2008年05月31日
来年度からとりあえず2年間UAEでの開催が決まったそうだが、とてもリーズナブルな決定と喜んでいたりする。
昔「トヨタカップ」という言葉には、特別な響きがあった。僕が小学生の頃など、テレビにサッカーがあふれている今とは違い、南米、欧州のサッカーに触れられる唯一のチャンスは12chのダイアモンドサッカーとこの大会だけであった。
あの黄色い国立の芝、そして(一体全体なんでああなったのかは知らないが)いっせいに吹かれるサッカーホーン、ゴールが取り消されてふて腐れるプラティニやら、Liverpoolを破ったインディペンディエンテの黒髪の若造のゴールなど、今でも記憶に残っている(今思うとばかばかしいが、、、)。
もうひとつ良かったのは、当時、海外サッカーなどに興味のある人間はほんとうにごく一部で、トヨタカップというと、そのマイノリティーたちが「聖地」国立に集合し、一流のプレーに「ウー」やら「アー」やら感嘆の唸りをあげる場所だったことだろう(これも今となるとばかばかしいが、、、)。
なにはともあれ、当時、この大会には、独特なオーラがかかっていたわけである。少なくとも自分の中では。
ところが、J-Leagueが開幕し、サッカーが若年層の間で、あっという間にNo1.スポーツになり、やがてスカパーやらWOWWOWでどんどん海外のサッカーが流れ込んでくるようになった。オフシーズンには、海外のトップクラブがマーケティング活動の一環で、時差ぼけでサッカーどころではない選手たちを無理やり連れてくることが日常的になった。
そんな中、名前とフォーマットを変えて毎年だらだらと開催される同大会。明らかにやる気のない欧州のクラブに、聞いたこともないような無名のクラブ。そして、極めつけは、J-Leagueの試合でもそこかしこで見られるヒールパスや、ボレーシュートにも「おー!」「すげー!」と感嘆の声を上げる自称‘AC Milanサポーター’達(ManUサポーター、Barcelonaサポーターに毎年姿を変えるらしい)が埋め尽くすスタンドだ(トヨタカップの伝統を引き継いでいると言われればそれまでなのだが)。
もうこんなものはいらん。精神衛生上よろしくない。第一、UAEで開催のほうが、欧州のファンは現地に行きやすくなり、注目度は上がるだろうし、何よりも来年から浦和がACLに勝てば、「Dubaiへの1週間のホリデー」が確約されるわけで、より応援にも力が入るというわけだ(結局ここが一番の理由なのだが)。
選手がフィギュア人形程度にしか見えない日産スタジアムで、「J-Leagueなんてレベル低くて見れたもんじゃないよ」とうんちくをたれるManUのシャツを着たオケラどもの隣で試合を観のと、暖かいDubaiの近代的なスタジアムで、2千人の浦和ファンの同志と共に、イギリスから駆けつけた2万人のChelseaファン相手に試合を観るのはどちらが魅力的だろう?
まあ、今年は日本での開催ではあるが、ManUの参戦が決定しているので、それなりにACLには力が入るが、、。「エビスビール3本 900円。メインスタンドのチケット 18,000円。ManU 0 – 1 浦和レッズ Priceless」。まあ夢見すぎか。
posted by fareasthammer |11:54 |
General |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2008年05月27日
まずはCarling Cup、League、Champion LeagueをすべてRunners-up(2位という意味)で終えたChelseaに対して、West Hamファンの一人として最大限の賛辞を送りたい。
特に、Frank Lampard、Joe Coleの二人には、England代表の骨子として、もうすぐ始まるEuroでの活躍を楽しみにしている(ここはお決まりで。当然のご指摘はご遠慮いただきたく)。
そして、全世界では、827万人がこの瞬間にChelseaファンをやめてManUファンになったらしいが、もう1シーズンだけChelseaを応援しようと決めたファンの方々にも、ぜひエールを送りたいと思う。
さて、先週の木曜日の早朝には、最大限のエンターテイメントを楽しんだわけだが、早速ペナルティーをミスしたJohn Terryに関するJokeがE-mail、Internet上を駆け回っている。それを集約したのが下記である(ちなみにこのTelegraph紙はSun、Mirrorといったタブロイド紙ではなく、れっきとした新聞である)。
http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/2008519/Champions-League-John-Terry-jokes-on-web.html
個人的にはお決まりの「Wet Caution- John Terry」が一番のお気に入り。
ここには載っていないが、非常に面白かった2つがこれ。
・その瞬間、ピッチを不本意な形で退いたDrogbaの魂はJohn Terryに乗り移っていた。そして、Terryはペナルティーエリア内で誰にも触られることなく倒れたのだ。
・今後Terryは二度とBarのカウンターで立小便をすることはないだろう。濡れたフロアで転ぶ人の屈辱を味わったのだから。
当然、Barでトイレに行くこともせずに堂々とカウンターで放尿したり、アメリカ人に9.11の件で小馬鹿にしたり、平気で障害者用の駐車スペースに車を止めるなどの善行を繰り返してきた彼だからこそ、イギリス中が「待ってました」とばかりに今回のPenaltyミスに飛びついたわけだが、サッカーではイギリス、日本の2国間を行ったり来たりしている自分にとっては、大きな温度差に戸惑わざるを得ない。
きっと、近日発売の綺麗な写真で売っている某スポーツ誌などでは、「その瞬間、誰よりもChelseaを愛し、チームを支えてきた大黒柱のJohn Terryは、人目をはばからず、モスクワの冷たい雨の中で、大粒の涙を流した。運命とは、何と皮肉なものだろう。」的なJohn Terry賛歌のオンパレードになるのではと何気に期待している(普段同雑誌だけは絶対に視界にも入れようとしないのだが、今回だけは、出たら立ち読みしようと思う)。
スポーツとその選手を神聖なものとして、決して馬鹿にしようとしない我が国。そして、自分が気に食わない選手が大失敗をした時には、「この瞬間のために俺は生きてきたんだ」的な勢いで飛びつくハイエナのようなイギリスのサッカーファン。
本当に面白いコントラストだ。
posted by fareasthammer |12:48 |
General |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2008年05月21日
さてさて、浦和ファンとしては避けては通れない話題、大阪戦後の騒動について一言。
最初にはっきりしたいのは、メディアが面白おかしく取り上げているような「フーリガン」の台頭は、少なくともわが国では現時点では心配しなくて良い、という個人的見解だ。
そもそもフーリガンの本場、イギリスでは、フーリガンは下記のようにカテゴライズされている。
Category C;National Front(いわゆる極右団体)ともつながりがあるような、トラブルを先導する一番たちの悪いフーリガン。現在イギリスの警察は、彼らの所在をほぼつかんでおり、イングランドもしくはそのフーリガンが応援しているチームが欧州や海外で試合をするときは、彼らのパスポートは没収される。
Category A(確かこんな呼ばれ方だったかと);普段はおとなしいが、ダービーゲームなどで、群集が騒ぎ始めるとついつい便乗してしまうタイプ。
フーリガニズムというのは、そもそもCategory Cの人たちに先導されて発生する。イギリスでは少なくともそうだし、他の国も、かならずトラブルメーカー達が、先導して騒ぎを起こすメカニズムが一般的だ。
そして、Category Cのフーリガンは、必ず相手のチーム、国の同じくCategory Cのフーリガンとのファイトを求めて街をさまよう。イギリスのフーリガンは、絶対にチームのユニフォームは着ず、Burberry、Prada、Lacoste、Aquascutam、Hacket、そして(何よりもフーリガンブランドとして有名な)Stone Islandといったトップデザイナーブランドの服を着て、他のファンとの区別化をしているわけである。そして彼らはマフラーやユニフォームを着ている一般のファン(マフラー=Scarfを巻くファンという意味で、Scarferと呼ばれている)には基本的には手を出さない。
そういった意味で、どんなに深刻に取ろうとも、日本にCategory Cのフーリガンなどおらず、ちょろちょろとCategory Aがいる程度だろう。
まあ、6万人近く人が集まるイベントで、年に一度や二度、ああした騒ぎが起きるのは致しかた無しだと思う。この程度で大騒ぎするならば、全国各地で行われているお祭りやら、中学校の卒業式をもっと問題視すべきだと個人的には思う。そして学生時代に野球場で警備員のバイトしていたときに何度となく僕やら同僚やらを殴った野球ファンのほうがもっと悪質だと個人的には感じる。そして、この大阪戦に関して言えば、試合中に自分の息子に相手のファンから投げられたペットボトルが当たって、おとなしくしている父親のほうが情けない。イギリスなんかで、自分の息子に危害が及んだら、どんなにおとなしいファンでもあっというまにCategory Cに変身するはずだ。
ただ、今回のことでいかんなと思うのは、家族連れがメインのスタンドにものを投げて挑発した一部の大阪ファンと、試合後もアウェー側の子供たちまで巻き込んで監禁してしまう形になった一部の浦和ファンだ。柵があったおかげで、お互い気が大きくなってこうなってしまったのかもしれないが、イギリスだったら間違いなくスタジアムの中では両チームともおとなしくしていて、出た瞬間に殴り合い、決着はものの5分でついたことだろう。
騒ぐのはかまわないが、静かに平和的に観戦しようとするファンまで巻き込むのはまずいと思う。血気盛んな輩は、スタジアムの外で逮捕もしくは一生サッカー場出入り禁止覚悟で思う存分やれば良い。
一方で、「じゃあ今回の出来事で、浦和の観客動員数が落ちるのか」というと、実際にはよりファンを惹きつけてしまう結果になったのではないかとも思う。YahooのTop Pageなどは、試合後何日間もこの件の記事がトップに来ていたし、公には口にしないが、何気にこのような刺激に飢えている人たちも大勢いることも否定できない。そもそも、浦和がここまで人気チームになった最も大きな理由は、Crazy Callsの計算されつくした「浦和ファン=熱狂的で過激」というJ-League初期のマーケティングに他ならないと僕は信じている。
ここは、サッカーの魅力的な面ではあるが、同時に脆く、危ない面である。この群集心理を上手く使って、欧州などでは極右の勢力が台頭してきたわけだ。今後、日本の右翼の人たちが、サッカー場に入り込まないように願うばかりである。
最後の最後に浦和の選手達にあえて苦言。金星を挙げて、大喜びしている相手選手に対してけちをつけるのはいかがなものか?確かにあの判定はあったが、むしろ、集中力を切らしてしまった阿部を初めとする浦和の選手にも大きな非はあるだろう。J-Leagueの審判のレベルが低いことくらい最初から認識してプレーすべきだったと思う。結果、大騒乱の引き金になってしまったわけだし、「自分達はJ-Leagueのエリートだ」といった傲慢な姿勢は、負けた後くらいはしまって欲しい。良い意味でも悪い意味でも浦和はビッグクラブになってしまった。
さて、Chelseaの敗戦を願いつつ、早めに寝ることにしよう、、。Tevez 1- 0 Chelsea。
posted by fareasthammer |23:38 |
General |
コメント(5) |
トラックバック(0)
2008年05月19日
イタリア人に「守備的すぎる」と批判されながらも(!)守備に徹してファイナルまで登りつめたRangersだが、最後の最後に屈してしまった(しかも最後の20分で)。相手が良く知らないロシアのチームだったこともあり、普段は必ずアンダードッグを応援する僕だが、今回は心情的にはRangersに勝って欲しかったりしていた。
守備しかしないチームの代わりに、Manchesterの中心街に集まったRangersのファンたちは、攻撃に徹し、負傷者が42人にも登ったというのは皮肉な話だが、、。
それにしてもこの2チームの毎年の争いだけは目が離せない。土曜の夜に寝つきが悪いときなど良くスコットランドリーグを見たものだが、Rangers v Celticだけは観ていてちゃんと目が覚めたものだ。Old Firmの意味も良く分からないが、全力でプレーしないとあとでファンにどやされることだけは知っていて必死に走り回る外国人選手達を見ているのも楽しみのひとつだ(わが国の伝家の宝刀も、やっとここに来て少しOld Firmで汗をかくようになったが)。
とか言う自分も、Old Firm本当の意味など良くわかっていなかったりする。若い頃は、「いつか生でOld Firmを観戦したいものだ」などと思っていたが、少しずつ事情を知るにつれ、そんな気もうせてきた。イギリス人の友人達も良く言っているが、この2チームを取り巻く環境というのは、本当に複雑で、外部の人間には理解できない。
ステレオタイプ的には、Celticは名前が示すとおり、カソリックのチームで、ファンたちは戸籍上スコットランド人(=イギリス人)でありながら、自分達はIrishであると考えていて、アイルランドの国旗を振り、IRA賛歌を歌っている。
一方のRangersは、プロテスタントのチームで、ファンはスコットランド人でありながら、英国への帰属派であり、女王陛下が大好きで、Union Jackを振り回し、ローマ法王を侮辱する歌を歌う人たちと言ったところか。
そして、北アイルランドでは、プロテスタントのエリアに行くと、Rangersのシャツをあちらこちらで見かけ、万が一間違えて、Rangersのシャツを着たまま壁の向こう側に行くと、大変な目に会うというのも良く聞く話だ(逆も然り)。確かに、大昔にCeltic v Dunfermlineを観に行ったときに、Parkheadの道沿いには何十台というバスがとまっていて、そのとき、「北アイルランドやらアイルランドからも相当のファンが毎試合観に来ているからだ」という説明を受けたことを覚えている。
一方では、僕の友人の中にはGlasgow出身、プロテスタントと、ここまでならばいかにもRangersファンというバックグラウンドを持っていながら、「スコットランドを愛していて、イングランドが大嫌いなので、絶対にRangersのファンにはなれないし、かと言ってCelticはカソリックでIRA信奉者達の集まりだからCelticのファンにもなれない」という可哀想な奴がいる。しかし、彼曰く、Rangersファンの中にも、Scotland v EnglandになったらEnglandを応援するような輩がいる中で、Union Jackは大嫌いという類の人間もいるという。んー、よく分からん。
いずれにせよ、最近は両チームとも、逆の宗派の選手を取ったり、宗教的な歌を歌うことを禁じたりと、過去の負のイメージの払拭にやっきのようだが、、。
そうはいいつつも、割と最近IbroxでRangers v CelticをAway側(Celtic側)みてきた友人の体験談(1、売店でものを買おうとしたら、Celticファンから「毒が入っているからやめろ」と止められた。考えてみれば誰も売店に並んでいない、、。2、トイレではわざと便器を外して用を足している人たちがいた)などを聞くと、この憎悪が相当根強いことが伺い知れる。
まあ、僕のようなよそ者は、テレビとネットで楽しんでいれば良いのだろう。Rangersは日本時間明日早朝、St Mirrenとの対戦後、最終節Aberdeen戦を迎える。一方のCelticはDundee Utdが最終戦。勝ち点差は3で、Rangersが1試合少ない状況。得失点差でCelticが優位に立っている。
ちなみにAberdeenファンが一番嫌いなのが、Rangersだという話をWhen Saturday Comesで読んだ記憶がある。いずれにせよ、Rangersにとっては一気に奈落の底に突き落とされたようなシーズンの終盤戦だ。去年のJ-League終盤を思い出さざるを得ず、少しRangersに同情せざるを得ない、、(苦笑)。
posted by fareasthammer |22:34 |
General |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2008年05月17日
さてさて、浦和もついにこけてしまい、Jリーグはニュートラルの目からすると、少し面白くなるという結果となった。そんな時だからこそ、あえて明るい話題を。少し古い話になるが、Stokeのプレミアリーグの昇格についてである。
僕はStokeの昇格を心なしに喜んでいたりする。理由は簡単だ。一緒に長年サッカーをやって来た友人が、Stoke生まれ、Stoke育ちの筋金入りのStoke Cityファンだからである。昨年、長年の日本での生活を終えて、イギリスに帰ってしまった彼であるが、いつもサッカーの試合には、Stoke Cityの赤と白のシャツを着てきて、ホリデーの際は必ずStokeのシャツで少し恥ずかしそうにしている奥さんと一緒に写真に写っていた。そして、土曜の夜は、必ずといっていいほど、インターネットのラジオに耳を傾けて、Stoke Cityの成り行きを見守ってきた。
Stoke Cityは1863年に設立された、現存するリーグ所属のイングランドのチームの中では、Notts Countyに続いて2番目に古いチームである。かのSir Stanley Matthewを生み出した事で有名なこのクラブがTop Flightから離れることはや23年、近年は平均観客動員数もかなり落ち込んできていた。
そんな中での今回の昇格は、ファンにとって待ちに待ったものだった。どれだけ彼らが待ちわびていたかは、是非下記のリンクから見て欲しい。百聞は一見にしかずである。
http://jp.youtube.com/watch?v=wu7w_oe8IDA&feature=related
ちなみに私の友人も、お兄さんと一緒にピッチに泣きながらなだれ込んだそうだ。そりゃそうだ。
きっと来シーズンは、シーズンを通じて拷問が続くに違いないが、23年間、毎シーズン毎シーズン我慢を強いられてきたファンに対して、クラブがやっと報いることができた瞬間であることは間違いない。彼らはこの日のことを一生忘れないだろう。
まあ、母国のサッカーに対するファンの思いの強さというのも改めてすごいものだなと感心させられたわけではあるが、僕の仲の良い友人達は、考えてみるとかなりの数が、下部リーグのチームのファンであったりすることに気づく。Crystal Palaceファンの友人も同じく毎週土曜日はあきれ顔の奥さんを横目にインターネットラジオに耳を傾けているし、いまや3部まで落ちてしまったLeedsのファンの友人も全く同じ。チーム状況などは現地のファンと変わらない位詳しいし、一時帰国する日程は、必ずサッカーのFixture(日程のこと)をチェックしてから航空券を取る。
彼らや僕にとってサッカーで大切なのを順に並べるとこうなる。
1、応援するクラブの存在そのもの
2、同じくクラブを応援するファン
3、選手
当然、2と3は入れ替わるケースは多々存在する。僕の永遠のアイドルである福田正博と「3年前から鹿島から乗り換えて浦和を応援し始めました」、などという大馬鹿者(文字通り)などとは、マザーテレサとミトコンドリアほどの差があるが、一般的に見て、「お金に釣られたから浦和に来ました」という選手と、浦和を追っかけてイランまで行くファンと僕にとってどちらが大切か?答えは明確である。
Croydon出身の僕の友人にとってCrystal Palaceは、彼の出身地を代表するサッカーチームであり、彼が何故今でもPalaceを応援しているかというのは、若い頃に、学校の同級生やサッカー場で知り合った人たちと一緒に毎週試合を見て、一緒に相手チームのファンと殴り合いの喧嘩を繰り返してきたという何にも変えがたい思い出があるからだ。
イギリス、そしてサッカー先進国(古い言い方だ、、、)のファンにとって、この法則は不文律のようなものであると認識している。
しかし、J-Leagueはどうだろうか?どうも「3、選手」が唯一無二の存在である人が結構いるような気がしてならない。VerdyのJ開幕当初の観客数と、キング○ズと緑のデクノ棒武田がいなくなった今日の観客数はどうだろう?
当時のVerdyファンが、まだVerdyファンであって、単に「面白くないから」という理由でスタジアムに行っていないなら分かる。が、もしかして今は浦和を応援しているのかもしれない。
そして、20年後、浦和の経営がまずくなって、スター選手が0人、かつJ2で万年プレーするようになっていたら?
ひとつだけ確実に言えることがある。僕はそうなったとしても、Stoke Cityファンの友人と同じように、浦和を応援しているだろう。「女房は変えられてもチームは変えられない」。これはことわざでも皮肉でも何でもない。僕の中では鉄則である。
話はそれたが、いずれにせよ、来年のStoke v West Hamの試合の現地での観戦が早々に決まった。上手く出張とからめたいところだが、、、。
PS. うーむ、Pompeyリードで前半終了しそう、、。
posted by fareasthammer |23:51 |
General |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2008年05月14日
ご存知の通り、プレミアリーグは、先週の日曜日で全日程を終了した。今シーズンは最終日まで優勝争い、降格争い共にもつれこむというリーグ全体としては、割と盛り上がったシーズンだったといえよう。
ManUの優勝は実に妥当なところ。個人的には、昨シーズン我がWest Hamの残留の立役者がManUであり、なおかつ今シーズンは、ホームで僕の目の前でRonaldoがPKをミスして自滅してくれるという素晴らしいエンターテイナー振りを見せてくれた彼らに対して、すっかり一時期の彼らへの憎悪の念は消えてしまった。フットサルコートなどで、おそろいのManUのシャツなどのチームを見ると、良く血圧が上がっていたものだが、、。
明日早朝の大一番もこの調子で是非Chelscumを叩きのめして欲しい。さもないと、またテレビでChelseaのシャツを着た明石家さんまを目撃して、1週間嫌な気持ちで生活しなければならない、、。Tevez 1 – 0 Chelscumでどうだろう。
一方の降格争いで残念だったのは、Birminghamが落ちて、Fulhamが残留したことだ。Birminghamはしっかりしたファンベースのある好チームである。10年以上前に一度彼らのホームグランドであるSt. Andrewsに行ったことがあるが、2部リーグとは思えないほどの集客、かつ熱心な応援が繰り広げられていた。一方のFulhamはアルファイドのおもちゃで、ミニChelseaの感が否めないし、そもそもトップフライトに居座るほどのファンベースも持ち合わせていない。僕の周りのLondonerも全員口を揃えて「Fulhamに落ちて欲しい」と言っていたし、僕も全く同感だ。彼らの昨シーズンのWest Hamを髣髴させる火事場のクソ力にはある程度敬意を表さなければならないのは分かっているが、、。
West Ham United
さてさて、肝心の我がWest Hamだが、ローラーコースターだった昨シーズンと比べるとなんとも印象の薄いシーズンになってしまった。明るい話題としては、
1) Tottenhamよりも上かつ、Top Halfに何とか入ったこと
2) Academy出身のJames Tomkins、Fred Searsの2人が台頭、Mark Nobleがほぼレギュラーの座を確保する目前まで来ていること
3) Ashtonの復調
が挙げられると思う。
逆に、
1) シーズンを通じて、Bellamy、Bowyer、Dyer(恐らく殆どの人がこやつがWest Hamの選手だということを忘れていることだろう)を始めとして、けが人が続出したこと、
2) Curbishleyの、得にホームゲームでの極めて消極的な戦術
3) Banayoun移籍後の相変わらずのPlay Makerの不在
4) Chelsea、Tottenham、Arsenal相手に1勝も出来ず
5) シーズン通して42得点という脆弱な攻撃陣(降格したBirminghamよりも少ない)
などなど、良くない点を挙げてしまうと切りが無い。
来シーズンの展望
Manciniを監督として迎え入れる、Thierry Henryがやって来る、AshtonがManUに行くなど、様々な噂はあるものの、Etherington、Zamora、Gabbidonあたりは残念ながら切り捨てられ、新たな外国人を2、3人スカウトしてくる程度ではないかと個人的には思う。
現時点では、下記のような体制で新シーズンを戦っていくことになるのではないか。
GK / Green
DF / Ferdinand, Tomkins, McCartney, Upson
MF / Parker, Noble, Ljunmberg, Dyer
FW / Ashton, Bellamy
Subs; Neil, Pantsil, Collins, LBM, Sears, Mullins, Faubert, Cole
+αに誰が来るのかというのは非常に楽しみである、、。きっと今シーズンオフは、昨シーズンよりもエキサイティングなものになることだろう。
posted by fareasthammer |12:29 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2008年05月10日
さてさて、我が浦和もかのような難しいAwayの試合を、憎らしくPKの一点で守りきるという昨年途中までの勝負強さが戻ってきた。頼もしい限りである、、。
あとは明日何とかWest Hamが、Tottenhamよりも上の位置をキープさえしてくれれば、完璧なWeekendの終わりとなることだろう、、。
さてさて、今日話題にしてみたいのは、僕自身のサッカー観戦における「こだわり」である。いろいろあるのだが、そのうちの一つはサッカー場の「雰囲気」であろう。
何万人もの人(メインは大の大人)が、たったひとつのボールの行方を見守るのがスポーツ観戦の基本である。とんでもないミスパスに3万人が一斉にため息をつき、そのミスを繰り返す選手には野次を入れ、レフリーの不利な判定にはみんなで激高する。そしてゴールの際には一斉に3万人が立ち上がって歓喜し、ロスタイムに逆転弾を許した際には、3万人が一斉に頭を抱える。
と、ここまでは別に野球だろうと、バスケだろうと、バレーボールだろうと基本は変わらないのだが、何故僕がここまでサッカー観戦を好むかは(自分が今でも毎週やっていて最も仕組みが分かっていて、見ていて単に最も面白いと思えるスポーツであるという当然のことはさておき)、サッカーの観衆が最もワイルドで、幼稚で、感情的で、さらにはドラマチックな試合では、何万人もの人が一斉に大合唱するというユニークさがあるからだ。
この野蛮とも言えなくない大観衆の一部として身をゆだねることの心地よさ。これこそが僕が良い「雰囲気」をもとめて現地での観戦にこだわる理由である。
何ゆえに野蛮か?例を挙げてみよう。
バレーボールの試合で、へぼプレーを繰り返す一人の選手に向かって「You f*ckin’ stupid c*nt !」(非常に汚い英語で、「このボケナス」的な意味)と観衆の一人が立ち上がって声を上げたとしたらどうだろうか?まわりはきっと大きな不快感を示すだろうし、もしアメリカなんかで、声をあげた人がアラブ系だったら、Guantanamoの収容所に即連行されるかもしれない。
これがサッカーだったらどうだろう。試合とリーグ、観戦しているエリアにもよるだろうが、一般的にはこの「Stupid F*ckin' c*nt !」と叫んでいる人はスタジアムでは決して一人ではないだろうし(時には何万もが一斉に同じことを叫ぶ)、まわりで座っている人たちも、不快感を示すどころか、きっと同意してうなずいているに違いないのだ。
僕個人としても、猿人類系の顔をしたArsenalのMartin Keownに向かって、他の3万人のWest Hamファンと共に、「He's got a monkey’s head, Keown !」(サルの頭を持ったKeown!)と大合唱していたし、静まり返るManUファンに対して他の何百人ものHammersファンと共にWanker Gesture(イギリス特有の相手を屈辱するジェスチャー。アメリカの中指を立てるものとほぼ同じ)をかましたし、日本では横浜マリノスと対戦するたびに当時極めて野次に弱かった川口に対して、ゴール裏から散々ちゃちゃを入れていた。
僕はこれでとてつもない反逆児扱いをされるのか?答えはNoである。世界的な見地では、僕はごくごくOrdinaryなサッカーファンだ。
しかし、日本では、これらの行為をスポーツマンらしくないとして断罪する動きがあることも知っている。僕はこの意見には同意できない。
僕自身は、他の多くに人と同じように、サラリーマンをやっている。よって、会社で仕事を進めていく上で、自分がやりたいと思うことを、理路整然とレポートに書き上げ、上司やパートナーに説明しなければならない。ストレスも多分にある。
ところがそれと比べてサッカー場ではどうだろう。浦和ファンは、山瀬に対して大ブーイングと、ありとあらゆる屈辱的な言葉を浴びせることが許されている。その理由を上司に対して、道筋を立ててプレゼンする必要も無いのだ。「あいつは俺達のチームを裏切って出て行ったからだ」という、きわめて幼稚園児的な発想が、堂々とまかり通ってしまう。
そして一部の鹿ファン達は、英語辞典片手に夜なべをして、「Fuck Reds」の絵文字を作り上げた(最後で失敗してしまったが。彼らには北朝鮮に行って、マスゲームのレッスンを受けることをお勧めする)。理由は単に「浦和が憎たらしいから」だけである。全然けっこうなことじゃないか。
僕は秩序と法の遵守をもとめられる現代社会において、たった90分だけ、少しばかり治外法権になれる場所、そして、悪がきに戻れる場所があることが素晴らしいと思う。そこで、気の合う仲間と酒を飲み、素晴らしいプレーに酔い、エジミウソンのスタンドの最上階目指して放ったシュートを見て頭を抱えれることにありがたみを感じている。
そしてこんな幼稚な人たちが作り上げるサッカーにしかない雰囲気が大好きである。
そんな一方で、前回書いたように、その「雰囲気」が日本、そしてイギリスでもどんどん崩れていることに危機感を感じているのも事実だ。
僕は、サッカーなんて、感情の赴くままに見ればいいと思っている。逆に言えば、浦和vs 広島の試合を、浦和 vs 鹿島と同じテンションで見ることなんて不可能だと思うし、何よりも大切なピッチ上での出来事を全く無視して、ただただ歌い続ける今日の日本の応援スタイルもあまり好きではない。もっとUp and Downがあるべきではないかと思う(ただ、先日のボスニア戦では、観客はピッチ上の出来事に全く関心が無いように感じたし、結果、上手く説明は出来ないが、長い日本代表観戦履歴の中で、「こりゃまずいな」とあそこまで思ったこともそうは無いほどひどい「雰囲気」であったのだ)。
自然な感情のローラーコースターに身を任せて、それがたまたま最高潮に達したときのサッカー場の雰囲気は本当に気持ちが良い。しかし昨今こうしたサッカー観戦の基本が少し崩れてきているような気がしてならないのだ。きっと僕と同じような危機感を持っている人も多数いるだろう、、。
とまあ、以上はあくまで僕の個人的な考えである。もしかしたら、様々な批判、罵倒、僕と僕の家族へのDeath Threatが届くかもしれないが、以前あった「もし日本のサッカー場で死人が出たら責任を取ってもらえるのか?」という問いには明らかにNoとお答えしておこう。たかがBlogでの発言で、何の権力も無い小市民が責任を取らなければならない法的根拠などどこにもないのだから。
最後に、僕は極右勢力などがサッカー場をプロパガンダにサッカーを利用すること、フーリガンが一般のファンを襲うこと、人種差別発言などは絶対に容認できないことだけは最後にクリアにしておきたい。
posted by fareasthammer |23:12 |
General |
コメント(6) |
トラックバック(0)
2008年05月07日
さて、浦和は順風満帆に最下位相手に横綱相撲、かつWest HamもChelseaには絶対優勝させまい、との意気込みを感じさせてくれる1-4の見事な敗戦と、特に書くべきことがなさそうなので、前回に比べて少し軽い話題を、、。イギリスのChant(イギリスでサッカーの応援歌のこと)について思いつくままに書き出してみたい。
ご存知の人も多いと思うが、イギリスの場合、メロディー自体は、そのクラブの独自の歌(例えばWest HamならばI’m forever blowing bubbles)以外は、どのクラブのファンも、Go West、Blue Moonなどをはじめとする定番のメロディーに合わせて歌う。よって、J-Leagueのファンのように、「最初にあの歌を使ったのはうちなのに、真似しやがって」などといういがみ合いはあまりない。
決定的に違うのが歌詞の豊富さである。例えばGo Westなど例に取ると、何百通りものパターンがあったりする。いくつか挙げてみると、、
One Nil to the Cockney boys !
「1-0でCockney Boys(West Hamのこと)がリードしている」
You are shit, and you know you are!
「お前らはへぼチーム/選手だ!」
Hartson, is a sheep shagger !
「Hartonは羊とやっている」
Oh ah ! Eric Cantona!
(Eric Cantonaの応援)
2-0, and you fucked it up !
「2-0で勝っていたのに、全て台無しだ」
Le Seoux, takes it up to the a*se !
(訳は危なすぎて出来ません、、。ゲイだと思われている選手に向けられる歌)
などなど、きりが無い。
一般的には歌詞でも、特定の選手のChantなど、Jリーグと同じような、あらかじめ決まったものと、わりと即興で作られるような季節もの的なものに大まかに分けられる。
当然面白いのが後者だ。僕はよく「イギリスの応援歌ってどうなの?」と聞かれると「川柳みたいな感じ」と答える。ユーモアのセンスがもとめられて、さらに韻を踏んでいたりした上で、特定のメロディーに乗せなければいけない。
そして歌われ方はJ-Leagueやら他のリーグとは違い、太鼓無しで自然発生的(Spontaneous)にゴール裏だけではなく、スタンドのあちこちから起こる(テラスがあった時代はすこし違ったのだが)。
ちなみにSkyなどを見ていると、ファンが面白いチャントを歌いだすとアナウンサーが、取り上げたりもする。
イギリスのファンが世界中のサッカーファンから尊敬の眼差しで見られる最も大きな理由だと思う。
いくつか面白いものを、下記に思いつくままに挙げてみた。
・Rio Ferdinadがドーピングテストをすっぽかして、9ヶ月の出場停止の後にピッチに戻ってきた時に、相手側のファンが歌ったもの。
Pissed in the bottle, you should have pissed in the bottle !
「あの時にちゃんと容器に小便しておけば良かったのに!」
・3部まで落ちたMan Cityのファンが、Sheffield United相手にCoca Cola Cupでの敗戦のあと、「We hate Wednesday」の大合唱をするUnitedのファン(ライバルのSheffield Wednesdayのこと)に対し、即座に返した歌。
We hate Saturday, we hate Saturday
(イギリスではリーグ戦は基本的に土曜日に行われる)
・Britney Spearsが丸坊主にしたあと、スキンヘッドのKoncheskyに向かって。
Are you Britney, are you Britney, Are you Britney in disguise ?
「お前は変装したBritney Spearsなんじゃないのか?」
・チームメートの頭をゴルフのパターで殴ったCraig Bellamyへの応援歌。
Bellamy is a nutter, he’ll hit you with a putter. Lah lah lah lah !
「ベラミーは気違いだ。パターでお前の頭を殴るぞ!」(*NutterとPatterで韻を踏んでいる)
・統合失調症であることを明かしたAndy Goramに対して、相手のファンが There’s only one Andy Goram(お前が一番だ)というチャントのパロディーで。
There's only two Andy Gorams.
「Andy Goramは二人いる」(多重人格症と統合失調症をごっちゃにしている、、?)
・West Hamのファンが、カメルーン代表のSong(非常にファンに嫌われていた)と歌の‘Song’をかけて延々と20分位歌い続ける。
We've only got one Song、、、、、
そう言えばJ-Leagueでも浦和レッズでCrazy Callsがゴール裏で仕切っていた時は、面白いChantがあったなあ。あの頃が懐かしい。
posted by fareasthammer |09:08 |
General |
コメント(4) |
トラックバック(0)