2008年07月13日
首位にいたのが不思議な浦和に必要なもの
【関連記事】 by 徒然フットボール 欧州におけるに日本人の知名度については、こちらで書いてますが、こちらでは今季の浦和に必要なものについて。 こちらでは、浦和はたいして強くないという記事を、(批判覚悟で)これまで書いてきたが、今尚、その考えに変更はない。 4月30日にこちらでも、浦和の連勝で勘違いしないように… と書いたのだが、あの浦和の容(かたち)のなさにもかかわらず、数字上で勝っているからという事実に、強さがあると勘違いしている人が、少なからずいたのには驚いた。長いシーズンを勝つには、容を持って勝つべくして勝つのが本来であり、明確に戦う容がないにもかかわらず、勝つ試合が続くことこそ、不可解なものはない。 普通ならば、あの選手層だから、(Jリーグの中では)勝って当たり前という考えになってしまいがちだが、あの過多寄った選手層が長いシーズンの中で、まとまって戦える試合など、リーグ戦34試合ある中で数試合しかないといっていい。NYヤンキース、すこし前のレアル・マドリードを見てればわかるように、タレント集団は、その力のエネルギーが大きい分、維持する方が難しい。 また、(容や内容なくても)ただ、勝てばいい、という風潮もどうかと思う。長いシーズンで勝てばいい試合が何試合もあっていいものではない。内容度外視で勝てばいいという試合は、なにかのカップ戦の決勝、降格が決まるような試合など、数試合に絞られてくる。長いシーズンを戦うには、やはり、名古屋のように自分たちの容にこだわり続けるしか手立てはない。その上で、修正能力、優勝経験がはじめて力を帯びてくる。(別に、これはスポーツに限らず、仕事や勉強にもいえる) 浦和は、このシーズン半ばに来て、いまだ今シーズンの戦う容を確立できないでいる。もちろん、容は見ている者に伝わるものであれば、なんでもいいのだが、今のところ、日替わりメニューである。本来、その容ありきで修正を加えていくのが王道であるが、容のないところで、どうこうしたところで、それは結果的に、自分たちを見失う危険性すら孕んでいる。先週の東京戦も、今後の光のようなものを前半の立ち上がりに見せたかと思えば、後半はシーズン前半と同じ姿に。あの試合を(結果的に)零封して守りきったのは大きかったが、あれを先の試合に繋げられないようでは。あの後半の健闘は、説得力を失うばかりか、不安をぶり返してしまうだけである。 長いシーズンにおいて、浦和に必要なのは、間違いなく、今シーズンは「これで戦いますという容」なのだが、今まで、容がない中、危機感を短期的なエネルギーに変えて、なんとかシーズン前半を乗り切った。もちろん、5月を首位で折り返した要因はこちらでも書いてるが、今は、下手に首位に押し出されてしまっている分、危機感がなく、負ける時はころっと負けてしまう。また、無理して危機感を維持するのも難しい。それでいて、首位陥落する危機感があるというわけでもない。少なくとも、今のリーグは、上位混戦であるのを見てもわかるように、首位=強いという構図ではない。 いずれにしても、浦和に今季の容が出来るとすれば、秋口になるだろう。夏場はだましだまし行くしかない。とりあえず、今の浦和には、容がない分、首位で居られた見えない貯金があるのだが、気づいている人は少ないのではないか。そもそも、容がない中、これまで首位にいられた方が奇跡に近いのである。
posted by FOOTBALL NOTES |11:54 |
J・」LEAGUE |
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