2008年08月20日
【関連記事】
by 徒然フットボール
アルゼンチン五輪代表 3-0 ブラジル五輪代表の選評は、こちらで書いてますが、こちらでは、派生的にブラジル五輪代表について短く。
残念ながら、北京五輪では、準決勝で敗戦したサッカーのブラジルだが、今大会は、ひょっとすると…。と思わせてくれる布陣で大会に臨んできた。欧州のクラブと喧嘩しながら、ジエゴ、ロニーを加え、監督は、フル代表と兼務しているドゥンガ監督で、大会前もシンガポールなどの近隣で調整し、万全の体制だったといえよう。
しかし、運が無かった。決勝ならまだしも、準決勝で、アルゼンチンと激突する不運。これはアルゼンチンから見ても対戦カードとしては不運なのだが、ブラジルにとっては、若い年代では、アルゼンチンにはあまり勝てていない。しかも不運はそれだけではなく、試合ではシュートがバーやポストに当たるなど、運がなかったともいえよう。しかも、ブラジルは気持ちがイラつき、退場者が二人出てしまう悪循環。
これで、ブラジルの男女のアベック優勝の線は消えてしまった。ブラジルは、つくづく金メダルに縁がないと見える。五輪のプロ解禁が遅れたというのもあるが、いまだサッカーが国技の彼らに金メダルがないのは、かなり不思議といえる。とはいえ、アルゼンチンも、前回のアテネ五輪が初制覇であることを考えると、まだ、余地はあるかもしれない。ただし、それも彼らのモチベーション次第であろう。
彼らも、心底、金メダルが欲しいというよりは、いまだに金メダルを取れてないから欲しい、取れてないのが許せないといった感情なのではないだろうか。日本の野球もそうだが、本当に、本気で五輪に取り組んでいるかとすると、限りなく99.9%には近づけても、100%ではないだろう。本気だったら、カカもオーバーエイジで強引に呼んでいるはずだ。黄色いサポーターもスタジアム全体を埋めてくるはずだ。すでに、ワールドカップで5回も優勝しておきながら、いまさら格下の大会である五輪の金メダルなんて…。という感情が、国民の心のどこかに0.0001%くらいはあるかもしれない。それがすこしでもあるうちは、金メダルは取れないだろう。
ワールドカップを5回も優勝している分、逆に、五輪へのモチベーションが100%になりにくいのが実情ではないだろうか。
posted by FOOTBALL NOTES |12:05 |
欧州FOOTBALL |
トラックバック(0)
2008年08月19日
【関連記事】
by 徒然フットボール
日本五輪女子 2-4 アメリカ五輪女子の選評は、こちらで書いてますが、こちらでは、サッカー日本五輪女子の翳りについて
今回、ベスト4まで行った日本五輪女子は、おそらく、銅メダルだろうが、ベスト4だろうが、帰国すれば、今回だけは賞賛されるであろう。「結果がすべて」という風潮がある中、なかなか微笑ましい状況だが、この先は、どうかというと、そうでもないかもしれない。
今回が日本五輪女子のピークであることはいうまでもない。そして、これからの評価は、五輪ベスト4(ないし銅メダル)が最低ラインに敷かれてしまう。この先、ここを超えられないと、(飽きっぽい&贅沢な国民性の)日本では失格となる。もちろん、成長過程でそういった目標設定を上げることは大事なことであるが、ピークをいつまでも目標ラインに据えると、かなり時間がかかることもある。事実、若い男子の世代、ユース、五輪についていえば、いまだにゴールデンエイジ、シドニー世代を物差しに据えられて評価されてしまい、頭打ち状態である。適切な目標設定がなければ、逆効果になることもあろう。
女子については、五輪、W杯のベスト8を目標に、男子についても、五輪はメダルではなく、グループリーグ突破となるベスト8を目標に据えるのが相応しいのかもしれない。もちろん、フル代表のサッカー日本代表は、ワールドカップのアジア予選突破がノルマ、そして、本大会の(ホーム以外での)1勝、グループリーグ突破が目標設定としては、相応しいだろう。もちろん、短期大会は、なにが起こるかわからない。流れひとつで、あれよあれよと勝つ例も珍しくはない。ただし、短期大会の結果と強いかどうかはまた別であり、勝ったから強いと判断して、目標設定を上げると、2002年ベスト16のような勘違いをしてしまう。目標も、実力に見合った位置に設定するのが望ましい。
とりあえず、今回の北京五輪で、一応の山を築いたサッカー日本五輪女子も、今後の趨勢の願望による目標設定次第では、翳ることも十分にありえる。
posted by FOOTBALL NOTES |12:05 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月18日
【関連記事】
by 徒然フットボール
J・LEAGUE★21節は、こちらで書いてますが、こちらでは、やや変化のあった浦和レッズについて。
浦和は、F東京の試合で、後半、平川、高原アウトの細貝、ポンテが入った3-5-2が、今季のベスト布陣といえるだろう。そして、新戦力になるべきエジミウソン、高原、梅崎、アレックスはこの中にいない。特に、ポンテが入ってからの、田中、永井の2トップ、トップ下のポンテ、ボランチに阿部、鈴木、CBに坪井、闘莉王というセンターラインは、浦和が、今、考えうる一番の型であろう。坪井のキレが戻ってきているのが大きい。また、長谷部、小野の抜けた穴を、結局、阿部で補ったことになる。
F東京戦は、最後、堤を投入して、逃げ切りを図ったベンチに対して、賛否両論があるようだが、あそこは、ひとつの「試し」だったといえよう。去年の浦和なら、守りきって勝ちきる。今回は、その容を試したといえる。よって、試合の最後の焦点は、浦和が守りきれるかどうか、浦和が失点するかどうかがポイントだった。無事、守りきれたことで、ようやく、去年の「普通」に、戻ったといえよう。
これまで容のなかった今季の浦和には、ひとつの容とはいえるが、これは、あくまで去年のものでしかない。これまで、味付けの悪い調味料をさんざん使ってきて、結局、味を元に戻したようなものだ。何の上澄みはない。今季は、上位チームの力が6、7クラブほどで拮抗しているため、その中で勝ち星を食い合う膠着状態ゆえ、どこかのクラブの独走を許さないリーグ展開になっている。その流れが不調の浦和に味方していたのは、まぎれもない。
これまでも、浦和に(長期シーズンを戦う)容はなく、浦和のエンジンがかかるのは秋からだとしてきたが、ようやく、ここにきて、その素地のようなものは出来てきた。いままで、「気持ち」だけしか戦う武器がなかった浦和に、ようやく、容らしきものが見えてきたかもしれない。もちろん、また、すぐに元に戻るかもしれないし、先の保証は何もない。最低限、気持ちだけは切らさないことである。
とりあえず、リーグの日程においては、すでに浦和は鹿島、川崎との試合を消化しており、暮れに向けて万博、瑞穂があるくらいで、対戦カードによるシーズンの峠は通り越している。あとは、フロントが邪魔せず、ACL含め、いかに、(選手、ベンチ含めた)現場がうまく流れに乗るかであろう。
最後に、フロントが本田を獲るとか言う○○な動きをしているようだが、獲ったら、無駄金を使うだけになるだろう。
posted by dukaeeq2008 |12:01 |
J・」LEAGUE |
トラックバック(0)
2008年08月16日
【関連記事】
by 徒然フットボール
日本五輪女子 2-0 中国五輪女子は、こちらで書いてますが、こちらではサッカー日本五輪女子とワールドベースボールクラシックについて短く。
忘れもしない。
2006年、ワールドベースボールクラシックで、韓国に(予選含めて)負けておきながら、自力突破が消えておきながら、メキシコの奮闘と失点率に助けられ、一度は死んだ身にもかかわらず、そのまま勝ちあがって優勝してしまった日本野球チーム。
大会第一回という手探り状態で、勝ちあがり方式のレギュレーションの未熟さが、日本の追い風になった。逆に奇跡的に日本に連勝した韓国にとっては不運だったといえよう。元来、一発勝負に弱く、ある程度の「慣らし」と「テストと本番」「やり直し」が大好きな日本人の特性にとって、レギュレーションの未熟さは願ってもない味方になることがある。
今回、五輪サッカー女子においても、同じことが言える。女子サッカーは、まだまだ市場が小さいにもかかわらず、わざわざ成熟市場の真似をして、グループリーグ+決勝トーナメントの勝ちあがり方式を採用した。グループリーグ12カ国参加で8カ国が勝ち残り、たった4カ国しか脱落しないレギュレーションは、2敗しても、場合によっては、1引き分けでも勝ちあがれる、まこと不思議なレギュレーションである。グループリーグ+決勝トーナメントを採用するなら、16カ国に参加枠を増やすべきであろう。
今回の日本女子チームは、緒戦のNZにまさかの引き分けを喫した。真の勝負であれば、普通は、グループリーグ敗退がほぼ決まるのだが、勝つ必要のないノルウェイと三戦目に戦うことが出来て、かつ、グループリーグ3位で決勝トーナメント通過というレギュレーションだから、笑いは止まらないだろう。
そして、決勝トーナメント緒戦では、ホスト中国に完勝し、まさに一度、死んだ構図から生まれたサッカー日本五輪女子の勢いは、ワールドベースボールクラシックに似ている。実力的には、ドイツ、アメリカの方が格上だが、どこか見えない追い風が日本に流れていて、この流れは、まれに実力差を度外視することがある。
メダルの色はわからないが、仮に、日本が金メダルをとっても、すでにそういう流れがあることを考えれば、なにも不思議なことではないだろう。
posted by FOOTBALL NOTES |11:05 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月15日
【関連記事】
by 徒然フットボール
ウルグアイ戦のサッカー日本代表が発表は、こちらで書いてますが、こちらでは、今夜行われる日本五輪女子 対 中国五輪女子の展望について。
相手が中国だが、中国が強いかどうかというより、ホスト国であることが一番の敵であろう。日本がボールを持てば静まり、中国がボールを持っただけで、大きな歓声が上がる。東アジアでアウェイは経験済みとはいえ、異様な雰囲気の中、日本は、NZ戦の二の舞はしてはならない。レギュレーションに救われ、一度は死んだ身なのだから、のびのびプレイできるのが勝利への近道である。
よって、ゲームの入り方が重要になる。開始、15分~20分まで0-0なら、順調な立ち上がりといえよう。失点するのはよくないが、早すぎる先制も、すこし具合がよくない。試合に慣れる前に、相手の圧力に押されるのはよくない。序盤はだましだましスロースタートでゲームを進めるのがいい。また、夜のキックオフとはいえ、高温、高湿度も、スタミナと体力を奪う。ペース配分で消耗度も違ってくるであろう。また、延長、PKも視野に入れなければならない分、交代枠も含めたベンチワークは大事になる。
また、思い切りと集中力が鍵になるだろう。90分間(+30分)、集中を切らさず、シュートは慎重になる必要ない。思い切り打てばいいだけだ。乱打戦はあまり歓迎しないが、展開やスコアによって、かなり忙しい試合になりそうだ。極端に守る局面、過剰に攻める局面、凹凸の激しいノーガードの打ち合いの場面もあるだろう。
正直、3-0で勝つ必要はない。1-0でいいのである。
女子サッカーの勢力図は、ドイツが図抜けているが、他の国なら、まったく適わないということはなく、十分に勝ち負けできる。(勝った事のない)アメリカとは相性が悪いが、W杯前にはブラジル(フクアリ)にも勝っているのである。そもそも、3位通過でドイツと当たらないで済んだのは、ラッキーのなにものでもない。主審の裏工作、ミスさえなければ、普通に日本が勝っても、驚きはないはず。ちなみに、中国には、アテネ五輪以降は3勝1分け1敗と勝ち越している。
世界最大規模のワールドカップのある男子とちがい、女子からすれば、この五輪は(女子W杯に並び)頂点の大会といっても、過言ではないだろう。沢の居る今の日本女子チームが、おそらく、近年で一番のピークに近いのかもしれない。要するに、「今、勝たないで、いつ勝つの?」と、問うていいレベルである。
posted by FOOTBALL NOTES |12:10 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月14日
【関連記事】
by 徒然フットボール
日本五輪代表 0-1 オランダ五輪代表の選評は、こちらで書いてますが、こちらでは、サッカー五輪の総括について軽く。
前回は、韓国がベスト8、イラクがベスト4だったが、今回は、アジア勢が全敗している。そういう大会の流れというものには逆らえないのかもしれない。
世界とは差があったという論調もあるが、日本は、ブラジル、アルゼンチン、イタリアとは同組にならず、決して適わない相手のいる組に居た訳ではなかった。アメリカはフィジカル、ロングキック主体のイングランドスタイル。スーパーイーグルのナイジェリアはベストメンバーではなく、出来も芳しくなく、個とパワーで押し切るのみ。守備もがさつだった。オランダにいたっては、日本五輪代表 0-1 オランダ五輪代表の選評の冒頭で書いてるが、動きは重く、マドゥロはたいした仕事も出来ず、ゲーム構築の意思すら感じられない始末で、本来のオランダの名前からすると、程遠い仕上がりのチームだった。
10回やって、1回も勝てない相手ではなく、各国とも、衝ける隙はあったのだ。
結局、指揮官のハードルの低い自己満足で終わってしまったが、もし、日本が、アジア五輪予選からチームを固め、代表監督経験のある監督が指揮し、効果的なオーバーエイジを起用し、なにより、日本サッカー協会が責任逃れをせずに取り組んでいたら、もっと勝ち負けできていたのではないだろうか。すくなくとも、消化不良のような気分は味わなくて済んだかもしれない。
いくら選手が優れていたとしても、監督、サッカー協会周辺の取り組みが脆弱だと、うまくいかない典型的な今大会ではなかったか。現場レベルでも、予選含めて、大会までに消化してきた強豪は、直前のアルゼンチンしかなく、さして強豪といえる強豪と試合はしていない。そのあたりで、選手、監督含めた肌感覚での経験不足があったのも否めないだろう。
最後に、マスメディアは理想が高いのか、シドニー五輪ベスト8や大昔の銅メダルを基準に考えたがるようだが、今後は、シドニー五輪世代を標準にする必要はなく、メダルを狙うというより、根本的に、ハードルを下げた方がいいかもしれない。すでにワールドカップの目標をベスト8とは、軽々しくいえないように、五輪チームも、グループリーグ突破を目標に据えた方が、現実的である。
posted by FOOTBALL NOTES |11:31 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(1)
2008年08月13日
【関連記事】
by 徒然フットボール
サッカー五輪女子は、こちらで書いてますが、こちらでは、派生的に短く書いてます。
昨日のノルウェイ対日本の女子の試合は、日本にとっては面白いように展開が嵌った。サッカーには、ごっつあんゴールというのがあるが、ごっつあん試合といったほうがいいかもしれない。おそらく、サッカー五輪男子の反町監督がやりたかったフットボールはあのような新潟張りのカウンターだったであろう。
格上相手の前がかりに対し、ボールをとったら、すかさず攻守を入れかえ、中盤の構成もなく、一気に、ロングフィードや縦パスで相手ゴール前まで陥れ、FWとGKの一対一、相手DFと対等数になるような状況を作る。よって、(目的が目的になりがちな)中盤でのパス回しは重要でなく、消耗も少なく、一番てっとり早い戦い方である。おのずと格上、格下の差異も大きく広がらない。まさに、昨日のサッカー五輪女子は、反町監督のやりたかったフットボールを具現したといえよう。
しかし、昨日のノルウェイ戦をもう一度、やれといっても、難しいだろう。94年ワールドカップでスウェーデンが同様のやり方で上位に進出したが、運が味方しないと、なかなか出来ない。今回、反町監督の戦術はことごとく空振りに終わった。もともと、主体的にイニシアチヴをとる戦術でないから、他力的な部分は否めない。
もちろん、サッカー日本五輪女子は、オーソドックスに1-0の試合も出来るはずだが、ノルウェイが点を取りに前へ来れば来るほど、スペースも生まれ、隙も多く見えてくる。バスケットで言えば、相手がスリーポイントシュートに縛られて、外から打ってくるシュートのリバウンドを拾っていればいいだけである。そういう意味では、一番、楽な試合であり、幸運だったといえよう。
おそらく、消化試合になったサッカー五輪男子のオランダ戦も、オランダが前がかりに波状攻撃してくる。そこで我慢して失点するかしないかで決まるだろう。昨日の女子のノルウェイ戦の再現をすれば、オランダ相手に勝ち負けできるし、場合によっては3-0の快勝もありえる。ただし、早々に失点しないことが前提となる。要は、強いか弱いかは関係なく、嵌るか嵌らないかでしかない。嵌らなければ、大敗もありえるだろう。
posted by FOOTBALL NOTES |11:58 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月12日
【関連記事】
by 徒然フットボール
日本五輪代表 対 オランダ五輪代表の展望は、こちらで書いてますが、こちらでは、世界における野球とサッカーの立場のちがいについて短く。
たしかに、サッカーのブラジルは未だに金メダルを獲っていない。日本も野球で金メダルを獲ってない。不思議といえば不思議だ。野球種目がプロ参入可能になった近年、日本は、プロ野球側の曖昧なスタンスにより、中途半端な成績に終わっている。よって、五輪野球において、日本は、王者ではない。
しかし、五輪野球は、アメリカ大リーグの一流どころが参加しない大会であり、そもそも真の王者を決める大会ではない。そんな大会に、いまさら本気モードでのこのこ出向いた所で、「いまさら」という印象もなくはない。かねてから、イチローは五輪の参加を否定してきたが、もし、彼が五輪へ出たら、天下りのようなものであろう。
今回で野球種目が最後になるということで、前回同様、日本のプロ野球が全面協力となり、本腰を上げて取り組んでいるようだが、マスメディアも持ち上げるだけ持ち上げて、まるでサッカーのように、困難に立ち向かい、高い壁に登る挑戦者のような売り方は、すこし鼻につく。
むしろ、オールプロで(億単位の年棒をもらう選手でチームは固められ)、ダルビッシュ、川上、涌井が投げるなんて、逆に反則な気もする。同じ反則でも、バルセロナ五輪のバスケットにおけるアメリカ代表のNBAドリームチームのようなチームなら、(見てみたいという部分で)夢があっていいが、今回の日本の野球は、(リトルリーグに社会人が参戦するような)やりすぎの印象もなくはない。
たしかに、五輪は、短期間の一発勝負だから、何が起こるかわからない。プロを集めたから必ず勝てる保証はない。(前回のように奢って全勝優勝を狙う)慢心なく、抜かりない準備は必須条件であるが、もし、それで金メダルを逃したら、恥の何者でもない。当然、国内のアマチュア選手(斉藤など)にまったく出場チャンスがないわけだから、金メダルを獲らなければ示しもつかない。金メダルは、願いというよりは、義務であろう。
もはや、野球はサッカーとはちがい、世界への挑戦者ではない。柔道のように、金メダルを逃し、銅メダルで泣くレベルに比肩しているのだから、金メダルを獲ったとしても、過度に馬鹿騒ぎする必要はない。野球の金メダルは、あくまで、長き忘れ物を取りに行くだけに過ぎない。
posted by FOOTBALL NOTES |11:52 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年08月11日
【関連記事】
by 徒然フットボール
日本五輪代表 2-1 ナイジェリア五輪代表の選評は、こちらで書いてますが、こちらでは、浦和レッズについて短く。
シーズンが20節も迎えると、どのチームであれ、ある程度、今季のチームの本質が見えてくる。いまだ、自分たちの戦う容(かたち)を持たない浦和の元凶は、本来、浦和の躍進を支えてきたフロントの(開幕前の)油断、ジャッジミスであろう。なにより、序盤のポンテの不在、小野、長谷部の抜けた穴に対し、なにもしていない。夏場に大物外国人DFを獲得すると大風呂敷を広げ、結果、アダイウトンの獲得も(事前の状態の未確認で)見送られ、外国人枠を1枚無駄にしている。「選手の名前で勝てる」と踏んだツケを、まさに現場の監督や選手が払う悪循環といえよう。
たしかに、去年、阿部を獲ったのはフロントのファインプレイだったが、今年、獲得した高原、梅崎、エジミウソンはレギュラーとして固定できていないばかりか、逆にチームの重石ともなっていたり、使い切れていなかったりする。
高原については、グッズ、ユニの売り上げは貢献しているであろうが、開幕前に書いたように、仕事ぶりは想定内。ハードルを下げれば、ゴールより献身的な動きでチームにフィットしだしているが、フロントが計算した彼の仕事と期待はそこではないだろう。エジミウソンも、パス出しの楽しみを覚えてしまっているせいか、その分、脅威もなければ、チームとの連携すら、いまだ構築されていない。毎試合、なんとなくプレーしてしまっている。梅崎もまた、先発されたり、控えだったりと、まだ、使われ方が固定されず、自身も調子の波を掴みきれていないようだ。
それでいて、主力の山田、鈴木が本調子を取り戻せていない現状だから、去年の浦和とは程遠いといえるであろう。今は、阿部が奮闘して、なんとか屋台骨を支えられているに過ぎない。
開幕前から、マスメディアは、浦和の巨大戦力を煽っていたが、当時、こちらで書いているように、実際は、こんなものであろう。現在、順位が上に居るのだけは予想外だが、浦和の本質は何も構築されていない。最悪、今年は、新戦力がフィットするための一年になりそうだ。一年で済めばいいが、フィットしない場合も十分にありうると、むしろ、浦和は高値掴みしたことになる可能性もある。
posted by FOOTBALL NOTES |12:03 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月10日
【関連記事】
by 徒然フットボール
J・LEAGUEの20節は、こちらで書いてますが、こちらでは、エンジンのかかりが遅い五輪の日本代表について。
総じて、どの種目の日本も、スロースターターというか、エンジンのかかりが遅く、慎重になりすぎている印象が強い。選手からすれば、気がつくと、試合が終わっていたという感覚なのではないだろうか。あいかわらず、予行と本番をきっちり携え、本番まで予行気分を引きずるのは日本人らしい。
さて、そんな中、柔道は生中継で見ておらず、結果がわかっている状態でVTRを見たにもかかわらず、女子48キロ級・準決勝、谷、ドゥミトル戦は、すこし違和感を感じた。両者とも序盤から心理戦で組み合えず、双方に2度ずつ指導が与えられたのは、意味がないばかりか、残り約30秒で谷にだけ指導が行ったあの判定に、素人ながら、すこし恣意的なものを感じた。
おそらく、谷の敗北は、負けるなら、これしかないという敗北だったといえよう。相手からすれば、汗をかいていないので、ラッキーのなにものでもない。谷相手の指導勝ちはタナボタのような勝利だ。だが、谷からすれば、あんなつまらない柔道に持ち込まれて(いや、持ち込んでしまい)、気持ちで向かっていけなかったのが彼女の大きな敗因かもしれない。サッカーの(試合中の)PKもそうだが、技ではなく、第三者の人間の判断で(ビッグマッチの)勝敗が決まるのは、なんとも…。
また、男子60キロ級では、過去に(金メダル獲った)チェ・ミンホに勝ってる平岡も実力を出し切れず、五輪大一番での経験の浅さを曝け出し、こちらも指導負けでもったいない印象。野村忠宏が出ていたとしても、金は無理だったかもしれないが、(経験による緒戦の入り方から)緒戦負けはなかったであろう。これは、選んだ人間のミスかもしれない。平岡(の内面)にかかるプレッシャー、重圧まで計算できなかったようだ。
お家芸の柔道でメダルが稼げないとなると厳しいが、サッカーといい、圧倒的な実力差で負けていないから、思い切りが足りなかったというところで負けているといえよう。慎重になりすぎて、リスクを取りにいけず、プレッシャーを上回ることすら出来ず、不完全燃焼になりそうな雲行きである。
おそらく、五輪全体における日本の獲得する金メダルは、バブルだったアテネ五輪に比べ、今回、多くても5、6個というところであろう。むしろ、この嫌な流れは、金メダルがたった一個だったトリノ五輪(冬季)からの流れを引き継いでいるのかもしれない。今後、メダルを取れる選手の共通項は、気合と平常心のバランス次第か。慎重にならず、気負わず、普通に実力を出し切れているかにかかってくるだろう。
posted by FOOTBALL NOTES |11:59 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年08月09日
【関連記事】
by 徒然フットボール
日本 対 ナイジェリアの展望は、こちらで書いてますが、こちらでは、サッカー北京五輪のリスクについて短く。
しかし、準決勝まで(移動付きの)中二日の試合を18名で戦うというのは、リスクが高い。どうして、問題にならないのか不思議でしょうがないが、今大会を見ても、すでにオランダなどにけが人が出てしまい、中二日では、回復するには時間がなさ過ぎる。また、今大会は8試合で、退場者が5人と、やたら多い。中国へのアシストのための退場なのかどうかは置いておいて、退場者が出てしまうと、ベンチは薄くなってしまう。おまけに大会中のGKは2名である。GKに怪我か退場が出てしまうと、チームにおけるプレッシャーは計り知れないはずで、フットボールの本質そのものを損ないかねない。
こうなると、強い弱いというより、いかに怪我せず、イエロー、レッドをもらわず、楽に勝ち進めるかが鍵の大会になってくる。つまるところ、最後まで五体満足で居られたチームが優勝ということに。そうなると、運か力量で圧倒するしかなくなる。ブラジル、アルゼンチンのように、圧倒的なタレント力で相手を凌駕して、負担を減らすか、イタリアのように、運次第で省エネで行くか。
しかし、ほとんどの国は、そうはいかない。ターンノーバーすらできない18名では、選手の酷使は増すばかりか、ベンチの采配も限られてしまい、リスクが取れなくなる。まだ、表面化していないだけで、ベンチに交代が2人しかいない、GKがいないような事態も、将来においてはあるかもしれない。試合も、地味な展開になりがちで、日程が進むほどクオリティは下がるであろう。日程はしかたないとしても、すくなくとも、人数を23名にして、あらゆる負担を減らすべきではないだろうか。
欧州で、クラブが選手派遣に反対するにも、なにも時期的な被り、大会への低評価だけではなく、そういった大会の本質(過密日程&18名)を見越しての反対なのかもしれない。クラブは、FIFAとIOCの召集規定差異についてのみならず、「そのような過密日程で18名で戦う大会に、大事な選手を派遣出来ない」というように、IOCのその運営体制をもっと指摘すべきであろう。
posted by FOOTBALL NOTES |12:04 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月08日
【関連記事】
by 徒然フットボール
日本五輪代表 0-1 アメリカ五輪代表の選評は、こちらで書いてますが、こちらでは、各国の出足について。
日本五輪代表は、最低でも引き分けなければならない試合を落とした。女子にお付き合いした格好だ。他国で見ると、ブラジル、アルゼンチンは、頭ひとつふたつ抜けているのが鮮明となった。引き分けが多い中、ブラジル、アルゼンチンともに緒戦を勝ち、大会を優位に進めていけるであろう。中国も、早々と裏工作をしてきたが、ニュージーランド相手に引き分けるという失態を演じた。裏工作の伏線ではないが、C組、D組に退場者が多い気もする。
■A組
オーストラリア 1 - 1 セルビア
コートジボワール 1 - 2 アルゼンチン
■B組
日本 0 - 1 アメリカ
オランダ 0 - 0 ナイジェリア
■C組
ブラジル 1 - 0 ベルギー
中国 1 - 1 ニュージーランド
■D組
ホンジュラス 0 - 3 イタリア
韓国 1 - 1 カメルーン
A組は、アルゼンチン以外は混戦になりそうだ。オーストラリアにもチャンスはあるであろう。
B組も、オランダ、ナイジェリアは談合のような0-0のスコアだが、両者がひきわけてしまったのは、日本にとって良いことではないだろう。彼らが名前だけなのかどうか未知数だが、日本が自分たちのやれることをきっちりやり、気力でもって臨めば、勝ち負けは出来るはずである。
C組は、ブラジルがまだ調整不足とはいえ、二人の退場者を出したベルギーに対し、結果的に好発進といえよう。ホスト国の中国は、退場者を出したニュージーランドに先制されるというお粗末な展開に。終了間際にマンUのドン・ファンジョウが決めて、からくも引き分けに。緒戦は裏工作失敗というところか。すでに中国の次の相手となるベルギーに(ブラジル戦で)二人の退場者が出ているあたり、新たな裏工作の仕込みと呼んでいいのか。やるとわかっていたが、こうも、あからさまにやってくるとは…。
D組は、イタリアが二本のPKをもらい、省エネで試合を終えられたが、カメルーン、韓国に、その流れを引き継げるかが鍵になるであろう。
第一ヒートにおいて、珍しくアフリカに勝ちはないようだが、アジア勢にも勝ちはなく、敗戦の日本以外は引き分けで、(時差調整なしの)ホーム、準ホームの利点を活かしていないどころか、逆に、気候にやられてしまっている印象も。今のところ、アジア勢では、日本だけ一人負けである。
posted by FOOTBALL NOTES |12:23 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月07日
【関連記事】
by 徒然フットボール
最新のFIFAランキングについてのコメントは、こちらで書いてますが、こちらでは、サッカー北京五輪について短く。
こちらでも、サッカー北京五輪大会は、波乱が続くのでは、と書いたが、一足先に女子の出足がそのような展開になっているようだ。アメリカがノルウェイに引き分けるならまだしも、敗戦。スウェーデンもホスト国に敗戦、肝心の日本は、ニュージーランドにまさかの引き分け。
特に、日本女子は、自分たちの力を発揮しきれずに不完全燃焼。技術の差が試合に出たというより、無風の高温の中、ロングボールや(高さなどの)フィジカルの差による雑なゲーム展開に終始し、体力や運動量で消耗しきった試合になった。ニュージーランドのような技術やゲーム構築意思はなくとも、ぶちかましやセオリー無視でも、ツボに嵌れば、運や展開でなんとかなってしまう。つまるところ、技術でなく体力勝負になれば、どちらが強いか弱いかが極端に現れにくい。
注目は、この流れが男子に伝染するかどうかがポイントである。はたして、波乱か順当か。とりあえず、流れは50:50というところであろうが、格下のいない日本男子としては、混戦になってくれた方が、いいのかもしれない。アメリカに勝って、裏の試合が引き分けではなく、双方いずれかが勝ち負けするような展開になれば…。
日本女子は、ニュージーランド相手に、勝ち点3を取れなかったのは、痛い。これをマイナス2と後ろ向きに考えるか、それとも、0-2から追いついたため、勝ち点0でなかったと前向きに考えるかで、今後の戦い方や気持ちも変わってくるであろう。状況は厳しくなったものの、変に守りに入る必要がなくなった以上、逆に、(沢を中心とした)彼女たちは追い込まれた方がいいのかもしれない。結果はどうあれ、おそらく、何か伝わるものを見せてくれるはずだ。
posted by FOOTBALL NOTES |12:23 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月06日
【関連記事】
by 徒然フットボール
サッカー五輪における勝敗のポイントは、こちらで書いてますが、こちらでは、派生的に、日本のいるグループの重石になるであろうオランダについて
日本の居るグループは、オランダの成績如何で、グループの流れは80%決まるであろう。オランダが名前通りの働きをすれば、オランダ、ナイジェリアで決まりだし、ふがいなく緒戦に敗れるようだと、逆に、グループリーグの勝ち星を計算されてしまうカモにすらなる可能性もある。
オランダについては、日本のマスメディアもグループ最強としているが、実際は、蓋を開けてみないとわからない。高温多湿の気候、中二日の日程、たった18名という枠を考えると、かならずしも、名前の強いチームが勝ちあがるとは限らない。まず、勘違いしてはならないのは、オランダが強いというのは、オランダという名前ではなく、オーバーエイジを含めた代表メンバーを早々に発表し、チームを固めてきたのが、今回のオランダの強みである。各国がクラブと対立したりして、召集に軋轢が生じてチーム作りさえままならない強豪国がある中、オランダは、自国サッカー協会の協力もあり、(怪我でユーロを逃したバベル以外は)スムーズにメンバーを決めた。仕上がりも、怪我人なく、今のところは順調である。
こちらでも書いてあるように、大会前の仕上がり具合と、上手に大会へ入っていけるかが鍵となるが、そういう意味で、大会前のオランダは仕上がり万全であるといえよう。おそらく、オランダとしては、2連勝して3戦目で当たる日本戦はターンノーバーして消化試合にしたいはず。準決勝までの5試合を中二日でやるのだから、かならず、どこかで一息いれたいはずである。
もし、大会で彼らが勝ち続けたら、それはオランダ(の名前)が強いというより、仕上がりがよかったと見るのが妥当であろう。そもそも、オーバーエイジでスナイデル、ロッベン、カイト、デゼーウが選ばれていないばかりか、23歳以下でもアフェライが選出されていないオランダは、決して最強ベストのメンバーではなく、(五輪用の)現時点でのベストメンバーである。
本来は、グループ本命であるはずのナイジェリアのチーム作りが、今のところ、あまりよくないのもオランダにとっては追い風である。緒戦に勝てば、メダルが見えるが、負けてしまうと、彼らの国民性と、高温多湿の気候、中二日の日程、たった18名という負担が重くのしかかってくる。(もちろん、これはナイジェリアにも言えるかもしれない)
いずれにしても、日本戦までにオランダが2連勝しているか2連敗しているか、彼らの成績如何でグループの様相は決まるであろう。オランダが中途半端だと、逆に(2連敗した場合の)日本に敗れることも…。
posted by FOOTBALL NOTES |12:10 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)
2008年08月05日
【関連記事】
by 徒然フットボール
Jリーグ国内移籍自由化は、こちらで書いてますが、こちらでは、小野伸二について短く。
ブンデスリーガ・ボーフムのMF小野伸二が、20日のウルグアイ戦で日本代表に復帰する可能性があるという。すでに日本サッカー協会は、彼の所属クラブに招集レターを送ったそうだが、日本代表復帰となると、2006年ワールドカップドイツ本大会以来2年ぶりとなる。
2006年ワールドカップドイツ本大会以後、浦和では故障からレギュラーを固定できず、再び、海外へ活躍の場を求めたが、いっこうに日本代表召集の声はかからなかった。本来なら、呼ばれても不思議はないが、おそらく、つねに怪我と戦う彼の状態は100%完全でないという判断だったのかもしれない。中には、「もう、終わった選手」と見る向きもあったのではないだろうか。
現日本代表監督の岡田氏が、1998年ワールドカップ・フランス大会に、まだ、18歳の小野を召集したが、今回、こうして、再び召集をかけるのも、どこか因果がありそうだ。
小野は、すでに、3大会連続でワールドカップに出場している。出場した時の年齢は、18歳、22歳、26歳。今回の2010年ワールドカップ・南アフリカ大会で30歳。あわよくば、次の2014年ワールドカップ・ブラジル大会で34歳。あくまで、可能性としてだが、小野には5大会連続出場の可能性は残されている。
すでに3大会連続でワールドカップに出場していた中田英寿は引退し、川口も5大会連続出場の可能性はあるが、(2002年は不出場で)比較的、寿命の長いGKである。もちろん、日本代表自体がワールドカップ出場権を手に入れることが前提だが、すくなからず、今回、代表に招集されるということで、(活躍するかどうか、使えるかどうかは別として)連続出場の芽は摘まれてはいないようだ。
posted by FOOTBALL NOTES |11:40 |
サッカー日本代表 |
トラックバック(0)