MLB 戦いの原理を求めて

際立つロバーツ監督の決断力

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2016年度の最優秀監督賞を受賞したロバーツは類まれなる決断力の持ち主であり、昨年も心を鬼にしてリッチ・ヒルを7回完全試合ペースも降板させたように、「チャンスの女神に後ろ髪はない 」と言わんばかりに昨年のPOでも勝負所で絶対エース・カーショウをリリーフさせNLDSでも勝ち抜きました。

今回の前田の件も、前言を翻すことも厭わず手遅れになる前に早めの決断を下しました。1勝が命取りになることをロバーツは理屈抜きに知っている。PO進出をかけて最近のMLBでは162試合目まで戦うケースがほとんどです。

決断の遅れがペナントそのものを左右する可能性があることを知っての上で、隙を作らず最善の選択を指揮官は下さなくてならない。完全試合ペース、ヒル降板など、並みの監督ではそうそうできそうでできる決断ではありません。情に流されず透徹したフィロソフィーをロバーツは持っているのであり、おそらくはフロントと話し合いの上で、最終的には監督が決断したものと個人的には考えています。

中継ぎに降格した柳があっさり先発の座を奪還したように、前田にも必ずチャンスは与えられるはずです。前田の奮起を期待します。

しかしこうしてみると黒田博樹という投手の優れた働きぶりをまざまざと思い知らされます。メジャー通算7年ですべてERA3.00台で通し平均ERAは3.45。もちろん健康でありイニングも稼げるために、fWARは実働期で23.7でありメジャー全体でも17位。メジャー全体でも30チームしかないために、チームによっては十分エース格の働きをしていたということになります。

指摘されるまでもなくダルビッシュ、田中、前田健太らこそが我々以上に黒田の凄さを最もよく知るところなのだと思う。



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大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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