2008年05月03日

五輪サッカーで、欧州勢が苦戦するであろう理由

 
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by 徒然フットボール

五輪のオーバーエイジ枠については、こちらで書いているが、こちらでは、五輪サッカーの欧州勢について、辛口に触れてます。

おそらく、今回の北京五輪のサッカーは、欧州勢には、極めて辛い大会になるであろう。地球の反対側にある酷暑の中国で、ベストコンディションを維持するのは難しい。纏わりつく湿気に汚い大気。移動も距離があり、日程もタイトだ。選手村に入れば、高級ホテルとは違い、簡易ベッド、ビッグクラブより劣るビュッヘ、そして、むさくるしい集団生活になる。緒戦はともかく、おそらく、日を追うごとにパフォーマンスは著しく落ちるであろう。彼らは生活面でプチ・カルチャーショックを受け、五輪に参加したことを後悔するかはさておき、それなりのアウェイを体験する。欧州からすれば、極東で行われるフットボールなど、罰ゲームのなにものでもない。特に、中国と対戦するベルギーは、中国のアウェイを心底、思い知るであろう。わたしは、最悪の場合、欧州の出場四カ国すべてが、グループリーグ敗退になると見ている。

もともと欧州では、アンダー代表(五輪サッカーなど)はレベルの低い大会と位置づけられており、クラブレベルで若手育成をしているため、(日本のように)代表のカテゴリーで若手育成をする必要はない。よって、代表ユースは、ある程度、クラブの若手育成の延長にあるのが一般的である。もし、欧州勢がアンダー世代代表の大会に本気で全力を注いでいるならば、ナスリ、ベンゼマのいるフランス、クリロナ、ナニ、ミゲウのいるポルトガルが五輪に出場しないわけがない。

今大会の勢力図は、そんな欧州を抜いた「アフリカ対南米」の構図になるのが有力だ。いかに疲弊した欧州をカモに出来るかが、各グループの国々にとってグループリーグ突破の鍵になるが、欧州と一緒にお付き合いして疲弊すれば、もちろん、彼らとて、パフォーマンスは著しく落ちるであろう。逆にそんな劣悪な環境で浮上してくるのが、アメリカ。彼らは国際舞台において、欧州開催の大会では冴えないが、日韓W杯、シドニー五輪など、欧州以外での開催で思いのほか強い。今回は、緒戦の日本に勝てば、波に乗るのではないだろうか(もちろん、日本に負ければ惨敗もありえる)。また、韓国もゴールデンエイジを揃え、メダルを狙える位置にはいる。準ホームも追い風だ。

最後に、今大会、最大のダークホースであり、目玉となる開催国・中国も、あらゆる手段を嵩じてベスト4に滑り込んでくるだろう。特に、中国は、北京五輪前には2010年ワールドカップ南アフリカ大会の敗退が決まっている分(推定)、面子を守るため、メダルは国家として必須になる。すでに、ドローでは、中国 ニュージーランド ブラジル ベルギーと、2勝を計算できる相手を抱きいれ、ブラジルとの対決で世界の目を集中させる裏工作?に出ている。おそらく、聖火のような茶番な様相も十分に考えられるのではないだろうか。
  


posted by FOOTBALL NOTES |12:37 | FOOTBALL・PAHNTOM | トラックバック(0)
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