2007年08月17日

「JUVE」のリベンジ ~07-08シーズン~

第7回TIMカップが、14日にサン・シーロで行われた。

この大会が、イタリアだけでなくヨーロッパ全土からも
注目された理由は、当然「イタリアの貴婦人」の参加に
あった。  現時点での、ユベントスと「他の2チーム」
との力関係が注目されたのだ。

今期のイタリアリーグでの優勝候補筆頭とされている
インテルとユベントスの試合は、両チーム無得点のまま
PK戦までもつれ込み、この結果インテルに軍配が上がる。

ユベントスの第2戦、ミラン戦はジラルディーノのゴール
により、0-1でミラン。この結果、注目のユベントスは
最下位に終わった。

デシャンの去就が話題となったユベントスは、残す
ところは実質、デルピエロの契約延長問題だけとなった。

ティフォージがデルピエロが去る事など許すわけもなく、
クラブ側がデルピエロを手放す事はあり得ない。
ブッフォン、カモラネージ、ネドベド、トレゼゲら
「同士たち」に続き、ユベントスのエンブレムは契約を
延長するだろう。

あらゆる意味より認められなかったのかどうかは、定かでは
無いが、カンナバーロ、ザンブロッタの「Uターン」は結局
幻と消えた。

個人的に期待していたファンデルファールトの獲得は、結局
実現せず、他の新加入選手としては、イアクインタがウディネーゼ
より、アンドラーデがラコルーニャから。そしてティアゴが
リヨンからやってきた。

FW・MF・DFと各ラインに「手堅い」補強をしたユベントス
だが、上述した主力は健在であり、パッラディーノら若手にも
信頼を寄せているのが分かる。

去っていく選手としては、期待外れに終わったボジノフや
フランス人DFのブームソン、ブラージらで、彼らは構想外
のようだ。個人的にはブラージの移籍は(まだしていないが)
残念に思う。 兵隊のような風貌で、手堅い守備が魅力的な
この選手はカペッロからも信頼されていて、ボランチやSBの
ポジションで主力が抜けた時は活躍していたからだ。

どちらにしても、セリエBを戦ったベースはそのまま残りそう
な状態だが、気になるところは新監督の手腕である。

新監督であるラニエリは、1990年代後半にフィオレンティーナ
でタイトルを獲った後、バレンシアで成功を収め、その後チェルシー
の監督に就任するが、タイトル奪取とはいかずに解任された。

その後、バレンシアの監督に再任されるが成績不振で解任され、
昨季はパルマの監督となり、セリエA残留を成功させた。

「人当たりの良い、好感が持てる紳士」というイメージのラニエリ
だが、過去の経歴には、カペッロやリッピ程のインパクトがなく、
ユベントスで成功するかどうかは、まだ分からない。

ラニエリが去った後のチェルシーが、モウリーニョで成功を収め
サッカー界の顔となった事と、リッピに拘ったクラブが、その後釜
として招聘した事も、ラニエリへの「信頼の低さ」に拍車をかける
事になっている。

上述したTIM杯においても、ユーべは最下位だったが
ラニエリはどうやら満足しており、危機感を持つ主力達とは違った
考えのようだ。

セリエA復帰のシーズンとはいえ、ユーべは「勝者のチーム」で
あり、優勝争いから早々と脱落しようものなら、監督の座を追わ
れる事になるだろう。
昨季のセリエAはユベントスがいなかった為に、インテルの優勝
にもケチがついた恰好だったが、そのような意味においても強い
「貴婦人ぶり」を発揮して欲しいと思う。

posted by 栄一郎 |06:43 | セリエA |
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