2009年06月27日

中村俊輔の移籍を分析

中村俊輔のエスパニョール移籍に関しては様々な見方ができ、私なりに分析してみたいと思います。 

まずは横浜マリノスの視点で考えると中村俊輔を獲得できなかったのは大きな失敗。
マーチャンダイジング(商品)、そしてチームとしての補強の両面を考えても獲得できなかったのは重傷といえる。
まずサッカー面だけを考えてもここ数年マリノスは決して良い結果を残していない。今シーズンの現時点の順位も良くない。
中村俊輔で補強ができていれば、新たにチームを立て直す事ができたのは間違いないはずです。
経済面で考えればJリーグで1番高い選手になったとしてもサッカー面でもたらしてくれる力だけでなく、クラブに利益をもたらしてくれる選手である。
マリノスとの契約内容が決裂した理由は色々と言われており、真相は知りませんが、クラブにとっては痛い結果になってしまいました。

日本代表の視点からしてみても中村俊輔のエスパニョール行きはプラスだとは思えない。
中村俊輔は現在30才。毎回、代表で召集されるたびに長旅になるのでリーガエスパニョーラのように競争が激しいリーグだとクラブは簡単にはチームの主力選手を代表の親善試合や合宿に招集させる事を嫌がるだろう。
もちろん契約内容によってもそれは変わってくるかもしれないが・・・。
更に激しいリーグでの体力消耗は想像を超えJリーグで一年プレーしてワールドカップを迎えるのとはコンディションが大分違う。
もちろん、レベルの高いリーグで力を維持するのは良い事だが、スコットランドよりも激しいシーズンになる事が予想され、ワールドカップの準備に良い影響を与えるとは思えない。
私が思う事は日本人がヨーロッパに出て力をつけ、活躍した選手はそのまま海外で引退するのではなく、出来れば日本に戻ってきて日本でサッカーというスポーツを成長させる為に貢献するのがベストだ考えます。
競技の力、人気、注目度に大きなプラスの影響を与えてくれるはずです。
どれだけの人達が中村俊輔を日本でプレーする姿を見る事を楽しみにしていたでしょうか。

これから先、海外に出てプレーしなければいけないのは才能のある若手選手達。
世界のビッグリーグに参戦し、力をつけ成長し、活躍する事こそが日本の国民、日本代表をハッピーにしてくれるのです。

エスパニョールの視点からすればサッカー面でもマーケティング面でも最高のスター選手を補強できた事でしょう。
中村俊輔の補強が良い理由が二つあります。
一つは新シーズンから使い出す新しいスタジアムの目玉となる事、そしてもう一つは数々のタイトルをもたらし、苦しい時も幸せな時もクラブを支えてきたクラブの象徴であったタムドの移籍の穴を埋めてくれる事。
クラブの狙いはタムドの代わりとなる中村をファンから愛されるクラブの一つのシンボルにする事です。  
私はエスパニョールのユースで指導をしていたので、クラブをよく知っています。規模として大きいクラブではないので、練習場にも日本人が多く訪れ賑やかになる事間違いないでしょう。
エスパニョールからしてみれば、常にバルサに話題を持っていかれるなか、来期は日本ではバルサよりも取り上げられることを嬉しく思っているはずです。


最後に中村俊輔の視点から考えると、終わりを迎えかけているプロサッカー選手人生を前にビッグリーグでプレーできるのは彼のサッカー選手としてのキャリアを締めくくるのに素晴らしい経歴になるはずです。
世界2大リーグであるイタリアとスペインでプレーしたキャリアは日本サッカーの歴史で最高の選手として称えられる事でしょう。
健闘を祈ります。

posted by Joan Salvans |11:00 | 欧州サッカー | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年06月19日

最高のシステム・プレースタイルの選び方

チームとはどのようなサッカーをしなければいけないのか?!プレースタイルは何次第なのか?
サッカーには攻撃サッカー、カウンターサッカーといろんなスタイルがあり様々なシステムがあります。
自分がチームの指揮をとる時にどの樣なサッカーをするべきなのかとよく聞かれます。
数多くの人達は指導者がチームのプレースタイルを決めると思っている人もいます、他にはクラブやチームの方針であるそのチームのフィロソフィに沿ってプレースタイルが決まると思う人もいます。
しかし1番の理想はチームのプレースタイルが決まる、もしくは決めなければいけないのは選手達の質(能力)だと私は思います。

今回はこのテーマで出来る限り私の意見を伝えたい。

バルセロナがどのようにプレーするかは皆さんはご存知だと思うし、今シーズンは数多くの人がそのサッカーに魅了されました。
バルセロナにはスペシャルな選手がいるからこそあのサッカーが展開できています。
ChelseaもしくはInterにバルセロナのサッカーをしろと要求しても確実に不可能。
何故なら、彼らが抱えている選手達のタイプはバルセロナの選手達とはマッチしません。
バルセロナのパスを繋いでの攻撃的スタイルは世界で雄一と言えるチャビ、イニエスタの二つのピースがあるからこそ成り立っています。
本当にスペシャルなあの二人がいるからこそあのサッカーが出来ているのです。
1番分かりやすい例えはバルセロナと同じサッカーができるチームは世界に一つだけあります。
それは二人がいる現スペイン代表。
スペイン代表では彼ら二人を取り囲むメンバーはバルセロナとは違うがプレーするチームのサッカーはほぼ変わりません。
Etoo、Henry、Messiはいないが、Villa、Torres、Silvaが前線にいる。Alves、Abidalの代わりにSergio Ramos、Capdevila。Valdesに変わってCasillas。周りの選手が変わっても核となる選手が同じであればサッカーはほぼ変わりません。

何が言いたいかと言うとバルセロナにいる樣な選手を抱えていなければあのサッカーは出来ないのです。

システム、チームのプレースタイルにおいて1番大事な事はチームの主力となりチームの力を最大限引き出してくれる選手が最大限活かされるシステムを起用しなければいけないという事。
能力のある選手が最大限に活かせる事が出来れば周りも活かされる。
選手達こそが主役であり、ピッチの中で指揮を取るのも選手達。
指導者は選手の質、プレースタイルを把握する事は必須でスタイル、システムには固執せずフレキシブルに自分が抱えている選手のタイプから、そのチームに合ったプレースタイルを当て嵌める事が必要です。
プレーをするのは選手でありいかに、その力を引き延ばす形が作れるかが指導者の仕事だと私は考えます。

この場を借りて先週末に行われたインターハイ東京都予選で私が指導している菅生に勝った帝京高校おめでとうございます。
同じく、負けてしまったけれど日々の頑張り、日々良いサッカーをして成長している菅生の選手、スタッフにも誠意を込めて頑張り、自分達がやっているサッカー、築き上げてきているサッカーのフィロソフィを褒めたたえさせてもらいたい。
他とは違うサッカーをしてきているこのチーム。
何とかタイトルを獲り結果を残したい。

posted by Joan Salvans |11:34 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年06月18日

日本代表W杯に向けて

バルサがチャンピオンズを制したのも遠い昔のようですね。
今では来期の補強で盛り上がっていますが、マドリッドの革命は来期のリーガを楽しませてくれそうです。
バルサが優勝した次に嬉しいニュースがありました。

日本代表2010年ワールドカップ・南アフリカ大会出場決定おめでとうございます
。
まずは第一目標を日本代表は達成する事ができましたが、この目標は達成して当たり前とも言えます。
前にも書きましたが、日本代表の力を考えればアジア予選を勝ち抜きワールドカップ出場はごく普通でなければいけません。
アジアで同等のレベルの国はあっても日本よりも強い国はいませんし、Jリーグよりもレベルが高いリーグがある国もありません。
これからの日本の課題は一年間、落ち着いて本大会に向けての準備をする事です。
次こそが本番で大きな目標を掲げ達成しなければいけないのです。
日本が掲げている目標はベスト8、ベスト4と聞いています。
この目標は我々の代表に取って決して不可能だとは思いません。
ワールドカップという大会はグループリーグ、決勝トーナメントの組み合わせは本当にくじ運に大きく左右されます。
日本に取って決勝トーナメントに進出するのは可能な事ですが、問題は決勝トーナメントに勝ち進んでどこと当たるのか。
強豪国と当たる可能性は十分にありその一発勝負に勝たなければいけない。
この点が私が思うまず始めに日本がぶつかる問題点。
世界の強豪国、アルゼンチン、ブラジル、スペイン、イタリア、フランス、ドイツは選手達は世界最高峰のリーグに所属している上に代表としても親善試合、公式戦でレベルの高い相手と試合をこなして準備にかかる。
しかし日本はアジアの公式戦の相手のレベルは低いし、親善試合となれば日本に来る他国の代表選手は自国の為に戦っている姿勢は見られず観光をしに来てるとしか思えない内容。
こういった状況でワールドカップに向けて良い準備をするのは難しい、更に歴史的快挙を成し遂げるのはもっと難しい。 
日本がベスト8、ベスト4まで勝ち進む目標を達成するには、くじ運だけに頼らず、どれだけくじ運が良くても最低一つは優勝するような国に勝てる、もしくは戦える力をつけなければいけません。

フィンランド代表やタイ代表と親善試合をしているようでは目標達成は相当厳しいだろう。
放映権、スポンサー、スケジュールの問題で強い相手と試合をするのが難しいのは理解できるが、強い相手が見つからないのであればWBCで野球の日本代表が本戦前にやっていたようにJリーグのクラブチームと試合をすれば良いと思う。
絶対にガンバ、鹿島、浦和といったチームの方が今まで招聘していた他国の代表よりも日本代表を苦しめるだろう。
リーグを中断して代表合宿があったりと、これだけ代表に力を入れている国を私は初めて見ましたし、日本がワールドカップに対する思い入れが強い事を日々感じています。
私は日本代表が頑張り良い結果を出してくれると信じているし、それだけの力を持っていると思う。
力があるだけに良い準備をして欲しい。
幸運を祈り、日本代表を応援しています。

posted by j |02:01 | 代表 | コメント(2) | トラックバック(0)
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