2007年09月13日

W杯第2戦

終わらないJAPONコールとスタンディングオべーション。

ジャパン圧倒的不利の現地予想を他所に、ジャパンが世界で見せた初めての健闘。
2003Brave Blossomsも健闘と讃えられたが、どこかドン・キホーテが讃えられている扱いだった。
この一戦では、惜しい、もうちょっと、勝てたかもしれない。面白かった。という賞賛。
やっと日本が世界でも戦えるようだと気付いてもらった、W杯開始以来初の出来事だった。

勝利への渇望は、ジャパンの方が高かっただろう。インジュアリータイムの攻防までがそれを物語っている。
いつものジャパンであれば、FB有賀選手のハイパンのノックオンから、或いはSH矢富選手の負傷からキレて足が止まり、ズルズルと40-24あたりで負けていたと思う。
それが1トライで逆転可能な4点差、そして5分をも超えようとする敵陣ゴール前での猛攻まで持って行った、点数にしてみれば、たった1トライを防ぎ、逆にたった1トライ1ゴール7点を奪ったに過ぎないものだけれども、それはとてつもなく大きな進歩だったと思う。


僕は80分間祈った。
我がワイルドナイツから出場した相馬朋和とフィリップ・オライリーが、怪我なく80分間ベストの状態を保てるように。
彼らのジャパンに対する言動を考えると、無理をも厭わない覚悟があることは容易に想像がついたから。国歌斉唱の際の、涙をこらえられず昂ぶった相馬選手の表情が全てを物語る。
おそらく、J SPORTSで解説していた宮本監督も同じ気持ちだったに違いない。無事に戻って来てくれと。

特にプキ(=オライリー選手)は、昨シーズンからの長かった怪我から復帰後初の本格的な試合。僕の想像では、この一戦に間に合ったことが奇跡。プキの『日本代表として』プレーすることの想いの強さを思い知らされた時間だった。

入場シーンから、相馬選手の近くにプキがいることが微笑ましかった。
試合途中、負傷してピッチに倒れこみ、流血する相馬選手に、心配そうに歩み寄り、傍にたたずむ彼を見て、自分の状態もあるのになんて優しいオトコなんだと少し可笑しくなった。
心配を他所に、ボールに絡むと相変わらずのジャッカルに、プキが帰ってきたことを頼もしく思った。
良かった。本当に良かった。

相馬選手も夢の舞台でトライまで決めて。
彼の子供はまだ小さく、こんなに長く遠征に行ったきりだと、お父さんを忘れてしまっているのではないかと心配するが、トライの公式記録と映像で、いつか誰にも誇れるお父さんだと気付く時がきっと来るだろう。

まだ苦しい戦いは続くけど、ひとまずお疲れ様でした。


しかし悔やむ。
もう少し、もう少しで勝利を掴む事が出来た。
パスミスは心配だ。
そして、密集からの素早い球出しと速攻を、長くJKジャパンは日本のカタチと目指していたはずではなかったか?

そしてSH矢富選手。
ペナルティからの速攻で自らが持ち込むことが彼の持ち味であり、現地で高く評価されたのは解るが、SHに交代がいないあの場面で、フォローも手薄なところで、それをする必要があったのか?


posted by みのる |09:35 | ジャパン | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2007年09月09日

副作用


ジャパンのワールドカップ初戦は、3-91の完敗。

[[「Connolly said it was important to field his strongest team for the opening match.

"We had always planned to play our strongest team for our first two pool matches," said Connolly.」|http://www.rugbyworldcup.com/home/news/newsid=2003359.html#australia+full+strength+opener]]

「ユニホームの桜は何を語るか。正々堂々と戦えということである。敗れる場合には、美しく敗れろということである。武士の魂を象徴する桜は、美しく咲く花にあるのではなくて美しく散るところにあることを知らなければならない。」香山 蕃(著)ラグビー・フットボール


この2文が頭をグルグル回りながら、次回W杯出場と差別的なスケジュールという現実的な問題を考えたうえでの2勝という目標でそれに蓋をし、それでも、開幕戦のアルゼンチンをみて、わずかばかりの期待感を持って視たジャパン初戦。
想像通りの結果となった。

想像していなかったのは、大量点差になっても、怪我によるどうにもならないもの以外はメンバー交代しなかったこと。
ここまでJKが徹底するとは思っていなかった。
フィジー戦に向けて、ここまで徹底するのなら、91-3というスコアも致し方ないだろう。Brane Blossomsと讃えられる敗戦を目標にゲームを行うのであれば、他に戦い方もあるだろうが、予選プールでの勝利を至上命令にしているのであれば仕方ない。
軸のチームがあり、交代メンバーをふんだんに使う構成であれば、もっと失点を防ぐことは出来たかもしれないが、能力差がモロに結果に出る、ジャイアント・キリングが起こり難い競技で、世界2位のベストメンバーに、交代を認めない世界18位が、まともに善戦するなんて考えられない。チームを2つに分けたら必然的にメンバーが足りなくなる。大量点差の敗戦は、2チーム制の副作用だ。

全ては次のフィジー戦のため。
それも含めてジャパンの開幕戦だという気がする。

カーワン・ジャパンの評価はそれから。
というか、昨日の試合では、良いのか悪いのか全く分からなかった。
懸念であったSOも、ゲームメイクという機会は無に等しいし、得点力不足も、攻撃の機会が、押し込まれた際のカウンター以外に無かったので、評価のしようが無い。



それでも選手たちはよく戦ったと思う。
ネイサン・シャープ、ヴィッカーマン、ジョージ・スミス、グレーガン、ラーカム、トゥキリ、ギタウ、モートロック、アシュレイクーパー、レイサム…、夢のようなオールキャストに、深夜とはいえ地上波民放。
数ヶ月の訓練だけではどうにもならない現状だけれども、判官贔屓とはいえスタジアムにジャポンコールが沸いた。


個人的には、ただもう、北川選手が怪我なく戦ってくれるかだけを祈っていたのだけれども、少々驚かされた。
タックルミスは何度かあったものの、北川選手のディフェンスが格段に良くなってる。
クラシック・オールブラックス戦を現地で観て、外国人選手にはああまで通用しないのかと、これはジャパン召集は厳しいかと内心思っていたのだが、昨日は諦めていなかったと思う。

もう一度出場のチャンスはあるでしょう。
次はアタックでスピードをみせて欲しい。











posted by みのる |12:30 | ジャパン | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2007年05月05日

どうなの?香港戦


かなり時間が経ってしまいましたが、先日のリポビタンDチャレンジ2007アジア3カ国対抗第2戦、香港戦をDVDで観ました。

JKジャパン初戦の韓国戦が大きな驚きだっため、今回も大幅にメンバーを変更していることもあり、韓国戦とはまた違う驚きを得られるのではないかと期待しました。なにより、山本貢、相馬朋和、ルーク・トンプソン、霜村誠一、北川智規と、三洋絡みの選手が多く先発しますので、かれらのパフォーマンスに注目でした。


しかし、13トライを奪っての73-3というワンサイドゲームでしたが、『そんなに点差がついたの?』と思うような、フラストレーションの溜まるゲームだったと思います。

香港側に反則が多かったり、初戦の韓国戦に続き主審がゲームをコントロールできなかったりと、スピード感を阻害する要因はありましたが、しかし、ジャパンにも不用意なミスが多く、期待していたスピード感・継続性をあまり感じられませんでした。

今の韓国・香港とジャパンの実力差からいったら、相手からのプレッシャーは低く、自由にボールをコントロールできるはず。韓国戦の驚きが、当然といえば当然なのかもしれない。それが今回の香港戦は、低いプレッシャーの中、課題であるSHからの球出し、球捌きは遅く、フラットなパスはことごとく反則を取られたためか、なりを潜め、インパクトが強いWTB遠藤とは対照的な走りきるWTB北川を活かせないで終わった。


前エリサルド・ジャパンから比べると、その狙いは我々ファンに理解しやすいようになっています。だから文句を言うものではないんだけど、理解できそうな分、ファンって“もっともっと”と望むものですから、言ってしまうんです。
だって、バックスタンドで赤いアフロを被って声援を送っていた“赤くソマッタ”ファンたちに、お揃いのアフロで返したJKですから、我々ファンが望むことを叶えてくれちゃいそうじゃないですか。

この辺、日本でプレーしていただけあって、日本人の浪花節的なものをくすぐる術を知ってますよね。


ともかく、JKジャパンの真価を問うのはPNCから。次節CAB戦も一種お祭りのようなものなので、そうピリピリ観ないようにしなければ。




posted by みのる |12:11 | ジャパン | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加