2007年04月15日

夢の劇場で

シアター・オブ・ドリームス

サッカーの神様から愛でられているスタジアムの一つオールド・トラフォード。
数々の名勝負がこのスタジアムで生まれた。
ユーロの決勝、チャンピオンズリーグの決勝を開催する資格を持つ、UEFAが定める5つ星スタジアムである。

準々決勝2ndレグのローマ戦も印象的な試合だった。
1stレグで完敗したチームとはとても同じチームとは思えないほどの、圧倒的な強さで完全にローマを飲み込んだ。
スコールズ、ギャリー・ネビル、ビディッチと、レギュラーを数人欠いてもなお、前半だけで4点を奪う猛攻。
ローマはただ呆然とするだけで、チャンピオンズリーグの舞台を降りることになった。

マンチェスター・ユナイテッドの「変貌」とも言えるこの強さは、オールド・トラフォードなくしてはあり得ない。
7万6000人が入るこのスタジアムで、マンチェスター・ユナイテッドを応援する人の威圧感はいったいどんなものだろう。
相手チームとしてスタジアムに立たなければわからないだろうその迫力は、おそらく我々の想像を遥かに凌駕するものなのだろう。
ビッグマッチを経験してきている選手たちですら、自らのパフォーマンスを披露することが難しいのであるのだから。

ミランとの試合ではスコールズが出場停止から復帰できる。
そしてスミスが90分出場できたのは大きい。
2トップのほうがルーニーによりいいボールを供給できる。
攻撃の切り札が増えたことで、戦い方にも余裕が生まれる。
注目は両翼。
クリスティアーノ・ロナウドとギグスがどれだけチャンスメークをできるかだろう。

ビッグマッチなればなるほど、オールド・トラフォードの圧力は高くなる。
ローマよりもビッグマッチに慣れているミランはどうだろうか。

あまり注目されていない時こそ底力を発揮するイタリア

2006年のワールドカップでイタリアを優勝に推した人は、イタリア人以外にどれだけいただろうか。
イタリアはワールドカップ前のカルチョ・スキャンダルにより大混乱に陥っていた。
これが選手の精神面に悪い影響を及ぼすことは明らかだと、多くの人たちは考えていた。
だが、イタリアは逆境に強い。

94年ワールドカップでは、予選リーグを1勝1敗1分けの成績で、総得点が1点多かったために辛くもリーグ3位となり、決勝トーナメント進出となった。
そこから決勝戦までたどり着いている。

2000年のユーロでは、準決勝の開催国オランダとの試合で前半に一人退場者を出し、PKを2回取られてもなお、最終的にPK戦を制して決勝までたどり着いた。

今年のミランはカルチョ・スキャンダルの影響で、選手補強に失敗し、シェフチェンコの大きな穴を埋められずにいた。
リーグ戦では序盤でスクデット争いから脱落。
チャンピオンズリーグでもいいパフォーマンスは見せられない。
だが、勝ち上がる。

現在のチーム状況からして、ミラン不利の見方は至極当然だ。
その状況はミランが有利になるとしてもだ。

注目すべきはガットゥーゾ。
ユナイテッドの速いパス回しをさせないための、パスの出所を抑えるのは難しい。
正確なダイレクトプレーはユナイテッドの十八番だ。
そうなればキーマンを自由にプレーさせないことが重要になる。
おそらくギグスを抑えることになるであろうガットゥーゾのファイトは見ものだ。

02-03シーズンのチャンピオンズリーグの決勝の地、オールド・トラフォード。
この時のチャンピオンはミランだった。

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posted by e-3_inc |13:28 | チャンピオンズリーグ | トラックバック(0)
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