2008年07月16日

アンズちゃん

ホラニ龍コリニアシ選手が巻頭特集を飾った今月のラグビーマガジンは、色々な意味で我がワイルドナイツファンにとって必読な号でしょう。
ルーキーイヤーの苦悩や日本選手権の歓喜が散りばめられた特集記事はもちろん必読だけど(ノフォムリさんのことも出てくるしね)、角濱嘉彦、佐藤剛と、ワイルドナイツを離れたプレーヤーの特集もされていて興味深い。
僕のような三洋電機原理主義者からすれば、耳の痛い(ん?目の痛い?)ところもあり、少し胸がざわつくのだけれども、それでもかつてワイルドナイツを支えてくれた野武士を、どこでプレーしようと応援したい気持ちである。

そんなラグマガ8月号を読み進めていくと、ある記事に目が留まった。

『女子コルツ選手、決定』という小さなTOPICS。
「女子コルツ選手(高校2年生~22歳以下)」のセレクションの14名の合格者が発表されたということです。
U23世代の強化、要は次の女子日本代表を背負って立つ選手の選出ということですが、ここに見覚えのある名前が出ていたんです。

百武杏

アンズちゃんだ!

まぁ、そんなに僕は詳しく知っているということではないんだけど、群馬の女子ラグビーファンでもある僕は、アンズちゃんのプレーは何度か観ている。
ローズ杯、江戸川での交流会、高崎城ライオンズクラブ杯…。
いつも桐生のジャージで桐生BBSとして出場しているので、桐生RS出身だとばかり思っていたら、どうやら伊勢崎出身の娘だとか。
大体、PRやLOのポジションでプレーしていることが多いので、ボールを持って華麗に独走というシーンはあまり見られませんが、豊富な運動量でサポートプレーに頑張る姿をよく観ています。

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たしかこの↑娘ですよね、アンズちゃん。

他の合格者の所属先を見るとね、凄いんですよ。
世田谷レディースや日体大女子、釜利谷クラブ…。
全国でも女子ラグビーって言ったらココ!みたいなクラブばかりですよ。そのなかでひとり『伊勢崎高』ですからね。誇らしいです。

このアンズちゃんの他にも、昨年7人制の日本代表候補に挙がった前橋MLCのアイちゃん、全国女子ラグビーのジュニアのなんだかの(スイマセン、忘れました)大会でMVPを獲った高崎RCのモモコちゃん等々、まだ黎明期にある群馬の女子ラグビーにおいて、早くも全国的に名前が出てきてその後の成長が楽しみな選手が出てきています。

全国的に有名になったり、勝負ばかりがラグビーではありませんが、それでもやはりこうやって群馬から全国に名前が出てくると嬉しいものですよね。
今後ますます群馬の女子ラグビーが楽しみだし、頑張って欲しいです。



まぁでも、群馬女子のリーサルウェポンはこの娘ですけどね。

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2007年11月23日

かかぁ天下のディフェンスライン~女子ラグビー交流大会~

昨日は第20回女子ラグビー交流大会を観に、江戸川区陸上競技場に行っておりました。

この大会は今年で20回目になるようですが、1988年の日本女子ラグビーフットボール連盟設立の年にスタートした全国規模の交流会のようです。
この日も北海道から兵庫まで、チームばかりでなく個人参加も含め180人超の選手が参加し、また、大会準備から当日の会場手配、グラウンド準備、進行、片付けまで全てを実行委員会がプレーヤーと兼務しながら行なっているそうで、これは第1回開催の時から変わることなく受け継がれているということです。

試合は朝9:30から行われていたようですが、我が群馬県から参加している選手たちが行う最初の試合は午前11時過ぎからでしたので、僕は11時ギリギリに会場入りしました。
いや~、連休初日の快晴とあってか、高速道路が超混み!
江戸川陸上競技場は、首都高湾岸線で東京ディズニーランドや葛西臨海公園の通り道とあって、休日ともなるとディズニーランド渋滞が起こる悪名高き場所に位置しています。いちおう、覚悟の上で早めに家を出たのですが、想像以上に都内からは混んでいました。関越は逆側の下り車線が凄いことになっていましたが…。

いつもの通りギリギリで、焦って会場に入ったところ、森喜朗前総理(日本ラグビーフットボール協会会長)や元日本代表監督の萩本光威さん、ラグビージャーナリストの村上晃一さんがいた。
萩本さんと村上さんは、昼のお楽しみ企画のトークショーのゲストでした。

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村上さん、カメラを向けるとさりげなく目線をくれる。さすが慣れてるな~。


僕が観た最初の試合は、昼のお楽しみショーの太鼓の演奏とトークショーの前に行われた、午前中最後の試合、江戸川区レディース&釜利谷クラブ×京都ウィメンズ&個人参加者でした。

この京都ウィメンズチームには、個人参加選手として、桐生ラグビースクール出身(スイマセン、伊勢崎でしたか?)の高校生、アンズちゃんが出場しているのです。
ただ一人で、おそらく全然面識の無い人たちのチームに混ざるというのだから凄いです。

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ボールを持っている娘がアンズちゃんです。
そしてこのアンズちゃん、何が凄いかって、この試合出場後、群馬選抜チーム2試合、その後また個人参加として京都ウィメンズと、立て続けに4試合出続けたことです。
若いとはいえ驚異的なスタミナです。
スタンドから群馬チームの女子たちがアンズちゃんに声援を送っていましたが、聞こえたでしょうか。


さてさて、この日我が群馬県から参加した女性陣は、前橋RSレディースチームMLC、高崎RCオリーブ、桐生RS・BBSが、初の合同チームとなり、またこれも初ですが、15人制を戦うという、初めてづくしの記念大会となりました。
この女子ラグビー交流会には、前橋が3年ぶり、桐生は過去個人的に参加ということで、これほどきちんとしたカタチで参加するのはなかったようです。先日のローズ杯の成功もそうですが、急激に群馬県の女子ラグビーが発展しそうですよ。
監督の平井さんも先日、FM群馬のスポーツ番組『エナジスタ』で、熱く女子ラグビーを語っていましたよね。
そんな時を一緒に観られるのは、とても幸せなことだと感じます。

なんせ群馬のレディスチームには、僕のお気に入り選手がいますからね。
今日もちゃんと出場してましたよ。


それではその試合です。

群馬県は、前述のように前橋・高崎・桐生が合同選抜チームとなり、『エンジョイメントの部』というカテゴリーで2試合ゲームを行いました。
1試合目は八戸レディース&世田谷レディース&個人参加者の合同チームとの対戦。

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僕のお気に入りの選手はこの2人。アイちゃんとエリカちゃん。(だんだんと名前が分かってきた。)
このブログでたびたび出ているのですが、本当は3人娘で、もう一人一番若い中学生の選手がいるのですが、この交流大会は中学生は出場出来ないようで、今日はいませんでした。
僕は前橋在住なんで、ちょっと前橋MLSに肩入れ気味です、ゴメンナサイ。


初めての15人制ということもあってか、また、前橋・高崎・桐生と、普段はライバル関係にある同士からか、ちょっと勝手が違うようで、なかなか連携が難しそうでしたね。おそらく、チームとして合わせての練習はしていないでしょうから仕方ないと思いますね。
SHに入ったアイちゃんが再三、スクラムサイドやペナルティから突破を図りますが、ちょっと単発に終わってしまいます。
普段の9人制だとFWとBKも一緒な感覚で、アイちゃんのフォローにもすぐにBKが入ってそのまま抜け出してトライという場面も多くありますが、今日はなかなかそんな場面は観られませんでした。
また、まだまだパスのスキルは正直に言ってあまり高くないですから、なかなか良い形でBKに展開するという場面はみられず、おそらく選手本人たちも苦労したと思います。


前橋の3人娘のことばかりを書くと、『また若い娘ばかり!』と、よくお叱りを受けるのですが、今日はどちらかというと(う~ん、なんて表現していいんだ?)、先輩選手のディフェンス力が光りました。

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特に写真真ん中の選手、分かりますかね?青いキャップを被っている選手なんですが、岡田さんという選手ですね。彼女の仕事ぶりは、本当に感心しました。
前回のローズ杯の時にも少し書かせてもらったのですが、その時にはお名前が判らずにいたのですが、この日は試合前から注目して、名前とポジションをアタマに叩き込みました。
じつは僕は、前橋の3人娘が暴れられるのは、このような地味(失礼)な仕事をする先輩選手がいるからだと思ってます。
この日も岡田選手は、密集ではもみくちゃにされ、ボールキャリアの後ろには必ず控えてと、絶えず何かしらのカタチで絡んでいました。

それが良いカタチとなって表れます。

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トライです。
アイちゃんの強さで持っていったゴール前のこぼれ球を押し込んだ岡田さんのトライですが、ご本人は試合後にみんなの祝福に、「アイちゃんからのごっつぁんトライ。」なんて謙虚に答えていましたが、そんなことはないと思います。他の写真を見ても解るのですが、彼女はディフェンスでもアタックでも絶えず絡んでいるため、ボールを持って真ん中で写っている写真は非常に少ないのですが、写っている割り合いは非常に高いのです。ピントが合ってるかどうかは別なのですが…。
この日はFWとBKの連携がまだとれていませんので、どうしてもFW中心のアタックに終始してしまいましたが、そのなかでもぺネトレート役のアイちゃんが孤立しそうな場面も多かったのですが、岡田さんはじめ群馬FWの先輩選手が必死にフォローしていたのが目に映りました。

その姿は、2試合目の上磯ラガーバンビ(北海道)&リバティーフィールズ(東京)戦で顕著になりました。

2試合目のチームは強かったですね。
もう動きがというか、ボールを持って走るというだけの姿勢がもう、我が群馬の選手と違っていました。
おそらく、ピッチにいた選手たちが一番そのプレッシャーを感じたと思いますが、終始劣勢で、貴重なマイボールスクラムもターンオーバーされるなど、ディフェンスにかかる時間が圧倒的に多かったです。

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しかし、群馬はFWを中心によく頑張りました。必死のディフェンスで喰い止め、この日の2試合ともノートライに抑えました。
評価したいのは、2試合とも1本ずつ、絶体絶命のシーンがあったんです。1試合目は自陣でモールからBKへパスを出した時にインターセプト。2試合目もディフェンスが綺麗に抜かれていずれも独走状態。両方とも僕は完全にトライを覚悟したのですが、群馬ディフェンスは諦めずに追って行って、なんとトライ直前で背後からのタックルで喰い止めたんですね。
このプレーはもしかしたら、日本の男子にはないプレーかもしれません。いや、かかぁ天下の群馬女性ならではのプレーでしょうか?

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どんなカタチでもとにかく止める!というようなタックルを度々見ることができました。(ネックタックルやハイタックルの反則をいくつかとられていたのは残念です。要練習です。)

群馬の2試合の後、相手チーム同士が最後に試合をし、結構トライが出ていましたから、群馬の皆さんは課題も多くまだまだかもしれませんが、ノートライに抑えたディフェンスはちょっと自信持って良いんじゃないでしょうか?
FWは高崎オリーブの選手が多かったのかな?高崎にもFWとBKに若い選手がいましたね。BKの展開力をもっと観たかったけど、次回の楽しみにしておきます。

どうしてもトライを期待してラグビーを観る事が多いので、運動量豊富でサイズに恵まれた若い選手に注目してしまうのが僕の悪いクセなのですが、この日はちょっと考えさせられました。
ディフェンスの中心で痛い仕事をしているのは先輩選手が多いし、プレーヤーとしてばかりではなく、この日は前橋・高崎・桐生とも、試合に出ずにサポートとして付いて来ている選手もいらっしゃいました。おそらくローズ杯などは、逆にこういった方や先輩選手たちが中心となって裏方として頑張っているのだと思います。
競技の強さということでは、これからもスクール出身者の娘を中心に、若い世代が入ってきて欲しいですが、やはり、プレーヤーとしてばかりではなく、お子さんもを持ったお母さん方も入ってきて欲しいですね。
子供がプレーヤーということは、応援したい気持ち、ラグビーを理解したい気持ちは、若いプレーヤーよりも強いんじゃないかと思います。そして、日頃の鬱憤を晴らすためにも、女子ラグビーはうってつけですよ。(ますます群馬のオトコは弱くなっていきますが…。)



初めての15人制で、合同チームの群馬連合として戦った2試合、観ている方も楽しませて貰いましたが、プレーをした選手たちは本当に楽しかったようですね。
これも女子チームの良い所だと思いますが、終わった後はワイワイと話しが弾んでました。誰もが笑顔で『楽しかった』を連呼していて、その姿を見ていると、こちらもまた嬉しくなってしまうのです。
賞がかかった緊迫した試合ももちろん良いのですが、こうした交流大会は非常に楽しいですね。ラグビー本来の姿ではないでしょうか?
昼のトークショーで、ある選手が「ラグビーを長く続けるにはどうしたらいいんでしょうか?」という質問をし、萩本さんがシンプルに「今ラグビーは好きですか?その気持ちを変わらず持ち続ければ続くんじゃないかな?」と答えてらしたのですが、今日の大会は、それを感じられる楽しいものだったのではないでしょうか。

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皆さん良い笑顔でしょ?

監督の平井さんもしきりに、「みんな良い顔。楽しそう。」とおっしゃっていて、嬉しそうでした。

みなさん、お疲れ様でした。飛び入りで取材させて貰いましたが、有難うございました。



P.S.
僕のイチオシプレーヤー・アイちゃん。
ローズ杯では自身のプレーに納得いかず、ギャーギャー泣いてましたが、今日は「楽しかった~!」と笑顔が弾けてました。
「どうだった?」と感想を聞いたら、「楽しかった!今日は泣かないですから!でも、アゴが痛い。」と笑っていました。

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岡田さんの後ろで、アゴをおさえる様子が、しっかり写ってましたよ。
ホント、面白い娘です。




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posted by みのる |18:15 | 女子ラグビー | コメント(4) | トラックバック(1)
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2007年10月28日

群馬レディスラグビー・ローズ杯

本日は、第5回エルラグビー前橋市長杯(ローズカップ)が行われるということで、前橋敷島サッカーラグビー場にいました。

『エルラグビー』と聞いてもピンと来ないと思いますが、女子ラグビーのことですね。
群馬には、前橋、高崎、桐生に女子ラグビーチームがありますが、この3チームに新潟ゆきつばき、ラガーズ新発田嬢(埼玉と混合チーム)、ワセダレディースを向かえ、定期的に大会が開催されているのですが、今回はその5回目になります。

じつは僕はこのレディスラグビーを観るのはこれで3回目です。前回の2回は雑誌ENTRYの取材で訪れたのですが、偶然にもいずれも最初は桐生、次に高崎と初参加を観る機会に恵まれました。

以前の取材でお話しを伺いましたが、確か群馬でレディスラグビーが産声をあげたのは前橋からだったと思います。当時、ラグビースクールに通う子供たちの送り迎えや練習に付き添っていたお母さん方が、ラグビーについて子供たちともっとコミュニケーションをとりたいと悩んでいた時、手っ取り早いのはお母さんもラグビー経験者になることだと指導者さんにアドバイスを受け、それならばと子供たちの練習の合間に非公式に活動を始めたのがスタートだったと聞いています。
徐々にメンバーも増え、ただの練習だけだとやはり面白くないと、最初のうちはスクールの低学年の子供たちと練習試合をし、段々と自分たちのチカラを試したいと思うようになったのだけど、当時はレディスチームなど近くにはなく、新潟のチームに声を掛けて実現したのがこのローズ杯だったと記憶しています。その頃から活動の目的も、当初の子供とのコミュニケーションから、競技人口の底辺拡大と振興に変わってきました。そして大会も年々参加チーム数が増え、昨年から県内では桐生と高崎も加わりました。(間違っていたらゴメンナサイ。)


一年という時間の経過の大きさを、改めて感じる大会となりました。

昨年の大会は、チーム数は同じですが、河川敷のグラウンドで行われ、しかも少年用の狭いピッチで試合をしていたと思います。
それが今年は、群馬県ラグビーの聖地ともいえる敷島サッカーラグビー場という芝生の上。しかもフルコートで行われているんです。しかもしかも、レフリーには、群馬のトップレフリーである藤村さんを迎えていたんですよね。全てにおいてビックリです。

今日はじつは太田では、昨日のTL開幕戦に続き、サテライトリーグ・三洋電機ワイルドナイツ×ヤマハ発動機ジュビロが行われるということだったのですが、僕はこのローズ杯を選択しました。
自称・ワイルドナイツ原理主義者と称しているのに、レディスラグビーを優先するというのはどうなんだと、非難の声が挙がるのは必至ですが、理由は僕はオトコよりも女性の方が好きだからです。

半分冗談です。

いや、ENTRYで取材をしていましたので、継続的に観て行きたいというのが理由です。特にENTRYで桐生バーバリアンズのデビュー戦(前橋ミレニアムレディース×桐生、群馬7人制大会のエキシビションマッチ)を取材していますから、最初を観ちゃったらその後は気になります。

そして何より、僕は前橋の3人娘に注目しているのです。

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この娘たちです。
3人娘という呼称はとても古臭く、僕の歳が分かってしまうのでどうかと思いますが、まぁとりあえずそう呼んでおきましょう。

彼女たち(名前までは知りませんが)、特に最初の写真の子は、僕がレディスラグビーを初めて観たエキシビションマッチの際に、その突破力に目を奪われた子で、その後の活躍を観て行きたいと思っているのです。下の写真の2人も、最初の子とは違うタイプで、ランナーとしての魅力が沢山ある2人です。

この日もシードとして2回戦から登場した予選から3人とも大活躍。ますますこれから楽しみです。


さて、参加6チームのトーナメント方式で行われた今大会ですが、昨年度優勝チーム(と協会役員さんから伺いましたが、合ってますか?)で今年も優勝候補のワセダレディースと、こちらも優勝候補の前橋ミレニアムレディースはシードされ1回戦が免除。ラガーズ新発田嬢と埼玉レディースの合同チームと桐生バーバリアンズ、新潟ゆきつばきと高崎オリーブが1回戦を戦いました。

新発田&埼玉×桐生は、1試合目の緊張感があるのか膠着したゲーム展開。
人数の少ない埼玉レディースとの共同チームということもあり、連携が不安視される新発田&埼玉はFW戦に持ち込みたい。対する桐生は決定力のあるWTBにボールを廻したいところ。
ほぼ新発田&埼玉陣内でゲームが行われますが、桐生も決定打がなく進みます。
しかし、残り時間少なくなったところでやっと桐生のBKが走れるようになり、値千金のトライで1回戦を勝ち抜きました。


2試合目の高崎オリーブ×新潟ゆきつばきは、前半からゆきつばきの若いBK陣がトライを奪い試合を優位に運びます。
ゆきつばきの14番と57番の2人は非常に魅力あるプレーヤーでした。それに77番のFW、SHが若手BKに負けずにボールに絡み、高崎に勝利しました。
残り1プレイとなったところの14→57のパス回し、その後77番のドリブルからそのままトライゾーンに飛び込んで抑えたトライは、今日一番の歓声を受けました。


いよいよシードチーム登場の3試合目。
僕の個人的な注目カード、前橋×桐生です。

桐生には、話しに聞くところ、ラグビースクールで小学生時代を過ごしたプレーヤーが在籍しているそうです。今日はあまり時間がなくて試合後に話しを聞くこともなく帰ってきてしまったのですが、今度詳しく聞きたいところです。幼少からラグビースクールに男の子と混ざって活動し、中学生からレディスチームへ移り、いつか代表へ。そんなサクセスストーリーをこの目で見てみたいものです。

試合は序盤から僕の期待の3人娘が爆発。前半からその実力を如何なく発揮しました。
しかしこの試合で感じたことは、この若手3人を走らせるまで、他のメンバーが地道にお膳立てしていることです。特にこの試合で1番をつけていたPRの選手。ディフェンスではしつこいタックルに、密集では激しいボール争奪戦と、絶えずボールに絡む仕事振り。その働きはPRではなくFLのものでした。

劣勢の桐生も、なんとかBKにボールを廻したいところですが、なかなか思うとおりに試合を運ぶことが出来ません。後半もスクラムサイドを突いた前橋SH(写真1枚目の子)にトライを奪われてしまいます。しかし、桐生は諦めていませんでした。
5トライ(だったと思う)の大量リードで油断したのか、前橋の一瞬の隙を突き意地のトライを奪いました。

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「なんとか3位に入ったし、前橋から1トライ獲れたから、良しとしますよ。」と桐生BBSの指導者さんがおっしゃっていたのが印象に残ります。

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ワセダレディースとの3位決定戦途中で足を痛めて退場してしまいましたが、写真の桐生のWTBの選手はなかなか突破力のあるランナーでした。

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準決勝2試合目は、いよいよベールを脱ぐ優勝候補のワセダレディースと、1回戦で若手BKが爆発力をみせた新潟ゆきつばきの対戦。

ちょっとラグビーっぽく書くと、激しいブレイクダウンの攻防の末、最初のトライを決めたのはゆきつばき。
その後1回戦でも強さを見せた57番の子がトライでワセダよもやの大苦戦。
勢いに乗るゆきつばきは、ラインアウトのセットプレイから77番→14番と繋ぎトライと、非常に質の高いゲーム運び。
後半に入ってもゆきつばきは、その可憐なチーム名の音とは違った強さをみせて優勝候補ワセダを圧倒。決勝戦に駒を進めた。


前橋ミレニアムレディース×新潟ゆきつばきという、ローズ杯開催当時のオリジナルメンバー同志の対戦となった決勝戦、僕の予想では、1、2回戦を圧倒的な強さで勝ち進んだ、決定力のあるBKを揃えるゆきつばきが優位とみていました。

ところが、前橋はこの決勝を、ジャージを初戦のグレーから黒に代えて出てきました。この一戦に賭ける気持ちの現われか、それともただ単にゆきつばきもグレーで重なってしまうからか…。僕にとって見慣れているのは黒ですので、これが1stジャージだと思いますので、前者と思いたい…。
だとすると、試合前から入れ込む気持ち。どこかで観た覚えが…。
そうです。先日の中学生大会の前橋。その時に出ていた選手のお母さんも今日の前橋ミレニアムレディースにいたらしい。おぉ。

試合は、前橋がスクラムサイドを突いてトライと先制すると、ゆきつばきも同じくスクラムサイドを突きトライを返すという意地の張り合い。
しかし局地戦ばかりではなく、タッチキックを狙ったりと、なかなか質の高いプレーも。
5-7と一進一退で前半を終えます。

息をつけない前半から、後半に入ると、一気に試合が動きました。3人娘エンジン全開です。

後半3トライを奪って試合を決めました。

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この子はボールを持つとホントに楽しそうに走ります。不思議とディフェンスに捕まらないんですよね。

20-7で前橋の優勝となり幕を閉じました。
新潟ゆきつばきは、キープレーヤーのひとりだった57番の子が、準決勝で肩を痛めてしまったのが痛かったです。しかし、点差ほどチカラの差は無かったように思います。57番と14番の子の行く末も非常に興味が出てしまいました。

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全ての試合を観て、昨年よりもメンバーが増えたんじゃないかと感じ、また、競技レベルも格段にアップしていると思いました。

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なかにはこんな、ジャパンラグビーが忘れかけている勇気あるプレーも観られ、なかなか侮れません。

そして驚いたことが一つ。

最初の写真の子(アイちゃんといったかな?)、決勝のノーサイドのホイッスルと同時に顔を伏せて座り込んじゃったんですね。
僕は遠くからレンズ越しに見ていたので、はじめ怪我でもしたのかと思ったのですが、どうやらそうではなく、泣き崩れているようなんですね。
嬉し泣きなんだろうなぁ、ラグビーをやって男勝りのようだけどカワイイよな~、なんて僕は微笑ましく眺めていたんです。
んがっしかし!表彰式を終えてまだ泣き止まないアイちゃんが、指導者さんに色々声を掛けられているのを盗み聞きすると、どうやら嬉し泣きなんかじゃなかった!

どうやら自分のプレーに全く納得いかないということで泣きじゃくっているようでした。

ますますこの後が楽しみな娘である。



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