MLB、NPB四方山話

WSドジャースの相手は、ダルと因縁のアストロズ

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アストロズがヤンキースを下し、ワールドシリーズ進出を果たした。

歓喜に沸く選手たちの中には、昨季までヤンキースにいたベルトランやマッキャンもいた。特にマッキャンは、昨シーズン前半までヤンキースの正捕手。マー君やベタンセスと対戦している打席でお互いやりにくそうに見えたのは気のせいか?所属チームがどこであれ、目の前の勝利、究極的にはWS制覇を目指すメジャー選手のプロ根性を見せてもらった。

● あの試合で残っているのはアルトゥーベとゴンザレスだけ

2年連続最下位に続き、ナ・リーグのお荷物球団のようにア・リーグにアストロズが移されたのは2013年のこと。

開幕間もない同年4月2日のレンジャーズ戦こそが、ダルビッシュに9回2死までパーフェクトをやられた伝説の試合だ。

1安打14三振。メジャー移籍2年目初登板のダルに、手も足もでなかった。

あの試合、リードオフマンだったアルトゥーベは当時、弱冠22歳の若手。まだシーズン3割を打ったこともなかった。見るからに小柄で脚が速そうだった。いい当たりを1本したような記憶もあるがダルの前に凡退を繰り返す。顔も愛想のいいデリの店員のようで、威圧感ゼロだった。

そんなアルトゥーベはその後、メジャーを代表する選手へと成長した。今季4年連続200安打、2年連続3度目の首位打者、6年連続30盗塁、ダルと初対戦したころは非力の一番打者だったのが2年連続24本塁打。rWARはジャッジ、スタントンらを抑えてメジャー全選手中トップの8.3。

セカンドの守備もカノのような華麗さはないがガッツあふれて守備範囲が広い。今年はMVPをとるだろう。

なにせ身長168センチというのがすごい。かつて日本球界で福本豊と若松勉が小さな大打者と言われたが、アルトゥーベと同じ168センチだった。青木でも175センチある。

打席で思い切り踏み込み、腕をいっぱいいっぱい伸ばして外角球をセンターに打ち返す姿はレッドソックスの先輩セカンドのペドロイアのよう。しかしペドロイアよりもバットコントロールが上手い。イチローと違ってクリーンアップを打つので200安打は近く途切れるかもしれないが、この人とコレアの3、4番コンビは強力かつイキがいい。

さて、初対戦のダルにひねられた2013年4月2日の試合で、アルトゥーベ以外にもう一人現在、ポストシーズンに出ている選手がいる。

他でもない、9回2死にダルの完全試合をあの時阻止したゴンザレスだ。

当時24歳のゴンザレスは9番打者だった。前年.234の9番打者を迎えたダルを見て、誰もがパーフェクトを確信した。

ところがこともあろうにこのゴンザレスがセンター前ヒットを打った。マウンド上で苦笑いを浮かべるダル。9番打者にパーフェクトを絶たれるとは、いかにもダルらしいと思った。

以降、ゴンザレスは主に守備の人だったが、打撃でも徐々に成長を見せた。今季、ついに初の3割20本をクリア。打率、本塁打、fWARはチーム4位。打点90は堂々のトップだ。

● ポストシーズンのアルトゥーベとゴンザレス

ポストシーズンでもこの2人の活躍は目につく。

アルトゥーベに関しては、改めて書くまでもない。5本塁打でWS進出の原動力となった。この人が打つと盛り上がる。打たないと盛り上がらない。まさに中心選手だ。

打撃、守備に止まらず、走塁でも魅せている。ア・リーグ優勝シリーズ第二戦サヨナラホームインの場面もそうだが、それ以上に痺れたのは、ア・リーグ優勝シリーズ初戦。マー君、カイケルの第一回の対決だ。

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あくまで趣味の一環として、1970年代から日本プロ野球、メジャーリーグを観戦したり、記録を眺めてきました。旅行や出張で渡米する際には、現地観戦することもあります。ダルビッシュの登板試合は必ず録画して見ます。
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(01月15日現在)

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