2009年10月29日
10月24日に和歌山北高校でクリニックを行った。
関西に行く事はよくあるが、和歌山県は初めてだったが、今回も皆さんに良くしてもらい楽しい時間を過ごす事ができた。
感激した事は想像していた以上にレベルが高く、何よりも和歌山北高校のサッカーは自分達のフィロソフィーを持ち良いサッカーをしていた事。
和歌山北高校のサッカーはパスをつなぐスタイルのサッカー。
この様なサッカーをする高校がどんどん全国大会で良い結果を残していけば、日本の高校サッカーに良い影響を与えてくれると信じている。
フィロソフィーを持ち、サッカーを理解しようとする姿勢は観ている人たちをも惹きつける。
今週末から選手権予選が始まるそうだが、本当に良い結果が出る事を願っている。
選手、スタッフの方々には心から幸運を願っている。
そして今回、クリニックをコーディネートしてくださった直川さんには心から感謝を伝えたい。
クリニック内容
・動き
‐ボールのもらい方
‐サポートの仕方、タイミング
‐各状況におけるスペースの使い方
‐パスの使い分け
・ポゼッションの基本
・身体の向き
・ゲーム分析におけるチームの修正、改善
・GKとの1対1
各メディアにクリニックの様子が取り上げられました。
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP334JP335&q=%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A2%E3%83%B3+%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B9+%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1%E5%8C%97%E9%AB%98%E6%A0%A1&lr=&um=1&ie=UTF-8&ei=SDvpSprpIcqPkQW_xpiQDw&sa=X&oi=news_group&ct=title&resnum=1&ved=0CAwQsQQwAA
posted by Joan Salvans |14:54 |
イベント等 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2009年10月27日
今週の日曜日に東京都高校選手権予選の準決勝が行われた。
私がアドバイザーの東海大学菅生高校対帝京の試合。
結果は1-1の延長PK戦で菅生の敗退。
内容は良い試合が出来なかった。
普段のポゼッションサッカーが出来ず、足元にボールも繋げず、フィニッシュも良くなかった。
気持ちは十分入っていた、夢を持ち全てを出し切ろうとし、頑張ったが帝京に勝つことは出来なかった。
正気な所、自ら大きなチャンスを逃してしまったと感じている。
チームはもっともっと良いサッカーが出来たはず。日曜日にみせたサッカー以上の物を持っているチームだった。
しかし思い通りにいかないのがサッカーである。
この1カ月、本当に良いサッカーをし、素晴らしい試合をしてきていたが、この敗戦では普段のサッカーが出せずこの代償は何にも変えれない物となってしまった。
この壁を乗り越えれると皆が信じていただけに本当に残念だ。
特にチームに関わってきた私は難しい試合を素晴らしいサッカーで乗り越えてきた選手、スタッフを観てきているだけに残念、そして悔しい気持ちで一杯だ。
この11月で日本に来て丸2年になるが、その当時1年生だった彼らが3年生となって戦う最後の試合となってしまった
菅生高校の選手権は終わってしまった。
この場を借りて頑張ってきた選手、そしてスタッフに今までの頑張りを褒め称えたい。
特に私が日本に来て一番サッカーを共有した3年生には特別な気持ちで一杯だ。
3年生はこれで引退してしまうが、これから先のサッカー人生の幸運を願っている。
願っていた結果を出すことは出来なかったが、選手個人の成長、そして何よりチームとして良いサッカーが出来るようになった成長は素晴らしかった。
本当にありがとう。彼らを指導できた事を誇りに思う。
posted by Joan Salvans |18:56 |
その他 |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2009年10月21日
先日、本の告知のブログを書かせていただいた。
出版から1カ月弱が経ち、友人、知人からお祝、そして本に関して嬉しい言葉をかけていただいている。
今回は読者の方々にこの場を使ってどうして本を出すことになったのか、そして私が日本の皆さんに本を通して伝えたい事を書いてみたい。
日本にきて約2年が経つが、数多くの人たちとサッカーを通じて知り合うことができた。
知り合った中の良き友人が、日本にいる間に今までの経験を本に書いてみないかと提案してくれた。。
私自身も日本での活動を何かの形で残す事が出来ればと思っていたし、本を書くのは一つの夢だったので願ってもいない話だった。
内容はバルサ、エスパニョール、オソナ、菅生でのプロの指導者として積み重ねてきた経験、私の指導法、そして何より私から見た日本のサッカーの可能性、実力を日本の皆さんに伝えたかった。
今まで何度も色々な所で日本サッカーについて語ってきているが改めてこの本を通じて伝えたい。
日本には数多くの良い選手達がいる。
日本人選手は速く、コーディネーションが整っている(身体のバランス)。
そこで私が選手、指導者に気付いて欲しいのはこの二つを備えているという事は追い求めるどんなサッカーも達成する事ができる事を理解してほしいし、数多くの可能性を秘めている。
良い指導者も増えてきている、良い選手達もいる、素晴らしい施設もある。
あとはテレビというサッカーを更に発展させてくれる素材のサポート。
そして何度も繰り返し言っているコンスタントに公式戦が戦えるリーグ戦の導入。育成年代である各年代、各地域でのリーグ戦を日本サッカー協会をはじめとして各地域の協会が同じ目的を持ちオーガナイズしてこそ次のステップを踏めるだろう。
スペインだけでなく数多くの国を訪れ、世界各国のサッカーを見てきて感じる私の視点から、日本の可能性は世界サッカーに新たな革命をもたらす事ができると確信している。
プロの指導者として歩み続けて14年が経つ。
スペイン・バルセロナというサッカーの情熱で溢れる町で育った私は選手としても、指導者としても全てを注いできた。
サッカーを通じて数多くの人たちと知り合うことができた。
サッカーのおかげで今、私は自国から遥か遠くの日本という国で働く事ができている。
私の力を何か少しでも日本のサッカーに生かせる事ができるのであればという想いを本という形に残す事ができた。
私を受け入れてくれたこの国のサッカー発展に少しでも貢献できれば光栄に思う。
購入してくださった方々、読んでくださった方々に心からお礼を言いたい。
そしてこれから読んでくれる人たちには出来るだけ楽しんでもらえる事を願っている。
Muchas Gracias a todos!!!
ありがとう
posted by Joan Salvans |11:32 |
その他 |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2009年10月16日
日本代表対トーゴ戦をテレビで観戦したが、あの試合に関して話をするのは本当に難しい。
試合と言える試合ではなく、日本代表の対戦相手はいなかった。
この問題は致命的であり、今回大きく取り上げられている問題だが、今までも同じで決して今回が初めてだとは思わない。
私が日本に来日してから数々の日本代表の親善試合が行われているが、代表のホームゲームの対戦相手のレベルは本当に低い。
このトーゴ戦こそがこの問題にとどめをさす試合と言え、レベルが低いどころか見ていて腹立たしい相手だった。
しかし、この問題に関して話をしても簡単に解決できる問題ではない。
代表のマッチメークをする責任者は公の場にでて事情を説明する必要があるのではないだろうか。この問題は決して岡田監督にはないはずだ。
しかし誰かしらの責任であるのは確かだ。このままミスとして見過ごせる問題ではなく、その責任を取ってもおかしくないほど大きな問題だと私は考える。
この問題に関する私なりのいくつかの解決策を考えてみた。
1.レベルの高い選手で構成された代表を日本に呼ぶ。
この解決策は一番理想ではあるが、一番難しい。ヨーロッパのビッグクラブは親善試合の為に日本へ選手を行かせる事を決して許さない。
2. 日本代表のヨーロッパ、南米遠征
遠征に行く事ができればレベルの高い試合を組みやすい。
しかしこの解決策は選手の疲労度が高く、日本のクラブが嫌がるだろう。試合期間中であれば日本のクラブは代表選手を欠かなければいけなくなってしまう。
更に、これからの時期100%強豪国とマッチメークを出来るかというその保証はない。
何故ならワールドカップ出場国が次々と決まってきている中、これからは強豪国も親善試合でワールドカップの準備に取り掛かる。
限られたインターナショナルデーなので、強豪国は必然と同レベルの国との対戦を求める事になり、残念ながら未だ日本は強豪国と同レベルではない。
クラブチームと試合をする案もあると聞いたが、ビッグクラブとの試合は強豪国と試合をする以上に難しい。
2、3月に遠征に行ったとしてもどこのクラブもリーグ、チャンピオンズを戦っておりタイトル争いの真っ最中。
そんな時期に親善試合を引き受けたとしても、主力選手が試合に出る事は無く、ヨーロッパに遠征をしたとしても今回と同じような過ちを繰り返してしまうだろう。
3.以前ブログにも書いたのだが、野球がWBCの本大会の準備をしていた時に巨人や西武と試合をしていた。
サッカーも同じようにレッズ、フロンターレ、ガンバと試合をしたり、もしくはJリーグの外国人選抜と試合をするのも一つの手段だ。
一番使える手段であり、レベルも決して低くはないし、疲労度も少ない。
スポンサーの問題、放映権など色々と問題があり難しいかもしれないが、ワールドカップの準備の為と考えれば不可能な話だとは思わない。
今回のマッチメークを機に日本代表が最善のワールドカップの準備ができる試合をこれから組まれる事を願っている。
posted by Joan Salvans |01:19 |
代表 |
コメント(7) |
トラックバック(0)
2009年10月13日
まず始めに私達の代表の勝利におめでとうと言いたい。
先日行われた試合で見て感じた私なりの大事な要素を分析しようと思う。
ポジティブな要素:
1 試合に勝ったという事
2 代表をいつも支えるファンがいること。
日本で1番大きいスタジアムにあれだけのファンが集まりスタジアムを埋め、常にチーム、選手を応援している。
日本人の日本代表を応援する姿、姿勢には日々驚かせられる。
スペイン代表の強豪国との親善試合以外でスタジアムをファンが埋めるというのはほとんどない。
ポジティブな面とは少し掛け離れるが、スタジアムで一つ気になる事はあれだけの人が集まり帰りが混雑するアクセスの悪さ。
ワールドカップが終わり七年が経ち、次のワールドカップの開催地として立候補するには見直さなければいけないポイント。
海外のスタジアムに行けば分かるが、あれほど駅に行くまでに混雑するスタジアムは多くない。
3 チームが良いサッカーをしていた事。
良い攻撃のコンビネーションも見られ、長い時間のボールポゼッション、多くの時間帯の流れの中には日本ペースでゲームを運ぶ事ができた。
4 次々と出てくる有望株。
新しい選手が成長してきておりスタメン入りを狙っている。
特に本田は素晴らしかった。
5 興味深い森本のデビュー。
若干21才だが、若さ溢れるプレー、勢いが見られ将来多くの事を代表にもたらしてくれるだろう。攻撃に新たな凄く良いオプションあたえてくれる。
ネガティブな要素:
1 変わらないレベルの低い対戦相手との親善試合。
この積み重ねがこそがオランダ等のレベルが高い相手と戦った時に大きな代償を支払わなければいけない証拠。
スコットランドは誰一人としてスター選手を連れてこなかった。
シーズン真っ最中の欧州の国にベストメンバーを日本に呼んで試合を組むのが難しいのは分かるが、日本代表の本当のワールドカップの準備を考えると今の対戦相手は疑問を抱く。
何か違う手段が必要なのではないだろうか。
2 チームディフェンス時の個人ディフェンスの質が足りない。
3 守備のリスタートでの弱さを修正できていない。
4 サッカーの法則というのは大事な試合を決定づけるスター選手。
例えばチャンピオンズ決勝のメッシ。
大事なのはそういった選手をしっかりと休ませ、ハッピーにさせておく事。
何がいいたいかと言うと試合に出なくて良いならば中村俊輔やトゥリオは休ませた方が良い。シーズン終了時に開催されるワールドカップ。そういった積み重ねが、シーズン終了の活躍に現れる。
私が言う休ませるというのは試合に出さないのに試合中ゴール裏でずっとアップをさせておく事ではない。
休むというのは家に戻り、サッカーから切り離し、家族と一緒に楽しい時間を過ごすということ。
明日のトーゴ戦もどういった戦いをするか楽しみだ。
また次戦の分析を行いたいと思う。
posted by Joan Salvans |14:43 |
代表 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年10月07日
10月6日販売の週刊サッカーダイジェストにジョアン・サルバンスによる日本代表対オランダ代表の試合分析のインタビュー記事が出ています。
日本で言われている敗因とはちょっと違った観点でのジョアンの意見が搭載されています。
posted by elpuente |22:03 |
代表 |
コメント(4) |
トラックバック(0)
2009年10月07日
10月1日に「史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド」というジョアン・サルバンスの本が小学館より販売されました。
数多くの皆さんのお力をかり本を出すという一つの夢が叶い出版させていただく事ができました。
この場を借りて感謝の気持ちを伝えさせていただきます。
内容紹介:
08-09欧州CL決勝戦、バルセロナの選手は11人中7人が下部組織出身だった。超一流選手を続々輩出するバルセロナ下部組織の育成メソッドを元コーチが初公開。
育成メソッドやバルサの下部組織に関しての話だけではなく、「サッカーを読む」重要性、日本のメンタルの考え方の違い、選手との接し方などジョアン流の考えが搭載されています。
posted by elpuente |19:38 |
イベント等 |
コメント(8) |
トラックバック(0)
2009年10月07日
先週末に茨城であった全日本ユースの準決勝を観に行ってきた。
まず初めに準々決勝まで勝ち進んでいたチームを称賛したい。
特に高校のチームと三菱養和はプロクラブではないのに、ここまで勝ち残り素晴らしい結果を残している。
1試合目は米子北対三菱の試合だった。
プロクラブが嫉妬してもおかしくないサッカーをし、質の高い選手達がいるチームだった。
2試合目は浦和対マリノス。
この試合には期待をしていたのだが、少しガッカリする内容だった。
浦和は開始早々から後半途中まで自陣に下がっての戦いで、ほとんどFWの存在が無く、開始早々からマリノスがゲームを支配した。
時間が経てばたつほどマリノスは浦和ゴールに襲いかかる展開で、ゴールが入るのは時間の問題だったが、浦和のGKのレベルが高く素晴らしい活躍で結果は2-0だった。もっとゴールが入っていてもおかしくない内容だった事は間違いない。
私がこの試合を観て驚いたことは浦和というビッグクラブが、ああいった試合でディフェンシブに引いて守るという事。
試合前からマリノスの評価が高かった事は分かっていても、浦和は決して結果、そして相手を恐れてはいけないし、真っ向勝負を挑むことに対して恥じてもいけない。
浦和の下部組織は今シーズン他のチームが成し得ていない素晴らしい成果を出している。それはトップチームに生え抜きの選手を何人も輩出しているという事。
この事はユースの大会を何回勝つよりも価値がある素晴らしい仕事をしている証拠。
そして何より、浦和が攻撃に出た時こそ試合の流れが変わりチャンスもあり、それだけの実力を持っていた。
スペインのビッグクラブのユース年代では試合に勝つ為に下がって守ることは絶対にない。
負けるリスク、大量失点をする可能性があっても、常に攻撃的なプレーをする。
Barcelona、Espanyol、Madrid、Bilbao・・・どのクラブでも一緒だ。
これはバルセロナ、エスパニョールで指導し、数多くのプロクラブと対戦した経験から言える事だ。
ビッグクラブにはクラブの誇りがあり、戦い方がある。そしてそのビッグクラブである姿勢を見せなければいけない。
そこにトップと下部組織の違いは無い。
下部組織の選手達が将来トップチームに上がった時に要求される事を指導者はユース年代からも教えなければいけない。
これはビッグクラブの下部組織の指導者に与えられている指名である。
浦和のトップチームは明確に攻撃的サッカーのフィロソフィーを持っているし、勝者でいる事を求められている。
そしてその事を何よりも浦和のファンが求めている。
プロのビッグクラブの下部組織は力の差、結果に左右されずにクラブが守る自分達のサッカーを貫く事が大事だ。
そのスタイルを貫けば、トップチームに上がっても順応できる。
先月スペインに戻った時にユースの試合を何試合か見てきた。
いつも言っている事だが日本とスペインのユースの違いは難しいものではない。
日本のベースのレベルは素晴らしい物があり質も高い。
違いはタレントと呼べる選手がいるかいないかだけだ。
未だ日本にはボージャン、イニエスタ、メッシといった選手を見た事がない。
しかし、その現状においては少しづつ近付きつつあるとも感じている。
原口、山田、そして宇佐美といった選手が出てきているのは良い方向に向かい、タレントある選手がこれから先、日本から出てくる事も感じさせてくれている。
これから全日本ユース、Jユース、選手権とユースの大会が残っている。そこで新しいタレントが見れる事を楽しみにしている。
posted by Joan Salvans |17:40 |
Jリーグ |
コメント(1) |
トラックバック(0)