MLB 戦いの原理を求めて

ワールドシリーズを勝ち抜くための戦略!もはや意味不明のロバーツ監督の継投

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すべての元凶は、第2戦7回のストリップリングにあったと私自身は考えている。

シーズン中でさえ、僅差勝ちパターンでストリップリングの継投は基本はなかった。そのストリップリングが投入された場面、対戦バッターは左投手を苦手としておりジャンセンからも値千金の本塁打を放ったゴンザレスであり、次の打者はレディックであった。左のシングラーニ投入で十分であったと考えている。

このストリップリングの意味不明の継投がモローの前倒しを招き、結果2イニングを跨いだジャンセンが同点弾を打たれて敗戦。

何が意味不明かというと、その2点差で勝って投入した投手を今度は第5戦の3点差で負けている9回に登板させている点にある。投手の役割を明確化できていないということである。行き当たりばったり感は否めない。前田も同点や勝っているシーンだけでなく、第3戦の序盤負けているシーンで酷使している。つまりロバーツはすべての試合に対して全力で勝利をもぎ取ろうとするあまり、結果もっとも重要なワールドシリーズの後半戦において、前田モロージャンセンとすっかりブルペンが疲れ切り勝てる試合を指揮官の戦略ミスによって落としているのである

NYYグリーン交代のように判断として正しいが、結果打たれて負けるということもある。

しかしドジャースの場合は継投における明らかな監督の戦略ミスが響いている。どのような状況であっても均等に力をフルに出力するのは間違っているのであり、負けるべきところは負ける余裕も必要となることがある。

今回のケースは競馬で言う<鞭を入れるタイミング>を完全に早まってゴール前でスパートできないと例えればわかりやすいのかもしれない。ジラルディには攻撃における<動く力>スモールにやや難点があったとすれば、ロバーツには継投において<動かざる力>に決定的に欠ける。

ロバーツには孫子のこの戦略についての話を改めてじっくり噛みしめるべきである。田忌の話を知っている人は最後の結論へ。

http://japanese.cri.cn/chinaabc/chapter16/chapter160504.html

リンク先

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田忌、馬を競う

 競馬は当時の斉の貴族の間で最も人気のある娯楽である。国王から大臣までがよく競馬を楽しみ、大金をはたいて賭け事をする。田忌もよく国王や他の大臣とこれに加わったが、これまで負けてばかりいた。この日も彼は負けたので家に帰ってからも不機嫌な顔をしていた。これを見た孫臏は「次回は私もお供しましょう、もしかしたら何かお役にたてるかもしれませんぞ」と田忌を慰めた。

 そして次に競馬が行われたとき、孫臏は田忌について馬場に向かい、文武諸官たちと多くの庶民も見物にきていた。競馬のルールとは馬の速さに基づき、上、中、下の三つの等級分け、ことなる等級の馬はそれぞれ異なった飾りをつけ、また賭けに参加した者の馬は、自分の考に基づき、それぞれ競走に出る馬の順を決め、三試合のうち二勝すれば勝ちとなるというものだった。

 孫臏はこのルールを知った後、しばらく様子をみてから、田忌がこれまで負たのは、決して彼の馬が他人の馬よりより大きく劣っているわけではなく、ただ戦略をうまく活用しないからだと悟った。そこで孫臏は「大将軍殿、ご安心ください、私は勝つ方法を見つけました」と田忌にその策を教えた。これを聞いて喜んだ田忌、すぐに王と千金を賭けると申し出た。負け知らずの馬をもつ国王も、気軽にこの田忌の挑戦に応じたのである。

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ワールドシリーズを勝ち抜くための戦略!もはや意味不明のロバーツ監督の継投

2016年度の最優秀監督賞を受賞したロバーツは類まれなる決断力の持ち主であり、昨年も心を鬼にしてリッチ・ヒルを7回完全試合ペースも降板させたように、「チャンスの女神に後ろ髪はない 」と言わんばかりに昨年のPOでも勝負所で絶対エース・カーショウをリリーフさせNLDSでも勝ち抜きました。

今回の前田の件も、前言を翻すことも厭わず手遅れになる前に早めの決断を下しました。1勝が命取りになることをロバーツは理屈抜きに知っている。PO進出をかけて最近のMLBでは162試合目まで戦うケースがほとんどです。

決断の遅れがペナントそのものを左右する可能性があることを知っての上で、隙を作らず最善の選択を指揮官は下さなくてならない。完全試合ペース、ヒル降板など、並みの監督ではそうそうできそうでできる決断ではありません。情に流されず透徹したフィロソフィーをロバーツは持っているのであり、おそらくはフロントと話し合いの上で、最終的には監督が決断したものと個人的には考えています。

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大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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(01月18日現在)

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