュ有に危険シグナルあり!肉体改造の功罪をセイバーメトリクスする

トミー・ジョン手術のリハビリ期間中におけるダルビッシュの特に上半身につけられた筋肉の発達には目を見張るものがあるが、果たして、肉体改造の試みは吉と出るのかそれとも凶と出るのかセイバーメトリクスによって分析を試みたい。 まずは誰でも映像を見ればすぐにわかるように、ファーストボールの球速がアップしたことはpitch F/Xでも明らかになっている。奪三振王を獲得した2013年が平均球速92.8マイルだっ......続きを読む»

WBC決勝ラウンドを前に、よりフェアーな判定システムの構築を望む。集合知、人工知能、トラッキングシステム・・・

ふっと単純に思い浮かんだアイデアの一つです。あくまでお遊びの思考実験です。現実的でないことは百も承知。どうかごゆるりと。今回は10年ほど前に社会学において発見された<集合知>からチャレンジシステムについて見解を述べてみます。 === チャレンジシステムに疑念を感じざる得なかったのは、2016のポストシーズンでのことです。 先取点を獲得したチームの勝率が圧倒的に高いというデータがある戦いにおいて......続きを読む»

大谷翔平、100年に1人の逸材であることを証明するために。パドレス入りへ大きく前進か

MLBの雑誌を読んでいると向こうのスカウトらしき人物が大谷翔平について、「はっきり言おう、メジャーの球団で大谷に対しての評価はあくまで投手のものであり、二刀流について現実的に考えているところはほとんどない」そのようなことを上から目線で語っていました。それは元・ドジャーススカウトの意見と基本的に一致するものであり、メジャーの現実をよくわきまえたメジャー通を自任する人たちのリアリズムと言ったところでし......続きを読む»

バリー・ボンズは必ず殿堂入りすることになる

何事も明け透けに語ってしまう暴言王カート・シリングは、ラジオ番組で「現役時代にレッドソックスの トレーナーから禁止薬物を薦められた」と告白したことが過去に記事となったことがあります。あれだけPEDに身を染めたクレメンスにも手厳しい態度を見せてきたシリングのことです。シリングは良くも悪くも思ったことを口に出してしまう性分故に、率直であるからこそ、シリングの言葉に一定の信頼を持っています。 ところで......続きを読む»

イチローとジョー・ジャクソンを結ぶ 偉大なるベースボールの力

”それを作れば彼はやってくる・・・” どこからともなく語りかける声なき声に導かれるまま、主人公レイ・キンセラが<それ>を作り始めるところからこの物語は始まります。 映画「フィールド・オブ・ドリームス」。 この原作者であるキンセラは大のイチローファンでも知られています。イチローへの熱烈なラブレターとも言うべきエッセイまで上梓しています。これから少しだけ、この映画とイチローを結びつけるお話......続きを読む»

野球の神様に愛される条件 スポーツキャスター時代から栗山英樹の言葉をずっとウォッチしてきた

紀貫之は「詩歌には天地をも動かし、神々の怒りを鎮める力がある」という強い信念を持っていました。天地や神々とも大いに和する言葉。大和言葉にそれだけの力があり、それが日本の伝統文化の根幹も成しています。まずは当ブログが「言葉」をどう捉えているのか、ギリシャ哲学から話は始まります。 ということでここで引き返してもらってもかまいません。ターゲットとしている人を相当に絞り込んだ記事となっています。  ......続きを読む»

2017年、大谷翔平争奪戦を制すために、最大のキーとなるものは何か

究極のメジャー志向であった高校時代の大谷翔平はドラフト直後に「自分の気持ちは変わりません。評価していただいたのはありがたいですが、アメリカでやりたいという気持ちは変わりません」と語りメジャーへ本気度はガチであったと言ってもいいでしょう。 2016ドラフト6位で指名された履正社の高校生も、指名が低ければプロ野球は考えていないと表明していましたがその後の展開が全く異なりました。履正社の高校生が日本ハ......続きを読む»

1 2 4 5 6 7 8

このブログの記事ランキング

  1. 大谷レベルのファーストボールを投げる投手は3Aにゴロゴロいる
  2. 大谷翔平の移籍先は、おそらくメジャーで唯一この9月に6人ローテを実践したチームになる!
  3. ドジャースはプイーグ放出をすべきである
  4. 栗山嫌いの野村克也に本物の知性はあるのか?
  5. なぜ張本勲・野村克也は栗山監督を未だ認められないのか
  6. 大谷の二刀流に反対していた人たちは誰か 改めて検証する
  7. 大谷翔平がヤンキースを選ばないと確信したその理由 記者会見を通じて
  8. カブス史上最悪のトレード セイバーメトリクスの限界とルー・ブロックに輝きをもたらしたもの 
  9. ダルビッシュ有に危険シグナルあり!肉体改造の功罪をセイバーメトリクスする
  10. ジラルディの継投ミスについて 武田の解説はほんとうに正しかったのか

このブログを検索

月別アーカイブ

2017
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年12月12日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss