2007年12月30日

お疲れ様でした。

第87回全国高校ラグビー大会2回戦、群馬県代表・東農大二高は、大分舞鶴と対戦し、53-0で敗れ花園を去ることになりました。

僕はJ SPORTSでの観戦となりましたが、1回戦沖縄代表・名護を22-0と完封し、良い流れで2回戦に駒を進めましたが、今日は前評判の高い大分舞鶴に、逆に一方的な内容で零封され、残念な結果となりました。


大分舞鶴は今大会直前に大阪遠征を行い、東海大仰星、大阪工大高といった強豪を軒並み破り、昨年の東海大仰星や東福岡のような飛びぬけた存在がないなかで、一番高い前評判どおり、個々の選手の身体つきからして、農大二高の選手と比べ、ひとまわりもふたまわりも大きく、更に画面から映し出されるはためく大会旗が示す強い風のもと、前半風上に立ち、キックオフ直後からゲームを支配しました。

SO天坂を中心とした粘り強いディフェンスでなんとか踏ん張り、初戦で固さが見えるであろう大分舞鶴になんとか一泡吹かせようというところでしたが、チャンスらしいチャンスは巡らず、一矢報いることが出来ませんでした。


僕は昨年、雑誌『ENTRY』で高校ラグビーも取材させて頂いておりましたので、CTB小林君やSO天坂君など当時2年生で出場していたメンバーがいる農大二高は、少なからず思い入れのあるチームで、今年の農二、特にBKはここのところ全国的には低迷していた群馬勢ですが、少し期待が出来るかなと思っていたので、何も二回戦で大分舞鶴は無いんじゃないかと、正直組み合わせを恨みました。

昨年も「なんとかお正月を越したいですね。」とおっしゃっていた清水監督でしたが、残念ながら今年も正月越しは叶いませんでした。

3年生、どうもお疲れ様でした。零封ということで、悔しさは残るとは思いますが、それでも群馬の高校生で最後まで楕円球を追った3年生です。幸せだったんじゃないでしょうか?その先で競技を続ける選手たちは、悔いをその先で晴らして下さい。今後の活躍を期待しています。


ひとつだけ、悔しさをモチベーションへと替えて3年間頑張った選手とご家族のことを紹介させて下さい。それを今日のエントリーとしたいと思います。


強引な叔父(伯父?)さんに引きずられるように幼い頃からラグビーを続けた中3の秋、仲の良いチームメイトも選ばれ、当然のように自分も選出されるであろうと思っていた中学生群馬県選抜チームに自分の名前が無かった。
その後その選抜チームは順調に地域リーグを勝ち抜き、憧れの花園で行われた全国大会にまで出場した分、自身が選出に漏れた寂しさと悔しさは何倍にも増して募った。

彼にとって、そして誰よりも、そう、もしかしたら彼の両親よりも熱く応援している、彼をラグビーに引きずり込んだ張本人であるオジサンにとって大きな挫折となったこの一件はその後、『県下ナンバー1の高校でレギュラーの座を掴み、花園に出場する。』というモチベーションへと変化する。

しかし、雪辱を誓った高校進学後も、彼(とオジサン)の苦悩は続く。
1年生の冬、それまでのBKからFWへの転向を命じられる。
ポジションはLO。
FWのなかでもサイズ、運動量が必要とされ、170cm60kg足らずの、当時の彼ではとても太刀打ちできるものではないと落ち込んだ。

更なる失意にあった彼であるがしかし、それでも彼とオジサンはそれをまた大きなモチベーションへと変化させた。

『3年の冬』、そう、花園への最後の県予選に照準を絞り、以降2年間、猛練習と筋トレで努力を重ね、悲願であるレギュラーの座を勝ち取った。
そして支える家族も彼と同様、2年間一緒に戦い続けた。
彼の家から農大二高がある高崎までは約2時間近くも掛かる。朝6時の電車に乗るために、彼の母親は毎朝5時前に起きて弁当を作った。筋肉増強にはタンパク質だと鳥の笹身など毎日のメニューを工夫し、彼の身体作りをバックアップした。太田から早稲田実業まで通ったハンカチ王子ほどではないかもしれないが、並みの親では出来ない援助である。

そして彼と、おそらく彼の両親、そして彼の一番のファンである強引なオジサンは、花園の地を27日と今日と二度踏んだのである。
見事モチベーションは昇華したのである。



紹介したのはたった一例。
部員の数だけ努力と挫折とモチベーションがある。
なかにはもっと大きな挫折を味わった選手もいるかもしれない。大きな怪我を抱えながらプレーをした、またはプレーを諦めなければならなかったという選手もいるかもしれない。だとしたら許して欲しい。

みんなご苦労様。
そして特にお母さん方、どうもお疲れ様でした。








posted by みのる |15:37 | 高校ラグビー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年12月29日

釜石、行ってみたいなぁ

ラグビーの縁って、不思議なものですよね。

先日の太田での我がワイルドナイツ×サントリー戦、普段県内のラグビーイベントで顔を合わせる方も沢山お見掛けしたのですが、よくお見掛けする方が、以前から絶対知ってる人だよなぁ~と感じていたら、案の定、中学の野球部の先輩であったり、僕が個人的に注目している、あるラグビースクールの選手のお母さんが、じつは高校の野球部の先輩の友達だったりで、世間は狭いなーというより、ラグビーの縁って凄いなと思いました。
お陰で僕の正体がバレはじめてきました。


一昨日、昨日と、じつは寝込んでいました。
突然39度熱が出まして、すわインフルエンザかとビビッたのですが、検査結果はマイナスで、風邪のようでしたが、平熱が35度あるかないかの低温人間ですから、そんな高熱あまり経験なく、立っていられなくなりました。
と言っても、年末で急ぎの仕事も多く、ほとんど無意識で仕事をこなし、やっと帰って寝たという感じ。さすがに翌日は起き上がれず、熱も下がらなかったので、仕事納め前日に誠に申し訳なかったのですが仕事を休みまして、体力温存していました。

まぁでも、悪いことばかりではなく、急激に回復してきまして、熱はあるけど目は冴えてるという時間帯があって、その間、寝ながらひたすら本を読んでいました。お陰で丸々1冊読破。その本がコレ。

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大友信彦著:『釜石ラグビーの挑戦』

大友さんは、藤島大さんと村上晃一さんと並んで僕が好きなライターさんです。
前から大友さんとお話しできる機会があったら伺ってみたいと思っていたことがあります。
「大友さんが一番好きなラガーマンって、プキですか?」

そう問いかけてみたくなるほど、我がワイルドナイツの試合にはよくいらしていて、しかも記者会見ではよくフィリップ・オライリー選手について質問してくれるんです。
そんなこともあって、大友さんは好きなんですよ。(笑)


僕は正直に告白してしまいますが、“釜石黄金時代”を知りません。
“松尾雄治”の凄さも知りません。
『13人トライ』は辛うじて、Numberのトライ特集のビデオで視ましたので知っています。

僕がラグビーを見始めたのは中学3年~高校1年あたり。
プロフィールに書いてある通り、ノフォムリ選手のタックルをみて。あとは慶應大学のLO山越選手がディフェンスを3人引きずって(るように見えた)トライをみてから。
当時の社会人大会といったら、釜石のV7は終わり、神戸台頭の前夜、トヨタだ東芝だが社会人王者として顔を覗かせていた時代。
釜石も確かに強かったけれど、『赤のジャージ』といったらなんと言っても我等が三洋か、ニックキ神戸だった。とはいっても、この頃はまだ憎いなんて感情は全く無い。ニックキ感情が沸き起こったのはそれから5年ぐらい経ってだ。

僕の釜石のイメージといったら、桜庭吉彦さんぐらいしかない。
あまりにもラグビーファンとしてそれはダメダメだろうと、以前に高田馬場にあるノーサイドクラブというラグビーバーに行って、「何でも良いから、松尾モノを。」と注文したことがある。出てきた一品は、アームズパークでのテストマッチ、ウェールズ戦。

だから正直に言って、松尾だ千田だ洞口だ、ヒゲの森だ、さぁどうだ!と言われてもピンと来ないのだ。
平尾だ林だ大八木だ、細川にイアンだ、さぁどうだ!と言われると過剰に反応するのだけれど…。

話しはまたもや大きく逸れそうだけど、そんなわけで僕は、『北の鉄人』を知らない。だけれどもなぜか『カマイシ』という響きに郷愁を覚える。
それはかつて赤いジャージを着ていたからなのか。それとも田舎で頑張る共通項があるからか。はたまた宮地組飯島派の僕が、昔は良かったとただ呆けているだけなのか…。
理由はどうであれ、ともかくこの本を買っていたのだけど、つい今まで読めていなかった。W杯に出掛けている最中の、長い移動の際に読もうと英国へも持っていっていたのだが、結局開かず終いだった。


この本を読んで、釜石の状態を勘違いしていた自分に気が付いた。
僕は日新製鋼や伊勢丹、ニコニコドーと同様、新日鐵釜石ラグビー部も廃部により解散、その後クラブチーム化へということだったと思っていた。
大きな誤解だった。マスコミの報道から当時僕が受けた印象はそうだったのである。しかし実際は違った。
地域密着型のクラブチームとして開放したのだった。
まぁ、地域密着型のスポーツクラブが日本で存在し続けるのがどんなに大変か、果たして現在の釜石シーウェイブスが成功なのかどうかは、是非ともこの本を読んで判断してもらいたいのだけれど、少なくとも僕は第4章『情熱-仙人峠を越えて』以降、特に心が動いた。
各人、幼稚園教諭や自動車セールスマンなど様々な仕事を抱えながらラグビーを続け、実業団チームと同じ土俵で戦う意義。「今のほうが親しみを感じますよね。」と応援者に言ってもらえる環境。そしてこの一文。

高橋(善幸チームディレクター)は、学校や関係者へ挨拶に行き、シーウェイブスの活動を紹介するたびに「我々のテーマは釜石市民が、岩手県民が元気になることなんです。シーウェイブスが、そのための役に立ちたいと思っているんです」と話した。ラグビーの普及、シーウェイブスの強化を訴えるのはこちらの理屈でしかない。大義は釜石という地域、岩手という地域の活性化であり、人々が元気になることにある。そのきっかけをつくることこそがシーウェイブスの存在理由、地域の人々に支えられて、自分たちがラグビーに打ち込ませてもらえる理由なのだ。


熱もあったので、唸って考え込んでしまいました。(笑)

トップリーグを応援していても、どこか空虚な想いを感じるのはここだと、じつは我々は気が付いてはいるのです。しかし、じゃあ母体企業が撤退したら、果たして地域住民の我々だけで現状をカバーできるかと言えば、明らかに“NO”です。ラグビーの街だと感じる釜石でさえも、かつての栄光に及ばないのですから。
地域密着とは難しいものです。2,000人程度のコアなファンは付くでしょう。しかし、その他のファンはチームの勝敗に如実に左右されるものです。強くなければ良い選手は来ない。良い選手が来なけりゃ人気も出ない。
地域密着の総合型スポーツクラブなんていう土壌が無い日本では、人気は勝敗に左右されます。

このシーウェイブスや、ブルーシャークスや秋田ノーザンブレッツが、トップリーグに顔を出すぐらいになってくれば面白いのですが。選手補強という面でもかなり難しいでしょうね。
いっそのこと、ラグビーもレンタル移籍なんて出来れば面白いかもしれませんね。下部リーグに限ってで。
結構、どこのチームも、リザーブメンバーに入らないけど有望な選手っているじゃないですか?
いつちゃんと試合が出来るかわからないサテライトリーグをやるよりも、下部リーグへ期限付きとか数試合限定でレンタル移籍した方が、自チームで燻ぶってヘンな火種になるより、チームにとっても選手にとっても良いような気がするのですが…。リリースレターってのがあるぐらいだから、難しいか。


まぁ、そんな話しはどうでも良くて、いつか釜石というところに、直接行ってみたいなぁ。
そうそう、釜石には今、石川安彦という男もいるんだよなぁ。




posted by みのる |17:39 | ラグビー | コメント(4) | トラックバック(1)
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2007年12月27日

結を書いてなかったよ。

前回のエントリー、空っ風さんに頂いたコメントを読んでて気が付いたのですが、結論というか結末というか、結びを書いていませんでしたね。
歓喜の太田でおかしくなっちゃってます。(笑)

前回、何が言いたかったかというと、宮本監督もインタビューでおっしゃっていた、“トラスト”なんです。

そのトラストが、先日のサントリー戦の残り5分に凝縮していたと思ったのです。じつはそれが書きたかったのです。

シーソーゲームのうえ、残り5分で5点差。1トライ1ゴールで逆転。圧され気味。

過去幾度の辛酸を味わった我々三洋ファンには、『またか』が脳裏によぎったはず。

それがですよ、あれほどまでに圧されていたFWが、ラインアウトを確実にキープし、スクラムをターンオーバー。そしてコリニアシ選手の突破にこだわるかと思ったところ、BKに展開し北川選手に。

サントリーFWに苦戦を続けたセットプレイ。
しかしあの瞬間、FWとBKの信頼感がひとつになったように感じた。


この間のラグビーマガジンの相馬選手特集のなかにもあったように、ラグビーはボールを持っていなくてもいくらでもやること、チームに貢献できることがある。
そんなこと言いながら、このブログではボールを持ってトライをとる、身体能力に優れた選手ばかりを中心に写真を撮り、取り上げているのが非常に申し訳ないのですが、それでも僕は、足が速いわけじゃないからボールが回って来なくてポツンとしている姿。密集に入りたいんだけど怖くて入れないジレンマ。少しは観ているつもりです。

そう、いつか化けるんじゃないかと、トラストしながら。

頑張れ。







posted by みのる |12:33 | ラグビー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年12月25日

今更ながらだけど・・・

前回のエントリーでは大変失礼致しました。
特にサントリーファンの皆さんゴメンナサイでした。

じつは凄く考えてから書いたんですよ。試合後1日経ってたでしょ?
本当はワイルドナイツの勝利に嬉しくて、でも折角のシーソーゲームに水を挿されたようで悔しくて、勢いに任せて書いてたんです。でも途中で全部消して翌日書き直しました。それでも結構過激でしたね。アップ直後には炎上覚悟でした。子供たちも読んでくれてるかもしれないのに…。
どうもスイマセン、反省致します。
ラグビーを悪く言うのが僕の本意ではないですからね、やめましょう。今後は喜び重視でいきたいと思います。
(心配の方が大きいのだけれど…。)


さて、今更なんだけど皆さん、ワイルドナイツ×サントリーの決戦直前インタビューは読みましたか?

我がワイルドナイツの宮本監督、ラグビーの魅力について、非常に心を打つ事をおっしゃってます。特にカンタベリー大学留学のくだりは感涙です。

僕は自分で長い間野球をやっていて、また、群馬のスポーツを応援する雑誌『ENTRY』で、幾つかの未経験のスポーツの取材をさせてもらいました。その時に感じたことは、ラグビーって他のスポーツと違うということでした。
基本的にはラグビーの世界の皆さん、非常にフレンドリーなんです。『ラグビーが好きです。』ってカミングアウトするだけで誰でもウェルカムなんですよ。
ただですね、僕は競技者ではなかったので余計感じるのだと思いますが、プレーヤーであるかプレーヤーでないかの最後の一線、どうしても入り込めないもの、境界線っていうのがあるようにも感じるんです。それを感じる時は寂しいです。
僕の被害妄想かもしれません。ただなんだか感じていたのです。

同じ感覚を得た競技(?)が、じつはその後もうひとつありました。
山登りをする人たちですね。
ハイキングじゃないですよ。山岳部のもう本格的なやつです。

この感覚はなんだろうなぁ?とずっと考えてはいたんですが、最近、なんか解る気がするんです。
それは、両競技とも、死や大怪我が付きまとうスポーツなんですよね。しかもそれを左右するのは、自分だけではなく仲間だということ。

一度、大学の山岳部だったという人とお話しする機会があったのですが、その際に遭難体験の話しになりました。救助ヘリが出たということですから、こんなことを言うのもヘンですが、本格的な遭難です。
まぁその方の時は大事には至らなかったようなのですが、その方の先輩たちは死者をだしてしまった遭難があったようです。
その時聞いた話しで受けた感覚と、なんだか非常に似ていたんですよね。

以前に誰だったか、社会人で長くラグビーをやっていた元選手が、「毎試合、ここで死んでも良いと思いながらグラウンドに出てた。そう思っちゃうんだよな。」とサラッと言っててドキッとしました。

こんな、死や大怪我と隣り合わせなスポーツって無いよな。
そのなかで自分を犠牲にしてボールを繋ぐ、あるいは頂上を目指すわけだから、そりゃあ凄い信頼感と仲間意識と達成感を感じるんだろうな。

そんなことを感じたことを、宮本監督の記事で思い出しました。

なんだか今日は、とりとめのない事を書いています。



posted by みのる |20:28 | ラグビー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年12月23日

歓喜の太田

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ラグビートップリーグ今シーズン最大の注目の一戦となった、三洋電機ワイルドナイツとサントリーサンゴリアスの対戦は、シーソーゲームの末、35-24で我がワイルドナイツの勝利となりました。


今シーズン、試合中の選手の画像や戦前のチーム情報などは一切控えると宣言し、今までそれを守ってきましたが、ゴメンナサイ、この一枚だけは許して下さい。日本協会の人、見てたらごめんなさい。これだけにしますんで。


決して満員とはいきませんでしたが、4,000人近いファンが見守るなか、我がワイルドナイツは最高のカタチで最強のチームに勝利し、地元のファンと共に今、波に乗ろうとしています。

スタンディングオベーション、ゲーム後に子供たちや選手の家族がたまらずピッチになだれ込み、選手や監督、コーチを取り囲む光景は、まるで一昨年の東芝戦を観ているようでした。

あの時と違うのは、選手もファンも『なぜ勝ってるんだろうか?』と思いながらゲームをしているのではないこと。誰もが『今年は違う。今年こそ。』と背水の陣の想いを抱えていること。



厚い雲に覆われ、今にも雨か雪が降り出しそうななか、僕は前座イベントのタグラグビー大会の撮影をしながら、ファインダーを覗いて天候によりシャッタースピードを調整するたびに『天気よ、もってくれ。』と何度も祈った。

一昨年のワールド戦やMS杯のクボタ戦、昨年のトヨタ戦、そして今年の開幕戦など、寒さに弱いのがデフォな我がワイルドナイツ。また、空っ風が名物の上州にあって、どうやら風にも弱そうな野武士。
前夜の天気予報では、いつ降ってもおかしくない、しかも雪かもという最悪の情報。しかしなんとか曇天を保ち、今にも降りそうだったためか、風もほとんど感じられない状態で試合を終えることが出来た。

その寒さのなか、僕は朝から太田陸上競技場に居たのだが、いつもと何か雰囲気が違う。
プロ興行とはいえ、どこかゆったりとした空気なのがラグビートップリーグ。
あまり民間に委ねることなく、地元協会に運営を任せているため、良い意味でも悪い意味でも“好い加減”なところだが、この日はスタジアムに近づくにつれ、空気が違っていた。
太田スポレク祭の、年に一度のビッグイベントへの期待感とは全く別物で、誰もが緊張感を抱え、言葉少なに、しかしいつも以上に忙しく動き回っていた。
あちらこちらで聞こえてくる、ファンを迎える地元群馬協会スタッフの声も、いつもと違う鬼気迫る声色になっている。
取材陣の数も、想定していた数を超えてしまったらしい。パスが足りないという声が聞こえた。そして誰もが嘆く太田陸上競技場のインフラ。そんな取材陣を迎えられるスペースが無い…。
大きな注目を受けながら、大注目の一戦はキックオフです。


出足にもたつきペースを握れないスロースターターなのが、我が愛すべきワイルドナイツなのですが、この日は違いました。
前半2分と9分に、軍神・ブラウニーから放たれたキックがKGUカルテッドを走らせ、2トライを奪いました。
地元太田開催で地元選手の霜村誠一の先制トライと、これ以上ない立ち上がりです。

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僕はこの2つのトライは、前座イベントであるサントリー杯タグラグビー群馬予選の取材のまとめをしていて、競技場内で観ていたのですが、少し遅れてピッチに出ると、スタンドには見慣れた少年たちが揃っていました。
桐生ラグビースクールの6年生たちですね。霜村選手の先制トライには盛り上がったのではないでしょうか?

かたやサントリー側のスタンドを観ると…、

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あ~!高崎ラグビークラブの子達がサントリーの応援してる!
みんな黄色いビブス着てサンゴリアスフラッグ振ってニッコニコだよ!
ちょっとちょっとー、応援方法まで桐生とライバル関係にならなくてもいいんだよ~。


と、言うのは冗談で、この日高崎RCの少年たちは、サントリーキッズ招待シートに招待されていたのでした。
以前に高崎RCの中学生がサンゴリアスの選手にラグビー教室でラグビーを教わり、その縁で今回、高崎RCがキッズシートに招待されたということのようです。

招待シート、素晴らしい取り組みですよね。
企業関係にはチケットがばら撒かれ、実際に競技場に向かうと、『企業関係者様』なんてテントが別にあり、なんだか会社以外の人間が応援してはいけないのかもと思ってしまうほど、お金を払って訪れるファンを大事にしないラグビートップリーグ。同じチケットを配るという行為なら、こういった事に使った方が断然良いと思うのですが。
NECの選手で向山選手も、個人的にプレミアムシートという活動をしています。

そういえば、試合前に前売りチケットが1800枚売れているという話しを耳にしました。
この日の協会発表の観客数は3793人。約半分の人が有料入場者ということになります。当日券を入れたら過半数かもしれませんね。ちょっと意外でした。50%が企業関係者ではないラグビーファンなんですよ。そろそろ本気で福利厚生ではなく、視点をラグビーファンや地元住民に向ける時ではないのかと思います。
そういった意味では、さすが現在の日本のラグビーを色々な面で引っ張るサントリー、素晴らしいと思います。


しかし!しかしですね、そういった素晴らしい取り組みをしているにも関わらず、非常に残念な場面をみました。というか耳にしました。

前半開始早々のトライから勢いに乗るワイルドナイツ。前半の10分過ぎまでは完全にワイルドナイツペースでした、確かに。
僕がピッチに出たのは、サントリーがPGを返して徐々に巻き返してきた20分位の頃だったのですが、非常に驚きました。
サントリーベンチとスタンドのサントリーのベンチ外の選手が一緒になって、レフリー批判と反則のアピールを大声で繰り返していたのです。

驚くのと同時に、非常に残念に思いました。
キッズシートに招待されている子供たちは、メイン中央席に招待してもらっていますから、サントリーのベンチ外の選手とはすぐ横の位置に座っているわけですよ。また、彼らのすぐ前にはサントリーベンチがあるんです。絶対にその口汚い野次は聞こえているはずです。
彼らはトップリーガー予備軍です。将来有望なラガーマンですよ。そんな彼らの横で大声でレフリー批判なんかしたら、憧れの選手がやってることですから、絶対にそれがカッコイイことだと思ってマネするじゃないですか!

キッズ招待シートをしているチームとレフリー批判を繰り返すチームが、同一チームとは思えません。思いたくもありません。

僕は競技者ではなかったですから、レフリングに関しては全く解りませんのでなんとも言えませんが、この日笛を吹いていたのは平林レフリーで、確か国際的にも笛を吹き始めたフルタイムレフリーです。
『世界で通用するには』というコトバを度々サントリーの清宮監督の口から出てきますが、試合中のチーム一体となったレフリー批判は決して世界標準じゃないと思います。

なぜラグビーはゲーム中ピッチに監督不在なのか。
他競技と比べてゲームキャプテンの役割りが重要なのはなぜなのか。

トップリーガーは全ての少年少女ラガーの憧れであるしお手本です。
日本ラグビーの旗手なんですから自覚して下さい。

そして試合後の記者会見でのコトバ。
『遠いんだよな、でもここ。』

貴方はホーム&アウェイや地方開催を馬鹿にしているんですか。
人気チームのサントリーをお迎えしようと、どれだけ群馬協会や地元東毛ラグビースクールのスタッフたちが影で働いていたか少しは想像してみて下さい。


かな~り話しが横道に逸れてしまいましたが、しかし、やはり現段階の最強チームサンゴリアス。そのまま東芝戦のように一方的にはさせてもらえませんでした。

前半20分からは完全なサンゴリアスペース。
スコアは勝利したけれども、試合のペースは終了までサンゴリアスだったと言って良いと思います。
セットプレーとスクラムは制圧され、バックスも重なるフェーズに揺さぶられました。


改めて思うのですが、JP主将の復活は非常に大きいですね。
何も出来ず完膚なきままに叩きのめされた昨シーズンのサントリー戦、CTBのニコラス選手&平選手にいいようにやられました。今日もこのCTBをどう抑えるかが鍵だと思っていました。それは前節の東芝戦同様です。前節はマクラウド選手が完全に消えてましたね。東芝戦のように、JP主将&霜村選手のコンビで、相手CTBを消すことが出来ればと思っていたのですが、消すほどではないにしろ、充分な仕事はさせなかったように思います。起死回生のトライは、ニコラス選手のパスを北川選手がインターセプトでしたし。


FW、頑張りましたね。よく耐えましたよ。
あれだけ劣勢のスクラムにあって、最後の最後にターンオーバーでマイボール獲得。かなり涙モノでしたよ。第1列のHO水間選手も、わずか5分の出場でしたが、この1プレーだけでも充分の仕事だったと思います。

このゲームはチーム全員で挙げた金星ですね。
宮本監督と飯島コーチ、満点の選手交代劇だったのではないでしょうか?
後半あの時間帯でブラウニー交代というカードをきったこと、個人的には大正解だったと思います。
出だしであまりにもブラウニーが超人的なプレーをしてしまった分、ブラウニーに掛かるプレッシャーはいつも以上に厳しかったでしょう。心配だったのはサントリー戦では怪我人が出ることです。激しいブレイクダウンの攻防に厳しいプレッシャーですから仕方がないものかもしれませんが、ここで終わるわけではありませんから、あれで良かったと思います。あの前半のプレー以降、なんだか小さなミスもあったし、あまり調子が良くなかったようにも見えました。

オライリー選手が入り、劣勢だったFW戦が劣勢は変わらないにせよ、見事にギリギリのところで踏みとどまりました。
そして入江選手。完全に覚醒したんじゃないでしょうか?
ブラウニー交代後の20分間のドラマは、我がワイルドナイツにとっては非常に大きかったと思いますよ。残り5分で4点差とされた時は、『やはりまたか。』と過去を引っ張る三洋ファンの僕は覚悟しましたが、もしかしたら既に皆さん“野武士”ではないのかもしれませんね。

今シーズン2度目のお礼を言います。
ありがとう。




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いつにも増して飯島コーチは試合後アツかったです。
いつか血管切れちゃうんじゃないかと心配です。


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選手の皆さんは、興奮したファンや子供たちに囲まれてサインや写真攻めでした。運営的にはアタマの痛いところだろうけど、これが太田開催の良いところだとも思います。スターを作り露出するのも急務ですが、選手が身近に感じられるのはラグビーの特権です。地域密着を唱えるのなら、ここは消さない方が良いと思います。Jリーグの地域密着には個人的に限界を感じていますので。

家族で記念撮影している選手も多かったですね。
福永昇三選手のご家族は、朝4時に出発して太田に向かって来られたと言います。福永選手にそっくりなお兄さんは、よく試合会場で見掛けますが、じつは随分遠くから応援に来てたんですね。


そして今までと違うことがひとつ。

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↑これ、なんの写真かわかりますか?
じつは、宮本監督と北川選手の囲み取材の写真です。
あまりのマスコミの数に見えないんですよ、取材を受けてる張本人が。
こんなこと最近はなかったですよ。


なんか、凄いよ、みんな。凄い。






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宝物の一枚
試合終了後、ファンに囲まれもみくちゃになっているなか、「みのるサン、一緒に撮りましょう!」と福永昇三選手と相馬選手が駆け寄って来てくれて、これまた野武士の一列を支えた松野コーチに撮って頂いた一枚。

サイコーです。



posted by みのる |13:43 | 三洋電機ワイルドナイツ | コメント(12) | トラックバック(0)
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2007年12月23日

サントリー杯タグラグビー群馬県予選

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昨日はラグビートップリーグの大一番、三洋電機ワイルドナイツ×サントリーサンゴリアス戦がありましたが、その前座イベントとして、『サントリーカップ第4回全国小学生タグラグビー選手権大会群馬県予選』が、試合前の太田陸上競技場で開催されました。

タグラグビーについては詳しくは上記リンクのHPに任せるとして、このタグラグビー、群馬では東毛を中心として、ここ数年盛んになりつつあります。

というのも、我が三洋電機ワイルドナイツが地域に根ざした活動の一環として、東毛(太田・大泉地区)を中心として、地元の小学校や中学校にタグラグビーを教えに行っているのです。
一部の中学校では、通年の選択体育の授業に採用され、頻繁にタグラグビー授業が行われています。

僕も何度かそのタグラグビー教室の取材に同行させてもらったことがあり、その経験から当然、今回の群馬県予選も、太田・大泉地区の小学校、チームが勝ち残って群馬代表になるのだろうと想像していたのですが、なんと優勝したのは東毛地区からはクルマで約2時間も離れた渋川のチームでした。

これはかなり驚きでした。
昨年の群馬県予選も生品小ワイルドナイツという、東毛地区の小学校が群馬代表となり、関東大会に進んだのですが、てっきり今回も生品小を中心として、ワイルドナイツの地元・東毛地区のどこかのチームが代表になるのだと思っていました。


この日の僕は、群馬県協会さんから依頼され朝から太田陸上競技場に居ました。
約2時間と決まった枠で参加12チームが予選から決勝大会まで試合を行うため、またその後、午後1時から始まる一戦が、大注目のゲームということもあり、普段と少し違い、全てが慌しく動いているというような感じでした。

そんな中で行われた参加12チームで行われたサントリー杯タグラグビー大会ですが、A~Dと4つのグループに分けられ予選リーグを行い、1位通過のチームがトーナメント方式の決勝リーグを行いました。
参加形式は大きく分けて2つ。
ひとつは小学校でチームを作り参加するチームと、もうひとつはラグビースクールで選抜チームを作って参加するという形です。

一見、ラグビースクールが母体のチームの方が強いと思われるかもしれませんが、そうとも言い切れません。
というのも、タグラグビーは“ラグビー”とはいえ、戦術がまるっきり変わってくるからです。

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タックルなどコンタクトの無いタグラグビーは、女の子も安全に、そして気軽に参加できるボールゲームです。逆に動きが柔らかく、瞬間的なスピードはあまり変わらない女児の方が、このタグラグビーは向いているような気さえします。
この日も残念ながら決勝ラウンドには進めませんでしたが、メンバーの大半は女子というチームもありました。
全国大会で好成績を出しているチームの中には、女子中心のチームもありますので、今後どんどん女の子のプレーヤーが増えてくれると良いですね。

なぜ、ラグビーとは違って女の子中心でも勝てるのかというと、それはこの日もレフリーとして参加されていた、群馬協会トップレフリーの一人、Fさんの言葉にヒントがあると思います。
「いやぁ~、スクールの子達は、どうしても当たりに行っちゃうんだよな~。」

タグラグビーのルールは、タッチフットに近いもので、タックルの変わりに腰に付けたタグを取ることで、一度プレーが止まってしまいます。
ラグビーだとボールキャリアが縦に走ったり人のいる中へ走って基点を作ってそこからモールや展開という流れがありますが、タグラグビーでそれをやったら、次から次へとタグを奪われ、あっという間にタグ4になって攻守交替になってしまいます。
逆にタグラグビーが強いチームはそこを上手く利用し、4回タグを取られるまでワザと囮のように使い、フォローを厚くして陣地を獲得して行ってトライを狙います。
だからタグラグビー独特の戦術がありますので、そればっかり練習しているチームには、例えラグビーが鬼のように強いラグビースクールの選手たちでも振り回されてしまうようです。
そう考えると、授業や休み時間などで学校やクラス単位で重点的にタグを練習している小学校のチームにも、大いに勝利の可能性はあるわけです。


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体育着やお揃いのトレーナーで参加している小学校母体のチームと、スクールのラグビージャージを着込んで参加していたラグビースクール母体のチームが、男女混合で一緒に楕円球を追うという、素晴らしい光景がグラウンド一杯に広がりました。なかには、我がワイルドナイツのジャージを着込んで参加する子も。いいぞ良いぞ、それでこそ地元だ!

小学校母体チームの中にも、普段はラグビースクールで見掛ける子供もいて、僕はジャージ以外の姿を初めて見たりするものですから、「あぁ、普段は子供っぽいんだな。」などと、改めて思ったりします。
ラグビージャージって、強そうというのか、大人っぽくみせるんですかね?
この後に行われたワイルドナイツ×サントリー戦でも、多くのスクールの子供たちを見掛けましたが、普段着の彼ら彼女らは、非常に可愛らしい少年少女で、普段僕が見ている勇ましさは全く感じませんでした。

見慣れたジャージから判断すると、優勝の渋川、伊勢崎、館林がラグビースクールとして参加していたようですね。東毛ラグビースクールの子は、学校チームにバラけて参加しているようでした。
老舗RSの前橋、高崎、桐生のジャージが見られなかったのは少し残念でした。

お~、考えてみれば、群馬ラグビースクール界のセカンドティアが揃って参加し、そのうちのひとつ、渋川が群馬代表になるなんて嬉しいことですね。
以前に書きましたが、このチームたちが強くなることに群馬の少年ラグビーはかかっていると思うところもありますので、タグラグビーの強化も同時に行って欲しいなと思います。

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そして素晴らしいなと思ったのですが、↑の写真のように、試合前と試合後の挨拶などのシーンでは、スクール出身の子達が引っ張っていた事です。
ノーサイドの精神を教えてあげているようにも見えました。
おそらく、普段ラグビーに触れ合うことのない学校母体のチームの子達は、こういった形式的な挨拶は恥ずかしがってしまうところでしょう。僕が子供の時を想像すると、見ず知らずの子、しかも女の子もいたりするなかで、その子たちと握手するなんて恥ずかしくて出来ませんでしたよ。
それをね、ただ握手するだけではなく、称えているんですよね、子供ながらに。これはね、普段のスクールの指導者さんや親御さんが教えてあげてないと自然には出てこないものです。技術だけでなく、こういったメンタルな部分も教育してもらえると嬉しいです。ラグビーには、勝敗ばかりではなくそれが重要というポイントがいくつかあると思います。この次の記事にも少し書きますが、この辺のポイントが崩れてしまったら、ラグビーは競技の性格上、ただのドツキ合いになってしまいます。
この魂のアイルランドチックなジャージは伊勢崎ラグビースクールの子達ですかね。僕が観ていた感じでは、父母さん方がこの日一番盛り上がっていたのはこの伊勢崎チームでした。近い将来のオリジナルメンバー喰いを期待していますよ。


予選リーグ順位は以下の通り。

グループA
1位 藪塚本町南小ゴールデンズ
2位 生品小ワイルドナイツB
3位 館林リトルタイガー

グループB
1位 大泉南小オールスターズA
2位 伊勢崎ドルフィンズ
3位 生品小ワイルドナイツC

グループC
1位 伊勢崎アトラス
2位 GKAホワイトナイツ
3位 藪塚本町南小シルバースターズ

グループD
1位 渋川ブルーファイター
2位 生品小ワイルドナイツA
3位 大泉南小オールスターズB


波乱はグループD
昨年度県代表の生品小ワイルドナイツAが予選ラウンド敗退となった。


決勝ラウンドは、予選ラウンド1位通過した4チームにてのトーナメント方式。
第1試合は藪塚本町南小ゴールデンズ×大泉南小オールスターズA。
授業などで頻繁にタグラグビーを体験しているんだろうなと感じる大泉南小が、圧倒的に試合を運び、9-1で決勝に進んだ。
第2試合は渋川ブルーファイター×伊勢崎アトラスという、スクール対決。
昨年度チャンピオンの生品小を破って勢いに乗る渋川が、スクール対決を圧倒して12-3で勝利。大泉南小オールスターズA×渋川ブルーファイターという決勝になりました。


小学校×ラグビースクールという図式になった決勝戦。
お互いに準決勝を圧倒的に制した好チーム同士の対戦となりました。

これまでの試合を観ているとこの両チーム、スタイルがまったく違うのが判りました。

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大泉南小は、↑の写真のアフロの子、どこかコリニアシ・ホラニ選手を髣髴とさせるこの選手を中心に、どこからも攻めに転じる、ロングパスなども用いて自由奔放でトリッキー、それでいてサインで動いているという摩訶不思議なチーム。
対する渋川ブルーファイターは、日々のラグビースクールの練習で鍛えたステップワークと、カットインやクロスなどラグビーのプレーを活かしたキレのある組織プレーをしてくるチーム。

個の身体能力×組織。面白い対決となりました。

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試合は大泉南小が一歩リードかという僕の想像を裏切り、渋川がスクールの維持をみせ一進一退。
↑の写真の後ろに写ってる子が顔を手で覆っていますが、まさにそのような試合展開。
前半は大泉南小が試合を優位に運びますが、これまで予選からぶっ続けで休み無く3試合を戦ってきた両チーム、大泉南小の集中力が切れ始めたのか、後半は渋川が盛り返します。
このあたり、普段のラグビー大会で、交流戦と代表戦を次々に行うスクール出身チームに、その調整方法に分があったか、終了間際にトライを獲り、8-9で渋川が見事勝利しました。

優勝は渋川ブルーファイターに決まりましたが、渋川と共に、準優勝の大泉南小オールスターズAにも、関東大会参加の知らせがありました。

これはじつに嬉しいことでした。大泉南小がここで姿を消すというのは惜しいことですから。
渋川は、ラグビースクールの面目躍如でしたね。

両チームとも、関東大会頑張って下さい。全国大会に行けたら良いですね。
今後も県内でタグラグビーが盛り上がることを期待しています。



そうそう、大泉南小のアフロ少年ですが、彼はシナリ・ラトゥさんのお子さんらしいです。





posted by みのる |10:45 | 少年ラグビー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年12月18日

注目度が上がってきましたよ。

ナント、4回続けてワイルドナイツ絡みのエントリーです。
でも、有益な情報はないですよぉー、悪しからず。

今日はですね、あちこちでワイルドナイツの話しが出る一日でした。

群馬県協会関係者の方と少しお話しする機会があったのですが、22日のサントリー戦に関して、いつもより問い合わせの数が多いようです。おそらく、今シーズン今までで一番の注目カードでしょうからね、大変そうでしたが嬉しそうでもありました。

チケットの売り上げ状況はよく判りませんが、おそらく今度の太田は今年一番の入りになるんじゃないでしょうか?

驚くのは僕のこのブログのアクセス数。
昨日が過去最高で、1600アクセスを超えていました。
先週から1000を超えだして、非常に怖くなってきたのですが、東芝戦勝利から一気に上がっています。

たまに県内のマスコミ関係者やスポーツ関係者の方々と、ザスパの話しをする機会があるのですが、今日の上毛新聞スポーツ欄の特集にもありましたが、どうやったら観客動員数が増えるのかと頭を痛めているようですが、イベントや駐車場問題とか色々出ますが、結局はチームが勝つのが一番と話がまとまります。それが一番難しいのもよく知っていますが、まさしく今年の我がワイルドナイツを考えるとその通りなんじゃないかと思います。

おそらく、サントリー戦に勝利したとすると、色々なスポーツ誌などの媒体で我がワイルドナイツは採り上げられることになるでしょう。(まぁそれでもサッカーや野球に比べると地味にでしょうけど。)

ちなみに、昨シーズン、博多のサニックス戦を除いて全てのワイルドナイツの試合に帯同し、このブログで伝え続けてきました。その時のアクセス数は平均で500強です。東芝戦など注目の試合やシーズン後半の佳境に入って800を超すことはあったのですが、500を切ったり超えたりのラインでした。
今年に入ってワイルドナイツについてのエントリーを自粛し、少年ラグビーにシフトしてきていますが、それでも300~500。大きな大会があると500を超えてくるというところでした。
それがここ1週間で一気に倍増ですから驚きです。

スポーツマーケティングで一番難しいのもここです。
1位と2位ではクラブの収入が雲泥の差になってしまうのです。
広告収入やグッズ販売益など顕著ですよね。放映権やチケット収益はそれほど変わらないかもしれません。
ラグビーはその辺、まだそんなにアタマに入れて運営などしていないでしょうけど、僕のようなこんな裾野まで影響が出てくるんですから、結構驚いています。

選手の皆さんには良い張り合いになるんじゃないでしょうか?
テレビにもチラホラと出てましたし。入江選手が大沢親分から天晴れ貰いましたよね。
サントリーに勝利すれば、夜のスポーツニュースにも出るかもしれませんよ。

その映像が、満員のスタジアムであれば非常に嬉しいのですが…。


posted by みのる |20:59 | 三洋電機ワイルドナイツ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年12月17日

さ、締めるよぉ!

ワイルドナイツファンの皆さん、良いお目覚めだったでしょうか?
まだ夢心地とか?


せっかくの夢心地に水をぶっ掛けるようですが、そろそろ現実に戻りましょう?
なんせ今節は土曜日開催で1日早いのですよ。そして相手はサントリーです。
早く現実に引き戻さないと、単純で浮かれ気質の我々は、すぐに思い知らされるようになってしまいます。そんなことを過去何度も繰り返してきましたよね…。
いや、それが三洋気質ですから。という議論はおいておいて、そろそろ宮地オヤジの満面の笑みも見たいじゃないですか。
ここはひとつ、気を引き締めていきましょう。



まず、現実の確認です。

今日のサンスポ、見ました??

昨日は“暫定”首位のサントリーが一面トップでしたね?

さて、暫定でない真の現在首位のワイルドナイツ、連覇中の東芝を完封で破っての勝利でしたが、どうですか?記事の方は。
一面にも、裏一面にもありません。いつもの定位置ですよ、ラグビーの記事は。
まぁ、浦和の試合があったし、ACミランの世界一も確かにあった。
しかし裏一面は、まだ1週間も先の有馬記念ですよ。
これよコレ、これが我がワイルドナイツの現実ですよ。
肝心の記事も、貴重なスペースに清宮監督のコメントに使われてるし…。

風は我らに向いてないですよ。
ホーム開催だけど、そこんところを忘れないように。

あ、先に謝っておきますが、サントリーファンの方々、申し訳ありません。
悪意は全くありません。サントリーさんと神戸さんが強くないとラグビー界は盛り上がらないということは自覚しております。でも、僕は群馬県民ですしワイルドナイツ至上主義者ですから、100%ワイルドナイツ寄りでお伝えしております。ゴメンナサイ。でも、サントリーさんにもそんなファン、たしかいらっしゃいますよね。


話しを戻しまして、昨シーズンのサントリー戦。
本来、大きなアドバンテージとなるはずのホーム開催でしたが、何も出来ずに終わりました。
おまけに、復帰予定のJP主将も試合前練習で欠き、また長いリハビリへと逆戻りになってしまったという、非常にツライ一戦でした。
(鬼門・敷島だろうっていうツッコミが聞こえてきそうですが。)

そのまた前に話しをめぐらすと、昨シーズン開幕前のサントリーとのトレーニングマッチで、我が軍神・ブラウニー負傷で長期離脱となってしまい、スタートダッシュに失敗しました。


ここを乗り切らないと、悲願はございません。
プレーオフを考えると、無理をすることはないという議論はありますが、ひとつコケるとズルズルいくのも我がワイルドナイツの特徴。『今年は違う』という声を色々な場面で聞きますが、この点が違うのかどうかは判りませんし、調べたくもございません。


さて、2回ほど昨日のゲームを確認致しましたが、立ち上がりの悪さは相変わらずです。
凌いだのか相手のミスに助けられたのか微妙なところですが、あそこで1トライ獲られたら、どうなっていたか判りません。おそらく、トヨタ戦の前半のようなことになっていたでしょう。サントリーさんはその隙を見逃してくれなさそうです。

反則の多さ。
これどうなんでしょう?モールを崩す反則を結構とられ、コリニアシ選手もシンビンをとられるかと思った場面もありましたが、東芝の立つラグビーを反則覚悟で食い止めるというようなことだったのでしょうか?
この辺もサントリー相手だと怖いですね。
活きの良いランナーと飛び道具が備わってますからね。


さぁ、どうでしょう?ノーガードの打ち合いになるのか、それともディフェンスからロースコアの攻防になって、ブラウニー×ニコラスのキック対決になるのか…。

エディー・ジョーンズさんまで連れてきてスカウティングするそうですよ。


じゃぁ、ロビー・ディーンズでも連れてきましょうか…。


まだ先は長いですからね、怪我だけは気をつけましょう。








posted by みのる |15:05 | 三洋電機ワイルドナイツ | コメント(6) | トラックバック(0)
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2007年12月16日

ありがとう

テレビの前で正座したまま、しばし涙を流しておりました。(笑)

『背水の陣』を意識し、憎まれ口ばかりを叩く、いや、書いてきた今シーズン。支離滅裂に書いた前回のエントリーのなかの一文、『4トライ以上で被トライゼロ、40-3とかでずっと勝ってもらいたいという、人間的成長が全く無い願望』。
東芝という最強の相手にそのままをプレゼントしてくれた。

評価したいのは完封で終えたこと。
前半30分のヒーナン選手のシンビンを凌ぎきったこと。
FW戦で優位に立つはずの東芝に、中心プレーヤーを欠いて接点で勝ったこと。モールを逆に圧し勝ったこと。

ブラウニー、コリニアシ選手、ヒーナン選手が素晴らしいのは変わらないけど、素晴らしいなと思ったのはこの選手たち。

飯島陽一選手、若松選手、霜村選手、三宅選手、そして福永昇三選手。

みなさん気が付いているだろうか?
J SPORTSの実況を聞いていると、結構な確立で飯島陽一選手とヒーナン選手を見間違っていること。今日の土居さんも何度かやっていた。
それだけヒーナン選手の活躍が目立っているということだけど、見間違うプレーを飯島選手はしているということ。元々ハーフですから、同じようなキャップを被ってると、セットプレーや密集の一瞬では見分けが難しい時がある。
今日見て完全に目覚めた感のある入江選手同様、昨シーズンの厳しい経験は重要だったのかもしれない。
思えばコリニアシ選手の爆発も、ルーキーが揃って当たった昨年の独り蚊帳の外への鬱憤晴らしのようにも思えるし、昨年の悔しさは今シーズンの序章だったのかもしれない。

東芝には当然、苦戦するだろうと思っていた。
鍵は福永昇三選手と予想したが、それは東芝のメンバーを見てのこと。
ホルテン選手、渡邉選手、中居選手の曲者を抑えられるかが鍵だと思っていたから。
昔の野武士軍団とは異なり、曲者がいないワイルドナイツ。爆発力はあるものの、淡白なのはこのあたりが関係していると思う。
そのなかで、シラ~ッと仕事が出来る選手は、漢・福永昇三だろうと考えているわけです。そういった意味では、若松選手の存在も大きいですね。
BKで言ったら霜村選手。マクラウド選手を抑えられるかも重要なポイントでしたが、霜村選手は目立たず痛い仕事を重ねますね。三宅選手もそう。この人ホントにWTBなんだろうか。走りきるポジションなのに、人のいる方人のいる方へと選んで走っていく気がする。

あとは田中選手ね。
池田渉派(笑)としては悔しいけど、認めざるをえないですね。ここまでやるとは思っていませんでした。隙あらば自ら切り込んでいくし、かといって行き過ぎないし。今日はJKが来てたみたいだけど、どう?観た?


今日のメンバー交代も凄かったですね。
ブラウニーが下がって入江選手が入って、福永昇三選手からオライリー選手でプキ&ヒーナン選手のディフェンス二枚看板。
高安選手は霜村選手と替わってどこのポジションに入ったんだろう?


なんだか昇華的なエントリーになってしまっているけど、リーグ戦はまだまだこれからが混戦になると思います。サントリー、NEC、ヤマハを残しています。こういったところでポカッと穴を開けるのも我が愛すべきワイルドナイツ。あまり喜ばないようにしましょう。

それにしても東芝の『出来の悪さ(J SPORTSの実況・土居さんの言葉)』が目立ちました。どうしちゃったんだろう。昨シーズンのイマジネーションが感じられなくて残念。コテンパンにやられたけど、あれはあれで、あんなラグビーなら素晴らしいと思っていたんだけど…。


嬉しいことをもう一つ。
テレビ画面に宮本監督のアップが度々映し出されていましたが、その後ろで手だけ映っている人がいたんですね。手袋をはめた手だけ。その手袋、群馬のスポーツを盛り上げようと我がワイルドナイツとコラボしているJ2チーム・ザスパ草津のグッズの手袋だったんです。
ザスパロゴを見て、なんだか非常に嬉しく思いました。同じ群馬のプロスポーツチームとして応援している人がいるというのは嬉しいですね。
(ザスパ関係者だったりして…)




posted by みのる |16:18 | 三洋電機ワイルドナイツ | コメント(6) | トラックバック(0)
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2007年12月14日

望みはなんだろう?

前々回のエントリー『ふ~ん、そういうことか。』について、いくつかご指摘を頂きました。

なんだかヒドイ、読み方によっては特定選手の批判になってる、というようなご指摘なのですが、ご指摘下さった方々、どうもありがとうございました。そして嫌な気分にさせてしまい申し訳ありませんでした。

意を汲み取って頂けなかったことはとても残念なのですが、三洋ワイルドナイツ絶対主義のなかに居る僕にとって、嫌いな選手など居ません。

それではなぜ、『なぜ入江選手じゃないの?』と書いたのかとなりますが、ブラウン選手、入江選手、そして中村選手が、それぞれ違うプレースタイルを持った(入江選手は『リトル・ブラウン』のようですが)選手だということは心得ています。中村選手だって長く三洋電機のSOとして高速バックスを引っ張っていた選手ですから、持ち前のスピードを活かしてくれるのは知っています。でも、今までの戦い方やその日のスタメンメンバーを見ると、明らかに今まで通りでブラウニーだけが抜けているというものです。当日まで様子をみたということもありました。だったらそこは“リトル・ブラウン”だったんじゃなかったか?ということです。

誤解を招く書き方で申し訳ありません。

試合をみていて、しかも劇的な勝利でこのうえなく嬉しいのです。ただ、今まで幾度も栄冠がすり抜けていく瞬間を味わっているので、不安で不安で仕方が無いのです。いくらトライを獲っても、何点差付いたとしても、全然安心出来ないのです。

期待をする、『今年は違う』という気持ちが強くなれば為るほど、書き方が厳しくなってくる今日この頃。本当に今年はワイルドナイツについて書くことを封印した方が良いかもしれない…。



以下、今日は滅茶苦茶な望みを書きます。

平尾誠二総監督率いる神戸製鋼コベルコスティーラーズが『超攻撃的ラグビー』を掲げ、トップリーグにおいてオリジナリティを出そうとしている。結構なことだ。
『超攻撃的ラグビー』。魅力的なコトバです。我がワイルドナイツに相応しい。(笑・ウソウソ)

『観て楽しく勝つラグビー』『ピッチをワイドに使ってボールがよく動くラグビー』
宮本監督が掲げる、我がワイルドナイツが目指すラグビー。
観て楽しく勝つことの難しさは、僕は昨年嫌と言うほど(というか実際に嫌になった)思い知らされた。

いちラグビーファンとしては、開幕戦のクボタ戦や先日のトヨタ戦などは、理想とするゲームなのかもしれない。
しかし、ワイルドナイツファンとしては生きた心地がしません。
ワイルドナイツ至上主義者としては、毎試合4トライ以上で被トライゼロ、40-3とかでずっと勝ってもらいたいという、人間的成長が全く無い願望を持ってしまう。
勧善懲悪のように勝つと判っていれば、いくら苦戦していても、いや、苦戦していた方が良いかもしれない。しかし、勝つのが判らないのであれば、獲るだけ獲って得点は許さずというのが心臓には良い。

あ~、もうハチャメチャ。壊れちゃってる。
いや、ホントこの12月のスケジュールは精神上良くないって…。

ワガママばかり言ってますが、チームの皆さん、怪我なく頑張って下さい。

東芝戦のメンバーが出ましたね。

鍵は、福永昇三選手とみた。








posted by みのる |15:24 | 三洋電機ワイルドナイツ | コメント(6) | トラックバック(0)
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