2008年11月30日
LDUキトについて・・・(改訂版)
「フルミネンセの対戦相手、LDUキトについて・・・」というページを書いてから半年経ちました。もう半年も経ったことも驚きですが、当時はまさかフルミネンセを破るなんてさすがの僕でも半信半疑でした。奇跡のリベルタ制覇から約5ヶ月、ついにクラブW杯が目前まで迫ってきました。歓喜のあの日からいろいろ変わったこともあります。ここで、日本での知名度がほとんどない、南米代表LDUキトについて改めて個人的な見解を記したいと思います。
LDUキトは正式名称をLiga Deportiva Universitariaというが、同国内にも同名クラブは各主要都市にそれぞれ存在する。したがって、区別するためにキトにあるLiga Deportiva UniversitariaはLDU Quito(LDUキト)またはLiga de Quito(リーガ・デ・キト、リガ・デ・キト)と呼ばれる。サポーターからはLa Liga、Los Albosなどと呼ばれる。(某wikipediaにも似たような記述がありますが、最初に書いたのは僕なので無問題です)
監督はアルゼンチン人のエドガルド・バウサ。彼は現役時代にはロサリオ・セントラルで長年プレーしたディフェンダーで、1990年イタリアW杯にも出場した。普段はクールな振る舞いを見せていたが、リーガがリベルタ優勝を決めた瞬間、男泣きを見せた。
基本フォーメーションは3-6-1で、主にアウェーで守備的な戦術を執る際は4バックとなる。
キーパーのホセ・セバジョスは満37歳の大ベテランである。1990年代からエクアドルを代表するキーパーとして名を高め、代表のW杯初出場、W杯初勝利の瞬間も彼がゴールマウスを守っていた。まさにエクアドルサッカー躍進のシンボルともいえる。リベルタ杯決勝は1度目はベンチ、2度目はスタメンとしてバルセロナSC時代に2回経験しており、まさに今回「三度目の正直」となった格好だ。2007年シーズンはエクアドルリーグの下位クラブであるデポルティボ・アソゲスに所属しており、一度は引退も考えていたという。ここ最近のリギージャ・フィナル(エクアドルリーグのプレーオフ)ではアレクサンデル・ドミンゲスがリーガのキーパーを務めているが、クラブW杯はセバジョスが出場するのは確実である。彼のプレーがリーガの行方を左右すると言っても過言ではない。
3バックを形成するのはノルベルト・アラウホ、ハイロ・カンポス、レナン・カジェ(またはディエゴ・カルデロン)である。N・アラウホは苦労人のアルゼンチン人である。敏捷性が売りのCBであり、ディフェンスラインを統率する。カンポスはまだ24歳と若いが、自陣ゴール前で落ち着いたプレーを見せる。リベルタ決勝1stレグではCKからバックヘッドでのゴールを決めるなど攻撃センスを併せ持つ。もう一人のCBはリベルタ制覇まではカジェが務めていたが、最近はカルデロンが出場する機会も多くなっている。
ダブルボランチの片方はリベルタMVPでキャプテンのパトリシオ・ウルティアで不動だが、もう片方の席はリベルタ制覇以後エンリケ・ベラがクラブ・アメリカへ移籍してからは流動的になっている。候補としては、ペドロ・ラレア、イスラエル・チャンゴ、アルフォンソ・オブレゴン、ウィリアム・アラウホなどが挙げられる。オブレゴンはかつて、代表で不動のボランチであり、今大会限りでの現役引退を示唆している。中盤の両サイドはネイセル・レアスコとパウル・アンブロッシの2人である。レアスコはスピードとテクニック、アンブロッシは無尽蔵のスタミナが持ち味であり、4バック時にはオーバーラップを自粛して左サイドバックを務めることが多い。司令塔はダミアン・マンソというアルゼンチン人である。天才的なゲームメイカーとしてリーガの攻撃の起点となる。かつて母国で天才と持て囃された才能は長い沈黙を破り、キトで再び開花した。プレースキックも基本的に彼が担当する。ルイス・ボラーニョスは現リーガで一番のエキサイティングなアタッカーだ。ときにはウイングで、ときにはサイドハーフで豊かなスピードで相手ディフェンスを切り裂く。リベルタ制覇後の数多の欧州クラブのオファーを蹴ってリーガに残留した。
1トップはまたもアルゼンチン人のクラウディオ・ビエレルである。彼の献身的なプレーがリーガの攻撃を支えている。控えにはかつてのエクアドル代表の大エース、アグスティン・デルガドやチリ代表のレイナルド・ナビアなど多彩な実力者が顔を揃え、ゲーム展開によってさまざまな攻撃を仕掛けることが出来る。
クラブW杯のリーガにとっての初戦となるパチューカまたはアル・アハリ戦は厳しい戦いになるかも知れないが、是非勝ち抜き、決勝で再びバウサ監督の男泣きが見れるように期待したい。
posted by ecuadorfutbol |02:19 |
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