MLB 戦いの原理を求めて

続編捕捉 なぜ野村克也は大谷二刀流がメジャーで失敗に終わって欲しいのか 30チームに拡張されたメジャーのレベルはほんとうに下がったのか

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挙げ足取りレベルの反応があったようなので、ふだんは一切言わせるがままに放置ですが、今回は珍しく一言書き添えておきたい。

ジャイアンツが日米野球で張本や野村に衝撃を与えた年は、エキスパンション直前の1960年。

1960年 16チーム  アメリカの人口 1億8600万人 

アメリカ 574人 その他13か国  63名 (ドミニカ 7名 プエルトリコ11名 ベネズエエラ3名 キューバ25名他) 

2017年 30チーム アメリカの人口 3億2600万人

アメリカ 1055人 その他24か国  439名(ドミニカ 170名 プエルトリコ30名 ベネズエエラ112名 )

例えば1960年、海外63名のメジャーリーガーを輩出できる州の人口はどれくらいかとざっくり考えると、1960年全人口の9.8%、ほぼ10%。1800万人規模の州があれば63名の人材を供給することが可能とみなせる。すなわち16チームは2億400万の母数から選ばれたエリートと捉えることが可能です。30チーム換算にすると3億8250万人の比率となる。

一方 2017年の海外439名はメジャー全体の29.8%に相当するためにそれだけの人材を単純に供給するには9500万人程度の州があれな439名の人材を供給できる、すなわち30チームは4億2100万の母数から選ばれたエリートと捉えることができる。

1960年が30チーム換算にした3億8250万人と2017年が30チームは4億2100万の比率では後者の方が競争が厳しいことがわかるはずです。

しかもこれには話の続きがあります。2017年の日本人8名に対してこのざっくりした計算では例えばメジャー供給する日本の人口は約300万人程度と見積もっている。果たして神奈川県の1/3もない人口からメジャー球界全体を揺るがしている大谷翔平や1000奪三振に最小登板数で達成したダルビッシュ、ヤンキースのエース田中、殿堂入り確実なイチローやK/BBで史上最高を記録している上原等を輩出できると考えるのが現実的であるのかどうか

1960年にはなかった2017年には300万人の日本州が新たに生まれたと捉えると理解しやすいかもしれない。

メジャーへ人材を供給する日本州(便宜上、話をわかりやすくするために州とつけています。ご了承ください)を300万人の人口であるとする数字は余りに過小に見積もっていること明らかです。単純に日本州の人口を300万という数字に設定しているのは、日本からメジャーへ行くボリューム人数が少ないから必然的そうなっているだけであり、ボリュームだけでなくメジャーへ送り込まれる選手のクオリティも考慮すれば、つまり量だけでなく質も総合的に考慮すればメジャーからみて日本州の人口は1000万前後、神奈川県レベルの人口から選ばし者たちが日本州からメジャーへ渡っていると考えてもそれほどおかしくはありません。

実際、1億2000万もいる野球大国の日本から選ばれしトップ中のトップがメジャーへ渡っているわけです。

つまりこの2017年の4億2100万という母数も、より厳密に人材のクオリティも含めて突き詰めていけばほぼ確実に増えることは明らかなのです。敢えて今回は自分の意見を弱体化させる形で数字をピックアップしてみました。これ以上、細かい作業突き詰めてても正直、本質的にあまり意味がないし、どういう突っ込みを入れるかも想定できています。

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続編捕捉 なぜ野村克也は大谷二刀流がメジャーで失敗に終わって欲しいのか 30チームに拡張されたメジャーのレベルはほんとうに下がったのか

この記事を読んでモヤモヤするので、
自分なりに見解を。

短期的にみて球団拡張自体は質の低下を伴うのは確実です。
NPBが12球団から来年24球団増えたら、間違いなく質の低下が伴います。

一方、長期的視点で見た時、12→24球団に増やす事でマーケットが拡大したら、どうなるか?
結論変わりますよね。

支える母数比較など愚かしいです。

今やマーケットは、国内でエンドしてなくワールドワイドです。

給与が大きい、人気が上がる(球団拡張により興業的に面白くなる)事で、身体能力の高い人材が野球を目指すと思いますが、


そう言う視点が野村氏らに抜けており(短期視点のみ)、管理人さんも抜け落ちている。


別に抜け落ちていること自体、構わないのですが、
傲慢な記事構成で(馬鹿にしている)、なら、あなたは?なんですよ。

NPBの伸び悩みが酷いですが、過去との比較で市場規模でみますとMLBと相当な差が出来ています。
市場規模の大きな市場に人もカネも集まるのは、サッカーも同じです。

中国のプロサッカーリーグのレベルが急激に上がっていますが、人口論で説明できないですよね。

>30チームになったからレベルが下がったという野村たちの一見もっともらしい意見に対してどういうアプローチを取ればいいのか、ざっくりとではそれを明示した点にこそあの記事の主旨がある。

人口の母数が変わらないから、レベルが変わらない、もしくは上がった。
確証バイアスに嵌っているのは、あなたも同じです。

普通、ここまで書かないのですが、過激に人(野村氏)の論理を否定している以上、腑に落ちないと言いますか、私には、あなたも、野村氏らも、同じ土俵に見えてしまいます。

ドンマイ、ドンマイ、野球にエラーは付き物ですよ。

気を落とされずに前向きに生きましょう。
とりあえず「エンゼルス決定」についての感想と今後の展望をお願いします。

野村さんについてはもういいんじゃないですか?
昨夜、奥さんを亡くされたばかりで喪中です。

野村さん自身も何時逝かれるやもしれない御年齢と体調です。
もはや張本氏ほどの覇気は無くなってます。

完璧な人間など居ないのです。
あなたが間違ったように、野村さんも間違うことはあるのです。合掌(=人=)

続編捕捉 なぜ野村克也は大谷二刀流がメジャーで失敗に終わって欲しいのか 30チームに拡張されたメジャーのレベルはほんとうに下がったのか

エンゼルスでしたね。
「目に見える部分だけで追っていては、物事の本質は分からない」
皮肉にも、自分でしっかりと証明しましたね。
あなたもバイアスがかかった解説者と大差ありません。

何故エンゼルスを選んだか、ちゃんと検証して下さいね。

「続編捕捉 なぜ野村克也は大谷二刀流がメジャーで失敗に終わって欲しいのか 30チームに拡張されたメジャーのレベルはほんとうに下がったのか」へのコメント

どうも。
エンゼルスになりましたね。

パドレスもドジャースもありませんでした。
大谷くんは「高校時代からウォッチしていた」「日本ハムと提携している」等ということに縛られる人間ではなかったということで安心いたしました。
今現在自分にとってベストな環境を選んだのでしょう。

管理人さんもバイアス(笑)がかかった視点で物事をみていらっしゃるのでは?

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大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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