2008年12月24日

イングランド下部リーグへのお誘い(第2回)

 さてさて、昨夜に続き、第2回目。まずは、イングランド各リーグの、観客動員数にまずスポットを当てたい。下記が、07/08シーズンのイングランド各プロリーグの平均観客動員数と、Top3のクラブの平均観客動員数である。

【07/08シーズン】
Premier League(1部) 平均36,076人
1、ManU  75,691人
2、Arsenal 60,070人
3、Newcastle 51,320人

Championship(2部) 平均17,172人
1、Sheffield United 25,630人
2、Norwich City 24,527人
3、Leicester City 23,508人

League 1(3部) 平均8,182人
1、Leeds United 26,952人
2、Nottingham Forest 19,955人
3、Swansea City 13,519人

League 2(4部) 平均4,427人
1、Bradford City 13,694人
2、MK Dons 9,456人
3、Stock Port 6,989人

 比較するのもナンセンスではあるが、あえて言うと、日本でJ2の全試合に各地で17,000人の観客が押し寄せ、JFLの人気チームに、毎試合27,000人の観客が押し寄せているといったところだろうか。さらにプロ・アマ混合全国リーグのConferenceの古豪Exeterの試合には、同シーズンに平均で6,000人の観客が押し寄せており、そのシーズンの最多観客動員数は、10,000人近かったりする。5部リーグの試合で1万人である。

 よく日本人の観光客で、ManUや、Chelseaが見れないから、とりあえず、「イギリスに行ってプレミアの試合を見てきた」という既成事実を何としてでも作ろうと、どうでも良い試合を見にいく人たちもいると聞く。例えば、Fulham v Bolton。昨シーズンの、平均観客動員数はそれぞれ、24,000人と21,000人程度。この試合であれば、恐らく観客数は2万を切るだろう。Craven Cottageでやれば、チケット代は軽く40ポンド、さらに両チーム共おとなしいファンで知られているだけに、はよほど内容がよくない限り、ファンが歌うチャントなど一切聞くことはないだろう(そもそもFulhamのファンが歌っているところ自体、ほとんど見たことがない)。

 一方で、例えばLeeds United v Nottingham Forest(今シーズンは実現しないが)。若い人はもう知らないかもしれないが、Leedsはほんの数年前まで、Peter Ridsdaleという大馬鹿チェアマンのもと、David O’Leary監督以下、Alan Smith、Woodgate、Kewell、Rio Ferdinandなどの若い選手らが活躍し、Champions LeagueのSemi-Finalまでこぎつけたチームである。かのEric Cantonaがイングランドでデビューした 91-92シーズンでは、リーグ優勝まで果たしている名門中の名門である。ファンの数も半端なく、それこそ人気は全国区。現に3部まで落ちた今でも、平気で2.5万人を越える観客を集めている。

 近年の凋落振りは目を覆いたくなるものがあるNottingham Forestは、Brian Cloughのもと、European Cup(現在のチャンピオンズリーグ)を79年、80年に2年連続で勝利するというこれもまた、名門中の名門。同じ街のNotts Countyに次いで、2番目に古いクラブで、全国区で未だに人気があるチームである。

 当然、下部リーグでも、こうした名門同士が当たる試合、そしてローカルダービーなどは、一見の価値ありと個人的には考える。

 経験に基づいて、いくつかチームを思いつきで書いてみる(独断と偏見だが)。

・近代的かつ、巨大なスタジアムと熱狂的なファンを見たければ、、
  Wolverhampton Wonderers(2部)、Leeds United(3部)

・地方まで行きたくないが、そこそこサッカーのレベルも高くファンが熱くなる試合が見たければ、、
 Queens Park Rangers(2部 Londonにある)、Crystal Palace(2部Londonにある)

・サッカーの質、ファンの熱狂度などどうでもよいが、地域に根ざした小クラブをまったりと見たいとすれば、、、
  Brentford(4部 Londonにある)、Stockport County(3部Manchesterのすぐ近く)

・世界中に悪名高い凶暴なファンを持つチームを見たいという冒険心溢れる方は、、、
 Millwall(3部)、Cardiff(2部)

  • 最近は随分トラブルも減ったようだが、当然お勧めはしない、、。

 まあ、盛り上がる試合は、やはり地理的に近いチーム同士のリーグ戦、そしてもっと良いのはカップ戦だろう。例えばEast Midlandであれば、Derby County、Leicester City、Nottingham Forest、Notts County、Chesterfield、Mansfieldが絡んだ試合、そしてWest Midlandであれば、Birmingham City、Wallsall、Wolverhampton(Aston Villa、West BromもWest Midlandに位置するので、これらのチームとカップ戦で絡むとかなり凄い盛り上がりになる)+ Coventryといったところか。

 当然、プレミアのチームv 下部リーグのチームがぶち当たるFA Cup、もしくはLeague Cupなども場所に関わらず、大きく盛り上がる。今シーズンも、League CupにてBurnlyが、Chelsea、Arsenalを破って、ちょっとした騒ぎになっている。

 大昔、Leedsまで、George Graham率いるLeeds United(当時はプレミアリーグ) v Portsmouth(当時は2部)という試合を観にいったことがある。PortsmouthからLeedsまでは、車だったら軽く6、7時間はかかるだろう。にもかかわらず、Portsmouthからは、軽く5千人を超えるファンが押しかけており、完全にLeedsファンを歌声では圧倒していた。試合も、Portsmouthが3-2の勝利と見事Giant Killing達成。試合後、Leedsの市の中心街で、両チームのファンが大乱闘を繰り広げるおまけつきであった。

 まあ、遠くまで出向くのは面倒、という方には、当然のことながらLondonというチョイスがある。現在、2部に、Charlton、Crystal Palace、QPR、Watfordに混在しており、これらがお互い当たるときは、それなりに盛り上がる。

 世界を見渡しても、ここまで下部リーグにファンが集まり、盛り上がる国はないと言われている。個人的にも、West HamがChampionshipに落ちた2シーズンに、日本からちょくちょく観にいって、今では思い出となっている(来年再び帰る可能性もかなり高いが)。Highfield Road最後のシーズンにCoventryまで観にいった試合やら(当然負け試合である)、Burnly、Watfordと言った相手のまったりとしたホームの試合など、意外と楽しかったものだ。

 また、下部リーグの楽しみの一つには、将来ビッグになっていく選手に出合ったり出来ることだ。97年だったと思うが、Wolverhampton v Nottingham Forrestの試合を観にいった際に、Wolves(Wolverhamptonの愛称)に、小柄ながらも、恐ろしくドリブルの巧みな若い選手がいた。ForrestのDFをずたずたに切り裂いていて、友人とも、「あいつ上手いなあ」などと話していたのだが、それが若かりし頃のRobbie Keaneであった。

 当然、サッカーの質はいまひとつである。が、選手の当たりの激しさ、ファンの熱狂度などは、少なくとも2部レベルまでであれば、決してプレミアリーグに引けを取らない。

 近々渡英するチャンスのある方、ぜひご一考を、、。

posted by fareasthammer |00:45 | General | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年12月22日

イングランド下部リーグへのお誘い(第1回)

 最近、長距離の海外出張が連発しており、飛行機での退屈な時間をつぶすために、こんなものを書いてみた。ずばり、「イングランド下部リーグへのお誘い」。長ったらしいので2回に分けるが、今日はその第1回目。

 イギリス人の友人達も激しく同意してくれるが、「本当のイギリスのサッカー」を知りたいのなら、プレミアリーグではなく、下部リーグの試合に行った方が良いと僕は個人的に考えている。

 そもそも、今日のプレミアは、

1)チケット代が異常に高い ― 昨シーズン、West Ham v Man Uを夫婦で観にいって、定価で二人合わせて28,000円。ChelseaやSpursあたりなどこれではすまない。

2)ビッグゲームのチケットは、最悪でもクラブメンバーでないとほぼ取れない ― クラブメンバーの自分でも、West Ham v Man Uのチケットは、インターネット、電話、手紙のトリプル攻撃で、奇跡的にぎりぎり取れたほど。

3)チケット代が高いお陰で、わけの分からん中産階級のお坊ちゃま方が入ってきて、スタンドの雰囲気がどんどん劣化している - Chelsea、Arsenal、ManU、Liverpoolなどは、特にその傾向が強く、ビッグチーム同士の対戦、もしくはダービーでない限り、スタンドはチャントもほぼ無しで、全く盛り上がらない。

 というかなり嘆かわしい状況である。ダフ屋(イギリス英語でToutと言う)から、200ポンドでチケットを買ってChelsea v Blackburnの試合を観にいったが、試合はつまらないは、ファンは全く盛り上がらないは、スタンドは日本人、韓国人、中国人観光客だらけだはですっかり幻滅した、などというのは最近良く聞く話である。

 そこで、イギリスのサッカーの本当のあるべき姿、というと、今日、下部リーグで見つけ出すのが最も簡単かつ安上がり、という結論に達するのだ。

 そもそも、下部リーグとは言え、そこはサッカー発祥の地、各チームには、しっかりとファンがついており、大きな試合となると、町中が燃え上がる。Cardiff v Swansea、Luton v Watford、Ipswich v Norwich、Sheffield Wed v Sheffied Utdなど、日本に住んでいては「何だそりゃ?」と言いたくなるような試合でも、当日はスタンドは超満員、警察官と警察犬がスタジアム周辺にわんさかという状態となる。

 そもそお、意外と知られていないのだが、イギリスにはプレミアも含めると4部まで「プロ」リーグがあり、

Premier League(1部) 20チーム
Championship (2部) 24チーム
League 1(3部) 24チーム
League 2 (4部)24チーム

 という構成になっている。この92チームは全てプロチームで、殆どのチームが創設してから100年以上の歴史を持っている。現地で日曜日に、新聞を買うと、サッカーの欄(平気で15ページ以上ある!)には必ず2部から4部まで、そしてたいがい、その下のConferenceというプロ・アマ混合の全国リーグ、そして、さらにその下の地域リーグまでの試合結果、順位表が載っている。日本では想像もつかないことだろうが、イギリスではごく当たり前のことなのだ。

 ちなみに、Londonだけでもプロチームで、13チームもあることもやはり意外と知られていなかったりする(West Ham, Barnet, Leyton Orient, Watford, QPR, Charlton, Brentford, Crystal Palace, Fulham, Chelscum, Spuds, Arse, Nillwall)。

 リーグの構造の詳細については、下記をご参照のこと。
http://en.wikipedia.org/wiki/English_football_league_system

 ちなみに、僕はまだ10代だったころ、生まれて初めてイギリスに行って、生まれて初めてかの有名な大衆紙「Sun」を買って、この驚愕の事実を自分の目で発見した。何時間もホテルの部屋で、順位表の一覧を眺めて、「一体Colchesterって、どこにあるんだ?一体Burnlyとはどんなチームなのだろうか、、、」などとと未知の地、そして生まれて初めて聞いたサッカーチームに思いをはせていたことを覚えている(何と暗い性格だろうか、、)。

 そして、その、時僕が一番驚いたのが、下部リーグの観客動員数である。次回のブログで、昨シーズンの各リーグの平均観客動員数と、Top3のクラブの平均観客動員数をまとめてみることにする。

To be continued....

posted by fareasthammer |23:37 | General | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年12月21日

ManU Fever

12月17日(木) Manchester United v ガンバ大阪

 前日に長期の出張から戻ったばかりだが、既にチケットを確保してもらっていたため、会社を定時でそそくさと切り上げ新横浜に向かう。West Ham、そして浦和のファンの自分としては、当然ながら両方とも大嫌いなチーム。ひとまず、どちらを応援することも無く、サッカーを純粋に楽しもうと心に決め、Bolton出身の友人と新横の駅で落ち合い、スタジアムに向かう。  

 Boltonという街は、Manchesterからほんの10マイルしか離れていない場所であり、一般的にBoltonファン=アンチManUという図式が成り立つ。西澤が必死にベンチを暖めていて、某「大スター」選手が現役を大変寂しい形で終わらしたこのチームのファンの彼であるが、久しぶりに母国のサッカーを生で見れるということで、すっかりManUを応援する気らしい。クリケットスコアでManUが勝つんじゃないか、などと息巻いており、既にこの時点から、自分の中に眠っている大和魂が起きはじめる。

 前日、激しい忘年会で、殆ど起きているのがやっとの状態の、浦和ファンの友人とも席で落ち合ったところで、キックオフ。
ManUのスタメンには、黄金時代の生き残り、Scholes、Gigsy、G.Nevilleがずらりと顔を並べており、少なくともFIFAに顔向けはしようとしているManUの姿勢だけは見受けられる。しかしながら、すっかり時差ぼけ状態なのか、完全にManUの中盤は眠ったままで、Nothing To Loseの大阪が面白いように攻撃を仕掛ける。いきなり、播戸が抜け出すもVan der Salのセーブに拒まれる。

 これでManU が多少目が覚めたのか、Vidicが難なくコーナーからヘディングであっさり先制。ガンバは意気消沈することなく、その後もルーカス、播戸がManUゴールに攻めかけるが、憎らしいほど冷静なRioとVidicの最後のラインは破れず。そして、トレードマークのRonaldoのヘディングでさらに追加点。

 それにしても、J-Leagueでは、コーナー、フリーキックでTulioがどんなに必死に突っ込んでいこうとも、全く点数が入る気がしなかったガンバディフェンスであるが、いとも簡単に得点を許してしまう。はたして、今日は調子が悪かったのか、それともこれがプレミアリーグと、J-Leagueの高さの違いなのか?前者であることを祈りたいが、、。

 後半、あれよあれよという間に山崎がゴールを決める。僕と、浦和ファン兼Sunderlandファンの友人はガッツポーズ。やはり我々は日本人であると同時に、ニュートラルの試合では必ずアンダードッグを応援するという典型的なサッカーファンであったのだ、、。
 しかしながら、これからと言う時に、またもやガンバディフェンスが崩壊する。入ってきたばかりのRooneyに上手く抜けられ、1失点。さらに直後にも、Fletcherにまで綺麗なクロスから決められ4点、最後には完全にフィジカルで負け、Rooneyにも追加失点。右隣では半分寝ている友人に、左側では「やっぱりCricketスコアになっただろ」とにやにやするBolton人。

 最後に意地で、2点を返してくれた大阪には拍手を送りたいが、試合の内容は完全にプレシーズンそのもの。ManUも、5点取ったあとで、すっかり集中は切らしてしまっていた。 

 日本のメディアは、例によって「ファーガソン監督も驚いた」などと、大げさに取り上げていたが、中立の地である日本であれだけのサポートを受けた勝ち軍の将軍が、相手に労いの言葉をかけないはずがない。むしろ、イギリスのメディアでは、試合前に、FergieがRonaldoを必死に追い回しているReal Madridに対して、「I even wouldn’t sell a virus to that mob.」(あんな連中にウイルスすら売らないよ)という挑発的なコメントをメインで取り上げていた程度だろう。こんなことで浮き足立つのは禁物である。

12月21日(日) Manchester United v LDU Quito

 友人の間では随分とチケットが余っていたらしいが、プレシーズンに9,000円もとてもかけられるほど日本の経済と我が家の家計は潤っていない。ということで、緑エビスを飲みながら、自宅のソファで観戦。昨夜、West Ham v Villaを生でTV観戦していた疲れが来たのか、すぐに眠りに落ちる。Zzzzzzz….

 後半10分のところで目が覚めるとManUが一人足りなくなっている。当然のことながら、エクアドルのチームを応援。しかしながら、スタジアム全体は、赤で覆われており、Ronaldoの、プレミアではもう誰も引っかからない大げさフェイントに、スタジアム中が、「おおー」の大歓声。J-Leagueが始まって16年たったのに、なんで日本人はいつまで経ってもこんな幼稚なことをやっているのだろうか、とずっと疑問に思っていたが、今日答えが分かった。スタジオで解説をしていた北澤が一緒になって「おおー」と叫んでいたのだ。お金をもらっている元プロ選手の解説者がである、、。

 本大会、今年を最後に2年間、Dubaiへと移る。出来れば、世界に恥ずかしいので、このような解説者と、オフサイドのルールも知らずに、毎年毎年、AC Milan、Barcelona、Liverpool、ManUとビッグクラブのユニフォームを着てスタジアムに現れる暇な方々がもうちょっと少なくなるまで、日本に帰ってこないでも良いのに、などと思ってしまう。

 それにしても、LDUのMansoという選手、中盤からのシュートはなかなかであった。West Hamにもこんな選手がいてくれたら、ホームでの0点行進がストップするのに、、。

posted by fareasthammer |23:22 | General | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年12月11日

浦和レッズ 1-6の敗戦後に思うこと

 浦和ファンにとっての長ーいシーズンがやっと終わった。Youtubeで、今シーズンの浦和の戦いざまを凝縮した映像を発見したので、ぜひ見て欲しい。

http://jp.youtube.com/watch?v=9pyvtCzxQDk

 チケットを買ってしまったため仕方なく最終戦に足を運んだ。試合前の予想は0-3の敗戦だったが、結果は久々の大虐殺。途中から一体何点入るのか、逆にわくわくしてしまうほどであった。この試合で、ありとあらゆる膿を吐き出した、という人もいるが、僕はそうは思えない。ここまで落ちたチームを立て直すには、年月が必要だろう。

 唯一純粋な気持ちで見れたのは、岡野の最後の赤いユニフォーム姿、そしてうっちーの挨拶。

 試合後の岡野のコメントは、彼の性格がにじみ出たものであった。94年以降、苦楽を共にしてきた彼のパフォーマンスの中で、一番記憶に残っているのは、94年のNabisco Cup、アウェーでの鹿島戦、ウーベからのロングボールに抜け出して決めた一発だろうか。岡野というと、ジョホールでのVゴールがサッカーファンの記憶には深く刻まれていることだろうが、浦和ファンの僕としては、彼のカルトヒーローとしての地位を築き上げたあの伝説の「ドリブルがそのまま入ってしまった」ゴールや、プレシーズンのIndependiente戦で決めたロングシュート(決めた瞬間スタンドにいた全員が固まったのを覚えている)のほうが、記憶として残っている。

 もう一人のベテラン内館は、試合後のコメントが象徴するように、奇想天外なプレーをする岡野とは対照的な、地味なプレイヤーであった。しかし、浦和生まれ、浦和育ちの彼は、堅実な人柄で、多くのファンから「うっちー」の愛称で親しまれてきた。出場機会に恵まれないまま、目の前で1-6の敗戦を見せつけられたあとのアナウンスもさぞかし辛かったことだろう。

 ゲルトへの拍手は、彼の5年間の功績を称えたもの。一部のゴール裏のPart Timer共が、ブーイングをしかけたが、回りの拍手にかき消された。どんなにひどい終わり方でも、浦和の(無事終焉を迎えた)第一次黄金期を支えた貢献者をブーイングで送り出してはならない。大部分の浦和ファンが、良識のある人たちで、ほっとした。

 来年度は、どうやら今シーズン当初にMadam Sushiとエジ、梅崎に使い果たしたつけが回って補強はないらしいとのこと。バブルに浮かれたフロントの負の遺産はしっかりと残されている。

  「タレントの宝庫」などといわれた浦和だが、冷静に見てみると、今年のファーストチームの面々の中で、日本代表で堂々とレギュラーをはれる選手は約2名、それ以外は、完全にピークを過ぎた選手と、単に平凡な選手の集まりであったと個人的には思わざるを得ない。給料だけはみな一流なのだろうが、、。

 来年以降は、お金に頼らず、長期の視点で、ユースの選手達を育てて、次の黄金時代に向けて着々と進んでいくしかないだろう。その間に、他のチームの観客動員数がもう少し上がり、リーグ全体が活性化することを願うばかりである。

posted by fareasthammer |23:43 | 浦和 | コメント(9) | トラックバック(0)
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