2009年03月15日
Bogey Teamという表現がある。要は、何故か対戦成績が悪い、苦手なチームのことを指す言葉である。TottenhamにとってのChelseaであったり(何年か前のLeague Cupの勝利が10年ぶり位の勝利だったような気が)、BlackburnにとってのWest Hamであったり(Blackburn相手だと本当に負ける気がしない)、昔の浦和にとっての名古屋(必ず森山に2、3点は取られていた)である。
そして、FC東京にとっての浦和。2004年9月以降、これでたしか13戦連続負けなし、かつこの間引き分けも2つか3つ、という圧倒的な浦和の支配が続いている。皮肉なことに、FC東京がJに上がってきてから最初の3年くらい1度も勝てなかったとも記憶しているが。ナビスコの決勝でPK負けしてから、一気に運勢が変わったのだ。
FC東京のファンの方が、「浦和のサッカーの質ががらっと変わったので、こんどはうちに勝つチャンスがあるのでは」と言った旨の書き込みをしてくれたが、やはりこの呪縛は変わらなかった。この手の事象は、どんなにチームの戦術が変わろうとも、選手が変わろうとも、スタジアムが変わろうとも、世界中で起こり続けている。
今回も、FC東京の城福監督は、「結果は内容をフェアに反映したもの」的なコメントを試合後に出していたが、僕はそこまで浦和の圧勝だとは思っていない。現に、後半のカボレのシュートは都築のファインセーブ、同じく後半の石川のシュートは、バーによって阻まれており、見ているこっちは冷や冷やものであった。
それでも、山田(直)の落ち着いたポンテへのラストパス、自信にあふれた坪井の効果的なオーバーラップ、戻ってきた闘莉王、阿部の安定感、そして久しぶりのポンテのゴールなど、浦和にとっての明るい材料があちらこちらにちりばめられた試合であった。観戦したシーズンチケットホルダーの固まるSA席のエリアに、あれほどのポジティブなオーラが漂ったのは1年半ぶり位だろう。
とにかく「動いてつなぐ」、という意識は選手の間に植えつけられはじめている。そして、開幕で「やってしまった」平川と、動きの悪かった高原が即座にスタメンから外され、山田(直)、原田のような選手にチャンスが回ってきている現状。そして得点後大喜びする浦和ベンチの面々。どれも去シーズン、ACLの準々決勝以外では決して埼玉スタジアムでは見られなかったこと。
特に後半、まったくボールと選手の動きが止まってしまったFC東京と、彼ら相手の得意意識に助けられた勝利かもしれないが、ある程度引かれた相手からもぎ取った3得点は大きい。久々に、「時節が楽しみ」という感覚が戻ってきた。
当然、これで「今シーズンは優勝目指せるぞ」などと息巻くつもりもさらさらない。ただただ、フィンケの手腕を信じ、「長い目で」チームの成長を見守っていきたい。
最後に、アウェーエンドで、浦和のゴール裏をからかいながら、終始Noiseを作り出していたFC東京のファンには賛辞を送りたい。特に東京のゴールの瞬間に爆発したアウェーエンドを見て、イギリスのサッカー場にいるような感覚に一瞬陥った。
PS - Struggleしている我々のArch Rivalへのエールを送って週末を終わりにしたい。
水原三星ブルーウイングス4-1鹿島アントラーズ
韓国のチーム相手に、ホーム&アウェーで負けるのは、「国辱」にあたりますぞ!Good luck…
posted by fareasthammer |23:42 |
浦和 |
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2009年03月10日
という小説を読んだ。John King著の、「Football Factory」、「Headhunters」に続く3部作の完結編である。内容は、巷にあふれるいわゆる「フーリガン本」とは一線を画したもの。第2次世界大戦の退役軍人で、今はLondonで隠居生活を送るおじいさん、そしてその孫であるChelseaファンの主人公Tommy Johnson、そしてその友人たちのそれぞれの視点から、物語が同時並行していくフィクション形式のお話だ。BerlinでのGermany v Englandを観戦するため、渡航禁止令を破って、フェリーでオランダに渡り、陸路Berlinを目指すChelseaのフーリガンのメンバーたちに、Londonの狭いフラットにてドイツ軍と戦った時の生々しい思い出にふける老人の回顧録。本物の戦争と、お遊びな戦争との絶妙なコントラスト。
小説を伝わって通じてくるのは、日本ではまずお目にかからないイギリスの労働者階級独特の思想と文化。第2時世界大戦や北アイルランド紛争を通じて生まれてくる他国への憎しみと偏見、上流階級の人間に対しての‘Us and them’のスピリット、男らしさを前面に出さないと生きていけないタフな生活環境、過去に世界を統治したイングランドという国への強固な忠誠心と誇り、そして閉ざされたコミュニティーの中で固まりよそ者を毛嫌いする風潮。
この労働者階級に支えられてきたスポーツこそがサッカーであり、その中で必然的に生まれてきてしまった種族がフーリガンである。
無論イングランドの労働者階級が全て上述のような偏屈な人間たちであるということでは決して無い。現に僕が一緒にサッカーをしたり飲み歩いている連中は、ほぼ全員労働者階級出身である。大部分は、極めて気さくな奴らだ。しかしながら、彼らの中に「偏屈な労働者階級像」がちらつく時がどうしてもある。パブで、昔々のサッカー場での乱闘の話になると、誰もが目を輝かせて飛びついてくる時などその典型であろう。そして何故Tottenhamが嫌いなのかを熱弁する姿にも(ちなみにRacialな理由では無いので悪しからず)。
角度を変えて、Jリーグを見てみよう。
サッカーは、どうしてもファン同士が熱くなってしまうスポーツである。日本のJリーグでも、ごくまれに「持っているハンドバック同士をぶつけ合う程度」(イギリス英語にこのような面白い表現があるのだ)の騒ぎは起こった。
しかしながら、僕が長い間スタジアムに足を運んでいる中で、誰かが人を「殴った」というシーンは見たことがない。マスコミが「浦和フーリガン」と大騒ぎをした94年の横山監督辞任を求めての抗議行動に、95年のシジマール追っかけ事件。前者は「このままではチームが駄目になる」と必死の思いでグランドに飛び込んだファンがほとんどだったし、後者はあれだけ試合中ホームファンを挑発しているキーパーにも大きな非があったし、第一誰もかすり傷さえも負っていない。まあ後者に関しては、ファンは反省すべきことであるには変わりないが。
日本人には、隣町に対する憎しみもなければ、組織的に街の建造物を破壊しようなどという思いは微塵たりともない。ゴール裏でいきがっている若者ですら、本当は喧嘩すらほとんどしたこと無いのが現実だろう。君が代が流れると、アドレナリンが沸き立つどころか、学校で習った歴史を思い出し、申し訳ない気分になる。我々は、戦争から長い時間を経た今、暴力を嫌い、平和を好む民族と変貌を遂げた。
England Awayに書かれていた、そして僕の知っているイギリス人の労働者階級とはある意味対極の人種である。
僕は、日本にはフーリガンが生まれる土壌がないと確信している。England Awayを読んだあと、その思いはより確固たるものになった。スタジアムが、「欧州並みに危険」になることなど、マスコミの妄想、もしくは新聞を売ろうとする策略としか思えない。
日本のゴール裏では、多くのファンたちがイタリアのUltraの真似をしている。しかしながら、England Awayで登場したおじいさんが、フーリガンは「戦争ごっこ」をしているだけと思っているように、日本のゴール裏は「フーリガンごっこ」をしているにならない。
サッカーはどうしても熱くなってしまうスポーツである。時にペットボトルの一つや二つが飛んでくることもあるし、少し好戦的なバナーが登場することもある。しかしながら、それは単に感情があまりに高ぶってしまった結果か、「フーリガンごっこ」の一部であって、決して日本が欧州化する前兆ではない。むしろそれにJリーグ、クラブや周りのファンが過剰に反応することで、スタジアムが「冷めてしまう」ことを懸念すべきではないか。元気の有り余った若者は、多少多めに見てあげないと。放っておくと、彼らがそのうち、ナイフを持ってアウェーの韓国に乗り込んで、南大門広場で、君が代を合唱しだすのか?I don’t think so…
フーリガニズムを肯定する気はない。特に彼らが、パブや商店を破壊するなど、一般人へ被害を及ぼす場合はなおさらだ。HeyselとHillsboroughは、フーリガニズムが間接的であろうと、大勢の人を殺してしまった最大の悲劇であり、2度と起こってはならない。フーリガンがフーリガン同士でぶん殴りあいするだけなら大いに結構だが。
ちなみに、England Awayは残念ながら日本語訳は出ていないようだ。しかしながら、Football Factoryの映画版、「フットボールファクトリー」は日本でもDVDで発売されている。ご興味のある方はTsutayaへGo。僕がJリーグのなんちゃってUltraとは全く異なる世界であると言っていることが良く分かるかと。
posted by fareasthammer |20:04 |
ファンカルチャー |
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2009年03月08日
2003年3月以降、一切負けていない鹿島スタジアムでの開幕戦。多少の期待を持ちつつ、東京駅から高速バスで一路鹿島へと向かう。バスを待つファンの比率は浦和4:鹿島1といったところか。意外と都心近郊に住んでいる鹿ファンもいるものだ。
スタジアムに到着すると、浦和がやってくる度に恥ずかしい姿にされて写真に収まるジーコ象の周りに警備員が3人はりついている。鹿島の英雄に浦和のユニフォームとスカーフをまとわせてなるものか、というクラブ側の強い意志が感じられる。
近くの喫茶店で腹ごしらえ。ビールを飲む大多数の浦和ファンと、紅茶を飲む鹿島ファンの男2人。ここ鹿島でも、「サッカー観戦=酒を飲む」という公式はやはりあてはまらないのか、、?浦和以外に、試合前後に「飲みに行く」というカルチャーが根付いているチームはあるのだろうか?
キックオフ30分ほど前にスタジアムに入り、浦和暗黒の時代から苦楽を共にして来た知人と落ち合い、「浦和フットボール通信」を受け取る。Vol25の「妄想インタビュー・マラドーナ編」というコラムに爆笑する。極めてイギリス的なPiss Takeで、日本にもあんな文章を書く人がいたのか、と少し嬉しくなる。
スタジアムは、浦和5.5、鹿島4.5、観光客0.5といった感じか、、?ここ数年ずっとこんな感じで、浦和の対戦成績がめっぽう良いのもうなずける。昔から言っているのだが、こんなのは僕らが欲しいアウェーではない。アウェーとは、四方八方ホームファンに囲まれて、歓声も全てかき消されるべきものである。ファンの数では1強17弱のJ-Leagueの、醜い姿がここでも浮き彫りになる。茨城県民のみなさん、あなた方のチームは、紛れもなく日本一のサッカーを展開している、日本で最強のチームです。他にいろんな娯楽もあるとは思いますが、せめて2週に一回くらいはスタジアムに足を運んで下さいな、、。
さて、試合前には君が代斉唱。お父さん歌手の何とかさんが熱唱。スタンドの周りでは斉唱どころか、起立すらしない輩がちらほら。自国の国歌すら誇りを持って歌えない国民を育ててしまったのは、やはり教育制度の失敗なのか、、?
さあ、気を取り直して、試合に集中。浦和スタメンには、色々と試合前には騒がれたものの、始まってみれば、原口のみがニューフェイス。しかしながら、ベンチには林、山田直輝が控えており、一抹の期待を抱く。
前半の前半は、浦和から驚きのパス&ランサッカーが展開される。何と平川までもが、良いタイミングでするすると上がっていく。フィンケ監督の目指しているスタイルだということは知っていたが、まさか去年のスタメンからたった1人しか変わっていない面子で、王者相手に、あの浦和がパスを回して走り回るなんて、、。しかも、ほとんどの攻撃は左サイドである。原口、平川、ポンテがうまく絡み合い、20分前後には、原口がClear cutなPKも演出するが、なぜかレフリーがそのまま流す。あれが取れていれば、引き分けに持ち込めていたかもしれない。
「行ける」と選手もファンも信じ始めた22分、曽ヶ端からの正確なロングパスに抜け出したマルキーニョスが、平川を難なくかわし、フリーの野沢へ。1-0 to the champions。確かコーナーキックの直後だったと思うが、意識があまりに前に向いていたにせよ、これはいただけない。この前にも、同じように、サイドバック、守備的MFがみんな上がりっぱなしになっていたところから、大ピンチを招いていたが、4-4-2へのシステム変更で恩恵を受けている攻撃とは裏腹に、守備陣は、かなり戸惑っている様子が伺われた。サイドバックが上がったら、守備的MFが戻るといった基本的なこともおざなりになっている場面が見受けられた。
さて、その後もそれなりに綺麗にパス回しをしようとする浦和だが、得点の気配がない。達也は十二分に鹿島DF陣にマークされ、なかなか前を向けないし、Sushi Bomberあらため、かっぱ寿司との異名がつき始めている某高給取りは、右に流れてきたときにやっとボールに絡める程度。見るには楽しいが、相手チーム・ファンにとってはあまり恐ろしさのない攻撃サッカー。どこかで見覚えのあるサッカーだ、、。そう、West Hamの伝統のサッカースタイルがまさにこれである。大昔のBill Shaklyの名言、「West Hamと対戦するのは、毎回楽しみにしている。エンターテイメントな試合内容と、Liverpoolの勝利がほぼ毎回確約されているからだ。」をふと思い出す。
一方の鹿島は、ManUのサッカーと言えようか。RonaldoとRooneyを一人二役演じているのがマルキーニョス。満男が戻ってきたらScholes並みの正確なロングボールが、もっとぼんぼんとマルキーニョス目指して入ってくることだろう。切れ味あるカウンターと、安定したDF陣。まさに抜け目の無い王者のサッカー。
その鹿島は、予想通り抜け目無く、またしてもカウンターから追加点を奪う。やはりマルキーニョスだけは止められない。周りにフリーの選手がいるにも関わらず、難しい角度から自信をもって蹴りこむ(目の前にいるのが平川だと分かってやったのだろう)。これぞ、今まで浦和が頼りにして来た、エメルソン、ワシントン同様の、「俺が俺が」ブラジル人ストライカーの真骨頂である。2-0 to the champions…
失点後早々、いつまでたっても選手交代をしなったエンゲルスと違い、フィンケは一気に2人を変える作戦に出る。攻撃は良かったものの、守備でやってしまった平川 Off→ クオーターパウンダー in。デビュー戦で、頼りになるパフォーマンスを見せてくれた原口にかえ、ベテラン山田を投入。しかしながらToo late。その後はまったく得点の香りがしないまま、時だけが流れていく。以前鹿島スタジアムで2-0を浦和に追いつかれた鹿島だったが、2連覇達成中の今、同じ過ちを犯すわけも無く、85分が過ぎる。ここで、「鹿島スタジアムから渋滞にはまらずに東京に帰る裏技」を使うべく、小走りでサッカー場駅へ。前回は終バス時間をチェックせずに撃沈したが、今回は作戦通り、見事20時前に東京駅着。敗戦の中での小さな幸せ、、。
時節、浦和はホームにガスを迎える。5-3-2から4-4-2への変更、そしてFW頼みのサッカーから、全員で点を取りに行くパス&ランのサッカーへの変換、そして世代交代。今は結果だけを求めては絶対にいけない時期である。正直、今期、来期は、現行のメンバーだけでリーグを狙うことは難しいだろう。すっかり意気消沈しているガスから勝ち点3を奪えればそれに越したことはない。しかしながら、ここで勝てなかったとしても、ファンは辛抱すべきだと思う。浦和の不良債権と言われている、前線の寿司、マックですら、あと10試合程度は根気良く見守っていかねばならないと思う。
試合後に「あの得点の仕方は許せない」というごもっともなコメントを出したフィンケには、大きな期待を寄せたい。どんなにひどい試合でも「選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました」という、ファンを侮辱しているとも思えないエンゲルスのコメントを毎試合ごと聞かされてきた身としては、「よくぞ言ってくれた」と拍手を送りたい気分だ。
あと3年後に、鹿島の「Just Bring it!」大旗に腹を抱えて大笑いを出来る日を夢見て、、。C’mon you reds !
posted by fareasthammer |13:20 |
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2009年03月03日
本来ならば、足取りの重い月曜の朝、なぜかすがすがしい気持ちで満員電車に乗り込めたのは、久々に顔をのぞかせた太陽だけが理由ではない。West Ham 1-0 Citeh。すっかり酔っ払って家に着いたのは1時近くではあったが、遠路はるばる六本木まで足を運んだ甲斐があった。
Boltonでの敗戦、そして何よりもBoroでの痛いFA Cup敗退。ManU戦の前までは少し顔を覗かせていたUEFA Cupのスポットも遠のき、むしろBlackburn、WBA、Stokeが肩越しに見え始めた試合前の何とも言えない鬱蒼感。2日連続でサッカーをしたあとの筋肉痛の足を引きずりながら、恵比寿で落ち合った長年のWest Hamファンの友人と六本木の某パブへ。現地では同じくサッカー帰りのもう一人のHammersファンと合流し、カウンター越しの小さい画面に食らいつく。
大画面では、6 NationsのIreland v Englandが、もう一つのさらに小さい画面ではSheffield United v Birmingham Cが映されている。ものすごい時代になったものだ、、。
Hammersは出場停止のNobleに変わってチェコ代表の新加入Kovac、Boro戦で振るわなかったSearsに代わってDi MichelleがFWでスタート。WolverhamptonのようなオレンジのアウェーシャツのCitehイレブンの中には、ほんの数週間前まで、このUpton Parkで大歓声を受けていたBellamyが、’Short ugly bastard!’の合唱と大ブーイングに包まれて、申し訳なさそうにピッチに立っている。
Essex出身の友人は、試合開始直後にぽつりと「まあ、今日は負けだな。」とつぶやく。30年近くこんなチームを応援していると、すっかりそんなスピリットが身についてしまうようだ。うなずく自分も、かれこれ14年近くこのチームを見守っているが、こんな試合で勝った記憶がほとんどない。きっと一生かかってもManYooファンには理解できない感情だろう。
しかしながら予想を裏切り、開始直後からポジティブなWest Hamの攻撃が見られる。左サイドではIllungaがうまく切り込み、Cole、Michelleと共に攻撃を組み立てる。Parkerは相変わらずの運動量で、中盤をコントロール。それでもGinger PeleことCollins離脱後の不安定なDF陣は、何度かCitehに決定的チャンスを受け渡す。究極は、Robinhoの2本。1本目はKompanyのシュートを後ろ向きで方向を変え、Greenが素晴らしい反射神経で防いだものだが、2本目は完全な凡ミス。£30Mの選手が見せるパフォーマンスとは思えないが、あれだけピッチ外でお騒がせをしている様子からすると致しかたなしだろう。09年は今のところ0ゴールだ。
ふと気づいて店内を見回すと、パブ内は六本木らしく、僕以外店員も含めて全員外国人。Londonのパブですら、必ず東洋人の姿は見かけるというのに。ほんの数メートル離れたテーブルでは、イギリス人の集団が陣取っている。何人かはWest Hamのファンだ。遠くの画面では、Rugbyに見入る品のよさそうな集団。
そんな中、前半終了間際に、West Hamにアクシデントが訪れる。今シーズン、間違いなくHammer of the year候補No1であるスイス代表Behramiが左足をひねり、ピッチ上で七転八倒。6分近くゲームが中断される。最後に酸素ボンベまで登場し、今シーズンおそらくアウトであろうと誰もが確信する。誠に残念である、、。
しかしながら、皮肉なことに、試合を決めたのは、Behramiの代わりに入った1月新加入の期待の19歳Savio。入団以来、期待にこたえられないフラストレーションのたまる日々が続いたが、その鬱憤を晴らすかのような70分過ぎに強烈なシュートを左サイドから放つ。Givenがこれを珍しく危険な位置にはじいてしまう。しっかりつめていたこれまた19歳のウェールズ代表CollisonがGivenの動きを良く見て、ゴールネットへ丁寧に放り込む。盛り上がるカウンターの3人と、少し離れたテーブルの5人組。1-0 to the Cockney Boys !
その後は、Citehに何度となく同点のチャンスが訪れるも、Caicedoが2度も前半のRobinho並みのSitterをミス、最後はElanoのフリーキックがポストに直撃。虎の子の1点を守りきったWest Hamが大きな大きな1勝。7位に浮上する。
West Hamとしては、個々のパフォーマンスとしては、全体的に合格点だろう。Coleも前線でよく粘ったし、Neilもまた少し落ち着いてきた感がある。KovacもBoro戦ではさっぱりだったし、今日もいくつか無駄にボールを奪われる場面が何回かあったものの、何とか合格点。問題はUpsonと組むDFで、Tomkins、SpectorとCollinsの安定さには程遠い面子がそろっている。
Short Ugly Bastardが抜けた今、なかなか大量得点するのは難しい。そんななかのDF陣の不安定ぶりを考えると前途は多難である。しかしながら、SpudsのCarling Cupの敗戦で、7位にもUEFA Cupが回ってくる可能性が出てきたことを今朝知る。Fortune’s always hiding…
次のストップはWigan。これで勝ち点3点奪取すれば、久々のヨーロッパが現実味を帯びてくる。C'mon you Irons….
posted by fareasthammer |00:24 |
West Ham |
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