MLB 戦いの原理を求めて

月別アーカイブ :2016年10月

監督の野球に対する知性の差が勝負を決する

緒方監督のポリシーはレギュラーシーズン通りに日本シリーズも戦うというものらしいですが、それも必ずしも間違いではないが決して正しいとも言えません。フェイズが違っている以上、戦いのセオリーは自ずと変わってくる部分が出てくるからです。 例えばソフトバンクとの天王山、日本ハムは大谷先発であり1点差ゲームであり、栗山監督はまさしくセオリー通り7回から外野の守備固めに陽を入れて大ファインプレー2発でチームを......続きを読む»

強い者が勝つ!それが二つの呪いを解いたエプスタイン・スタイル

今回はLADサイドではなく、中立な戦いの原理から眺めた時、CHCがどう見えるかという記事です。 今から3~4年くらい前になるでしょうか。 BOSの攻撃・BABIPと防御・被BABIPについて取り上げていた記事がありました。パークファクターからするとフェンウエイにはグリーンモンスターがあるために特に二塁打を中心としたヒットの出やすくメジャーでも屈指のBABIPが高い球場です。サンプルをきちんと採......続きを読む»

なぜ広島は前進守備を敷かなかったのか

「神様 仏様 大谷様」という言葉を彷彿とさせる大谷翔平の活躍ぶりで、ようやく日本ハムが一勝を上げました。 10回裏2死2塁、次の打者はパリーグの打点王であり、今日の全打点を上げていた中田であり、大谷へはカウントも追い込んでいる状況。歩かせてもいいという形でおそらく大瀬良は大谷に勝負しにいったはずです。実際、低めに完全なボール球を大瀬良は大谷へ投じました。最後はフォークで勝負するつもりではなかったの......続きを読む»

日本ハム2連敗にシンクロする 1958年の日本シリーズ

「首の皮一枚残った」 この三原脩の言葉は1958年の日本シリーズ3連敗直後に生まれたものであり、以後野球というジャンルを超えて人口に膾炙することになります。その3連敗から奇跡の4連勝で日本一。「神様 仏様 稲尾様」というお馴染みの言葉もこのシリーズが生まれたことは多くのプロ野球ファンにもすっかりお馴染みなはずです。 今よりも年間試合数が13試合も少ない中、11.0ゲーム差を逆転しての優勝です......続きを読む»

カブスが呪いから解かれる時 チャレンジシステムの誤審か

第四戦、2回裏のゴンザレス、ホーム寸前でタッチアウトと判定されてLADのチャレンジがありました。最初にプレーを目視した印象ではタイミングは完全にアウトというものでした。スロー映像を見ると多数の人にはセーフに見えたはずです。しかしベースにタッチしていたかが確認できなかったために判定は覆らず。第五戦、4回裏のケンドリック三盗もタッチアウトと判定されてLADのチャレンジがあり、最初にプレーを目視した印象で......続きを読む»

必ずしもカブスは絶対優位ではない ドジャース ワールドシリーズへ一歩前進 

さて2016NDCSですが、LADの歴史においてひとつの転換点になる可能性をも秘めたディビジョンシリーズの勝ち上がり方だっただけに、LADにも勝機はあると漠然とした記事を先日は挙げました。今回は少しデータを眺めていきます。 レギュラーシーズンでは得失点差というスタッツを通してチームの総合力を把握するのが定石です。この得失点差を見ると30チーム中1位。CHCは投打の総合WARといい30チーム中1位で......続きを読む»

黒田博樹の引退 完成された野球人生とは

ベーブ・ルースのキャリアが ボストン・レッドソックスから始まり、ニューヨーク・ヤンキースを経て 最後は再びボストン・ブレーブスでその野球人生を終えたように、ウィリー・メイズもまた ニューヨーク・ジャイアンツから サンフランシスコへと移動し 最後はニューヨーク・メッツでその野球人生を締めくくったように、二人とも最後はキャリアをスタートさせた場所へ戻っていきました。 野球というゲームとは ホーム(ベ......続きを読む»

9回表 大谷の平均球速は164.0km!CS一戦目スターター時は158.4km

タイトルの件については 記事の後半にて。 ==== 繰り返し、栗山監督の采配は基本的に魔術師・三原脩の文脈の中ですべて捉えられるべきであると言ってきました。ここを抑えない限り解説者・和田のように常に栗山采配を見誤ることになります。 5回裏、1死23塁。一打勝ち越しの場面。バントの名手中島に3塁には走力のある陽がおり、スクイズのすべき条件は揃っていました。解説者和田はスクイズをまずないと否定し......続きを読む»

NLCS ドジャースに勝機あり カーショウが見せた勝負への執念

カーショウはポストシーズンには弱い。LADは地区リーグ優勝決定戦になるとなかなか勝てない。 そうした短期決戦における苦手意識を払しょくしたという意味において、NLDSの劇的な勝ち上がりはLADにおいては極めて価値の大きな勝利でした。そして3戦すべての勝利にカーショウがかかわり、その接戦をすべてものにしてきたほんとうの価値は、次のNLCSにおいてこそ明らかになってくるかもしれません。下馬評ではCHC......続きを読む»

LAD 第5戦はヒルで勝負か 結果論で批判してはならないボウチーの継投

ボウチーの細かい継投について、小宮山はレギュラーシーズンにおける勝ちゲームの際の映像を流しながら、ここにボウチーの巧みな継投があるのでそこに着目せよとPO直前の特集でやっていました。しかし一転、負けゲームで細かい継投をし失敗すれば、あたふたと慌て過ぎであり批判が集中するという、これぞまさに結果論の極みである。 重要な点は、なぜこうした細かい継投をボウチーは選択せざる得なかったのかという点にこそある......続きを読む»

名将フランコ―ナの光る采配 インディアンズの野球をセイバーメトリクスする

盗塁数リーグ1位。盗塁成功率リーグ1位。 犠牲バント リーグ3位。 犠飛 リーグ1位。 アルティメットベースランニング リーグ1位。 DRS リーグ6位。 UZR リーグ3位。 防御率 リーグ2位。ブルペン 防御率リーグ2位。 総得点 リーグ2位。 走攻守。これほどバランスの取れた戦力の整ったチームは、ALにはCLEを除いて一つもない。 ALDSにて9番ペレスがレフトフライからタッチアップで2塁......続きを読む»

勝負師フランコーナの5回ミラー投入とショーウォルターのブリットン温存 そして9回大谷降板について

レギュラーシーズンではチームにおける運不運はおおよそ相殺されるため<実力>がむき出しになるステージであり、実力が平均的に出力されるように選手の故障等、「リスク管理を徹底する」ことが大事な要素になるのに対して、短期決戦では実力よりも<運>が大きくなるステージであるために、ギャンブル(運に賭ける)を仕掛けそれが成功した際のリターンが大きいために、「<リスクを取らない>というリスク」をこそ真に怖れなけれ......続きを読む»

なぜ張本勲・野村克也は栗山監督を未だ認められないのか

二人ともに超一流プレイヤーであった点についてはリスペクトしつつも、今回はそれらをすべて括弧に入れてベースボールを観る技術の観点から話を展開していきます。今回はリベラルアーツと反知性主義の話です。 === みなさんよくご存じ、朝から「喝だ!あっぱれだ!」と叫ぶ、張本勲という評論家がいます。2016もソフトバンクが独走していればSB優勝は間違いない、ジャイアンツが抜けだせば巨人がこのままいくとした......続きを読む»

ブロガープロフィール

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大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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(12月13日現在)

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