MLB 戦いの原理を求めて

強い者が勝つ!それが二つの呪いを解いたエプスタイン・スタイル

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今回はLADサイドではなく、中立な戦いの原理から眺めた時、CHCがどう見えるかという記事です。

今から3~4年くらい前になるでしょうか。

BOSの攻撃・BABIP防御・被BABIPについて取り上げていた記事がありました。パークファクターからするとフェンウエイにはグリーンモンスターがあるために特に二塁打を中心としたヒットの出やすくメジャーでも屈指のBABIPが高い球場です。サンプルをきちんと採って調べるとBOSの攻撃・BABIPはリーグ1位であるに対して防御・被BABIPはリーグ平均レベルであり、BOSはとても運がいいと結ばれていたように記憶しています。

しかしBABIPの特性を知っていれば、そういう分析にはなりません。まず大前提としてサンプルが多ければ運不運は相殺される。つまりBOSの攻撃・BABIP防御・被BABIPの格差を決定づけているものとは<運不運>などではなく「力」にこそあるのではないだろうかという仮説が出てきます。というのもBABIPが「」そのものを表現している指標ではないからです。特に攻撃のBABIPは打者の能力をかなり反映する指標です。

もしBABIPが「」そのものを表現しているならば、長い期間同じ球場でプレーしているBOSの<攻撃>BABIPと<防御>被BABIPのリーグにおける相対順位はほぼ一致してくるはずです。しかしそうはなっていない以上、BOSの投打における実力がBABIPの数値にも反映しているに違いないと判断し、パークファクターの影響も排除したチームの実力そのものを把握できる攻撃WAR投手WARを当ブログでは調べてみました。

するとその当時の直近10年間におけるBOSの攻撃WARは30チームで1位投手WARは30チームで1位と出てきたわけです。(当時の投手fWARはFIPとパークファクターを考慮した実にあっさりしたもので、今のように守備力やBABIP、LOB率の影響を排除していませんでした。今のサイトで調べてもfWARはそれなりの変動があることのご注意ください。セイバーメトリクスの指標には算出式の進化とともに、数値も毎年、微妙に変化してゆくものがあります。そこが打率や本塁打、打点というような旧指標との大きな違いの一つです)

仮説通り、BOSの投打における実力がBABIPのはっきりとした格差をも生み出していたことが確認できました。

と同時にこんなことがすぐに理解されました。ルースの呪いを破るためにエプスタインはセイバーメトリクスを駆使しWAR1位と投打共にたたき出すことにより、勝つべくして勝つというスタイルを確立することによって、10年で三度ものWS制覇したチームの礎を築いたのだと。おそらくカブスの「ビリー・ゴートの呪い」を解くために、エプスタインはBOSと同じようなスタイルでやってくることはすぐに予想できました。すでに昨年に時点で地区3位であったものの投打を合わせた総合WARが30チームで1位であり、ターゲットであるワールドシリーズ制覇に向けて完全にロックオンされた状態であったと言えます。そしていよいよ総仕上げとして2016ゾブリスト・チャップマン・ヘイワード等の的確な補強をし満を持して現在に至った。

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強い者が勝つ!それが二つの呪いを解いたエプスタイン・スタイル

ペドロがBOSに来たのは1997年で、エプスタインがBOSに来るかなり前ですよ。
MLBについてブログ書いているなら、少し調べれば気がつくのでは?

自分の思い込みを立証するため、少ないデータを恣意的に使用するのは止めたほうがいいかと思います。
分析が浅いから、的外れな記事も多いですし。
過去に「自分はセイバーが得意分野」とか言ってましたが、笑止千万ですね。

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大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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