Manchester United fundamentalism

欧米目線の人材評価。欧米の結果主義についての現地体感と筆者の反論。

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欧米は結果主義というコメントをいただいた。

筆者は「経緯と思考を問う」タイプなんで、その辺りの考えを書く。

*最後にちょっと追記した。2017年10月31日。

◾︎前回コメント ちょっと時間は空いたが、前回記事にあまりに丁寧で分かりやすく素晴らしいコメントを頂いた(なんと「コメント支持」に5つの良いねがついてた!コメ欄でこの支持数は異例)ので、記事にさせて頂く。

◾︎「若手の過大評価はどうにかならんかね?」に書かれたモノ

以下、doragra2様のご返答。

コメント失礼します。 自分は長い間外国に住んでいますが、日本とは違い、外国で重視されるのは全てにおいて”結果”です。 努力やそこまでの過程などが評価されるのは日本などの特殊な国であって、基本欧米諸国は”結果”で物事を判断する傾向が強いように思えます。

例えばサッカーにおける監督が先生、選手が生徒だとしましょう。 日々の練習は平日の授業。試合がテストだとします。

特に欧米の先生が生徒を評価する基準として、”日々の練習での努力値”というのはあまり大きな対象ではありません。 成績(評価)の大半は、テスト(試合)やレポート(戦術理解度)の点数が大半を占めるんです。

なのでテスト(試合)に向けて生徒がどれだけ練習を積んできたとしても、本番のテストで結果が出なければ成績は低くなっていくわけで。 逆に日々の勉強(練習)を頑張らなくても結果を出せるタイプ。それが偶然でもそうでなくても、点数を出せればそれでオッケーなのです。

そして奨学金(移籍金と例えましょう)は努力値に関係なく成績がよければ結構な数のオファーが来ます。 なので彼らの学習態度(練習態度)が真面目でも多少そうでなくても、目に見える結果(点数)で欧米の人は判断を下します。

なので”努力に対する敬意が足りない”とかではなくて、彼らが重視しているものが日本人と違うので視点も変わるのだと思います。 もちろんファンは選手をリスペクトしているとは思いますし。

あと若さというのは欧米と日本では結構視点が変わります。 欧米では”若くても結果を出せば”評価され、その評価というのも日本のように”継続した評価”ではなく、”どの期間でもいいので結果を積み上げた時期の評価”になると思います。しかも有望な若者には次々チャンスを与える傾向が強く、”飛び級”っていうのもそこらへんから来ているんだと思います。 日本では若くても飛び級などもなく、選手の評価は”何年か続けて評価を出すこと”にあると思います。

あとはサッカーにおける評価の年齢の違い。 欧州では小さい頃から”神童”と呼ばれる選手がいたり、結構6歳や7歳、10歳頃の年齢から、選手にはスカウトによる評価が始まり、18歳頃にはすでに欧州、または世界全体に名が広まっていることがあります。

対して日本では高校サッカーやユースが注目され、プロによる本格的な評価が下され始めるのは早くても16歳から18歳ごろ。 そこからまたプロに入って評価を上げなくてはいけません。

なので欧州では”小さい頃から15歳ごろまでの評価”があり、そこでトップクラスの評価を得たものが18歳19歳でプロデビューをする。そして活躍すれば”予想通りだ”となって単年での活躍でも移籍金が跳ね上がったり、目に見える結果によってファンの心は奪われていくのではないかと思います。

日本では”早くてもUー12くらいのユースから高校、大学までの評価”が主であり、それはあくまでプロに入るまでの評価で、またプロに入ってから継続して結果を積み上げなきゃいけない。そこに日本人の”結果を出すまでの過程や努力を評価する”という視点が加わり、日本人なりの”努力を評価する”という形が出来上がるのではないかと思います。

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この記事へのコメントコメント一覧

「欧米目線の人材評価。欧米の結果主義についての現地体感と筆者の反論。」へのコメント

またまたコメントありがとうございます!

チェルシーやマドリーの下部組織は優秀な選手ばっか集めて一部のみ残し、他は売却で運営利益を稼いでいるというお話しですかね?

そして、若手を投資のリスクマネーとして計算に入れているという発想は無かった!
言われて始めて気付きました!
なるほど〜。
アセットアロケーションの一部だと。
投資系は本5冊読んだ程度なのと、欧州クラブの利益構造を詳しく知らないので、まだ面白い文章に出来そうにないのが申し訳ないです。

でも、めっちゃいい題材頂きました!
もっと色々調べたりなんだりして、書けるレベルまで到達したら1記事起こします♪

ありがとうございました!

欧米目線の人材評価。欧米の結果主義についての現地体感と筆者の反論。

いや個人的にはそういう結論を得たいわけじゃなかったのですが。。。

その「可能性をとるか」「見えている実力をとるか」っていう話はどちらかというと旧来の考え方の話だと思います。「可能性」だから当然今実力がある選手よりそのリスクの分値段は当然低いよねっていう。

今言われてるのはもっとドライな考え方を含んだものだろうなと。

新興国のような金利が高い世の中で、現金をタンスにしまっとくか、株や債券を買いに行くかというような話に近い気がします。管理人さんがその辺に明るいと面白いと思うのですが。

「欧米目線の人材評価。欧米の結果主義についての現地体感と筆者の反論。」へのコメント

コメントありがとうございます!

ロジック組んで返答するのが大変なんで、簡潔に。
分からんモノと、分かってるモノなら「分かってる方を買います」。
若手と得点王が同じ値段なら、筆者は得点王を買います。

ちなみにこれは「水掛け論」です。
例えばマルシャルが2年後に大成してたら、「あの時の買い物は正しい!」になる類いの。

欧米の結果主義に対して、枠外も見る重要性を論じたのが記事のやつです。
本田なんか15歳時点での評価はどうなってたんでしょう的な。

そうです「水掛け論」でした。

またお越し下さいませ♪

欧米目線の人材評価。欧米の結果主義についての現地体感と筆者の反論。

結果主義がどうかということよりも、欧州での若手の価値に対する捉え方が少しずつ変わってきているように思う。むしろ結果より選手が持っている商品価値が重視されるようになってきて若手の値段が暴騰しているように見えている。

移籍金の高騰が一部のビッグスターだけでなく中堅クラスやDF陣などにも波及してきたことや、そもそも移籍金のインフレはずっと続いてるってことで、それこそ金融商品みたいに今の実力よりも将来の商品価値を重視して、早くお金をそうした選手にかえてしまおうというような考え方になってきてるんではないかと思う。

例えば、「リーグアン得点王の26歳=50億円」、だとすると、「おそらく6年後くらいにリーグアン得点王くらいにはなれるのではないかと思われる20歳」は、もっと高くて、それこそ100億くらいの値札がつくわけです。
インフレしてるから6年後には今50億の選手と同じくらいに成長したら80億になるかもしれないのに加え、6年間のプレーでチームに貢献する分があるから。
実際には、本当にそれくらいの選手になれるかのリスクが評価されて、50億くらいで買えるかもしれませんが、そうすると前者と後者の値段は同じになって、管理人さんは違和感を持つということになります。

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