MLB 戦いの原理を求めて

松井をスケーブゴートにしたソーシア、大谷翔平はいずれ栗山監督が如何に優れた指導者であったか改めて知るだろう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

松井がFAで2010年にLAAに入団し、OPS820とピッチャーズパークを本拠地にしている割にはそこそこの結果は残したものの失敗と判定されるような成績もなかったが期待に大いに応えたというものではなかった。LAAのチーム成績はケンドリック・モラレスの負傷を境にして失速した。

この時、痛烈に松井をスケープゴートとしてこき下ろし、不調に終わったチームの責任を主砲松井に押し付けるかのようなコメントをソーシアがしたことは今でもはっきりと覚えている。

大谷二刀流が大バッシングにさらされても栗山監督は守り抜いたように、どんなにバッシングされてもトーリ監督は断固として松井を守り抜いた。あるいはソーシアの弟子筋であるマドンもレイズ時代には全く打てない松井を最後まで使い続けて、徹底して擁護する姿勢を見せてくれた。

松井がオークランドに移籍してもゲレン監督時代には、ベンチウォーマーとして蔑ろに扱われていたが、シーズン途中にメルビンに監督が代わってからは、松井への信頼感を采配によって態度を明らかに示し、以後、松井は別人のように働いてみせた。苦しい時、その人物の本性が現れる。負けた責任を主砲松井に押し付けるソーシアの姿を見てきた者としては、どうにも信頼できかねる部分がある。

ある外国人選手が慣れない日本の野球に適応できずにとても苦しんでいた。しかし監督は我慢強くその外人を使い続けた。やがてその助っ人は野球に適応するようになり才能を開花させ、本塁打王を獲得するまでになる。その外国人とはレアードであり、監督は栗山英樹である。他の監督なら駄目外人としてレアードは終わっていた可能性が極めて高いと一般に言われている。栗山監督でなければレアードをの力を開花させることはできなかったに違いない。

もし松井がヤンキースに入って、トーリのように我慢強い監督でなければ全く違うメジャー生活になっていた可能性は誰も否定できないだろう。選手が力を発揮するのに、監督との相性や力量というものが如何に大事かをこれらの例は示している。

松井に対する監督の接し方でも明らかなように、忍耐強い監督もいればそうでない監督もさまざまにいる。メジャーでは日本の栗山監督のように甘くないというのは、見方は余りに画一的なモノの見方をしており、メジャーを注意深く良く見ていない証拠でもある。

大谷二刀流が結果が出ない時に、とくに打撃において不振になった時、ソーシアは果たして栗山監督のように身を呈して守るだろうか。松井が不振の時、ソーシアは本音を覆い隠して、通り一遍のコメントをしていた時期はあったが、トーリのように松井に対する深い信頼感が、そのコメントの奥底にはなかった。

栗山監督は選手のせいだけには絶対にしなかったし、これからもどれだけ聞き飽きたと批判されようとも「使った監督の俺が悪い」と言い続けるに違いない。

理想があるからボヤくという自己正当化するための詭弁を弄する監督もいたが、オフィシャルな場で選手を擁護することはあっても、決して批判したりしない栗山監督には理想はないのだろうか。実は理想があるかないかと、ボヤくボヤかないを結び付けるには、そこには明らかな論理的な飛躍があることをはっきりと指摘しておきたい、これを詭弁という。

また1番ピッチャー大谷のようなドラマ演出する発想もまずないのがオールドスクールのソーシアという監督でもある。レアードといい、大谷二刀流といい、栗山監督でなければここまで大成することはおそらくなかったに違いない。監督としてはソーシアと栗山はその歴史的な背景からその出自を分析しても180度違うタイプの監督と言っても過言ではない。もし機会があればその根拠についても突っ込んでいずれ話をしてみたい。

2ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
大谷二刀流
タグ:

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

松井をスケーブゴートにしたソーシア、大谷翔平はいずれ栗山監督が如何に優れた指導者であったか改めて知るだろう。

苦境に陥った時、必ずソーシアの地が出てくる>まさにその通りだと思います。
温暖な気候やチーム環境からLAAを選んだ大谷でしたが、私はどうせLAならドジャースのほうが良かったかなと思います。DHのあるアリーグならやはりNYYが良かったんですがね。
もし大谷が不振になったとき、あの監督がどれほどのことをしてくれるのか、疑問です。
ソーシア監督は松井入団前は名将だと思っていましたが間違いでした。
しかし松井が入団早々すごい成績を残していてその後の不振なら違っていたかもしれません。
そのためには大谷くんは春から飛ばしていくべきなのかなぁとも思っちゃいます。
がんばってほしいですね。

松井をスケーブゴートにしたソーシア、大谷翔平はいずれ栗山監督が如何に優れた指導者であったか改めて知るだろう。

2010年、松井氏に対してソーシアがネガティブな反応していた事はありました。
栗山監督がいたからこそ、大谷選手が素晴らしい選手になったのも事実でしょう。

でも、希望に満ちたMLBへの挑戦が始まる時に、
揚げ足取りのネガティブな事を言ってて、何が楽しいんですか?
本当に呆れてしまいました。
もうエンゼルスに決まったんだし、黙って見守る事は出来ないんですか?
「俺の鋭い視点は他の人とは違う」と、自慢してるようにしか聞こえませんし、
エンゼルスに対する恨み節のようにも聞こえます。
本当に、心が狭いですね。


「大谷のDバックス入りだけはないとも当ブログでは断言してきたが、タブロイド紙の情報にまんまと乗せられた人は決して少なくなかった。」

短絡的且つ狭い視点で「パドレス、パドレス」連呼してたあなたより、タブロイド紙の情報を参考にされてた方の方が、全然マシだと思います。
大谷移籍先の話については、自分に跳ね返ってくるので、もうしない方がいいですよ。

松井をスケーブゴートにしたソーシア、大谷翔平はいずれ栗山監督が如何に優れた指導者であったか改めて知るだろう。

>BABIPが高止まりすることを当ブログのように予見していた記事はほとんどない

守備シフト元年と言われる2014年から、2014年 .299 2015.299 2016.300 2017.300っとMLBのBABIPは高止まりしている感じしません。

BABIP3割と言いますと、一般的な知己で言う、そんな数字の範疇ですし、高いとも低いとも感じません。

そりゃ、高いなんて記事はないでしょうね。
低いもないでしょうが・・・

松井をスケーブゴートにしたソーシア、大谷翔平はいずれ栗山監督が如何に優れた指導者であったか改めて知るだろう。

コメント失礼します。
数字の使い方が。。。相変わらず気になります。

>守備シフトが爆発的に増えて以降、BABIPは下がっていないどころか、むしろ上がっているのである。

個別に数字をみた方が良いのでは?
チームによって積極動員している球団もあるでしょうし、してない球団もあるでしょう。

そう言った行為を層別と言いますが、
層別せずに雑多な数字で、効果がある、ないを断じられても、わからないです。

管理人さんの記事内容ですと、
テレビの普及に伴い、日本人の寿命は伸びたという事実、現象を、テレビは健康に良いなんて主張になり易いです。

ミスリードの危険性があります。

守備シフトで効果的であった人、効果的でなかった人が居ると思いますがMLBも全員にやっているわけでないです。
そもそも、対戦数が少ないMLBでは配球がNPBほど重要視されてなく、極端な守備シフトを毎回やっている印象がないのです。

本当にやっています?
NHKの中継をみている範囲では、あまりないようなぁ(これは印象です)

BABIPが低いという現象に対し原因は多数ありますが、確証バイアス(思い込み)が強いせいか危うく感じます。
投手の投球スタイル次第でBAIBP(シュートボーラーの日ハム武田とか低いBABIPでした)も変わりますし、その

結論で本当に大丈夫ですか?

こんな記事も読みたい

増井浩俊&大野奨太の補償を考える【札幌ドームが見える部屋から】

ロッテファンである私にとって 2017年はどんな年であったか【チュート・ハンパーのレッツゴープロ野球!】

いつもの様にサイレント交渉からの獲得【アナグラム的分析ラボラトリ】

大野の人的補償を考えてみる【FF】

「オープンな、まっさらな気持ちで」という大谷翔平の言葉の真意を曲解してはならない【MLB 戦いの原理を求めて】

出でよ!サッカー界の大谷翔平!【「読裏クラブ」のワンツー通し】

エンゼルスファンの皆様、SHOHEIのことよろしくお願いします・・。【願)カープVSライオンズの日本シリーズ】

大谷を獲ったエンゼルス、返す手でダルビッシュ?【夏はエンゼルス、冬はクリッパーズ】

ブロガープロフィール

profile-iconfield_of_dreams

本日アカウント作成。もしブログを継続する際はツィッターでお知らせします。


大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


  • 昨日のページビュー:2079
  • 累計のページビュー:3564534

(01月16日現在)

関連サイト:MLB 戦いの原理を求めて

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 大谷レベルのファーストボールを投げる投手は3Aにゴロゴロいる
  2. 大谷翔平の移籍先は、おそらくメジャーで唯一この9月に6人ローテを実践したチームになる!
  3. ドジャースはプイーグ放出をすべきである
  4. 大谷の二刀流に反対していた人たちは誰か 改めて検証する
  5. なぜ張本勲・野村克也は栗山監督を未だ認められないのか
  6. 栗山嫌いの野村克也に本物の知性はあるのか?
  7. 大谷翔平がヤンキースを選ばないと確信したその理由 記者会見を通じて
  8. カブス史上最悪のトレード セイバーメトリクスの限界とルー・ブロックに輝きをもたらしたもの 
  9. ダルビッシュ有に危険シグナルあり!肉体改造の功罪をセイバーメトリクスする
  10. ジラルディの継投ミスについて 武田の解説はほんとうに正しかったのか

月別アーカイブ

2018
01
2017
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2018年01月16日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss