2007年02月10日

カルチョへのリベンジ

レッジーナを想う

「好きなチームはやっぱバルサだけど、それは対戦したいチームとは別。イタリアとやりたい」

中村にとってイタリアは雪辱を果たすべき地なのか。
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント抽選会を目前にした中村のコメントから、イタリアのサッカーに対する思いが垣間見えたような気がする。

何よりも結果が重視されるイタリアでは、攻撃的な役割を背負う「外国人助っ人」である中村俊輔に対する評価は厳しかった。
レッジーナの最大の目標はリーグ残留だったので、ゲームプランは「負けない試合」となってしまう。
「気の利いたサイドチェンジ」よりも「激しいスライディングタックル」のほうが評価される。

リーグ残留が最大目標であったレッジーナから、リーグ優勝が宿命付けられたセルティックに移籍し、大きく変わったのはメンタリティの部分だろう。
勝者の哲学を持って試合に臨む姿勢、タイトルへのプレッシャーから、より一層プレーに磨きがかかり、プレースタイルに幅も出てきている。
だからこそ今、イタリアを沈めることで自身の価値を再認識させたい気持ちは強い。

屈辱のシーズン

一方でミランは、昨季のカルチョスキャンダルのせいで、完全にプランの狂ったシーズンとなってしまっている。
本来、ペナルティでヨーロッパのカップ戦には出場できないはずであったため、余剰戦力を抱えることはできず、まともな補強はできずにシーズンに臨まなければならなくなってしまった。

勝ち点を落とし続けて迎えた9節のインテルとのダービーに敗れたことで、スクデット争いからの脱落は決定的となり、早くも目標はチャンピオンズリーグのみとなった。
ミランにとって、屈辱のシーズンを歓喜で終わらせるためには、ビッグイヤーは絶対に必要だ。

冬の移籍マーケットでは、緊急補強が必要であった右SBにオッド、控えGKにストラーリと、即戦力を手に入れた。
この冬のビッグトランスファーであったロナウドだが、今季レアル・マドリーでチャンピオンズリーグに出場しているため、ミランのユニフォームを着て出場することはできない。
つまり、現時点での決定力を欠いた攻撃陣で臨まなければならない。
ただし、チャンピオンズリーグだけは別物。
グループリーグは易々と突破している。

ホームでの戦いが鍵になる

今まで、セルティック・パークで行われたチャンピオンズリーグの試合は9勝2分1敗と、セルティックはホームで圧倒的な強さを誇る。
熱狂的な6万人を超えるサポーターによる圧力は、今季マンチェスター・ユナイテッドの牙城をも崩した。
中村の鮮烈な一撃、ボルツのPKセーブといった神懸り的なプレーが連発している。

過去、イタリア勢を迎えた欧州カップ戦は6試合あるのだが、1968-69シーズンの欧州チャンピオンズカップ準々決勝以外は無敗だ。
ただし、この時に敗れた相手はミランだ。

セルティックが勝ち上がるためには、セルティックパークで無失点で勝つことが最低限必要だろう。

一方のミランは、シチリアの悲劇の影響で、サンシーロを使えない可能性が高い。
サンシーロはイタリアの定めるスタジアムの安全基準を満たしていないからだ。
また、使えたとしても無観客試合となることが予想される。
ミランとしては、代替案として、ジュネーブなどでの中立地で試合を行うことを提案しているが、いずれにしろミランにとってはマイナスでしかない。

「サッカー選手としてはサンシーロでやりたかった」

中村にとってもサンシーロは憧れの地だ。
最も旬な中村俊輔を見せることで、憧れでもあったイタリアを見返してもらいたい。


イースリーでは、チャンピオンズリーグスコア予想ゲームを開催します。
今回はSEGAさんにご協賛いただきました。

http://www.e-3.ne.jp/cl/06-07 ←こちらからどうぞ

皆様のご参加をお待ちしております。

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posted by e-3_inc |15:48 | チャンピオンズリーグ | トラックバック(0)
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