2008年09月07日
Bahrain 2 v 3 Japan
やはりキーは俊輔からのセットプレーであった。目の覚めるような低い弾道の弾丸フリーキック。しかも前半の早いうち。あれで一気に試合前に必要以上に立ち込めていた暗雲は消えていった。 African Cup of Nationsの会場と見誤ってしまうほどのひどいスタジアム、屋台ラーメン屋のチャラメルが壊れたような音色の笛、60人しか駆けつけなかった日本からのサポーター(浦和レッズのACLの試合よりも少ない)、相変わらず気合が入りすぎて暑苦しい松木の解説、主審とラインズマンの一人が、マレーシア系シンガポール人(=ムスリム)であることなど、試合開始前には、確かに嫌な空気は感じられた。 しかし、試合開始後に、意外と中盤までのパス回しが上手く行っていること、全体的に選手が動けていること、内田が右サイドで良い突破を試みるなど、ポジティブムードが漂う。バーレーンも、効果的なロングボールは出せず、たまに出たとしても、Tulio、中澤は難なく対処。俊輔のゴールの後も、日本ペースで試合は続き、前半終了間際には、ややラッキーなPKを得る。一瞬、俊輔がスポットに向かうかに見え、凍りついたが、遠藤にボールを渡し、一安心。恐らく自身ののキャリアの中で、数回しかペナルティーをミスしたことがない(?)遠藤が難なく決めて0-2! バーレーン国営放送作成の映像だかどうだか知らないが、3日前に撮影チームが結成されたのか、それともチーム全員が食中毒にかかったのか、あまりにひどいカメラワークに、ハーフタイム中に、やや乗り物酔いの感覚を覚えていることに気づく。 後半開始後、スタンドからマイクで激しいMCが繰り広げられ、BBCワールドでよく見る、パキスタンのイスラム過激派リーダーがモスクで「Death to America!」と叫んでいるシーンを思い出し、ぞっとする。国内のバレーボールなども、「せーの、ニッポン、チャチャチャ」でなく、こんな威圧的な威圧的なMCなどしてみてはどうだろうか? 日本選手もさすがにこれには威圧されたかのように、主導権を徐々にバーレーンに渡してしまう。しかし、昨日は、DF陣だけではなく、長谷部、遠藤は良く相手の攻撃の芽を摘んでいたと思う。特に、ドイツに渡った長谷部は、Jリーグにいた頃よりも、一歩も二歩も早い段階で相手MFに詰めていて、成長振りを感じさせてくれた。Jリーグでは、ほぼ飛んでこないMFからの早いミドルレンジのシュート、この予選ではバーレーンが時折見せたように、今後も注意が必要なだけに、彼の成長は頼もしい限り。 と、自国リーグの長距離からのシュートのなさにやや憤りを感じ始めた直後、フロンターレ川崎所属の憲剛の矢のようなミドルシュートが突き刺さる。お見事。あれが俊輔、遠藤、長谷部あたりがもっと最初から打てればバーレーンのDF陣ももう少し引き寄せられたろうし、玉田、達也にも多少スペースが出来て、仕事がやりやすくなっただろうに。ウズベキスタン戦、先発がほぼ確定した憲剛に期待。 当然ながら最後の2失点には、ひやひやさせられた。あそこで同点にされてしまっては、緒戦からW Cup行きはほぼ絶望であっただろう。1失点目は内田がA級戦犯だった。前半あれだけ良い攻めを見せていただけに残念。2失点目は、Tulio4割、楢崎6割といったところか?得失点差的には、もしかしたら後でボディーブローのように利いてくるかもしれない。が、今日のところは、選手達、特にW杯予選を経験していない内田などの若い選手には良いレッスンになったとポジティブに捉えたい。 何せ緒戦のアウェーで、苦手チーム相手に勝ち点3をもぎ取ったのだから。 不安材料はある。切り崩せた形の少なさ。クロスの精度。ボール試合率が高かった割にはFW陣があまりシュートまで持っていけていないという事実。やはり高さのあるDF相手には、意外と効果的でなかった俊輔のセットプレーからTulio、中澤の黄金パターン。 次のホームは、ダークホースといわれながらもカタールにころりと3-0でやられたウズベキスタン。2-0のスコアラインあたりで、一気に波に乗りたいところだが、やはりキーは、俊輔のフリーキックとなるのか?
posted by fareasthammer |09:30 |
日本代表 |
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Bahrain 2 v 3 Japan
コメント投稿者ID :
失点の犯人探しをするのなら、2失点とも岡田監督ですよ。どちらも日本の左サイドからのボールですが、松井⇒中村憲・長谷部⇒今野で中盤のバランスがおかしくなり、簡単にロングボールを蹴らしてしまったんじゃないでしょうか?私は1失点目は内田より今野の方が悪かったように思いますよ。内田の手前でカットできたと思ってます。せっかく守備固めで入ったのだから、たとえ体が日本ゴールに向いていたとは言え、85分以上出ているDF陣の前で足を出して助けてやるべきでした。あと2点目のTulio4割、楢崎6割は、あえて言うなら7:3の間違いじゃないですか…?
posted by 私もREDSサポ&anti鹿島ですが…! | 2008-09-07 12:35
Bahrain 2 v 3 Japan
コメント投稿者ID :
今野の出来が悪かったのはありますよね。
ただそれを岡田監督のせいとするのは難しい。
内田の疲労もあったでしょうが、それを踏まえた上で中盤の運動量、カバーリングを
強化しようと判断したことは間違っているとは言い難い。
また今野の今までの試合振りからすると、目を見張るような働きは少ないものの、
ある程度堅実な働きをしてきたことは間違いないですし、採取予選のプレッシャーですかね。
結果的には初戦でその経験ができたことは今野的にもよかったかもしれません。
Tulioと楢の比率は難しいですねw
実際は決め事を聞いてみないとわかりませんが、ああいうこともあるかと思うと、
きわどい場面ではバックパスを控えるべきで、そういう意味ではTulioかな、と。
posted by moneru01 | 2008-09-07 14:37
Bahrain 2 v 3 Japan
コメント投稿者ID :
ハゲハゲのピッチ、シンガポールの審判団いやな予感はしましたね。
中略・・・。
思いのほかスコア的には3-0になり、バーレーンは一人退場者を出すという展開。
問題(話題)となっているシーンよく見ていませんでした。早起きではなく宵っ張りで見ていたせいもあるともうのですが、さすがに安心しちゃったんでしょうね。
これはある意味、失礼だけど選手達も同じだったのかな?と思ってしまうんです。
3-0で11人-10人になって、切れちゃったのは日本の方だったんだな、と。
前半が終わった時点で、無理して前に出てくるバーレンをいなして追加点を加えて相手をキレさせちゃえば大勝出来ると勝手にもくろんでいたのですが。
実際にはセンタリングにお見合い、自軍ゴール前でのバックヘッド・パス(本人がその意図をしていたのなら)なんて、緊張感が切れてた軽いプレー(判断)と言われても仕方ないような気がします。
しかし、メディアや評論家、そしてブロガーがやりやすくしてくれる優しい人達です、ホント。
posted by セルジヲ越前 | 2008-09-07 16:16
Bahrain 2 v 3 Japan
コメント投稿者ID :
1失点目は、やっぱり最後にマークしていたのは内田だったと思います。自分のチームであのパターンで失点したらと考えると、やっぱり簡単に打たせてしまったのは彼ではないかと。確かにその前にいくらでもカットできる人がいましたしが(これももちろんぜんぜん駄目ですが)、マークしたら責任持たないと。
Tulioのヘッドはまさに下記ご指摘の通りですね。
>実際は決め事を聞いてみないとわかりませんが
ただ、あそこで普通キーパーが出てくるか?と反射的に思ってしまったわけです。
まあ、とりあえず結果を残したことが今回は大きいと。最後の2点は、Wake Up Callとして、しっかと次回に反映させてくれればよいです。あれで同点に追いつかれたら、それこそ縛り首もんですが。
posted by Far East Hammer | 2008-09-07 19:30
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