2008年05月21日

今更ながら、、、浦和 v G大阪戦、、

 さてさて、浦和ファンとしては避けては通れない話題、大阪戦後の騒動について一言。
 最初にはっきりしたいのは、メディアが面白おかしく取り上げているような「フーリガン」の台頭は、少なくともわが国では現時点では心配しなくて良い、という個人的見解だ。

 そもそもフーリガンの本場、イギリスでは、フーリガンは下記のようにカテゴライズされている。

Category C;National Front(いわゆる極右団体)ともつながりがあるような、トラブルを先導する一番たちの悪いフーリガン。現在イギリスの警察は、彼らの所在をほぼつかんでおり、イングランドもしくはそのフーリガンが応援しているチームが欧州や海外で試合をするときは、彼らのパスポートは没収される。

Category A(確かこんな呼ばれ方だったかと);普段はおとなしいが、ダービーゲームなどで、群集が騒ぎ始めるとついつい便乗してしまうタイプ。

 フーリガニズムというのは、そもそもCategory Cの人たちに先導されて発生する。イギリスでは少なくともそうだし、他の国も、かならずトラブルメーカー達が、先導して騒ぎを起こすメカニズムが一般的だ。

 そして、Category Cのフーリガンは、必ず相手のチーム、国の同じくCategory Cのフーリガンとのファイトを求めて街をさまよう。イギリスのフーリガンは、絶対にチームのユニフォームは着ず、Burberry、Prada、Lacoste、Aquascutam、Hacket、そして(何よりもフーリガンブランドとして有名な)Stone Islandといったトップデザイナーブランドの服を着て、他のファンとの区別化をしているわけである。そして彼らはマフラーやユニフォームを着ている一般のファン(マフラー=Scarfを巻くファンという意味で、Scarferと呼ばれている)には基本的には手を出さない。

 そういった意味で、どんなに深刻に取ろうとも、日本にCategory Cのフーリガンなどおらず、ちょろちょろとCategory Aがいる程度だろう。

 まあ、6万人近く人が集まるイベントで、年に一度や二度、ああした騒ぎが起きるのは致しかた無しだと思う。この程度で大騒ぎするならば、全国各地で行われているお祭りやら、中学校の卒業式をもっと問題視すべきだと個人的には思う。そして学生時代に野球場で警備員のバイトしていたときに何度となく僕やら同僚やらを殴った野球ファンのほうがもっと悪質だと個人的には感じる。そして、この大阪戦に関して言えば、試合中に自分の息子に相手のファンから投げられたペットボトルが当たって、おとなしくしている父親のほうが情けない。イギリスなんかで、自分の息子に危害が及んだら、どんなにおとなしいファンでもあっというまにCategory Cに変身するはずだ。

 ただ、今回のことでいかんなと思うのは、家族連れがメインのスタンドにものを投げて挑発した一部の大阪ファンと、試合後もアウェー側の子供たちまで巻き込んで監禁してしまう形になった一部の浦和ファンだ。柵があったおかげで、お互い気が大きくなってこうなってしまったのかもしれないが、イギリスだったら間違いなくスタジアムの中では両チームともおとなしくしていて、出た瞬間に殴り合い、決着はものの5分でついたことだろう。
 騒ぐのはかまわないが、静かに平和的に観戦しようとするファンまで巻き込むのはまずいと思う。血気盛んな輩は、スタジアムの外で逮捕もしくは一生サッカー場出入り禁止覚悟で思う存分やれば良い。

 一方で、「じゃあ今回の出来事で、浦和の観客動員数が落ちるのか」というと、実際にはよりファンを惹きつけてしまう結果になったのではないかとも思う。YahooのTop Pageなどは、試合後何日間もこの件の記事がトップに来ていたし、公には口にしないが、何気にこのような刺激に飢えている人たちも大勢いることも否定できない。そもそも、浦和がここまで人気チームになった最も大きな理由は、Crazy Callsの計算されつくした「浦和ファン=熱狂的で過激」というJ-League初期のマーケティングに他ならないと僕は信じている。
 ここは、サッカーの魅力的な面ではあるが、同時に脆く、危ない面である。この群集心理を上手く使って、欧州などでは極右の勢力が台頭してきたわけだ。今後、日本の右翼の人たちが、サッカー場に入り込まないように願うばかりである。

 最後の最後に浦和の選手達にあえて苦言。金星を挙げて、大喜びしている相手選手に対してけちをつけるのはいかがなものか?確かにあの判定はあったが、むしろ、集中力を切らしてしまった阿部を初めとする浦和の選手にも大きな非はあるだろう。J-Leagueの審判のレベルが低いことくらい最初から認識してプレーすべきだったと思う。結果、大騒乱の引き金になってしまったわけだし、「自分達はJ-Leagueのエリートだ」といった傲慢な姿勢は、負けた後くらいはしまって欲しい。良い意味でも悪い意味でも浦和はビッグクラブになってしまった。

 さて、Chelseaの敗戦を願いつつ、早めに寝ることにしよう、、。Tevez 1- 0 Chelsea。

posted by fareasthammer |23:38 | 浦和 | コメント(5) | トラックバック(0)
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