MLB 戦いの原理を求めて

ダルビッシュ、ドジャースへ移籍して明らかに変わった3つのこと

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簡潔に3点にまとめました。

ドジャースのバックアップ体制が万全であること

「LAD新社長フリードマンのゴードンを放出した戦略とその誤算」

にも示したようにDRS+30は30チーム中第4位でありメジャー屈指の守備力、数年前よりドジャースは戦略的に着々と守備力強化に努めていたことが明らかになっています。攻撃力もWARの高さはアストロズについで2位。更にに言うならば、ブルペンもナリーグ最高レベルにある(30チーム中2位)。メジャー全体ではヤンキースのブルペンが1位。

つまりダルビッシュはメジャーでも最高レベルのサポート環境において先発の役割に徹することができる。

キャッチャーが変わった

決して精密なコマンドのないダルビッシュにとって、ボールをストライク判定にしてしまうフレーミング技術に卓越したグランダルは大きなプラスになると同時に、配球がドジャース独自のセイバーメトリクスに基づくデータにより良い方向へ改善される可能性がある。

サンプルも三か月くらいたまってくるとある程度の傾向性は出てくるものです。当ブログもサンプルが小さいときは右往左往した部分もありましたが、肉体改造の結果、ダルビッシュの4シームは改造前よりも明らかに威力を増している一方、腕の可動域が狭くなったためかスライダーの切れが落ちたことはデータ的には明らかになってきました。つまりダルビッシュの投球の主力を4シームへ移行させることが大事になることをドジャースはデータ的にも把握しており、特に高めの4シームを決め球としてグランダルも再三要求していたことは一目瞭然。現時点ではいつまでも魔球スライダーに拘り過ぎないことが新しいダルビッシュの活路になるのかもしれません。

ちなみにこの配球のデータにひょっとすると先進的なチームでは人工知能も使われている可能性があると、先回の記事でも取り上げました。各球種のクオリティが判明した時、4シーム・2シーム・スライダー・カーブ・チェンジアップをどれくらいの割合で配合し、どう緩急を駆使し、どう高低を使うべきなのか、対戦チームに応じてカスタマイズされたものが、アウトプットされるような時代がまもなくやってこうようとしているのではないか、当ブログではそういう仮説を立てています。

ホームがDH制のあるヒッターズパークからDH制のないナリーグのピッチャーズパークへ

心理的には格段にリラックスできるはずですが、同時にリーグを跨いで対戦がまだ浅いシーンでは、基本的に有利なのはボールを持ち、打者を攻めるピッチャーであることは明らかです

以上3点が相乗効果となり、ダルビッシュのメンタルも心機一転し、好循環を作り出す可能性を秘めていると言われています。

現在メジャー最強のチームは紛れもなくドジャースですが、最強のチームが優勝するとも限りません。なぜなら運というものがベースボールには介在するからです。ドジャースはダルビッシュを獲得して果たして目標を達成することができるのか、しばしウォッチしていくこととします。



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ブロガープロフィール

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大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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