MLB 戦いの原理を求めて

大谷二刀流を実践できるポテンシャルを持ったメジャーリーガーにゴロゴロいる、というメジャー通の言説に惑わされるな

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例えばアーロン・ジャッジは強肩であり、最速97~8マイルのスピードは出せる。しかしアーロン・ジャッジは実際にマウンドにあがって後ろから勢いもつけずに、制球や時にはランナーを気にしながらいったい何マイルの4シームを投げられるというのか。

イチローというメジャーでもレジェンドレベルの強肩外野手がいる。実際にそのイチローがマウンドから投げた4シームは若いころの全盛期でもせいぜい93マイル程度である。イチローファンにも申訳ないが客観的に見れば、投手イチローはもちろんメジャーでは通用しない。

あるいは新庄剛という間違いなくイチロー以上の強肩であり、動画を見ても確実にアーロン・ジャッジよりも強烈なボールを外野から返球するアウトフィルダーがいた。その超強肩の新庄が阪神時代に投手をやってもせいぜい150km程度だったのである。動画を見ても一目瞭然、当時における外野手新庄の強肩は現在のMLBにおいても指折りの強肩として十分に通る。

マウンドから実際に投げてNPBを完封できるレベルのピッチングを展開しかつ160kmを軽く超えることと、外野からの送球で97・98マイルあるいは100マイルを投げられることは全く意味が違うことをまず我々は知るべきだろう

また打者大谷のように東京ドームの天井に直撃できるだけのパワーを全盛期のイチローや新庄はもちろん持っていなかったが、筒香にも外野の天井に直撃できるだけのパワーはない。松井レベルでなければ外野のドーム天井直撃弾は無理である。

結論

マウンドから100マイルを連発し、かつドーム外野の天井直撃を放つだけの身体能力を持っている選手はメジャーでもゴロゴロいないことなど明らかである。例えばハーパーに外野天井直撃弾は十二分に可能であるがマウンドから100マイルを連発できるだけの投手としての才はガチであるだろうか。

並外れた柔軟性と筋力のバランスを兼ね備えた身体能力がなければ、大谷翔平の二刀流ようなパフォーマンスをたたき出すことは不可能である。桁外れの身体能力の持ち主。それが大谷翔平だということになる。

大谷翔平が二刀流でメジャーデビューすることは確実ではあるが、それを真っ向から否定してきたのは他ならぬメジャーの厳しさを知っていると言ってはばからないメジャー通を自認する人たちであったことは改めて強調しておきたい。



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大谷二刀流を実践できるポテンシャルを持ったメジャーリーガーにゴロゴロいる、というメジャー通の言説に惑わされるな

アリエッタとかパムガーナー(強打の投手)の話かと思った。

なお、大谷のコマンドはそんなに悪くないと思うんだけどね。低目コーナーに100マイルを通せるわけで。松坂や藤浪と違って無理をしない合理的なフォームなのだから、制球が悪いわけはない。制球が悪い印象があるのは、コマンドうんぬんじゃなくて時々全く制球できなくなるからだ。そうなったらストライクも入らない。

「大谷二刀流を実践できるポテンシャルを持ったメジャーリーガーにゴロゴロいる、というメジャー通の言説に惑わされるな」へのコメント

そのメジャー通のお名前を聞かせていただきたい

あと以前にも書きましたが、あなたが成功だと思える大谷の一年目の成績を記事にして下さい
他人の考えにあーだこーだ言うくらいなら想定してるはずですよね?

100マイル以上出すのが外野では強肩ですね

ジャッチは強肩とまではいかないでしょう
イチローや新庄ぐらいが外野で100マイル(160キロ)以上投げれて、投手では93~95マイル(148~152キロ)程度に下がってしまうので、大谷の肩は規格外だと思います。中には170キロほど投げれる外野手もいますがコントロールがいまいちなので…

投手の才は確かにあると思いますが、問題はコマンドのほうでしょう
いくら速くてもノーコンだと先発はおろかリリーフさえ微妙となるので、この問題のほうが大谷の一番の壁でしょう

「大谷二刀流を実践できるポテンシャルを持ったメジャーリーガーにゴロゴロいる、というメジャー通の言説に惑わされるな」へのコメント

今回も絶好調ですな(笑)

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歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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