2008年05月13日
FCバルセロナキッズキャンプ2008-②
「今年もキッズキャンプを企画していますよ!」と案内をしたところ、また多くの問い合わせがありました。 5月中にはFCバルセロナキッズキャンプ2008のご案内が出来ると思いますので、詳細はもうしばらくお待ち下さい。 さて、去年の今頃を振り返ると国内で初めてFCバルセロナキッズキャンプ(以下、キッズキャンプ)を開催するにあたり、いろいろと準備で大変でした。 FCバルセロナ(FCBM)と3月に契約を交わしてから5月中旬過ぎには募集を開始したので、準備期間が約2ヶ月間しかなかったからです。 少ない準備期間でしたが、(社)横浜サッカー協会、(財)横浜市体育協会、東京・横浜リゾート&スポーツ専門学校、(株)ナイキジャパン、コカ・コーラ セントラルジャパン(株)、(財)日本ユニセフ協会のご協力を得ることが出来まして、キッズキャンプを成功させることが出来ました。 その節は、本当にお世話になりました。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。 ところで、今年のキッズキャンプもバルサらしい戦術トレーニングをメインに行う予定にしております。 日本のジュニアサッカーでは「戦術は戦術が理解できる年齢(ジュニアユース)になってから」という指導方針があり、ジュニアでは戦術をほとんど指導されていません。 バルサコーチに日本の指導方針を伝えると「なぜ子供たちに戦術を指導しないんだ!」と頭を抱え込んでしまって回答に困るのですが、「日本の指導者は完璧主義者が多く、子供たちが完璧なテクニックを身に付けないとサッカーを指導してくれない。」と日本人の完璧主義を例に説明しています。 もちろん、バルサコーチたちが納得する訳がありませんが・・・。 子供たちに戦術を指導しない日本の指導方針にJFAアカデミーのデュソー氏が「日本では、テクニックは教えても、タクティクス(戦術)を教える文化がない。」と問題定義されていたのをご紹介しましたが、なぜ子供の頃から戦術を指導する必要性があるのでしょうか? 特に現代サッカーはプレッシングサッカーと言われるように昔と比べてプレイエリアが非常にコンパクトになり、ボールをもらってから考える「時間」と「スペース」がなく、シンキングスピードが求められています。 そして、「複数、少なくとも2つ以上の選択肢の中から最善な選択肢を判断し素早く実行する」ことが、現代サッカーで最も求められるプレイスタイルだからです。 日本のジュニアサッカーでは「個」の育成が重要視されていますが、 ・コンパクトな現代サッカーで最も必要な要素が「シンキングスピード」です。 ・グループやチームの中で子供たちに正しい判断を素早く実行させるトレーニングが重要です。 ・正しい判断をさせる為には、正しい選択肢(戦術)をまず与えてあげることが必要です。 なぜ正しい選択肢(戦術)をまず与える必要があるのか? ・子供たちに正しい習慣を身につけさせることが必要です。 ・一度身についた誤った習慣を修正するためには、その倍の時間が必要になります。 ・正しい習慣を身につけた上で子供たち自身が状況を読み取り、解決する力、解決する術を身につけさせる指導が重要です。 そこで、「戦術もきちんと指導しているよ!」と言う指導者が多いのですが、ボディシェイプなど個人レベルの戦術というよりも、4人もしくは5人ぐらいのグループ戦術やチーム戦術をまず与えてあげることが必要です。 サッカーはチームで戦うスポーツだからです。 「テクニックだけ教えて戦術を指導しないのは、車の運転の仕方だけを教えて交通ルールを指導しない」ようなことです。 交通ルールを知らない暴走車が街中を走っている光景を想像して下さい・・・。 そして、戦術を知らない日本の子供たちがドリブルで1人抜いて、2人抜いて、3人目でボール取られる・・・そんな暴走車のような子供たちを皆さんもよくゲームでご覧になると思います。 決して乱暴な例えではないと理解して頂けるでしょう。 「ゴールデンエイジで子供たちにグループやチームで正しい判断を素早く実行させる指導を行っているのかどうか」が、世界と日本の差だと強く感じています。 しかし、それ以前に各年代で1年間を通した公式リーグ戦がないことが問題であることは言うまでもありません(デュソー氏の提言)。 話が尽きませんが、昨年のキッズキャンプではバルサコーチたちから「賢い判断(複数、少なくとも2つ以上の選択肢の中から最善な選択肢を判断すること)」を日本の子供たちに要求させましたが、今年のキッズキャンプでも引き続き「賢い判断」と共に「素早い判断(シンキングスピード)」も要求するトレーニングをメインに行いたいと考えています。 楽しみに待っていて下さい!
posted by enjoyfutsal |13:37 |
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