MLB 戦いの原理を求めて

したたかな日本ハムの戦略と大谷翔平の決断に凄みを感じたエンジェルスへの移籍劇

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大谷翔平の大争奪戦は獲得に対して最も遅い時期に手を挙げたチームであり、誰もが予想しなかったまさしく大穴のエンジェルスが獲得しました。

日本ハムは中垣征一郎トレーナーをすでにパドレスへ送り込んでいたように、業務提携もしているパドレスにおいて実に戦略的に二刀流受け入れの体制を築いていたことは間違いありません。たとえポスティングをしても二刀流を受け入れるチームが複数存在する保証など1年前にはなかったわけであり、日本ハムの用意周到ぶりに私は一目も二目も置かざる得なかった。パドレスがあったからこそ、私も大谷は二刀流でメジャーへ移籍すると断言できた。一年前にはメジャーで二刀流はあり得ないという意見は実はかなり根強かったのです。

一方で移籍する際には大谷翔平に日本ハムから通訳とトレーナーをつけると言っていたように、パドレスよりも理想的な環境があればどこへでも柔軟に対応できるように別途準備しており、パドレス以外に移籍しても問題のないように日本ハムは二段構えの戦略的な準備をしていたということになります。

つまり、今回のケースになることも十分に見越していたのであり、日本ハムの大谷二刀流を絶対に成功へ導くという戦略のとりあえずの目標はパドレスへ大谷翔平を送り込むことに設定して動いていたが、あくまでより一段高い戦略の目的は二刀流にとって理想的な環境ありきであった。

戦略の目標と目的は必ずしも一致しないケースがある。

過去の記事より。

「大谷翔平の二刀流は日本ハムが背後に控える巨大プロジェクトでもあり、プロジェクトを完遂すべく用意周到にパドレスを準備しつつも同時にパドレスよりも優れたオファーのできるチームがもしあれば、柔軟にそれをも受け入れるのが日本ハムというチームの持つカラーです。」

「これは決して出来レースというのでもなく、パドレスを超えてより理想的な環境を用意してくれるチームがあれば単純に大谷翔平はそこを選択することになる。ただそれは相当の難易度を極めるものとなる。」

「2012年ドジャースこそ大本命と言われた中で、日本ハムが大逆転したように大谷翔平との面談によって他のチームがパドレスをひっくり返す可能性はまだ十分に残されている。あくまでパドレスが本命ではあるが、出し抜いてくるチームが出てくる可能性があるかないかと言えば、0とまでは言い切れない。」

ちなみにエンジェルスについての考え。

「エンジェルス

ここも西海岸ではあるがそこそこのビックマーケットであり日本人選手はいない。気候も温暖快適、DH制もあるが、すでにプホルスがいる。高校時代からウォッチしてきたという話も聞かない。

率直な感想

個人的には全くのノーマークであり、万一ここへ決まったらカブス同様にそれこそ最大のサプライズ。しかしプホルスは一塁へコンバートすればいいだけであり、DHを用意できれば気候も抜群、ピッチャーズパークでもあり意外に大穴なのか。」

なぜ大穴という言葉をエンジェルスにだけ使ったかというと、プホルスさえ一塁へ動かせるならば温暖なピッチャーズパークをホームに持つエンジェルスはちょうどパドレスにDH制が加わったようなものではないかと考えたからなのです。

「パドレスがもしもアリーグだったならば、大谷翔平の移籍先は一択であったと断言できたのですが、そうではないだけに今後の展開は未だまだ不透明であることも確かです。」

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記事カテゴリ:
大谷二刀流
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この記事へのコメントコメント一覧

したたかな日本ハムの戦略と大谷翔平の決断に凄みを感じたエンジェルスへの移籍劇

日本では誰も予想しなかったという論調が強いようですが、現地ではSD・SEA・LAAの3チームが最終候補と言われていて、かなり有力でしたよ。
英語のファンサイトでもエンジェルスファンが盛り上がっていましたし。

てか日ハムはなんの関係もないでしょう。送り込んでいた云々は完全な妄想だし。。

したたかな日本ハムの戦略と大谷翔平の決断に凄みを感じたエンジェルスへの移籍劇

「なったのしまったのかもしれません」→「なったのかもしれない」と訂正されました。もちろん、単なる誤記、チェック漏れだったのでしょうが、人の指摘で気付いたことを、それと触れずに直して良しとする姿勢に誠実さの欠如を感じます。私の先のコメントが意味不明になるのは許容できないので、記録として残す意味で、一応、付言しておきます。

「したたかな日本ハムの戦略と大谷翔平の決断に凄みを感じたエンジェルスへの移籍劇」へのコメント

大谷翔平の移籍先予測にまつわる いい加減なブログ主さんへ

びっくりしました。
何故「エンゼルスだけ大穴と書いた」かと来ましたか。
きっと決まったのがドジャースなら「条件は揃っていた」、マリナーズなら「琴線に触れた」、レンジャーズなら「天候以外非は書いていない」とか書いていたんでしょうね。

挙げ句の果てにスモールマーケットのDHのないチーム、その正反対になったにもかかわらず、パドレス=DHのあるパドレスと来ましたか。

自分の間違いは決して認めず、その一方で自分と考えと違う人を決して認めない、そんな野球ファンを許容しないと思いますよ、野球の神様は。

したたかな日本ハムの戦略と大谷翔平の決断に凄みを感じたエンジェルスへの移籍劇

コメント失礼します。

>パドレス以外に移籍しても問題のないように日本ハムは二段構えの戦略的な準備をしていた
>パドレスへ大谷翔平を送り込むことに設定して動いていた

冒頭、大谷の移籍に日ハムが積極関与していたような文言が多数ありますが、日ハムが積極関与する理由がわからないです。

パドレスに送り込もうと積極関与する理由を教えて下さい。
また、日ハムは戦略的に失敗したという事なのでしょうか?

どう見ても、大谷個人が選択した移籍結果と思います。

そこに無理やり第三者の意志が介在したかのように記事化するのなら、もう少し、その理由、根拠、ソースを明かしてくれませんか?

業務提携、人財交流=移籍に向けた準備と管理人さん、確証バイアス(思い込みで)で記事化し過ぎていません?

前記事も含め、思い込みが強すぎる気が・・・

それと、
大谷本人が、日本人の居ない所を移籍候補先に考えていたと話していますから(チームメイト)、記事内容と大谷発言、ズレを覚えます。

落ち着いて野球が出来き、二刀流が出来る(今は優勝を至上目的としてない、段階を踏むことができる)、日本人が居ない、球団となりますと、かなり絞られますから。

凄みも何もなく、妥当な判断と感じます。

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大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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(01月18日現在)

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