2008年08月21日

【課題】相変わらずの日本代表と民放

男子のウルグアイ戦となでしこの準決勝を見ましたが、改めて世界との差を思い知らされた試合でした。選評や個々の選手の評価は他でも多く語られているのでここでは触れないことにしますが、2点だけ。

日本では良く「フィジカルで劣るから細かいパス回しとスピードで勝負」と言いますが、もうその呪縛から、都合の良い言い訳から離れるべきではないでしょうか?確かにアフリカ勢と1対1で体力勝負をされたらほとんどの確率で負けるでしょうし、ヨーロッパ勢や南米勢相手でも然り。おまけにアジアでの対戦でも時に1対1での弱さを露呈します。ただそれが現時点での事実だとしても、それを言い訳にしてそこから逃げていては、いつまでたっても世界の壁に跳ね返され続けてしまうのではないでしょうか?いくら日本がパス回しやスピードで勝負するにしても、やはりフィジカル(このフィジカルという言葉が正確な意味を表さず一人歩きしているので好きではないのですが、分かりやすいのでここでは使います)で勝負できる、あるいは勝てないにしても簡単には負けることのないフィジカル、を身に付ける必要があるのではないでしょうか?

そしてもう1点が、オリンピック等を見て思うのが、日本は決してパス回しやスピードで相手を上回ってはいないと言う事。これも今まで都合の良い様に使われてきた逃げ口上に過ぎなかったのは一目瞭然なのではないでしょうか?本当にこの部分を日本の武器にしていくには、更なるレベルアップ、それも2ステップくらいが必要であると思えて仕方がありません。

実際のサッカーの話はここまでで、一番言いたかったのは、TV中継時のイライラ感。女子の準決勝は放送はNHKでしたが、アナウンサー陣は日テレが担当でした。これも他のブログで多々言われていますが、事有る毎に「この選手は日テレベレーザ…」「日テレベレーザ所属の○○選手が…」と連呼していました。この日本代表が初の決勝進出なるかと言う試合での、いわゆるKYな実況には嫌な気分にさせられたのは私だけではないのではないでしょうか?幸運にもNHKで日本中が注目する試合の実況をする機会を得たのだから、自分の会社を宣伝して来い、との指令がバックの某グループ中枢から出ていたのではと勘繰ってしまうほどでした。

また昨日のウルグアイ戦はヨーロッパサッカーの中継には力を入れているフジ系列での放送でしたが、女子の実況以上にイライラしたのは、画像のアップの多さと、タイミングの悪いVTRでした。サッカーは俯瞰で見るのが一番良く分かるスポーツなのに、やたらと選手のアップを入れていました。それもプレーが止まった時ではなく、選手がドリブルしている時とか、CKを蹴る瞬間とか…。我々はどんなテクニックを使ってドリブルをしているのかとか、どれだけ小野選手のキックのフォームが美しいかを見たかったのではありません(少なくとも昨日は)。そのドリブルの先にスペースが有るのか無いのか、抜きにかかるべきか味方とのワンツーを使うのか等を見たいし、CKを蹴る前の時点でのゴール前の選手同士の位置取りの攻防とか、ペナルティーエリアの外にフリーの選手はいないのか等を見たいのです。また試合が動いているのにVTRを入れたり入れようとしていました。サッカーは常に動き続けているスポーツです。その流れを考えずにVTRを入れるのは、サッカーを知っていれば通常では有り得ない事です。その結果ウルグアイの3点目はVTR中に決まってしましました。我々は何が原因で攻め込まれシュートを打たれそれが決まってしまったのか。見る事が出来ませんでした。そして肝心なVTRが、シュートシーンだけを何回も映し出し、日本人選手の落胆した姿をアップで映し出し、失点に至る過程を映し出す事は有りませんでした。

このやたらと選手のアップやVTRを使うのを見て、このTV局(=日本?=民放?)のスポーツ中継は(アナウンサー等のコメントなどでのたとえば無しなんかを聞いていてみても)、未だに野球が基本になっているのだなと思ったのと同時に、まだまだそこまで日本のサッカー文化(=スポーツ文化)は成熟していないのだと、サッカーの試合内容以上に、落ち込んでしまった次第です。

posted by erito23 |08:54 | サッカー日本代表 | コメント(9) | トラックバック(0)
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2008年08月12日

【感想】ナイジェリア戦から2日経って…勝手な意見です!

オリンピックのナイジェリア戦から2日経ちました。その間たくさんの記事やブログを読ませていただきましたが、やはり批判的なものが多いようです。一緒にテレビ観戦した私の妻も日本は下手だと言っていました。おそらく大多数の国民の声はそうだと思います。確かに今回の結果は残念です。「何かを起こしてくれるかも」と淡い期待を持っていたナイジェリア戦の結果には、がっかりしてしまいました。

しかし少し冷静になった今は考え方が変わってきました。敗戦にがっかりするのは日本を応援しているから当たり前のことで、良く良く考えてみれば元々1次リーグの組み分けが決まった段階でかなり厳しいグループに入った事はわかっていたわけであって、我々はマスコミや、指揮官として当たり前の自分の選手たちを鼓舞するための威勢の良い言葉のみに踊らされ、過度な期待をしすぎていたような気がします。アメリカには勝てると言われていましたが、グループの中では勝てるチャンスが他の2チームより高かっただけで、決して簡単に勝てる相手ではなかったはずです(でも8日の試合は実際に勝てた試合でした)。そう冷静になって考えると、ナイジェリア戦の内容は決して悪いものではなく、全員とは言えませんがよく走り、持てる力を出していたと思います。(残念だったのはなぜアメリカ戦でも同じように試合終了後に倒れ込む程にできなかったのかという事…?その辺のがんばり方はお隣の韓国や北朝鮮を大いに見習っても良いと思います。)そう考えるとやはり力不足なのです。世界のトップクラスの国々とはまだまだ目に見える以上の差があると言わざるを得ません。

特に点を取ると言った部分では、技術的・体力的な問題に加え、上で書いたように精神面での問題が大きいのではと思ってしまします。オーバーエイジを使わなかった件を今さらどうこう言うつもりはありませんが、今考えると幡戸みたいに技術・戦術云々よりもまずは気持ちでプレーをする選手を入れておいたらおもしろかったのではと思います。ナイジェリア戦での安田からの決定的なセンタリングの場面で、なぜ谷口は左足を蹴りぬかず右足をあてに行ったのか?幡戸だったら体で(気持ちで)押し込んでいたかもしれません。そう言う強い気持ちが必要なのかもしれません。

じゃあ強い気持ちを持って戦えば日本の決定力不足が解消されるかと言えば、そうは行かないのは自明の理です。私自身は、反町監督や岡田監督なども言っていた(と思います)、決定率が悪いのなら、例えば他の国が3回のチャンスで1点取れるところを日本は5回に1度しか点を取れる確率がないのなら、ゴールチャンスをその分多く作るしかないだろう、と言う考え方、それを突き詰めていくしかないのではと言う考えで、現時点で良いのではと思っています。ただオリンピックでは実践はされていなかった…!日本人の得意とするところのパス回し(これもアジアレベルの話で世界レベルではまだまだでした)と運動量(こちらも走り負けていましたが)でサイドをえぐるところまで行ったのに、センタリングの質が悪くシュートまで行けなかった。ペナルティーエリア前でシュートが打てるところで打たずにパスを回し続けたetc.…!これはこの数年間すっとフル代表でも言われ続けてきたことです。いわゆるきれいなサッカーでは点が取れないよと言う事を、このオリンピックで改めて再認識したに過ぎないような気がします。

私の考えは、「日本サッカーの方向性は間違っていないけど、それを具現化させるところで行き詰っている、さあどうしよう…?」というところです。ここで方向性を変える必要はないと思います。ベースは今のまま進歩していけばよいと思いますが、もうひとつ上のステージに行くには、殻を破る様な人材が必要なのかなとも思います。

まだオランダ戦が有ります。オリンピック代表の選手には是非日本が世界に通用するための日本のサッカーというもののヒントを、つかんでほしいと思います。

まとまりのない文章で済みませんが、オリンピックで2試合見ての勝手な意見でした。

posted by erito23 |11:07 | サッカー日本代表 | コメント(5) | トラックバック(1)
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