2007年01月23日

スポーツと仕事の両立

昨日は、パソナスポーツメイト主催のビジネスアスリートセミナーでゲストスピーカーとして講演を行いました。

セミナーは、スポーツとキャリアの両立を考えている社会人や大学生を対象に、私のJリーガーから経営者になるまでのキャリアトランジションを中心に話しました。

ちなみに、私のキャリアトランジションは、大学→プロ→アマ(社会人)→個人事業主→会社経営と元Jリーガーの中でもユニークなキャリアを持っていると自負しています。

さて、「スポーツと仕事の両立」というテーマについて、まず「自分の役割を理解する」という作業がとても大切だと私は考えています。

例えば、サッカーしか自分の役割を知らなかったら、自分の役割を失う恐怖心から競技にマイナスの影響が出ます。自分のスキルや知識や能力をよく理解することで自分の役割がいろいろ見えてくると、一つの役割にかかるプレッシャーを分散することが出来て、逆にサッカーに対してとても集中できるようになるのです。

そして、サッカー以外の可能性が見えてくるとサッカー選手という役割を失う恐怖心から開放されて、仕事だけに専念することが出来ます。

スポーツと仕事の両立は悪いとは思いません。しかし、スポーツも仕事も中途半端な状態でいる選手が多いのが気になります。

いやゆる、「モラトリアム」な選手たちです。

現実から逃避しないで、現状をよく分析して自分の役割や可能性を理解することで、仕事にもスポーツにも良い影響が出てくると私は考えます。

とろこで、「サッカーだけに集中しろ!」「他のことを考えているヒマがあるのか!」とチームの監督はよく怒鳴っていますが、選手のその後の人生を考えて発言しているとは決して思えません。

プロフェッショナルな監督であれば、勝たなければならないという責任感や負ければ職を失うという恐怖心から、選手をサッカーだけに縛ろうとしてします。

選手の人生のことまで考える余裕は監督という職業にはありません。

「ピッチの中で次のプレイを考える事とピッチの外で次の人生を考える事は一緒なんだよ。引退後のことを何も考えず準備しないことは、来たボールを何も考えずプレイするのと一緒なんだよ。」と私のところに相談にくるJリーガーたちにアドバイスしています。

そして、「サッカーのチャンピオンも大切だけど、人生のチャンピオンを目指すことも大切だよ!」と必ずこのメッセージをJリーガーたちに伝えています。

選手として活躍出来る時間より引退後の人生の方が遥かに長いのだから。

posted by enjoyfutsal |00:03 | トラックバック(0)
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2007年01月09日

全国高校サッカー選手権の所感

全国高校サッカー選手権が終わりましたね!

寒い青空の下でよく選手は頑張っていたと思いますが、気温に負けないぐらい試合内容も寒い試合ばかりでした!

1回戦の国見対八千代の試合をテレビで見ていましたが、意図的なパスが3本も通らない・・・!そんなとてもサッカーとは呼べない試合ばかりで、まるでゲームセンターのエアーホッケー(※説明:何処に飛んでいくか分からない)を見ているようでした・・・って言ったら怒られちゃうかな?

ベスト8ぐらいになると選手のフィジカルが落ちてディフェンスが甘くなり、それからようやくパスが3本以上通るゲームが出てくるようなっても、状況判断の遅さ、悪さでイージーミスを繰り返すゲームは相変わらず。

野洲の選手たちは、相変わらずの状況判断の悪さから大量失点というお粗末さ・・・。未だにセクシーフットボールの意味がよく分からないのは、私だけだろうか?

ところで、誰かが「岩手と岡山という決勝カードは、地域間の格差がなくなった証拠です!」とトンチンカンなことを決勝の放送で言っていたが、優秀な人材が高校からJクラブのユースに所属するようになり、Jクラブがない地域の高校が勝ち残っただけ・・・という現実を誰も語らず、高校サッカーをそんなに持ち上げてどうしたいのだろうか?

ところで、私の師匠で高校サッカーの一時代を作り上げた帝京高校の古沼氏(元監督)は、帝京高校の監督時代にヴェルディ(当時は読売)等のクラブ育ちの選手を「こんな選手じゃ使えね~!」と否定していたのに、なんと今ではヴェルディ下部組織の顧問をしているではあ~りませんか!

そして、「選手の質は、明らかに高校よりもJクラブのユースの方が上!」と古沼氏はキッパリ!

しかし、「高校では、選手と指導者が生活を共にしているから勉強が出来なかったり、生活態度が悪ければサッカーをさせない等のことが出来るが、Jクラブのユースではそこまで把握しきれない。人格形成という部分ではやはり高校に分がある。」と古沼氏がするどい指摘をしていた。流石です!

だからこそ、5歳~21歳までの一貫指導を目的にしているJリーグアカデミーに期待しています!これは、Jリーガーのセカンドキャリアにもつながっていて、現役引退後、路頭に迷う選手を生み出さない施策として私は見守っています!

posted by enjoyfutsal |00:30 | トラックバック(0)
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