MLB 戦いの原理を求めて

NLCS ドジャースに勝機あり カーショウが見せた勝負への執念

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カーショウはポストシーズンには弱い。LADは地区リーグ優勝決定戦になるとなかなか勝てない。

そうした短期決戦における苦手意識を払しょくしたという意味において、NLDSの劇的な勝ち上がりはLADにおいては極めて価値の大きな勝利でした。そして3戦すべての勝利にカーショウがかかわり、その接戦をすべてものにしてきたほんとうの価値は、次のNLCSにおいてこそ明らかになってくるかもしれません。下馬評ではCHCが鉄板とも言われている。戦力を分析をすればたしかにそのとおりかもしれない。しかしもしLADがCHCを倒すとしたらディビジョンシリーズの戦いにおいて、これ以上ないプロセスを踏んで勝ち上がってきました。

短期決戦では<勢い>が極めて大事な要素となる

また闘将ロバーツの勝負師としての決断力も見過ごせません。今更指摘するまでもなく、それはジャンセンの7回投入、カーショウの救援にもはっきりと表れている。まさしく常識破りであり、レギュラーシーズンにおける定石といったものもポストシーズンで勝つためにはかなぐり捨て去ることのできる監督であることを改めて証明してみせました。それは第5戦のみならず、それまで負けたNLDSの試合においても常に勝負出ていたのがロバーツであったことは試合前の記事でも指摘していた通りです。

CLEのミラーやLADのジャンセン、カーショウの起用方法とは実に対照的であった、ショーウォルターの継投。レギュラーシーズンにおいては冷静に全体を俯瞰する視野が監督には欠かせないが、短期決戦では監督の勝負師として執念と直感が極めて重要な要素となります

こうしてみるとKCの2014第7戦で、最もスターターでは力の劣るガスリーが打ち込まれはじめた2回、KCは誰一人ブルペンで投げる準備をしなかったシーンは全く信じがたいものがありました。結果論でもなんでもなく、とにかくブルペン投入の時期がワンテンポ遅かったのが2014ヨーストであり、ワールドシリーズ第7戦でありながら、レギュラーシーズンに毛の生えた程度の心構えでいたことがブルペンの準備からも十二分に伺えるものでした。監督が優秀であれば2014KCは確実に勝てたという念いが消えることは今でもありません。

このように通常、短期決戦では前倒しでの継投は正しいというセオリーはありますが、同時に絶対エースが好投をしている時は全く別枠だとも言いました。ジマーマンや大谷の降板させた失敗例を引いたように、ワシントンのベーカー監督はピーダーソンのラッキーショット1本に慌てふためき、LADが最も待ち望んでいたシャーザー降板という判断をしました。結果論ではなく、2016サイヤンガー最有力候補の絶対エースはせめて7回終了時までは引っ張るべきだったと結論しています。調子が悪いというのなら別ですが、シャーザーの調子は良かった。

CHCを率いる名将マドンに対して、戦力の差は否めないが、闘将ロバーツがカーショウを中心にどう立ち向かうのか。結果はどうであれ、ロバーツ監督なら、短期決戦を任せるに足る判断をしてくれるはずです。

シーズン中からLAD推しということもあって、ドジャースサイドに立ちながらNLCSについて何か気づいたことがあれば随時、記事としてアップしてゆくつもりです。それにしてもエプスタインの力は絶大です。



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監督の技術
短期決戦
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大谷を口説くために日本ハムが用意した提案書に感銘して以来、日本ハムのファンとなる。二刀流については入団当初から 支持をする。

歴史や戦略 戦術をテーマにずっと研究してきました。

MLBで最も惹かれる人物は、リグリーフィールドの蔦を考案した人。7イニングストレッチで「Take Me Out to the Ball Game」を歌う文化を定着させた人物と言ってもいい。

2015年7月5日に自分がどうしても書きたかった記事をupする予定です。ビル・ベックを知らずしてMLBの歴史は語れない。


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