2007年04月29日
東毛ワイルドナイツ、デビュー
山本貢、相馬朋和、ルーク・トンプソン、北川智規、霜村誠一と、三洋電機ワイルドナイツ絡みの選手が大挙して出場するという日本代表戦があったわけですが、僕は地元の敷島にいました。 ワイルドナイツファンの方々、代表戦の記事を期待していたらゴメンなさい。 今日は、前橋敷島サッカーラグビー場で行われました、中学生ラグビー大会『第18回敷島杯』に行っておりました。 この日は、三洋電機ワイルドナイツのジュニア的なチーム、“東毛ワイルドナイツ”のデビュー戦だったのです。 小学生の部では、前橋、高崎、桐生、伊勢崎、渋川、館林、そして東毛と、7つの地区に分かれて少年ラグビースクールが活動しているのですが、中学校にラグビー部が存在しない群馬県では、中学生の部になると、前橋、高崎、桐生と、3つのラグビースクールしか存在せず、中学でもラグビーを続けたければ、伊勢崎や渋川、館林、東毛(太田・大泉地区)の子供たちは、高崎・前橋・桐生のいずれかに混ざらなければなりません。少し前までは、桐生にも中学生のラグビースクールは存在せず、桐生の子が高崎でプレーしていたなんてことも多かったのです。僕の高校時代の友人もそうでしたし、現在、我がワイルドナイツでプレーしている、霜村選手もそんな一人でした。 現在、小学生レベルでは、底辺で頑張るラグビースクールの指導者さん方の熱意や、タグラグビーの普及活動の成果もあり、少子化のわりには競技人口が地味に増えているラグビーですが、問題となっているのは、せっかく小学校で頑張っても、中学校の部活動としてラグビー部が無いため、学校では他の競技を選択しなければならないため、高校になってラグビー部に戻ってくる子供の割合が極端に少ないということです。昨年、県内のあるラグビー関係者に聞いた話しによると、その割合はわずか15%程度だというのです。もちろん、それまでラグビーに縁が無く、サッカー部や野球部に所属していたという子が、高校からラグビーを始めるということも少なくはないのですが、高校レベルでは競技人口の減少は深刻化しており、大会には数校が合同チームを結成して出場したり、15人制は出場できないから7人制しか出場しないという学校もあります。 話しが横道にそれてしまいましたが、とにかく、中学生レベルでラグビーを継続させる機会を多くしなければいけないということもあり、“次代を担う子供たちに、夢を持つことの素晴しさを伝える”というチームミッションのもと、地元群馬の小学校や中学校でタグラグビーを始め、ラグビーに触れる機会を創り出している我がワイルドナイツとしては、活動拠点に中学生の部がなければいけないだろう、どうせ作るならワイルドナイツのジュニアチームとしての位置付けになるようにと、今春入学の新中学校一年生を集め、活動を開始したのです。そして今日がその公式戦デビューとなったわけです。 非常に前置きが長くなりました。 “ラグビーを基点に、群馬のスポーツを応援する”をモットーにしている僕としては、それはもちろんワイルドナイツの選手が出場する代表戦も大事ですが(北川選手の2トライと知って少しの後悔はしてますよ、えぇ。)、子供たちの晴れの船出を優先したのです。 今日は非常に良い天気でした。絶好のラグビー日和。 あまり使われなくなったのか、サッカーラグビー場の芝も青々として、子供たちの怪我の心配も少なそうです。 この敷島杯は、中学校の各カテゴリーをA、B、Cと三つに分け、各組総当りで行います。つまり、Aが3年生主体のチーム、Bが2年生、Cが1年生というわけです。全員が新入生の東毛ワイルドナイツは、C組にのみ出場ということになり、A・B組が前橋、高崎、桐生の3チーム同士、C組がそこに東毛が入った4チームでの総当り戦ということになります。 僕は仕事もあって午後から駆けつけたのですが、到着した時には、東毛勢がナゼか沸きかえっていました。 繰り返しますが、今日がデビューの東毛ワイルドナイツ。もちろん、数ヶ月前まで小学生の部でラグビースクールに入っていた子供も在籍していますが、数週間前に始めてラグビーボールを触ったという子供も結構います。そんな混成チームなもので、指導者さんたちは、他の先輩チームに良い勝負が出来るなんて思っていなかったようです。なかには、『トライだって獲れやしないよ。』なんて呟いていた人もいたそうで…。 それが、デビュー戦の1試合目こそ大差で敗れたものの、しかし1トライを挙げ、そして僕が到着する直前に行われた2戦目では、ナント、前橋から10-7の僅差ながら、勝利したというのです。 いやー、戦力差がそのまま結果に現れ、番狂わせが起こり難い最もたる競技と言われているラグビーですが、今日は東毛ワイルドナイツの子供たちと、最後に行われたA組決勝戦で、勝負はやってみなければ分らないということと、子供の成長の速さというものを、見せられた日でした。 東毛ワイルドナイツのこの日最後の試合となったのは、高崎RS戦。高崎は前橋と並び伝統のあるラグビースクールで、全身黒のジャージは非常に強く見えて少年たちの憧れです。 話しは飛びますが、このブログでも何度か触れましたが、県内の少年ラグビーシーンには、“カインズカップ”という一大大会があります。年度末に行われるこの大会を目指して、少年たちは毎日切磋琢磨しています。 そのカインズカップに出場した6年生たちが、今回の敷島杯のC組に初見参するのですが、東毛ワイルドナイツの最終戦の相手である高崎RSは、先のカインズカップにおいて優勝の桐生レオ二スに次いで準優勝したチームが母体の強豪です。僕もこの高崎には、金井太陽クンという注目選手がいます。胸を借りるという意味では、充分な相手です。ところが、デビュー2戦目で早くも勝利した東毛は、勢いそのままにノビノビと高崎にぶつかっていきます。 試合前の東毛ワイルドナイツと他のスクールとの対比が、これまた面白かったんです。 中学3年生と比べると当たり前のことですが、他のスクールの1年生の 子達と比べても、体つきが違うんです。ラガーマンというよりは、柔道家、いや、相撲取り?メンバー20人のうちの半分がプロップかという立派な体躯。他のスクールの子供たちが試合と試合の合間に黙々とグラウンドの空きスペースを使って練習を繰り返しているなか、東毛の子供たちは皆で輪になって持ち寄ったお菓子を食べたり指導者であるコーチを茶化したりじゃれ合ったりしているのです。その様子はまるで遠足。まるで緊張感も無く、『次の試合、オレ出る!』なんて志願してるんですね。 そんな子達が、じつにノビノビと相手にぶつかっていくのです。 頻繁にノックオンしたり、キックオフのボールが取れなかったり、密集でボールが足元に転がっていると、どうして良いのかわからなかったりと、荒っぽいところは多々あるんです。 ただ戦略を徹底できない分、愚直に前へ前へとボールを運んでいきます。そしてその重戦車が基点となって、経験のあるバックスが抜いていきます。 獲ったら獲られる、獲られたら獲り返すで大接戦。特にこれまで柔道をやっていて、本当に本日がデビュー戦の子がいきなりトライを挙げる大活躍。最後は大逆転のトライを東毛が挙げて、19-17でなんと強豪高崎を破る大金星を飾りました。
東毛ワイルドナイツは、デビューをC組準優勝で終えました。 C組(中学1年生の部)優勝は、桐生シルクス。 この桐生シルクス1年生チームには、先のカインズカップで大活躍した注目の選手、鹿野クンがいます。小学生総体での彼のプレーを見て、僕は彼に注目しているのですが、県内のラグビー関係者の間でも彼は注目されています。今日も彼はキレた動きをしていました。 体力的に2年生や3年生のチームに混ざることは困難だとは思うのですが、同じ歳のレベルは超えていると思います。 この日最後に行われた試合は、A組最終戦、事実上の決勝戦である桐生シルクス×前橋RS。 大方の予想では、シルクス断然有利とみられていました。 予想に違わずシルクスの選手たちは身体も大きく、自信に溢れていました。個々のタレントで頭ひとつ出ているシルクスは、評判どおり前半を有利に運びます。
11番の長身WTBの選手にボールを集めてゲインをきっていきます。 下馬評どおりシルクスが点差を広げるかと思われたのですが、前橋が食い下がります。 この日の前橋は、主将の小池クンを中心に、気迫を前面に出し、粘り強いディフェンスで一歩も譲りませんでした。
前橋には、こちらも僕が注目している選手がいます。 一昨年のカインズカップで前橋の優勝の立役者となった、黒崎クンです。彼のキックとゲームメイクは非凡なものがあります。 また、小学生の時は渋川でプレーしていた藤村クンです。 彼らはまだ2年生で、一つ上の代で出場していたのに驚いたのですが、上級生とも遜色なくプレーしている様を見て、更に驚きました。 写真の選手が黒崎クンです。 後半に入ると、大半の時間帯は桐生陣内でゲームが運びました。 少し残念だったのは、苦戦する桐生がなんとか苦境を脱しようと、11番のWTBにボールを集めようとし、前橋も気迫を出すあまりに個々がトイメンとの勝負にこだわりすぎてしまっているようで、個人プレーの応酬からミスが続いてしまったところです。 面白かったのは、先輩の雰囲気に一番影響されそうな、下級生である黒崎クンと藤村クンが逆に冷静でクレバーなプレーをみせていたことです。前へ前へ出て行く小池クン中心の前橋FW、小さい身体ながら最後尾のFBで状況判断している藤村クン。司令塔の黒崎クンの最後の駄目押しトライに繋がるトリック、ペナルティからタッチに蹴ると見せかけて隙をみて大きくゲインをきったプレーも周りの大人たちを唸らせました。 予想に反して38-21で前橋の勝利。そして同時にA組優勝を決めました。
ENTRYの取材で追っていた選手たちが、時を隔ててもまた活躍している姿を観るのは、非常に楽しかったです。 彼らのような地元出身の選手がもしワイルドナイツで活躍するようになったら良いんですけどね。
posted by みのる |18:52 |
少年ラグビー |
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ところが、デビュー2戦目で早くも勝利した東毛は、勢いそのままにノビノビと高崎にぶつかっていきます。
試合前の東毛ワイルドナイツと他のスクールとの対比が、これまた面白かったんです。
中学3年生と比べると当たり前のことですが、他のスクールの1年生の
子達と比べても、体つきが違うんです。ラガーマンというよりは、柔道家、いや、相撲取り?メンバー20人のうちの半分がプロップかという立派な体躯。他のスクールの子供たちが試合と試合の合間に黙々とグラウンドの空きスペースを使って練習を繰り返しているなか、東毛の子供たちは皆で輪になって持ち寄ったお菓子を食べたり指導者であるコーチを茶化したりじゃれ合ったりしているのです。その様子はまるで遠足。まるで緊張感も無く、『次の試合、オレ出る!』なんて志願してるんですね。
そんな子達が、じつにノビノビと相手にぶつかっていくのです。
頻繁にノックオンしたり、キックオフのボールが取れなかったり、密集でボールが足元に転がっていると、どうして良いのかわからなかったりと、荒っぽいところは多々あるんです。
ただ戦略を徹底できない分、愚直に前へ前へとボールを運んでいきます。そしてその重戦車が基点となって、経験のあるバックスが抜いていきます。
獲ったら獲られる、獲られたら獲り返すで大接戦。特にこれまで柔道をやっていて、本当に本日がデビュー戦の子がいきなりトライを挙げる大活躍。最後は大逆転のトライを東毛が挙げて、19-17でなんと強豪高崎を破る大金星を飾りました。
東毛ワイルドナイツは、デビューをC組準優勝で終えました。
C組(中学1年生の部)優勝は、桐生シルクス。
この桐生シルクス1年生チームには、先のカインズカップで大活躍した注目の選手、鹿野クンがいます。小学生総体での彼のプレーを見て、僕は彼に注目しているのですが、県内のラグビー関係者の間でも彼は注目されています。今日も彼はキレた動きをしていました。
体力的に2年生や3年生のチームに混ざることは困難だとは思うのですが、同じ歳のレベルは超えていると思います。
この日最後に行われた試合は、A組最終戦、事実上の決勝戦である桐生シルクス×前橋RS。
大方の予想では、シルクス断然有利とみられていました。
予想に違わずシルクスの選手たちは身体も大きく、自信に溢れていました。個々のタレントで頭ひとつ出ているシルクスは、評判どおり前半を有利に運びます。
11番の長身WTBの選手にボールを集めてゲインをきっていきます。
下馬評どおりシルクスが点差を広げるかと思われたのですが、前橋が食い下がります。
この日の前橋は、主将の小池クンを中心に、気迫を前面に出し、粘り強いディフェンスで一歩も譲りませんでした。
前橋には、こちらも僕が注目している選手がいます。
一昨年のカインズカップで前橋の優勝の立役者となった、黒崎クンです。彼のキックとゲームメイクは非凡なものがあります。
また、小学生の時は渋川でプレーしていた藤村クンです。
彼らはまだ2年生で、一つ上の代で出場していたのに驚いたのですが、上級生とも遜色なくプレーしている様を見て、更に驚きました。
写真の選手が黒崎クンです。
後半に入ると、大半の時間帯は桐生陣内でゲームが運びました。
少し残念だったのは、苦戦する桐生がなんとか苦境を脱しようと、11番のWTBにボールを集めようとし、前橋も気迫を出すあまりに個々がトイメンとの勝負にこだわりすぎてしまっているようで、個人プレーの応酬からミスが続いてしまったところです。
面白かったのは、先輩の雰囲気に一番影響されそうな、下級生である黒崎クンと藤村クンが逆に冷静でクレバーなプレーをみせていたことです。前へ前へ出て行く小池クン中心の前橋FW、小さい身体ながら最後尾のFBで状況判断している藤村クン。司令塔の黒崎クンの最後の駄目押しトライに繋がるトリック、ペナルティからタッチに蹴ると見せかけて隙をみて大きくゲインをきったプレーも周りの大人たちを唸らせました。
予想に反して38-21で前橋の勝利。そして同時にA組優勝を決めました。
ENTRYの取材で追っていた選手たちが、時を隔ててもまた活躍している姿を観るのは、非常に楽しかったです。
彼らのような地元出身の選手がもしワイルドナイツで活躍するようになったら良いんですけどね。
いちおう、写真のことやブログのことはお店の人には断ったものの、他のお客さんに迷惑にならないようにと慌てて撮ったため、ブレてます。
伺った時間はちょうどスーパー14クルセイダーズ×ハリケーンズの放送もやっていて、ベストタイミング。大型モニターにはチャンピオンズリーグ、リバプール×PSV。
サンドイッチを食べながら観戦。
普段は『Limapuluh南青山』というカフェであるため、期間限定オープンとはいえ料理も本格的。写真は食べかけでスイマセン。
オープンテラスで居心地はホントに良いですよ。
場所は表参道駅と外苑前の間、246沿いなので分かりやすいと思います。秩父宮の帰りとかにどうでしょう。僕も帰りは外苑駅まで歩いたんですがちょうど良い距離です。
ちょっとノンビリとしたところで、次に向かった場所は、有明コロシアム。
外苑駅に向かう途中でチラッと秩父宮が見えましたが、『明日だったらココなのにな~。』なんて思いながら秩父宮を素通りしました。
有明でなにがあるかというと、バスケです。
↑コレ全部、入場時にサンプリングしていたものです。
観客全員に、コレ全部くれたんですよ。
マッチデープログラムにフリーペーパーにカップヌードルの新商品…。
決してモノを貰ったから褒めるってわけではないんですが、会場案内とかグッズやフードなど、不十分な点はあるものの、なんとか盛り上げようという気概は感じられるわけです。
2時間も前に着いて途方に暮れているはずが、すでにスタジアムDJというんですかね、DJが前説して必死に会場を暖めてるんです。子供たちをコートに上げてシュート合戦みたいなアトラクションをやってるし。
試合時間1時間前になると、段々とゲームを迎える態勢が出来てきます。
両チームのチアリーディング合戦や、ダンスユニットのオープニングセレモニーでゲームへの期待感が溢れてきたところで選手入場です。
一連のイベントに全て音と光の演出に溢れています。チアリーディングの際にはスモークまで出てきました。
群馬に帰って仕事があるので、セミファイナルの1試合しか観ることが出来なかったのですが、昨年の覇者・大阪エベッサが登場ということで、赤と黒を纏ったファン(ブースター)がゴール裏(って言うのかな?)に陣取って大きな声援を送り続けていました。対するのはリーグ戦4位の大分ヒートデビルズ。戦前の予想を見ると、エベッサ断然有利という感じでしたが、ゲームはチームにそんな空気が移ったのか、序盤のエベッサは調子が出ません。第1クォーター5分までエベッサ0点。バスケを知らない僕にも、エベッサの不用意なミスが見て取れ、せっかくのシュートもリングに嫌われたりと、調子が出ていない様子。勢いとかみると、大分が完全に圧しているのですが、得点を見ると案外点差は開いていない。点差以上に大分がゲームを握っていると見るのか、それとも状態が悪いのに点差が開かないエベッサの底力と見るのか…。
大分はアンディ・エリスを中心に、エベッサブースター以外の観客を全て味方につける大健闘。第2Qでエベッサに逆転されるも、第3Qで再び逆転。勝負は第4Qの10分間に持ち越されました。
しかし第4Q2分で再びエベッサが逆転。そこからさすがディフェンディングチャンピオンというゲーム運びで、一気に点差を広げ、5分までに7点差をつけました。
ダメかなと思ったのですが、大分も諦めず残り1分というところで、アンディ・エリスのリバウンドからのダンクシュートで65-63と試合を全く解らなくしてしまいました。
思わぬ試合展開で会場のボルテージは最高潮。
しかし、大分の反撃はここまで。69-63で大阪エベッサが2年続けてファイナルへ駒を進めました。
ヤバイですね。バスケ観戦2戦ですが、ハマリつつあります。
よく観戦する野球、サッカー、ラグビーに比べ、スピード感と盛り上がりどころがバスケは多く、エンターテイメント性も高いと思います。なんというんでしょう、ファンがスタンドで騒ぐ以外、主催者側があんなに騒ぐ(いや、盛り上げる)競技はないと思います。
また、驚いたのは、観客に子供連れの家族と女性が多いことです。
子供も女の子が意外と多いのですよ。これはミニバスの関係ですかね。
そしてその女の子たちにチアダンスがウケる。観客席で小さい女の子が一緒に踊ってるわけですよ。
野球の外野席でラッパに合わせてメガホンを叩くのと、サッカーのゴール裏で跳ね続けるのと、そしてワンカップを片手に押し黙るのとまた違う楽しみ方なんですね。
トップリーグチーム関係者に、一度bjリーグを観戦することをお勧めしたい。観客数をみて馬鹿にするものではないと思う。もし、トップリーグが独自運営になるんだとしたら、あの一体感は見ておくべきです。
1~2年生の部の代表戦決勝を前にして、彼は緊張もあり、憧れのワイルドナイツの選手にすがるように打ち明けたそうです。
ちょうど彼の差し出す色紙を手にしたのは、田邊選手。
コワモテ(失礼)の田邊選手ですが、緊張の一戦を前にしたその少年に、『がんばれよ。』と声を掛けたそうです。
トップリーガーから直々に声を掛けられたんだから百人力とばかりに、その少年、『ガンバリマスから応援して下さい。』と懇願したそうです。
オフとは言え、なかなか忙しいメンバーは、その後もちょうど別の用事もあり、サイン会が終わったらすぐに太田に戻らなければいけないスケジュールだったそうです。
少年の望みは叶えられそうになかったのですが、そこで田邊選手が『残ってあげましょうよ。』と訴えたそうです。
後のスケジュールもどうしても崩すわけにはいかないものだったようですが、なんとか田邊選手だけ残るという事をチームから了承してもらったそうです。
”憧れのトップリーガーが僕たちを応援してくれる”
彼は頑張ったようです。いつにも増して、彼の持ち味のタックルを、この2年間、彼らの前にライバルとして立ちはだかり、先の小学生総体でやっとのことで打ち負かした強敵を前に、当日の強風もなにするものぞと立ち向かいました。
しかし、彼のチームは残念ながら敗れてしまいました。
一番勝ちたい試合に、ライバルにリベンジされてしまったのです。
泣きじゃくる彼ら。
2年生ながらに男の子です。
試合後、涙ながらに応援してくれた田邊選手に皆で挨拶に行き、『せっかく応援してくれたのに勝てませんでした。ゴメンなさい。』と謝りました。
泣きじゃくる少年たちを前に田邊選手は、『悔しいだろうけど、ここでラグビー辞めちゃいけない。これからも頑張るんだぞ。』と声を掛けたそうです。
彼らの心には、この田邊選手の言葉が、強く刻まれたようです。
父兄さんはそう報告してくれました。
少年の間では、田邊株急上昇のもようです。
石川安彦選手
彼との出会いは、彼が高校3年生の時。
もっとも、会ったとは正確ではなく、僕はスタンド、石川選手は国立のピッチ。
日本選手権決勝の前座試合として行われた高校東西対抗。
農大二高出身の天才プレーヤー・速水直樹を観に行った僕の目を奪ったのは、日川高校のWTB石川安彦だった。
WTBなのにFWプレーヤーばりに倒れないその走りを見た時、数年前、同じく東西対抗で農大二高のPR丸山智弘を観に行って、城北高校なんて無名の高校から参加していたWTBを観た時以来の衝撃を受けた。
それからというもの、速水と同じ早稲田に進んだ彼を、むしろ速水よりも注目するようになり、期待をした。
東芝府中に進んだ彼が、我が三洋電機に入ってくれると聞いた時には、その前年に訪れた、吉田義人&ウォルター・リトル入部同様、小躍りしたものです。
しかし、怪我もあってか、吉田&リトル同様、期待した程活躍の場を与えられなかった印象です。
2006-2007シーズンの彼は、WTBというプレーヤーの姿よりも、先生としての姿が印象に残っています。
速水選手同様、大きな怪我さえなければ…。
地域の小・中学校でタグラグビーを教えている姿は、生徒に大人気なお兄ちゃん先生。
初めての試みだった、ザスパ草津とのコラボイベント、コカコーラ戦前のラグビー&サッカー体験会は、彼の仕切りがあって成功したと言っても良いでしょう。
佐藤久芳選手
ベビーフェイスな彼なので気が付かなかったのですが、現役選手で最も古い入部だった選手です。
シナリ・ラトゥさんが主将を務めていた頃、シオネ・ラトゥが1年先輩と書けば、三洋を長く支えてくれていた事がなんとなく解るのではないでしょうか?
昨今のワイルドナイツでは、絶対的なスクラムハーフ・池田渉選手が君臨しているため、なかなか公式戦での活躍のイメージがわきませんが、2006-2007シーズンで強く印象に残っているのは、石川選手同様、やはりコカコーラ戦でのイベント。
ザスパサポーターの少女たちの一番人気は、”チャラさん”でした。
垣渕泰志選手
古くはWTB木川徹、昨年まで在籍した佐藤明善選手(現三菱重工相模原)、大ベテラン・CTB古賀淳選手同様、”野武士軍団らしい大学”山梨学院大学から入部した選手。
三洋電機において伝統的に最もレギュラー獲得が困難なポジションであるFW第3列でしのぎをけずっていたため、なかなか公式戦での出場チャンスに恵まれなかったものの、TMなどでは激しいディフェンスに目を奪われました。ヘッドキャップかぶってプレーしているところを多く観ていたため、『あの激しい選手は誰なんだろう?』と思うところが多く、ヘッドキャップをとったところで『あ~、垣渕選手~。』と妙に納得してしまうのでした。
堀井昭宏選手
静かなる闘士。
昨シーズン、チーム関係者から最も復活を待ち望まれた選手のひとりでしょう。
普段の穏やかで物静かな面影とは裏腹な激しいプレー、この人の陰と陽をもう一度観たかった。
ガリー・ワレスコーチと別メニューで調整する姿が常に印象に残っています。
セコム戦でいよいよ復帰と嬉しく思ったのですが、まるで幻を見たように一瞬の輝きでした。
最終戦の東芝戦、奥様とお子さん(たぶん)と一緒に観戦している姿をみて、『もしかして、これが最後なのかな』とふと寂しく思いました。
サミュ
説明不要のペネトレーター。
2005-2006シーズンリーグ戦2位の大躍進は、彼のチカラによるところが大きい。
期待していただけに、怪我もあったんだろうけど、今年のサミュの不調は正直、ガッカリだった。
酷い言い方を思い切ってすれば、MS杯、日本選手権進出を逃した戦犯のひとりだと思う。
まぁ毎日グラウンドやクラブハウスにいたわけじゃないんで、滅多なことも言えないけど、『練習してるのかな?』と疑ってしまう取り組み姿勢に感じた。
それでも彼はブラウニーと並んで我々ファンに希望を与えてくれたプレーヤーだ。ありがとう。
個人的にここ数年のベストトライだと思っている、2005-2006シーズンの太田での東芝戦、これが今のワイルドナイツのスタイルだと決定付けた、前半25分のトライ。自陣深くからカウンターを狙って切り返した池田渉選手、角濱選手のビッグゲイン、山内選手の八双飛び、最後は東芝の選手を3人弾き飛ばしたあのトライは、絶対に忘れません。
敵になったら怖いな~。
赤井大介選手
今シーズン、最も頑張った選手でしょう。
あなたの気持ちを前面に出すプレースタイルは、我々ファンが久しく忘れ、されど待ち望んでいた”野武士”そのものです。
怪我に泣かされた2005-2006シーズン、大躍進のワイルドナイツにあって、誰よりも悔しさを感じていたことでしょうね。
少ないチャンスをしっかりと掴んだのは見事でした。
海外でのプレー、頑張ってください。また帰ってきてくれたら嬉しいです。
そして、
佐藤剛選手
てっきり今シーズンにレギュラー復活をしてくれると思っていました。
ただの三洋ファンが、どっぷりとのめり込むようになったのは、貴方の責任なんですよ。
ENTRYの取材で、2005-2006シーズン躍進の原動力として、相馬選手、山田選手、福永昇三選手、堺田選手、そして剛選手の5人を取材させてもらったのが、全てのきっかけでした。
その取材で貴方は、真摯で謙虚に、そして力強く色々話してくれましたね。
そんな剛選手の人柄を知り、三洋贔屓にすっかり拍車がかかってしまったのです。
そして見事に日本代表選出。
異彩を放つ風貌(失礼)で、一躍エリサルド・ジャポンの寵児となりました。
気は優しくて力持ち、そのままの人柄で、怪我で試合に出られない時でも、いつもJP主将と共にチームテントに訪れては、我々ファンの期待の声に応えていましたよね。
以前に続けていた僕のブログに、最初にコメントをくれた選手も貴方でしたね。
『普段、直接ファンに言葉を発することはなかなか出来ずに残念に思っていたから。』という理由で、我々ファンに直接言葉を発してくれた。
2006-2007シーズン、ルーキーの飯島陽一選手が大奮闘しましたが、しかし、剛選手の存在感は、ワイルドナイツには必要だと感じていました。
残念です。ただただ残念です。
しかし、ツヨシファンとしては、日本代表でまたプレーを観られるチャンスがありそうで、半面、嬉しく思っています。
出来ることなら、今シーズン、ライバルチームで頑張る姿を観たいと願っています。
皆さん、お疲れ様でした。


