股割り(MATAWARI JAPAN)

骨盤前傾と骨盤後傾/骨盤を理解することと実感すること、わかった風なこと

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今もなお、骨盤前傾がいいのか?骨盤後傾がいいのか?という質問を受けます。
これは、両方の意見があるようです。
ヒトのカラダの話なのに意見が分かれるのは本当に不思議です。

骨盤 前傾 後傾

というよりも、そんな簡単に骨盤を前傾させれるヒトばかりなのでしょうか?
私も骨盤前傾ができませんでしたので、もう10年くらいになりますがMATAWARIにチャレンジしています。ようやく骨盤前傾がどのような状態なのかということを実感しました。


おそらく皆さんが骨盤前傾とイメージされているのは腰椎伸展ということなのではないでしょうか?


両者の違いは、実感のない方ですと区別がつかないかもしれません。
ポイントは、股関節と腰椎です。
骨盤前傾は、股関節から骨盤を前回転させた状態です。
腰椎伸展は、腰椎を反らせてお尻を突き出した状態です。



もしかしたら、股関節の位置を誤解してませんか?
股関節は、英語でいうとヒップ・ジョイントです。
お尻の関節なのに鼠径部、恥骨の関節だと誤解していては、股関節から骨盤を前傾させることができません。
筋肉の付いていない骨格模型を正面からみるイメージが強いからでしょうか、
実際、鼠径部、恥骨など大腿の前面には大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、内転筋など分厚い筋肉が覆いかぶさってますので股関節の位置をイメージしようとしても至難の業です。
それよりも、ヒップ・ジョイント(お尻のえくぼ)の方がわかりやすいと思います。


また、モノにもよりますが骨格模型を信用しきってはダメだと思います。
どなたかが、骨格模型のモデルになられているのだと思われますが、骨盤後傾が多いです。
それを正面からみるイメージがあるのだとすると、股関節の位置が前なのだと誤解してしまうのかもしれませんね。
私の知る限り、医療関係者の85パーセントくらいは股関節の位置を誤解していますので再確認が必要です。


股関節の位置が違ってしまえば、お尻を後ろに突き出す分、上体を前に出さなくてはなりません。その中継点が腰椎であり、反らせてしまうのです(腰椎伸展)。
腰椎を反らすのはダメですね。


で、骨盤前傾がいいのか?骨盤後傾がいいのか?という質問ですが、
何にいいのか?ということが重要だと思います。
動きにスピードとキレをもたせたい、股関節をフル稼働させたい、というように「動き」を見据えているのでしたら可能な限り骨盤を前傾できた方がいいでしょう。


繰り返しになりますが、骨盤を前傾させることは容易でありません。
骨盤を前傾させようと思うと腰椎で反らせたり曲げたりしてしまいます。
それだけ、股関節から動く、骨盤前傾ということが難しいのです。
武芸では、腰を入れるといいます。
容易にいかないから鍛錬が必要なのではないでしょうか。
だからといって、骨盤前傾が難しいから、日本人には無理だ、といって諦めてしまってはもったいない話です。
海外の選手に負けないくらい、骨盤を前傾できる選手が出てきてほしいと思います。


指導者の方で、どうしても骨盤のイメージがわかない方は実感がないのだと思います。
私も実感がない時期はチンプンカンプンでした。
骨盤前傾を実感するのには、MATAWARIにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
それから、解剖学実習をして立体的に学ぶことも大切だと思います。
国家資格の取れる医療系の学校では今でもできだろうか?
また、レントゲン画像や3DCT画像で照らし合わせて、
モーションキャプチャー装置で、実際の動きを立体的にみる。
あとは、ひたすらヒトを観察する。
私の場合は、これらのことを統合して腑に落ちました。
もっと、違う方法で実感された方おられましたら、ぜひ意見交換お願いいたします!



“動き”のフィジカルトレーニングは、自分の中に未だ眠っている可能性を呼び起こすためのトレーニングとして、難治なスポーツ障害を完治するためのリハビリとして、ヒトの動きにアプローチするものです。
まず、股関節の位置、骨盤の位置を実感しなくては、はじまりません。
理解しただけの知識では何の役にも立ちません。
故高木健太郎先生のご著書「やぶにらみの生理学」(腱友館)の「わかった風なこと」を思い出しました。理解した、わかった、というのは“わかった風なこと”なのかもしれませんね。
肝に銘じて、わかった風なことをいわないで、わからないことは、とことん研究します。


実感して、深部感覚を呼び起こしましょう!


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MATAWARI JAPAN代表。柔道整復師、鍼灸あん摩マッサージ師の国家資格を取得してからというものカラダの不思議に魅せられて20年余り、治療の世界に住みづつけている。気づけば40代半ばを過ぎ、走り続けてきた代償は不思議をより深く進めてきたためにこのことしか知らない。だが、幸いにも多くの人に恵まれ何とか住んでいられるというところだろう。ご縁がありましたら何卒よろしくお願い申し上げます。

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