2008年06月27日

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

EURO2008準決勝スペイン対ロシアは3-0でスペインが勝ち決勝へとコマを進めました。自分は後半しか見ていないしこの大会でのロシアは初めて見たので詳しいことは分かりませんが、高い位置からのプレッシングサッカーと聞いていたのとはだいぶ違っていました。それだけスペインの細かいパス回しが素晴らしくロシアのプレスが機能できなかったと言う事なのでしょう。

良く日本はメキシコのサッカーをお手本としようと言われます(個人的に目指して欲しいのは2006年ワールドカップのアルゼンチンですが…)。体格的に小柄で個人の身体能力で劣るため、チーム戦術を高め細かいパス回しで相手のプレッシャーをかわし崩していこうと言うものです。でも今後はスペインもお手本にしようとの声が大きくなってきそうです。日本も同じアジア内でさえ身体能力や体格で劣り、中盤に比較的タレントが多く、パス回しを得意とするetc.…!見習うべきことは多いような気がします。

でもちょっと待って下さい。日本は運動量で相手を上回り、高い位置からプレッシングをかけボールを奪い、速い攻撃でゴールを奪うサッカーを目指していなかったでしょうか…?これは今日の試合で言えばどちらかと言うとロシアのやりたかったサッカーでは…?今日のロシアはスペインのパス回しにプレッシングをかけることができず、後半は圧倒されました。直線的なスピードと高さからくる爆発的な攻撃力はあるものの、ディフェンスに不安を抱え規律的なオランダには通用しましたが、安定したディフェンス陣が揃い、テクニックに優れ細かなパス回しでプレッシングを逃れる術を知っているスペインには通じなかったのです。日本もヨーロッパの中堅国相手には良い試合をして時々勝ってしまうこともありますが、南米の中堅国にはなかなか勝てないのも、同じような理由ではないでしょうか…?

もし日本がプレッシングの効かない状況に陥った時、EUROの準々決勝でピルロもガットゥーゾもいない状態では中盤で勝ち目が無いと分かっていた(かな?)イタリアが見せた守備的な戦い方、「万が一点を取れなくても絶対に失点をしない」と言う戦い方も、今後ワールドカップ予選を戦う日本は、選択肢の1つとして身につける必要が有るのではないでしょうか…? 

逆に攻撃面では、是非今日のスペインを参考にして欲しいものです。特に2点目と3点目は大いに参考になります。まずグイサが決めた2点目ですが、スペインはロシアの守備陣形が整ったペナルティーエリアの外側でボールを回して様子を伺っていました。そしてセスクにボールが入った瞬間グイサがオフサイドラインぎりぎりで裏に飛び出し、セスクからの縦へのボールをグイサが決めます。これこそ絶対的なCFがいないものの瞬間スピードで勝負できるFWやMFが多い日本が得意としてよさそうなプレーなのですが、残念ながら日本は横パスまでは同じなのですがその先の縦の動きが少なすぎる、できなすぎるような気がます。大久保・山瀬・松井あたりはぜひ今日のグイサの動きを見習ってもらいたいものです。

また3点目は、スペインが自陣内でロシアからボールを奪った後3人がワンタッチで数回パスを交換し、ボールを奪い返そうとしたロシア選手のプレッシャーを交わしてから縦への長いパス1本で左サイドがフリーとなり、その折り返しを決めたものです。これこそ岡田監督が目指す接近・展開・連続を具現化したかのようなプレーではないでしょうか…?それにしてもシルバの1発で自分のシュートコースへボールを置いたトラップは、本当に見事でした。これは是非子供のうちから、繰り返し学ばせたいものです。日本にはビジャもフェルナンド・トーレスもバティスチュータもクレスポもいませんが、上記のような攻撃ができればFWのタレント不足も、払拭できるのではないでしょうか…?

以上自分勝手な意見を書きましたが、是非日本には自分たちの特徴を生かしたサッカーを確立して欲しいものです。今日ワールドカップ最終予選の組分けが決まりますが、どんな相手が来ようと日本らしいサッカーをして、是非我々を南アフリカへ連れて行って欲しいものです。

posted by erito23 |11:04 | サッカー日本代表 | コメント(11) | トラックバック(0)
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【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

中村俊介とか松井、遠藤にはイニエスタやチャビを見習ってほしい。レベルが違う。

posted by セルヒオ | 2008-06-27 11:44

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

 わたくしごときの経験上ではありますが、パスサッカーをするのにも、1対1の強さは重要なをことです。ディフェンスから見れば、パスしかないと思わせるような攻撃は、どんな素晴らしいパスを交換しても限界があります。要はパスに絞り込んだディフェンスが出来るからです。

 相手ディフェンダーには、常にパスなのか、ドリブルなのかと意識させる必要があります。パスを止めようとドリブルを、ドリブルを止めようとするとパスといった具合に。これをするとプレスは必ず中途半端になります。

 攻撃側から見ると、1対1が強い選手は詰められても、余裕があるため、ミスパスが少ないです。逆に1対1が弱い選手は、詰められることに関して、かなりプレッシャーを感じ、無理してパスをして、結果ボールを失うことが多いです。
 だぶんこれはどのレベルでも同じことだと思っています。

posted by K | 2008-06-27 12:04

等しく学ぼう

遅攻の時の崩し方、裏の使い方はスペインに。

ショートカウンターのやり方と高い位置でボールを取ったときの攻撃はロシアに。

攻撃的なパサータイプのMFはダビドシルバ(細くて小さい、キック力もないけど、駆け引きとタイミング、ポジショニングの良さでカバー)に。

攻撃的なプレスをかわすスペインのような相手の対応はイタリアに、と言いたいところだけど、それは無理かな。ドイツに期待してみますか。
ハーフカウンターに変えるしかなさそう。

マリーシアはブラジルに。
etc. etc.

posted by FREQ | 2008-06-27 13:52

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

スペインのMF、DFは皆、基本的に上手かった。
個々人のボールのキープ力展開力は遠藤や俊輔と
そんなに大差ないように感じたが、そんな技術を全員が
もっているのもすごい。
そして、なによりも、パスのコースや距離を適切に
保ちつつ、最終ラインからも確実にパスをつなげ
フィニッシュに持っていき、しかも、90分を通して
ほとんどミスがない、中盤でのパスミスは皆無と
いう点で、日本代表よりはるかにレベルの高い
チームだった。

また、スペインは常に2,3秒先が見えているようだった。見方のボールフォルダーがどうやってロシアのチェックに
対応するか分かっているようだったし、ロシアがスペインの中盤をドリブルを仕掛けたときも、中盤が突破するのを見越したかのように前線の選手が戻って最終ラインとの連携で事なきを得た。

でも、こんな感じのチーム、日本でも見覚えがある。
全盛期のジュビロとナイジェリアWYの日本代表だ。

posted by とと | 2008-06-27 14:46

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

<<とと  さん
ナイジェリアのワールドユース、僕もそう思いました。
でも決勝ではスペインに決定的な差を見せつけられて完敗してしまいました。

たしかシャビも出てましたよね。

あの時の気持ちは忘れられません。
ユーロの準決勝と比較には全くなりませんが、ロシアのサポーターの落胆ぶりがほんの少しだけ分かる気がします。

スペインはユースレベルで継続的に好成績を収めてきた事が、ようやく実を結んだということでしょうかね。



posted by Y | 2008-06-27 15:24

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

ナイジェリアWYの選手達が日本サッカーを引っ張ってきたことを考えると、10代で世界レベルを経験することの重要性を思い知らされます。

この世代は、黄金世代と言われているが、彼らが「黄金」だったのは、「技術」ではなく、サッカーに対する「意識」だったのではないか?と思います。

posted by 青サポ | 2008-06-27 17:51

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

Kさんのご指摘に激しく同感しています。

スペインの凄いところは、「パスだけでなく、全ての基本技術が極めて高い」ことではないでしょうか。トラップ、ドリブル、ボールキープ・・・そしてなによりも、素早く的確な状況判断能力。

スペインの一点目は、敵ゴール前左でイニエスタが小刻みなドリブル・ボールキープをしていて、ゴール前に飛び込んだシャビにここしかないというコース&タイミングでパスを出したからでした。細かいボールコントロールや、巧い体や手の使い方ができて、ボールキープができるからこそ、、、最高のタイミングで、得点につながるようなパスが出せるのかなと感じました。

それにくらべて多くの日本選手は、トラップやボールキープが苦手です。
「細かいパスを回している」のではなく、「ボールキープができないので、少しプレッシャーを受けただけで、すぐに味方にバックパスをしている」といった感じ。

たとえば、「下がってきたFWがMFからの縦パスを受けても、ダイレクトでそのままその選手にボールを返す」というシーンばかりが目につきます。そういう時は、前を向いている味方が指示を出すなりして、「敵のプレスが甘ければ、ボールを持って前を向く」というプレーが必要になると思います。

遅攻で点を取るためにはできるだけ相手ゴールに近い位置で起点を作らなければいけませんが、現状でそれができているのは俊輔だけではないでしょうか。つまり、「ボールキープもパスもある程度できてプレーの選択肢が多く、それらの状況判断が的確」という。そしてそういう選手が増えれば、ゴールチャンスが劇的に増えると思います。

「FWの得点力不足」の問題も、「トラップが下手なので、シュートを打ちやすい場所にワンタッチトラップすることができない」「状況判断が遅いので、あわててシュートを打つために、ボールが枠に飛ばない」のではないでしょうか。

posted by (@@) | 2008-06-27 20:47

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

>良く日本はメキシコのサッカーをお手本としようと言われます。~ でも今後はスペインもお手本にしようとの声が大きくなってきそうです。~ 見習うべきことは多いような気がします。

ん~、スペインを見習うですか・・・。
見習うのは良いと思いますが、それでもやっぱり手本にするならメキシコだと思います。
日本はスペインのように欧州の強豪クラブに在籍するような能力・技術の高い選手はいませんよ?それでスペインのサッカーを目指すのは難しいです。

メキシコはスペインのようにスター選手があんなに多くなくてもブラジルにも勝つサッカーがでます。
まあ、スター選手が多くなくても勝てるのは選手そのものに技術があるからでしょうが管理人さんも書いてるように、小柄で身体能力で劣るメキシコでも相手が強豪国でさえも対抗できるメキシコの組織サッカーを目指すのが良いんじゃないかな。と、自分は思いますね。

posted by 7 | 2008-06-27 21:07

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

>日本はスペインのように欧州の強豪クラブに在籍するような能力・技術の高い選手はいませんよ?

ただ、スペインは何も難しいことはしてないんですよ。あのサッカーは日本でも小さい頃からの教育次第でできると思います。1に基本、2に基本、ずっと基本です。トラップ、パス、シュート、判断力(スピード)等の基本技術をもっと徹底すべきです。特に4歳、5歳の時点から。やはりサッカーを始める年は大きいと思います。体が自然と動くようになりますからね。俊輔も始めたのはそのくらいの頃ですし、やはりその頃から始めないといろいろと欧州には追いつけないかと思います。トラップやパスは将来的に小野信二くらいの技術を持った選手が20人ほど欲しいですね。何人がけがしてつぶれてしまってもいいように(笑)。まだ始まったばかりなんですよ、日本は。よく考えてみるとサッカーが人気になってきたころから15年。あのころ4歳だった子は今はまだ19歳くらいという歴史の浅さです。今もっと幼少からの教育が叫ばれ始めたところですので、今の4歳くらいで始めた子達は可能性をなかなか秘めてるんじゃないでしょうか。昔と違ってサッカーの技術向上の一番大切な時期にお手本にする材料も多いし、そう考えるとまだスペインのようなサッカーができないと諦めるのは早いと思います。あと15年くらいでしょうか。それでダメだったら、また次の10年後くらい。幼少からの正しいサッカーの教育を続けていくような歴史を刻んでいけばいつか花開くときもくるかもしれないです。黄金世代はサッカーを始めた頃Jリーグも欧州サッカーも身近にはなかった時代です。それでここまで来れたことをまずはポジティブに捉えたいです。

posted by CR | 2008-06-27 23:13

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

>スペインは何も難しいことはしてないんですよ。

その通りなんですよね。
まあ、それはメキシコのサッカーも同じです。
メキシコはスター選手がゴロゴロいなくてもそれが出来て強豪国にも勝つことが出来るのがすごいと思います。
しかし、日本はその難しくないことが出来ないんですよね・・・。

>幼少からの正しいサッカーの教育を続けていくような歴史を刻んでいけばいつか花開くときもくるかもしれないです。

幼少からサッカーを叩き込めば技術は上がるだろうが精神的にはどうでしょう。日本選手は国に恵まれハングリー精神が無いです。南米のようにサッカーしか無い。生きて行く為にはサッカーで成功するしかないって環境?を作れば中には精神的にもかなり成長する人もいるかもしれませんが・・・日本ではさすがにそこまではさせないでしょうしね。恵まれた国の日本ではあまり過度な期待は出来ないです。が、自分も死ぬまでには強くなった日本(W杯で上位を狙えるほど)が観て見たいですけど・・・無理か・・・な。

でも、CRさんの言ってる通りまだ日本のサッカーは歴史が浅いですからね。20・・・30年後ぐらいに期待したい。
・・・出来たらもうちょっと早く成長して欲しいが。w

>それでここまで来れたことをまずはポジティブに捉えたいです。

まあそうですね。W杯に縁が無かった頃に比べたら、手が届くぐらいの位置にはいますから成長はしてますよね。
アジア程度の予選で辛勝してようがまずは勝ってる事を喜びたいですね。

posted by 7 | 2008-06-28 01:32

【EURO準決勝】スペイン対ロシアを見て日本代表を思う

難しいことをしていないように見えるところが
彼らの技術の高さを証明しています。
たとえば、パスが乱れたときでも
本当に何事も無かったように、次へパスをつなぐ、
もしくはボールキープに入る。
これが全然相手に取られない。
相手に取られるのは勝負パスと
時々、ショウモナイミスがなかったわけではないです。
いずれにしろ、技術的な背景があるのは明らかです。
難しい事はしてない、と言うのは、
ちょっと違うと私は思います。
あれだえkうまい人たちが
あれだけ良く動いてポジションチェンジなど繰り返すのですから、
相手ディフェンスは大変です。

それからグイサの得点シーンは速攻の範疇だと思います。
いったん、サイドでボールを受けたグイサは
サポートにパスした後、
ディフェンスラインに沿って、既に走り出しています。
それを見て、セスクがワンタッチパスを出したし、
つぶれ役にシルバが走り込んでいました。
グイサには誰もディフェンスがついていなかったので
これはディフェンスが整っていたと考えるべきではありません。
その様な状況になったのは、
やはりカウンター攻撃だったから、と言えます。
ディフェンスの人数は揃っていたけれど、
混乱していたと言う意味で、整っていたとはいえません。
むしろ1点目の方が「崩した」と言える形でした。
ただしイニエスタのアシストはシュートのつもりだったかも。
しかし、そこへ飛び込むというシャビのアイディアが素晴らしい。
いずれにしろスペインの得点の大半は速攻です。
オランダもそうでした。
点を取ろうと思ったら、カウンターが基本です。
ですから日本が目指しているものは全く正しい。
ジーコ時代はカウンターを放棄していたのが
もっとも大きな問題だったと思っています。

posted by クロスカウンター | 2008-06-28 15:10

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