MLB 戦いの原理を求めて

バリー・ボンズは必ず殿堂入りすることになる

このエントリーをはてなブックマークに追加

何事も明け透けに語ってしまう暴言王カート・シリングは、ラジオ番組で「現役時代にレッドソックスの トレーナーから禁止薬物を薦められた」と告白したことが過去に記事となったことがあります。あれだけPEDに身を染めたクレメンスにも手厳しい態度を見せてきたシリングのことです。シリングは良くも悪くも思ったことを口に出してしまう性分故に、率直であるからこそ、シリングの言葉に一定の信頼を持っています。

ところで2007年に報告されたミッチェルレポートなるものには、89名の中にボストンの現役選手は誰一人載っていませんでした。調査報告書を書いたのはボストンのフロントを務めたことのある元アメリカ合衆国上院議員のジョージ・J・ミッチェルであったことは周知の事実です。あまりに不自然な報告書であると言わざる得ない。ほんとうにボストンだけは他のチームとは違いステロイド汚染から絶対的にクリーンな場所であり続けたのだろうか。

ミッチェルとシリング、どちらを信用すべきなのか。

その答えは2009年にリークされた2003年の陽性反応リストが明らかにしています。2009年にリークされた2003年の非公開検査に陽性反応していた103名選手リストの中にボストンの選手は下記の8人がリストアップされています。

1.Nomar Garciaparra 2.Manny Ramirez 3.Johnny Damon 4.Trot Nixon 5.David Ortiz 6.Shea Hillenbrand 7.Derek Lowe 8.Pedro Martinez

全体の7.7%がボストンの選手によって占められているということになる。通常、平均的にばらけているならば30球団あるために、約3.3%。当ブログとしてはミッチェルレポートは明らかに記載されていなければならない選手の名前がオミットされているという意味で眉唾であると結論する

ちなみに 2003年の非公開陽性反応リストにはバッジことI・ロドリゲスの名前は掲載されており、カンセコの暴露本にもはっきり名指しで掲載されているのはご承知の通りです。時系列で眺めると2005年のカンセコの暴露本で明かされていた事実を2009年にリークされたリストが図らずも裏付ける恰好となっているわけです

アスレテックスでカンセコと同僚だったエースのデーブ・スチュアートは、暴露本「禁断の肉体改造」について「カンセコは多々問題のある人間だが、嘘つきではない」と言っている。2009年にリークされた陽性反応リストとカンセコが暴露本で名指しした選手はバッジに限らず、ジェイソン・ジアンビ、ラファエル・パルメイロ、フアン・ゴンザレスなどなぜか一致しています。ファクトベースでこの一致をどう受け止めるかは各人に委ねることにします。

もっとも検査の不備を指摘し一度は自らの罪を逃れることに成功したライアン・ブラウン同様に、バッジやペドロ、オルティースの一部のファンは2003年の陽性リストに名前があろうが殊更にその検査の不備を指摘し、それが黒であることを決定づけるものではないとして彼らを擁護しています。実際に白なのかもしれないし、それについてとやかくは言うつもりもない。なぜならば私にはそれを確かめる術もないからです。マスコミの追及の手も決して厳しいというほどでもない。

4ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
歴史
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

タイソン・ロス獲得だったり、ハミルトンとマイナー契約したり。【日本在住レンジャーの雑記】

バティスタ再契約とジェイズの今後【Go! Jays! Go!】

1月、再び補強に動くマリナーズ。2017年は勝負の年に。【Tokyo & Seattle Power】

ブロガープロフィール

profile-iconfield_of_dreams

大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


  • 昨日のページビュー:1525
  • 累計のページビュー:2526920

(07月21日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 大谷レベルのファーストボールを投げる投手は3Aにゴロゴロいる
  2. LADはプイーグ放出をすべきである
  3. 栗山嫌いの野村克也に本物の知性はあるのか?
  4. なぜ張本勲・野村克也は栗山監督を未だ認められないのか
  5. 大谷の二刀流に反対していた人たちは誰か 改めて検証する
  6. カブス史上最悪のトレード セイバーメトリクスの限界とルー・ブロックに輝きをもたらしたもの 
  7. ダルビッシュ有に危険シグナルあり!肉体改造の功罪をセイバーメトリクスする
  8. 巨人、福田を永久追放してはならない そしてピート・ローズ
  9. なぜ四割打者は絶滅種と化したのか?
  10. ピート・ローズさん 昔はツーシームもチェンジアップもないでしょう。

月別アーカイブ

2017
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年07月21日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss