2007年09月30日
聖地探訪。感動、羨望、焦り・・・(その1)
帰国後数日経つのだが、渡航中に溜まった仕事に追われていることもあるが、あまりのも多くの想いが錯綜し、新しい日記が書けないでいる。 日本×ウェールズ@カーディフ・ミレニアムスタジアム、行ってきました。 NZ×スコットランド@エディンバラ・マレーフィールド行ってきました。 ラグビー発祥の地・英国の、現在の聖地二つを訪れました。(トゥイッケナムでゲームが無いのが誠に残念。) 一度に二つの聖地を訪れてしまう、そしてホームゲーム(ジャパンにとってはド・アウェイですが)を観られる、なんて素敵なことでしょう。W杯万歳! 現地時間20日、他の仕事もあって、ベルギー・ブリュッセルから10時のフライトでロンドン、ロンドン・パディントン駅から列車でカーディフ入り。 ロンドンから約2時間の列車の旅。午後2時近くにはカーディフに到着。案外近い。ミレニアム・スタジアムは駅から近く、カーディフ城とセントラル駅を中心に1km圏内に見所が集まり、こじんまりした街という印象を受けた。 僕が泊まるホテルも駅とスタジアムからすぐ近くにあり、想像していたよりも余裕のスケジュールとなった。 (しかし、あまりにもホテル代が高かった。この旅一番の高値、しかも狭く、ボロイ。まぁ、普段国内出張で泊まっているビジネスホテルを思えば別に驚く程ではないのだが…。) 試合開始までまだ時間があったので、パブに入ってみる。 既に赤い…。ウェールズのホームジャージを着た屈強なオジサンたちに店内は占領されている。 でも、そのなかでも数人の日本人が。こちらも赤いジャージを着ているから、保護色となって上手く身を隠している。とはいえ、街全体がラグビーと一体化しているような所で、ウェールズジャージとすれ違うたびに何かしら声を掛けられたり笑顔を向けられたりと歓迎ムードなので、別に身を隠す必要も何もない。が、僕はといえば、多少場違い的にSANYOジャージを着ているため、両国チームファンから少し不思議な目で見られる。「なんで三洋やねん。赤だからギリギリセーフやな。」関西弁のオネェちゃんから声を掛けられる。ほっとけ。トップリーグあってのジャパンじゃ。 スタジアム付近をウロウロしていると、チームジャパンを乗せたバスが馬に先導されてスタジアム入り。
凄い待遇です。チームがというよりラグビーが。そのトップであるナショナルチームが遇されている。 スタジアム入り口は、大勢の両チームのファンとマスコミ、そして日本人ファンを迎えるこの試合にベンチ入りしていない代表選手と日本協会の方々(一部サントリーの選手もいたかな)でごった返している。
そんななかで、SANYOジャージが目に付いたのか、群集を掻き分けて走り寄ってくる人がいた。 北川智規選手。 「どこまで三洋なんすか。」と笑っている北川選手に、豪州戦について聞いてみた。 「(豪州の)あのメンバーですからねー。」 そのメンバーの中で攻め込むことが出来なかったジャパンでも、北川選手のカウンターやあとちょっとでインターセプトというプレーは光ったように見えた。自身も楽しそうにプレーしていたようだけど…? 「そうすか?悔しかったっすよ。」 その後2,3質問したけど、どうも北川選手にとってのW杯は不完全燃焼だった様子。まだ成長する予感。 スタジアムに入ると、既に選手はアップ中。
思ったよりもピッチに近い席。 アップ中のため、まだ席の行き来は自由に出来そうなため、最前列まで行ってみた。 グラウンドと客席一列目がフラット。恐ろしく近い。秩父宮バックスタンドより近い。もちろん、陸上トラックなど、無い。 アップ中の選手と我々観客を隔てるのは、腰より低いセメント状の垣のみ。グラウンド内から見れば、それがスポンサー看板になっているため、いかに選手と観客が近いか解るだろう。 3階席まである74500人収容できる全天候型開閉式ドーム。素晴らしい。 開閉式の天井、3階席と大型スクリーンを見上げて、ポカーンと口を開けている僕に、遠くから手を振る外国人が…。 「ハ~イ!久シブリネェ。」 フィリップ・オライリーだった。 嬉しくなって矢継ぎ早に質問した。足は大丈夫なのか、プログラムには先発メンバーとして名前が出ているけど出ないのか、フィジー戦の活躍は凄かったなぁ等等…。 足に関しては、少し顔をしかめて、 「ダイジョウブゥ。でも、カナダ戦に様子ミル。カナダ来る?」 おーい、カナダ戦には行けないぞ~。 とにかくでも良かった。次に出られるということは、大丈夫だったということ。 フィジー戦に関しては、久々の本格的な試合だったためか、それともパフォーマンスに満足ではなかったのか、「ワカライ。覚えてナイ。そう?ジャッカル良かっタ?覚えてナイヨ。」と優しく笑いながら応えた。
そこにホームユニオン・ウェールズがアップのため入場。 今まで優しい顔していたプキが、見たこともない厳しい表情でウェールズ選手団を睨みつける。 「マタ、試合後にアイマショウ。」と言ったきり話しは途切れ、ウェールズを睨み続ける。 戦りたかったんだな。プキ。 しかしこの急にスイッチが入ったような豹変ぶりは凄い。戦闘がDNAに刻み込まれているんだろうか。やっぱり日本は勝てないわな。 思えば第1回で、我らがワイルドナイツの親父・宮地克実が率い、外国人助っ人の先駆者・ノフォムリ・タウモエフォラウが、まだ大学生だった宮本勝文が、そしてシナリ・ラトゥが戦ったこのW杯という舞台を、生で、しかもラグビーの聖地のひとつと言われるカーディフで観戦出来るとは感慨深い。 ウェールズは、そのジャージの色やかつての産業的な特色や熱狂的なラグビーファンが多いことから、僕は個人的に新日鉄釜石とオーバーラップさせてしまうのだが、同じく昔から赤を基調としたジャージの我がワイルドナイツ。2005年に6ネイションズを獲ったセクシーラグビーは、観ていても楽しいラグビーを目指す宮本監督の理想とも言えるのではないだろうか。
海外で初めて国家を歌った。震えた。 そしてLand of my fathers。 残念ながら満員ではなく、空席が目立ったが、それでも4万人入ったスタジアムで、地響きのように鳴るLand of my fathers。マズイ、泣きそう。 そして目の前で肩を組んで並んでいるジャパンに相馬選手がいる。 もういいよ。これで満足。 試合は前半20分まで、信じられない光景を観ることが出来た。 このW杯キャンペーンで、JKは遠藤選手を覚醒させてしまったようで。 これから始まるTLを考えると、トヨタに苦戦している我がワイルドナイツとしては、激しく動揺。 試合後は、次から次へと赤いジャージを着たオッサンやニィちゃんに声を掛けられる。 強者の余裕というのか、それともスランプのウェールズを目覚めさせてくれたお礼のつもり(その後結局ドラゴンは眠ってしまったが…)なのか、ジャパンはよくやったよ的なことを言って上機嫌。まぁ、いつぞやの欧州遠征が念頭にあれば、善戦かもしれんがな。 翌日の予定もあったので、早めにホテルに戻りましたが、ホテルのなかでもウェールズファンだらけ。騒ぐ騒ぐ。笑っちゃうほど愉快に騒いでる。その後また街へと繰り出したようで、早朝に戻ってくるまでホテルは静かだった。 ラグビー好きにはたまらない街・カーディフ。 もしかしたら、6ネイションズとかで純粋にラグビーを楽しむとしたら、もっと楽しい滞在が出来るかもしれない。 翌日の新聞のスポーツ面は、ラグビーだらけ。 出場選手に点数が付けられて批評されているのなんて流石だ。 マイケル・フィリップス、ジャームズ・フック、コリン・チャービスなど総じてみんな高得点。(ひとりだけ4点という選手がいたけど) その2に続く。
posted by みのる |10:37 |
ラグビー |
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凄い待遇です。チームがというよりラグビーが。そのトップであるナショナルチームが遇されている。
スタジアム入り口は、大勢の両チームのファンとマスコミ、そして日本人ファンを迎えるこの試合にベンチ入りしていない代表選手と日本協会の方々(一部サントリーの選手もいたかな)でごった返している。
そんななかで、SANYOジャージが目に付いたのか、群集を掻き分けて走り寄ってくる人がいた。
北川智規選手。
「どこまで三洋なんすか。」と笑っている北川選手に、豪州戦について聞いてみた。
「(豪州の)あのメンバーですからねー。」
そのメンバーの中で攻め込むことが出来なかったジャパンでも、北川選手のカウンターやあとちょっとでインターセプトというプレーは光ったように見えた。自身も楽しそうにプレーしていたようだけど…?
「そうすか?悔しかったっすよ。」
その後2,3質問したけど、どうも北川選手にとってのW杯は不完全燃焼だった様子。まだ成長する予感。
スタジアムに入ると、既に選手はアップ中。
思ったよりもピッチに近い席。
アップ中のため、まだ席の行き来は自由に出来そうなため、最前列まで行ってみた。
グラウンドと客席一列目がフラット。恐ろしく近い。秩父宮バックスタンドより近い。もちろん、陸上トラックなど、無い。
アップ中の選手と我々観客を隔てるのは、腰より低いセメント状の垣のみ。グラウンド内から見れば、それがスポンサー看板になっているため、いかに選手と観客が近いか解るだろう。
3階席まである74500人収容できる全天候型開閉式ドーム。素晴らしい。
開閉式の天井、3階席と大型スクリーンを見上げて、ポカーンと口を開けている僕に、遠くから手を振る外国人が…。
「ハ~イ!久シブリネェ。」
フィリップ・オライリーだった。
嬉しくなって矢継ぎ早に質問した。足は大丈夫なのか、プログラムには先発メンバーとして名前が出ているけど出ないのか、フィジー戦の活躍は凄かったなぁ等等…。
足に関しては、少し顔をしかめて、
「ダイジョウブゥ。でも、カナダ戦に様子ミル。カナダ来る?」
おーい、カナダ戦には行けないぞ~。
とにかくでも良かった。次に出られるということは、大丈夫だったということ。
フィジー戦に関しては、久々の本格的な試合だったためか、それともパフォーマンスに満足ではなかったのか、「ワカライ。覚えてナイ。そう?ジャッカル良かっタ?覚えてナイヨ。」と優しく笑いながら応えた。
そこにホームユニオン・ウェールズがアップのため入場。
今まで優しい顔していたプキが、見たこともない厳しい表情でウェールズ選手団を睨みつける。
「マタ、試合後にアイマショウ。」と言ったきり話しは途切れ、ウェールズを睨み続ける。
戦りたかったんだな。プキ。
しかしこの急にスイッチが入ったような豹変ぶりは凄い。戦闘がDNAに刻み込まれているんだろうか。やっぱり日本は勝てないわな。
思えば第1回で、我らがワイルドナイツの親父・宮地克実が率い、外国人助っ人の先駆者・ノフォムリ・タウモエフォラウが、まだ大学生だった宮本勝文が、そしてシナリ・ラトゥが戦ったこのW杯という舞台を、生で、しかもラグビーの聖地のひとつと言われるカーディフで観戦出来るとは感慨深い。
ウェールズは、そのジャージの色やかつての産業的な特色や熱狂的なラグビーファンが多いことから、僕は個人的に新日鉄釜石とオーバーラップさせてしまうのだが、同じく昔から赤を基調としたジャージの我がワイルドナイツ。2005年に6ネイションズを獲ったセクシーラグビーは、観ていても楽しいラグビーを目指す宮本監督の理想とも言えるのではないだろうか。
海外で初めて国家を歌った。震えた。
そしてLand of my fathers。
残念ながら満員ではなく、空席が目立ったが、それでも4万人入ったスタジアムで、地響きのように鳴るLand of my fathers。マズイ、泣きそう。
そして目の前で肩を組んで並んでいるジャパンに相馬選手がいる。
もういいよ。これで満足。
試合は前半20分まで、信じられない光景を観ることが出来た。
このW杯キャンペーンで、JKは遠藤選手を覚醒させてしまったようで。
これから始まるTLを考えると、トヨタに苦戦している我がワイルドナイツとしては、激しく動揺。
試合後は、次から次へと赤いジャージを着たオッサンやニィちゃんに声を掛けられる。
強者の余裕というのか、それともスランプのウェールズを目覚めさせてくれたお礼のつもり(その後結局ドラゴンは眠ってしまったが…)なのか、ジャパンはよくやったよ的なことを言って上機嫌。まぁ、いつぞやの欧州遠征が念頭にあれば、善戦かもしれんがな。
翌日の予定もあったので、早めにホテルに戻りましたが、ホテルのなかでもウェールズファンだらけ。騒ぐ騒ぐ。笑っちゃうほど愉快に騒いでる。その後また街へと繰り出したようで、早朝に戻ってくるまでホテルは静かだった。
ラグビー好きにはたまらない街・カーディフ。
もしかしたら、6ネイションズとかで純粋にラグビーを楽しむとしたら、もっと楽しい滞在が出来るかもしれない。
翌日の新聞のスポーツ面は、ラグビーだらけ。
出場選手に点数が付けられて批評されているのなんて流石だ。
マイケル・フィリップス、ジャームズ・フック、コリン・チャービスなど総じてみんな高得点。(ひとりだけ4点という選手がいたけど)
その2に続く。
試合開始前に、まるでMLBのオールスターのように、選手がひとりひとり名前を呼ばれ、入場したら一列に並ぶんです。またその時、「日本A代表!」とか経歴を発表したりするわけです。
そして試合前から試合中も、DJ風なお兄さんが場内アナウンスで実況してるんです。
これは少し驚きました。
もちろん、テレビのように試合を通してずっと実況しているわけではないのですが、攻守交替の合間に「見事なフィールディングでした!」とか「満塁のピンチを見事に凌ぎました!」なんてやるわけです。
注目の選手が打席に入る時には、現在の打率や本塁打数とか代表歴を述べて注目を煽るんですね。
これは難しいところだと思いますが、試合の邪魔にならなかったですね。むしろ、僕みたいに気まぐれでやってきた観客には、非常に助かるサービスです。
ラグビーでも考えて欲しいですね。
花園ではルール解説的な実況をスタジアム内で流していますが、これはどちらかというと、ルールが難しいから観客が来ないと言われているので、それを補おうという視点だと思います。同じ観客向けのサービスではあるのですが、臨場感ということで言うと、「ただいまのプレーは、○○チームのオフサイドです。」なんて地元協会のオジサンがやってるルール解説的なもので、大変平和的な感じですから、臨場感は逆に失われてしまいます。
でも、古館的にやられてしまうと、うるさいだけで試合の邪魔になります。
ここら辺難しいですが、うまくエンターテインメント性を出してもらいたいと思います。
しかし、どのリーグ戦も、興行に苦心しながら頑張ってますね。
さて、いよいよIRBラグビーW杯が本日から始まりますね。
初戦の


