2008年12月28日
遅くなってしまいましたが、先日日本で開催されたクラブワールドカップに関して書きます。
マンチェスターUの優勝で幕を閉じた大会でしたが、日本で世界最高峰のレベルの試合を観られるチャンスは数少なく、この大会は世界のレベルを日本の皆さんが生で感じられる良い機会だったと思います。
ヨーロッパのクラブがアジアツアーで日本を訪れていますが、プレシーズン時期に来日するクラブが多い為、チームとして完成しておらず、リーグ戦の最中でも無いので試合のリズムもあまり良くありません。
クラブワールドカップというのはヨーロッパのチャンピオンはシーズン真っ最中なのでベストメンバーで来日したマンチェスターUNITEDの様なレベルを日本で観れる数少ないチャンスの一つでした。
ましてや準決勝はアジアを代表するガンバ大阪との試合で観客数は7万人近い数で日本のサッカーファンの皆さんも楽しみにしていたのが肌で感じられました。
マンチェスターの試合は2試合ありましたが、私が生で観戦したガンバ大阪との試合について書きたいと思います。
最初の方は互角の戦いで、試合の流れの中ではガンバがゲームを支配していた時間もありました。マンチェスターの動きを観ていた限り決して万全のコンディションではなかったと思います。昨年のACミランの様に良いコンディションで挑む為に大会前に余裕を持って来日していないのが現れていたと思います。
その代償は高かったのですが、そこは守護神のVan der Sarが相手チャンスからチームを救っていました。
試合は互角だったのですが時間が過ぎるにつれて、徐々にマンチェスターにエンジンがかかりチャンスを作り出し先制点が入るのにそう時間はかかりませんでした。
その先制点の入り方はコーナーキックのリスタートによるゴールでした。私は日本のサッカーに愛着をもっており敬意を払っていますが、このガンバの失点の形こそが日本のサッカーにおける一番の課題です。先制点をコーナーキックで入れられたにもかかわらず、試合が終わるまで同じ様にプレーしていました。
ガンバにはマンチェスターにいるようなロナウド、ルーニー、テベスの様な世界的スターはいませんが、あの準決勝の試合はスター選手が決定づけた内容ではありませんでした。
唯一ガンバとマンチェスターの違いがあったのはコーナーから失点された2点です。
そしてこの2失点というのは防げる部分だったと思います。
ガンバは日本でベストチームのうちの一つです。アジアチャンピオンで素晴らしいサッカーの哲学を持っており、観客を楽しませてくれるチームだと思います。
しかし、正直な感想を言うと準決勝のマンチェスターは最高の試合はしていませんし、ガンバは準決勝の結果以上の事が出来たはずだと思います。
それでも試合は盛り上がり、観ていた観客を楽しませてくれた事には感謝しています。
来年の大会も日本のクラブがアジアチャンピオンとして参戦し大会を盛り上げてくれる事を願っています。
そしていつの日かヨーロッパ、南米以外の地域のチャンピオンが優勝する日がくればこの大会は更に盛り上がる事と思います。
posted by Joan Salvans |02:15 |
Jリーグ |
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2008年12月19日
ブログのアップが遅くなってしまいましたが、今回の内容は先週の土曜日に行われた「EL CLASICO(クラシコ)」バルサ対マドリッドの内容について書きたいと思います。
今年のクラシコは ちょうどバルセロナにいたので現地で味わう事ができました。
例年のごとく、メディアそして街の話題は1週間クラシコでもちきりです。
ポジティブなCule(バルサファン)の勢いは止まらず新聞、ラジオまでもが前評判で勝利だけでは物足らず5-1、6-0、更には9-0といった大量得点の勝利しか頭にありませんでした。
今のバルサは結果も内容も絶好調ですが、試合前から対戦相手に対する敬意が欠けていたと思います。
忘れてはいけないのが相手はどれだけ調子が悪くても昨年リーグ優勝した歴史あるマドリッドです。その点ではグアルディオラは素晴らしい対応をしていたと思います。周りが騒ぐ勢いに流されず、堅実にチームに影響が無い様に対応していました。
試合が開始した直後に誰もが現実に戻されたのではないでしょうか。
世界チャンピオン、欧州チャンピオンに輝いた経歴を持つマドリッドの選手たちはカンプノウのピッチに王者の誇りを持って試合に挑んできました。
持っている力を全て出し切り、戦う意欲を全面に出す姿勢は勝利を予感させる物がありました。
同じく絶好調なバルサも今シーズンのスタイル、相手を翻弄する前線からのプレスをしかけていました。チームの最前線にいるディフェンス達(エトー、メッシー、アンリ、チャビ)は現時点で他のクラブとは差をつけて世界№1の守備をしています。
今の彼らは前線からプレスをかけて相手を窒息させ、ボールを奪ってからの攻守の切り替えが速く、相手に守る余裕を与えません。
バルサはそんな普段のプレーをし、攻撃を仕掛けたのですが、今回の相手は簡単には沈んでくれません。力と力のぶつかり合い、バルサがゲームを支配してもマドリッドが力強くカウンターで応戦するという流れが続きました。
しかし時間が過ぎるにつれバルサは自分たちのリズムを維持するのに対し、マドリッドは所徐にリズムが落ちていき最後に個人の力(メッシ―、エトー)によりゲームは終止符を打ちました。
今のバルサはチームが良いプレーをしているだけではなく、選手個々の力がもの凄く良く、ここぞという時にしっかりと結果を残しています。
試合はバルサファンが描いていたシナリオ通りにはいかず、期待していた様にはいかなかったかもしれませんが、やはりこの2つのビッグクラブの戦いそしてレベルの高い22人の選手が勝利を勝ち取る為に誇りをかけて戦う試合を観るのは良いものです。
日本にもこのようなサッカーの試合で国中が注目するようなビッグダービーが近い日に出来る事を待ち望んでいます。
posted by Joan Salvans |16:11 |
欧州サッカー |
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2008年12月15日
先日からスポナビのブログを開設させていただきましたが、今まで書いていたブログをアップさせていただきます。
http://joansalvans-blog.jp/
今年1年のジョアン・サルバンスの活動が書いてあります。
スペインリーグの選手が日本に遊びに来た時の様子などもありますので見てみてください。
posted by elpuente |04:03 |
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2008年12月12日
Joan Salvans マネージャーより
12月10日発売の「サッカー批評」の海を越えてきたフットボーラーのコーナーに
ジョアン・サルバンスのインタビューが出ています。ご興味のある方は是非読んでみてください。


posted by elpuente |01:24 |
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2008年12月12日
今、仕事の関係で故郷バルセロナに戻っています。
日本に住んでいて一番恋しいものは何といってもオンタイムで見るヨーロッパのサッカーですね。
スペインリーグ、チャンピオンズリーグを見るには夜中まで起きているか、早朝に起きるしかライブで試合を見る手段がありません。
一番思い出深いのは夏にあった欧州選手権です。毎日。3時過ぎから生でユーロを見たあの期間は寝不足に苦しまされました。
前回のブログに書いた世界のビッグダービーの一つが今週末、バルセロナで行われます。
その前節に行われたバルサ―バレンシアもスペインリーグでは注目のカードです。素晴らしい内容の試合だったので今回はこの試合について書こうと思います。
バルサは今シーズン絶好調でリーグ最多得点チーム、一方のバレンシアも昨シーズンからは息を吹き返しリーグ最少失点のチームです。
内容は期待通りの面白い試合でした。
結果はバルサが4-0で勝ったのですが、その勝ち方がまた素晴らしかった。
長い間これほどに完璧なテクニックで、個人の力が発揮され、チームとしても戦術が徹底されているチームを見れる事はありませんでしたが、今のバルサはその3拍子が揃っています。
バルサの一方的な展開になった試合でした。
常にチームでボールを貪欲に支配する姿勢、チーム全体でのプレス、各選手の個人のレベルの高さがはっきりと出ている動き。
今のバルサは単に絶好調なだけではなく、負けん気、やる気、どんな壁にぶつかろうと登りきってやろうという気持ちが全体からあふれ出ています。
その姿勢が、ゲームには表れており、スペクタクルな内容につながっています。
どれだけサッカーに興味が無い人でも今のバルサを見れば1秒も見逃せないほど面白いサッカーを展開しています。
しかぁぁぁぁし!!!気をつけなければいけない事があります。リーグを制するのは12月に結果を出しているクラブではありません。リーグを決定づける時期は3月、4月の結果なのです。現ポルトガル代表監督のケイロスがR・マドリッドの監督就任時代、マドリッドはこの時期に2位のバルサと16ポイント差をつけていましたが、最終的には優勝できませんでした。
バルサが今年の目標を達成するにはここで地に足を付け、今と同じように貪欲にチーム作りに励み、過剰な自信は持たないで今と同じ様に試合に挑み、貪欲に結果を求め続ける事こそが成功に繋がる鍵だと思います。
今週は世界を代表するビッグダービー「クラシコ」です。絶好調のバルサと新監督に代わったR・マドリードの戦いの感想を次のブログで書きたいと思います。
posted by Joan Salvans |01:07 |
欧州サッカー |
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2008年12月09日
初めまして。Joan Salvansです。
このブログでは日本のサッカー、ヨーロッパのサッカーで感じた事を書いていこうと思っています。
私はスペイン・バルセロナ出身で、昨年の11月より日本に住みサッカーを指導しています。
日本に来た一番の目的はプロチームのトップの監督になる事です。その夢を掴みに日本にやってきました。
日本に来て1年が経ち、小学生からJリーグまで全ての年代のサッカーを見ました。
よく指導者の方々から、「日本のサッカーはどうですか?」と聞かれますが、私の答えは日本のサッカーレベルは皆さんが想ってらっしゃる以上にレベルは高いと思っています。もちろん、改善しなければいけない点、足りない点はありますが世界との距離はそう遠くないと感じています。
先週末、最後まで優勝が分からなかったJリーグが鹿島アントラーズの優勝で終わりました。
今シーズンは私がJリーグを見始めた2シーズン目でしたが、開幕から最後まで1シーズン通して見たのは今年が初めてでした。
Jリーグというのは本当に良いレベルのリーグだと思います。
浦和レッズ、ガンバ大阪、鹿島アントラーズ、柏レイソルといった良いチームがあり、中澤、中村憲剛、内田といったヨーロッパでも通用する選手たちがいます。
しかし、初めて1シーズンを通して見て感じたのは、リーグが均等しすぎている事です。結果だけを見ていると、どのクラブがビッグクラブなのか?どのクラブが優勝候補なのか?どのダービーマッチがJリーグを代表するビッグダービーなのか?答えが分からない疑問がいっぱいあります。
リーグが均等しているのは確かに最後までどのクラブが優勝するか分からない、どのクラブが降格するか分からないという意味で面白いし盛り上がるのですが、均等しすぎているのも良くありません。
今シーズンのJリーグを見ているとビッグクラブと言われているクラブがコンスタントに結果を出せていなかったと思います。
ビッグクラブ、そしてレベルの高い選手たちが勝利できない事に対して慣れてしまってはいけないのです。
FCバルセロナ、Rマドリッド、ACミラン、インテル、マンチェスターU、チェルシーが負けたり、勝ったりという結果を繰り返していたらおかしいと思いませんか?
ビッグクラブというのは勝つことが習慣にならなければいけません。本当に強いチームというのは常勝軍団でなければいけないのです。
勝ちが習慣付く事ことそが、選手を成長させ、本当に戦えるチームになるのです。
均等なのはファンが増え、サッカーに対する熱も上がるのでもちろん良い事です。
しかし、国としてサッカーが一番盛り上がるのはダービーがあってこそだと思います。
日本でいうFCバルセロナ対Rマドリッド、ボカ対リーベルといったビッグダービーはありますか?
私はダービーの重要性を強く感じます。どの国にも国を代表するダービーマッチがあります。ダービーがある週には日本中が注目し、皆の話題がサッカーになるような国中を目覚めさせるダービーが必要だと感じています。
Jリーグは決してレベルは低くありません。しかし、まだまだ良くなれる課題も残っています。
アジアチャンピオンズ2連覇。着々と日本の成長を世界に示しています。
来シーズンもリーグが盛り上がり、私が住んでいる日本のサッカーが更に強くなる事を期待しています。
posted by joan salvans |11:14 |
はじめまして |
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