2008年05月07日
セルティックを鹿島、レンジャーズを浦和に置き換えて 2
【関連記事】 by 徒然フットボール Jリーグ第11節の短評はこちらで書いているが、現在のスコテッシュ・プレミアリーグを見て、去年のJリーグの終盤を思い出す人はいるであろうか。 以前、ここの4月22日の記事で、『セルティックを鹿島、レンジャーズを浦和に置き換えて』という記事を書いたが、去年のJリーグ終盤で起こった大逆転激が、どうやらスコテッシュ・プレミアリーグでも現実味が帯びてきた。スコテッシュ・プレミアリーグは4日に1試合が行われ、暫定2位のレンジャーズがハイバーニアンと0-0で引き分けてしまい、現在、暫定首位のセルティックに微かな3連覇の望みが浮上した。レンジャーズはセルティックより残り試合が3試合多いが、今回の引き分けで勝ち点差を1しか縮められず(7差)、かつ、14日にUEFA杯決勝、24日にスコットランド杯決勝があり、レンジャーズはここにきて、リーグ、UEFA杯、スコットランド杯の3つのタイトルを賭けて試合をこなさなければならないヘビーな過密日程を強いられている。 リーグ残り2試合だけに集中できるセルティックと比べると、レンジャーズの方が、あきらかに負荷が大きい。当然、レンジャーズが3つ獲る可能性はあるが、3つとも逃してしまう可能性もある。実際、レンジャーズはリーグ残りの試合でひとつでも星を落とし、セルティックが2戦全勝すると、セルティックの大逆転優勝になる可能性がある。去年の浦和と鹿島を思い出さずにはいられない。ちょうど、浦和がACLを獲った以降、それまでの過密日程、疲労、モチベーションのコントロールのズレにより、浦和は失速した。天皇杯はJ2愛媛に敗れて五回戦敗退、リーグでは、残り試合を一つも勝てず、逆に地力優勝のない無欲の鹿島が、目の前にある試合をひとつひとつ勝ち続け、見事、リーグ優勝を掻っ攫った。 今回、レンジャーズの状態は、昨年の浦和より、さらに厳しいかもしれない。残りは、全て負けられない試合であり、UEFA杯決勝、スコットランド杯決勝と天王山が二つもあり、集中力の持続と、モチベーションの強弱をつけるのは至難の業である。もちろん、UEFA杯決勝の結果に対する通過の仕方も難しい。勝てば、安堵、負ければ、落胆と、いずれの結果でも、モチベーションをコントロールするのは簡単ではない。もちろん、数字上では、自力のあるレンジャーズが有利に変わらないが、フットボールは何が起こるかわからない。 追うものと追われるもの。果たして、セルティック、レンジャーズ共にいかなる空気を読むのか、注目すべき2週間となりそうだ。
posted by FOOTBALL NOTES |12:24 |
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