2008年05月07日

Sing when you're winning...「イギリスのChant」

さて、浦和は順風満帆に最下位相手に横綱相撲、かつWest HamもChelseaには絶対優勝させまい、との意気込みを感じさせてくれる1-4の見事な敗戦と、特に書くべきことがなさそうなので、前回に比べて少し軽い話題を、、。イギリスのChant(イギリスでサッカーの応援歌のこと)について思いつくままに書き出してみたい。

 ご存知の人も多いと思うが、イギリスの場合、メロディー自体は、そのクラブの独自の歌(例えばWest HamならばI’m forever blowing bubbles)以外は、どのクラブのファンも、Go West、Blue Moonなどをはじめとする定番のメロディーに合わせて歌う。よって、J-Leagueのファンのように、「最初にあの歌を使ったのはうちなのに、真似しやがって」などといういがみ合いはあまりない。

 決定的に違うのが歌詞の豊富さである。例えばGo Westなど例に取ると、何百通りものパターンがあったりする。いくつか挙げてみると、、

One Nil to the Cockney boys !
「1-0でCockney Boys(West Hamのこと)がリードしている」

You are shit, and you know you are! 
「お前らはへぼチーム/選手だ!」

Hartson, is a sheep shagger !
「Hartonは羊とやっている」 

Oh ah ! Eric Cantona!
(Eric Cantonaの応援)

2-0, and you fucked it up !
「2-0で勝っていたのに、全て台無しだ」

Le Seoux, takes it up to the a*se !
(訳は危なすぎて出来ません、、。ゲイだと思われている選手に向けられる歌)

などなど、きりが無い。

 一般的には歌詞でも、特定の選手のChantなど、Jリーグと同じような、あらかじめ決まったものと、わりと即興で作られるような季節もの的なものに大まかに分けられる。
当然面白いのが後者だ。僕はよく「イギリスの応援歌ってどうなの?」と聞かれると「川柳みたいな感じ」と答える。ユーモアのセンスがもとめられて、さらに韻を踏んでいたりした上で、特定のメロディーに乗せなければいけない。
 
 そして歌われ方はJ-Leagueやら他のリーグとは違い、太鼓無しで自然発生的(Spontaneous)にゴール裏だけではなく、スタンドのあちこちから起こる(テラスがあった時代はすこし違ったのだが)。
ちなみにSkyなどを見ていると、ファンが面白いチャントを歌いだすとアナウンサーが、取り上げたりもする。

 イギリスのファンが世界中のサッカーファンから尊敬の眼差しで見られる最も大きな理由だと思う。

 いくつか面白いものを、下記に思いつくままに挙げてみた。

・Rio Ferdinadがドーピングテストをすっぽかして、9ヶ月の出場停止の後にピッチに戻ってきた時に、相手側のファンが歌ったもの。

Pissed in the bottle, you should have pissed in the bottle ! 
「あの時にちゃんと容器に小便しておけば良かったのに!」

・3部まで落ちたMan Cityのファンが、Sheffield United相手にCoca Cola Cupでの敗戦のあと、「We hate Wednesday」の大合唱をするUnitedのファン(ライバルのSheffield Wednesdayのこと)に対し、即座に返した歌。

We hate Saturday, we hate Saturday
(イギリスではリーグ戦は基本的に土曜日に行われる)

・Britney Spearsが丸坊主にしたあと、スキンヘッドのKoncheskyに向かって。

Are you Britney, are you Britney, Are you Britney in disguise ?
「お前は変装したBritney Spearsなんじゃないのか?」

・チームメートの頭をゴルフのパターで殴ったCraig Bellamyへの応援歌。

Bellamy is a nutter, he’ll hit you with a putter. Lah lah lah lah !
「ベラミーは気違いだ。パターでお前の頭を殴るぞ!」(*NutterとPatterで韻を踏んでいる) 

・統合失調症であることを明かしたAndy Goramに対して、相手のファンが There’s only one Andy Goram(お前が一番だ)というチャントのパロディーで。

There's only two Andy Gorams.
「Andy Goramは二人いる」(多重人格症と統合失調症をごっちゃにしている、、?)

・West Hamのファンが、カメルーン代表のSong(非常にファンに嫌われていた)と歌の‘Song’をかけて延々と20分位歌い続ける。

  We've only got one Song、、、、、

 そう言えばJ-Leagueでも浦和レッズでCrazy Callsがゴール裏で仕切っていた時は、面白いChantがあったなあ。あの頃が懐かしい。  

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posted by fareasthammer |09:08 | ファンカルチャー | コメント(4) | トラックバック(0)
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Sing when you're winning...「イギリスのChant」

コメント投稿者ID :

私もイングランドフットボールに完全に中毒となりましたがそれは間違いなくあのスタジアムの雰囲気とそれを創り出す即興Chantにはまりました。

管理人さんが話している通り、同じメロディーでもチームによってパターンは異なるし、試合の状況に応じても歌詞は異なり、あの即興でChantを作りそれが即座にスタジアム全体に広がる光景には毎回あっぱれです。

先週末もプレミアリーグでは無く、その下のChampionshipのStoke City(先週末にプレミア昇格を決めたチーム) vs Leiceter City(先週末に更に下のLeague Oneに降格したチーム)でもその場に合わせて面白い即興Chantがありましたので紹介します。

Stoke Cityファンはプレミアリーグ昇格がほぼ手に入れる中、Go West♪に合わせて
Stand up if you're going up! (昇格するなら立ち上がれ!)

それに返すようにLeicester Cityファンはもう降格がほぼ決まる中、Go West♪で
Sit down if you're going down! (降格するなら座ってよう!)
というチャントなんかはほんと即興ですしセンスを感じさせますね。

イングランドでもその即興Chantをファンのホームページで紹介してますので参考までにどんなChantがイングランドで今流行っているか見てみてください。 チーム別にありますので面白いものもいっぱいあります。
http://www.fanchants.com/

管理人さんも浦和レッズも昔は面白いチャントがあったと振り返ってますが、私もそれには同感で特に95年に柏スタジアムでCrazy Callsの人達が即興で歌ったChantは今でも忘れられず鮮明に記憶に残ってます。

そのChantの内容は今は東京にある某チームに移籍したGK選手に対して柏レイソルのスポンサーである日立の有名なCM(この木何の木♪気になる気になる♪)になぞって (**って選手は知らない、知らない♪、聞いたこともない選手です、見たことも無いポカをやるでしょう~♪) なんてありましたね。そしてほんとにポカをしたのには笑いました。

Youtubeとかで調べると最近ではJ2の試合ではそんな即興Chantを歌っているチームとかがあり、びっくりしました。

posted by we 8 antlers | 2008-05-08 00:56

Sing when you're winning...「イギリスのChant」

コメント投稿者ID :

<**って選手は知らない、知らない♪、聞いたこともない選手です、見たことも無いポカをやるでしょう~♪>

いいよね!こういうしゃれの利いた、応援!
鳴りもの入りのパターン化されたなかにも、ウイットにとんだ即興の応援があればまだ救われるけど、画一化された応援は時に騒音でしかないよね。
同じフレーズを延々と大声で歌っているのを聞くと、「いいかげんやめない?」と喉からでかかることが、たびたびあります。

posted by soso | 2008-05-12 18:05

Sing when you're winning...「イギリスのChant」

コメント投稿者ID :

浦和を初めとするJ1のチームのゴール裏の惨劇は最近目を覆いたくなるほどです、ほんとに。

J2はどこが楽しい応援をしているのでしょうか?

今度浦和の試合がない時に三ツ沢にでもみにいくかなあ。

posted by Millwall Hater | 2008-05-12 22:41

Sing when you're winning...「イギリスのChant」

コメント投稿者ID :

仙台対山形のみちのくダービーや福岡対鳥栖の九州ダービーは熱い人達が多いと聞きますよ。

昨日でプレミアリーグも最終節をむかえ降格チームが決まりましたがその当事者同士のダービーvsレディングはかなり盛り上がったみたいですよ。
既にプレミア史上最低勝ち点で降格を決めているダービーのファンがキックオフから最後のホイッスルが鳴るまで首の皮一枚残っていたレディングのファンに対して
ずっと「一緒に落ちようぜ♪」「来年もここでやろうぜ♪」と歌っていましたね。

年末になったら既に降格を決めているだろうジェフのファンがほんの一握りしかいないヴェルディーファンに同じようなチャントを歌ったら面白いですね。

posted by wear stayed up | 2008-05-13 01:11

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