2007年03月28日

Into The Future

折しも3月28日付の読売新聞に日本スケート連盟の不正経理事件で、裏金の受理が報じられました。

私は若い世代の選手および関係者には、競技だけでなく、社会やコミュニティとも積極的にかかわってほしいと願っています。もちろん、連盟のような組織で内部から改革を推進するような活動もするべきです。

例えば、ラグビーの平尾誠二氏(先頃、神戸製鋼総監督に復帰)は、組織改革、意識改革、新しいトレーニング手法の導入や大学院においてスポーツとコミュニティに関する勉強をし直し、NPO法人”SCIX"を立ち上げたりと古いシステムの改革に尽力してきています。また、マラソンの有森裕子氏(先般の東京マラソンで現役選手としては引退)も、国連人口基金親善大使を務めたり、NPO法人”ハート・オブ・ゴールド”の代表として、社会貢献をしています。

今回の連盟の不正経理事件は、伝統に縛られ硬直化した環境の中で起こるべくして起こったこととも取れます。

さらに競技者だけでなく、組織としてのステータスを上げることは、世界での発言権が増すことを意味します。
例えば、渡部絵美氏が今回アジア勢がメダルを独占したことを凄く讃えていらっしゃいますが、この結果を受けて欧米諸国は自分たちに有利な採点ルールに再度変える動きをする可能性もあります(まだ、変わって間もないので、すぐではなく次回オリンピック前とか)。私は、もともと現在の採点ルール改正は、4回転ジャンプや3回転半などの一芸に秀でただけで高得点が得られてしまうことに対する欧米の不満から実施されたと思っています。その思惑を打ち砕いて、この採点ルールをよく研究し尽くした荒川静香氏が金メダルを取ったことで、大きな流れが現在日本に呼び寄せられています。

F1レースやシンクロでも*****潰しのためにレギュレーションを変更することは良くあります。ここで重要なのは、そのこと自体を批判することではなく、日本もレギュレーションの策定に積極的に参加し、積極的に主張をすることです。もちろん、このことが大変難しいことはわかりますが、旧システムの団体関係者ならいざしらず、今の若い世代ならば可能なはずです。
これも良い例ですが、サッカーの2004年アジアカップ準々決勝対ヨルダン戦のPK戦で、宮本選手が審判にエンドの変更を主張して、それが受け入れられてPKの流れが変わり日本が勝利を収めたシーンがありましたが、こういうことを大勢の人が見ている前で、それも一番重要な場面で、さらに英語で堂々と行えることがこれからのスポーツ選手および若い人たちに大変必要な素養だと考えます。
幸い、今の選手たちは外国人コーチと英語でコミュニケーションを取ることに抵抗感はないようですので、是非、荒川静香氏、本田武史氏を始め、現役選手(特に男子選手)の方々には、社会とのかかわりにも目を向けて、パイオニアとなって頂きたいと感じています。

また、メディアとのかかわりでは、例えば水泳の北島選手は、接点の取り方が大変上手だと思いますし、現在開催中の世界水泳でのコメントを聞いても、聞く人を意識しながら、自分の素直な感情も表現した大変すばらしい内容だと関心しています。所属事務所(中田英寿氏杉山愛選手等々と同じ)の影響もあるかと思いますが、こういう周りのブレーンも含めて超一流選手となる必要条件です。

小泉元首相のように、自らが所属する”自民党”を破壊すると公言して世論の支持を得たように、”創造的破壊”の精神で、フィギュアの世界でも、オープンでフレッキシブルな環境を是非構築して発展することを切に感じずにはおれません。

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posted by 沢村大和 |11:11 | 余談 | トラックバック(0)
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